ヤンデレの小説を書こう!SS保管庫 @ ウィキ内検索 / 「ゆかりの憂鬱な日々」で検索した結果

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  • ゆかりの憂鬱な日々
    ゆかりの憂鬱な日々第一話
  • ゆかりの憂鬱な日々第一話
    ...」 188 :ゆかりの憂鬱な日々 [sage] :2007/05/04(金) 01 14 15 ID JrL6+j8K 「あの…可憐先輩が怒って来るならまだ、わかるんですけど…」 「なんで関係無い明日香先輩が来るんですか?」 明日香先輩は眉間に皺を寄せ更に激昂する 「わたくしの『可愛い』可憐が恥をかかされたのよ!」 「可哀想な可憐…あんなに泣いて」 …あれ。初めて明日香先輩と話したけど。 この人変だ… 「わたくしは可憐に頼まれて貴方に文句を言いに来たのよ!」 …あれあれ。可憐先輩も考え方変だぞ…何か頭痛くなってきた。 「取りあえず今からわたくしの屋敷に来なさい!わたくしの前で可憐ともう一度話し合うのよ」 「…わかりました。友達に伝えてくるんで少し待って貰えますか?」 「えぇ、よろしくてよ。校門に車が停めてあるから早めに来なさい!」 肩を...
  • 長編SS
    ...h3YBA8aM氏 ゆかりの憂鬱な日々 向日葵になったら(完結) ◆KaE2HRhLms氏 すりこみ(完結) 実験的作品 試験作品 一週間(完結) 赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg氏 キ道戦士ヤンダム(完結) リッサ ◆v0Z8Q0837k氏 Versprechung 慎 ◆tXhMrjO4ms氏 言葉と・・・・ 異喰物語 ◆cgdFR4AMpg氏 羊と悪魔(完結) ヤンデレ家族と傍観者の兄(完結) ◆KaE2HRhLms氏 ヤンデレは誰だ 毒蛇 ◆i8W/K/qE6s氏 (仮称)まなみ ◆ph4kVdXQrE氏 『ヤンドジ』 きゃの十三 ◆DT08VUwMk2氏 溶けない雪 ◆g8PxigjYm6氏 大好きにはなれないね(仮題) 赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg氏 『ドラゴン一人乗り。』 □ボ ◆JypZpjo0ig氏 ×ヤンデレ ○ヤンドジ 料理上手な彼女(完結) リッサ ◆v0...
  • 谷口の憂鬱?
    588 :谷口の憂鬱?:2010/05/30(日) 17 49 57 ID zjKdOebE これはあくまでも噂話だ。本気にすんなよ。 とある県にとある市があり、その市内にとある高校にとある生徒がいたんだよ。 そいつはたにぐち、谷に口って書いて谷口って言うんだよ。名前はシークレットで。 そいつは某涼宮何ちゃらの出てくるキャラの谷口って奴がいるらしいんだが、どうやら名字だけでなく、髪型(オールバック!!)、背丈、顔と似ているらしい。 そいつ…谷口が入学して、三日後ぐらいに同じクラスのオタクどもが谷口が谷口にそっくりと騒ぎ始め、一週間経つと学校のオタクどもに知れ渡り、何故かオタク連中にいじられるようになった。 それでも、そのおかげか友達はたくさんできた。……半分はオタクだったが。 女子とも少しずつ分かち合っていき、ゴールデンウイーク前にはクラス全体が一つになった。 まあ、谷口の...
  • マリオネッテの憂鬱
    485 :リッサ 6I9RMany :2007/07/27(金) 03 25 17 ID E9zzpRL6 マリオネッテの憂鬱① 「おはようございます、お姉様…」僕は今日も最愛の妹である晃(あきら)の可愛らしい声で目を覚ました、寝室の端、窓のカーテン を押し開く彼女はこぼれるような冬の朝日を全身に浴びる…晃のその美しいウェービーな栗色の頭髪と、ピンク色のネグリジェは… 今日もまた血がべっとりとついていた…。  僕はベッドから起き上がってスリッパを履くと、精一杯の笑顔で彼女に尋ねた。  「今日は誰を食べたの?」「メイドの牧野さんですわ…あの方、未だ日は浅いですけど…お姉さまの…洗濯用の…下着の匂いを…」 ビリビリィィィィ!!!!晃は巻き取ったカーテンを爪で一気に引き裂くと、肩をわなわなと震わせた。僕はそれにいたたまれなくなって     …思わず彼女の肩をつかむと…その華奢な体を...
  • 『彼女にNOと言わせる方法』
    『彼女にNOと言わせる方法』 第一話 『彼女にNOと言わせる方法』 第二話 『彼女にNOと言わせる方法』 番外編『元旦、或いは新たな恋心』(前編) 『彼女にNOと言わせる方法』 番外編『元旦、或いは新たな恋心』(中編) 『彼女にNOと言わせる方法』 番外編『元旦の憂鬱、或いは新たな恋心』(後編 1/2) 『彼女にNOと言わせる方法』 番外編『元旦の憂鬱、或いは新たな恋心』(後編 2/2) 『彼女にNOと言わせる方法』 第三話 『彼女にNOと言わせる方法』 第四話 『彼女にNOと言わせる方法』 第五話 『彼女にNOと言わせる方法』 第六話 『彼女にNOと言わせる方法』 番外編『エロスとブリ大根と幼馴染みと』(前編) 『彼女にNOと言わせる方法』 第七話
  • 否命
    480 :しまっちゃうメイドさん ◆HrLD.UhKwA [sage] :2007/03/18(日) 02 01 47 ID Ld8wUyk/ 題名 否命  あるところに貧しい農夫がいました。彼の田圃はとても荒れていて、しまいには作物が すっかりとれなくなってしまいました。そこで仕方の無く、農夫は森にいき薪をとって市 場で売り、それで一日を食いなぐようになりました。  ある時、いつものように農夫は薪をとりに森の中に出かけました。すると、まだ一度も 会った事の無い老人が歩み寄ってきて、 「なんだって、そんな憂鬱そうな顔をしているんだい?」 と農夫に声を掛けました。 「おお老人よ!」  農夫は思わず嘆息しました。 「どうして楽しい気持になれましょうか?私は一日も休むことなく先祖代々つづく田圃を 耕してまいりました。それなのに田圃は荒れ果てていくばかりで、とうとう私は...
  • 第十五話『カナメ様の憂鬱』
    193 :ワイヤード 第十五話  ◆.DrVLAlxBI [sage] :2009/01/22(木) 19 11 55 ID xwvUtjSz 第十五話『カナメ様の憂鬱』 「あなた様の存在に心奪われたものです!!」 騒々しかった校庭が、一瞬で静まりかえる。 曰く、「キシドー……? 何いってんのあの人」「ってか、女の声じゃん。また千歳の被害者か、うらやましい」「いや、あれであいつは苦労してるよ」などなど。 仮面の変質者ことミス・キシドーはそんな群集など意にも介さず、槍をなれた手つきで振り回し、構えを取る。 その型に、千歳は見覚えがあった。 はっきりとは思い出せないが、蒼天院流と同じく古くから伝わる武術の一種だろう。 だとしたら、先ほど清水拳を貫通した理由も説明できる。闘気系の防御を、さらに貫通性と凝縮率のたかい闘気攻撃で打ち破ったのだ。 それができるほどの貫通性を槍で生...
  • 鬼葬譚 第一章 『緋の詩』 だいいちわ
    237 :51 [sage] :2007/02/17(土) 01 16 04 ID 3vW+j4KF ==================== 今は昔、東方の地に戦巫女ありけり。 戦場にありては敵を討ち、屠り尽くすがその身上。 その一薙ぎは百の首を刎ね、 その一突きは百の臓腑を穿つと伝え聞く。 赤。朱。紅。 私は、赤い色が好き。 彼が、好きだと言った色。 …私は古来より優秀な戦巫女を輩出する一門によって育てられた。 戦巫女。それは、人でありながら人で無き道具。 ある者は呪力によって、ある者は武技によって、ただの一人で戦況を覆す、兵器。 憐憫も慈悲もなく、ただ戦い、屠り、そしてその為だけに果てる人の容をした道具。 私に触れる者の手に温もりはなく、『道具』として私を造り上げる者達との日常。 そんな日々は、私を何物にも心を動かされぬ器物へと育て上げていった...
  • ワイヤード
    第一話『コントラクター・再会』 第二話『ナイトメア・侵食』 第三話『深紅・猛攻』 第四話『二人の景色・融和』 第五話『百歌・兆候』 第六話『ダイヤモンド・発光』 第七話『ファーストバトル・開催』 第八話『ロールアウト・鉄槌』 第九話『獣のアギト・解放』 第十話『ロストマイセルフ・喪失』 第十一話『ちょっとした休息と・推測』 第十二話『きみの散歩道・憫笑』 第十三話『ネクストステージ・始動』 キャラ紹介 幕間『少女の祈り』 第十四話『存在に心奪われる時』 第十五話『カナメ様の憂鬱』 第十六話『イロリ汚いなさすがイロリ汚い』 第十七話『遥か久遠の彼方に・前編』 第十八話『遥か久遠の彼方に・後編』 第十九話『イロリ日記』 第二十話『千歳の選択』 ナギ編
  • 一朝一夕第2話
    6 名前:一朝一夕第2話[] 投稿日:2013/09/24(火) 00 21 58 ID jTib45jM [2/5] 迂闊だった 洋さんを狙う雌猫がいることには薄々感付いていた しかしそれはあまりにも唐突で、理解するのに時間がかかってしまった 私の洋さんを… こうなったら私も行動を起こすしかないだろう 今までずっと影から彼を見続け、今ではどうしようもないほどに彼に惹かれながらも見守ることだけに終始してきた 彼を知り、彼という人間を無意識に意識するまでに彼という人間に一方的ながらも惹かれてきたこれまでの日々…今、その見るだけだった日々が私にこの最悪の状況をもたらしてしまった 一生の不覚だ もうぐずぐずなんてしてられない。一刻も早く、彼を私のものにしなければ……… 7 名前:一朝一夕第2話[] 投稿日:2013/09/24(火) 00 23 06 ID jTib45jM [3/5] 夜...
  • 題名の無い短編その七十三
    55 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2010/08/25(水) 23 33 19 ID h+YBmpMy [2/6] 必ず、結果には原因がある。 それはどんなことであっても。 じゃあ、彼女を狂わせた原因は---? ☆ 毎日毎日鉄板の上で焼かれるたいやきがあるように、毎日毎日学生は学校へ向かう。 周りの大人は将来の為とかいうけど、別に決まってないし。 こんな風に憂鬱な1日がいつものように始まる。 「おはよー」 眠そうにあいさつをしてくれたのはクラスメイトの 鈴川 蓮花(すずかわ れんか)だ。 一応挨拶は返しておこう。 「おはよう」 すると蓮花が急に目を見開いた。 「ね、ねぇ、才斗。まさか今『おはよう』とか言った?」 そんなに驚くことかなぁ。 あ、才斗ってのは俺の名前。及川 才斗(おいかわ さいと)だ。 「おはようって言ったけど。耳悪いのか?補聴器いかがっすかー」 「...
  • シンデレラアンバー
    118 :シンデレラアンバー [sage] :2008/11/20(木) 08 55 38 ID AhhRok0B  昔々、ある所に、それはそれは可愛らしいお姫様がいました。性格はとっても無邪気で誰に対してでもにこやかに笑う女の子。その笑顔は国中の皆を明るく照らしました。お姫様は国一番の人気者になりました。  ただ、お姫様は『大切なもの』を『宝箱』に入れるという難癖を持っていたのです。  見かねた王様はお姫様にこう言いました。 「姫よ、なぜ森のお友達を殺してしまうのだい?」 「私がいつ、お友達を殺したのですか?」  王様は従者を呼んで彼女の『大切なもの』を持ってこさせました。 「それじゃあ、なぜ友達を剥製にしてしまうのだい?」王様は『大切なもの』の中から一匹の子じかの剥製に指を向けました。 「私たちが永遠に仲良しになるための方法です。私も剥製になりたいのですが、お姫様として...
  • 最終話 幽霊の日々へ
    132 :幽霊の日々 ◆J7GMgIOEyA [sage] :2008/09/08(月) 21 00 30 ID zlaROVGP 最終話 幽霊の日々へ  今、物凄く背筋から悪寒が走ったような気がする。藤寺さんと優雅なお昼を過ごした後、商店街辺りでショッピングを楽しんでいた。 夕方頃になると遊び疲れたので藤寺さんと俺は駅前で別れることになった。 そして、藤寺さんは当たり前のように忘れた鋸(包装して隠してる)を持って、俺は自宅の帰路に着いている途中であった。  嫌な予感がする。  すでに陽が暮れて、周囲が薄暗くなっている。頭のおかしい人が現れる暖かな季節を迎えているせいか、 変質者が大量に出現している。男の変質者など鋸があるおかげで撃退することが容易に可能だが。 女の変質者ならそうはいかない。ヤンデレ症候群の影響のせいか、一般人の男性が凶器を持っていたとしても 簡単に女の...
  • 短編SS
    十月五日午前三時の君達へ ヤンデレラ 僕と彼女の恋事情 ◆msUmpMmFSs氏 九之郎のおねいさん ver.1 終わるその時に 題名の無い短編集 彼が望むなら死んでもいい 埋めネタ 完全世界 姉弟(おやこ)の絆 ◆Z.OmhTbrSo氏 ヴァレンタイン ◆5PfWpKIZI氏 ヴァレンタインB ◆5PfWpKIZI氏 姉弟 レッド・グリーン・ブラッド ◆Z.OmhTbrSo氏 同族元素:同病相憐れむ ◆6PgigpU576氏 姉弟:バレンタイン 甘い世界 ◆2.775XTAfE氏 ヤンデレエスパー 「お薬の時間」 いない『かぁる』に、いる『みいな』 ◆dkVeUrgrhA氏 倫敦に雨は降る ◆msUmpMmFSs氏 ~お菓子と、男と、女ふたり~ 否命 ◆HrLD.UhKwA氏 ~事故と、男と、妹と、女四人~ 帰り道 無形 ◆UHh3YBA8aM氏 彩 味香(仮) ヤンデレ喫茶は実在するの...
  • キモオタと彼女 6話
    722 :キモオタと彼女 6話:2012/07/24(火) 01 17 11 ID OV9LLRP [1/3] 激動の日曜日が終わり、憂鬱な月曜日でござる。 2つの意味で。 昨日の今日で朝比奈さんと顔を合わすのは、気まずいでござる。 ヌゥフォ 流石に会社内で昨日の事を朝比奈さんから切り出してくるとは思えないし、もしかしたら昨日の出来事は白昼夢という可能性もあるでござる。ヌホホ デイドリーム こういう時は、普段通りに振る舞うのが一番でござるな。 オゥフ 今日は何事もありませんように! どうやら、拙者の心配事は杞憂に終わったでござるな。 ヌホホ 朝比奈さんは、いつも通り凛としているし拙者に対する態度はいつも通りでござる。 やっぱり、リアルは「昨日は助けてくれてありがとう。 抱いて!」等とエロゲー展開はないでござるよな。 オゥフ これで、落ち着いて便所飯に行ける...
  • 幽霊の日々
    第1話『幽霊屋敷』 第2話『霊感商法』 第3話『偽りの予備校生』 第4話『動機』 最終話 幽霊の日々へ
  • ~魔法使い人妻サリーさん~
    316 :名無しさん@ピンキー [sage] :2009/12/14(月) 03 49 55 ID dXDqhqKh 日曜愛憎劇場 ~魔法使い人妻サリーさん~ 魔法使いサリーさん(新婚若奥様22歳)は魔法のコンパクトを使っていろいろとできたりするのだ! (用途・主に変身したり変身させたり撲殺したり刺し殺したり) 結婚した旦那さんと逃げるように引っ越してきた町には危険な敵がいっぱいです。 刺激に飢えた隣の若奥様、三軒隣の美人未亡人、男に飢えた女子大生、旦那の上司の娘、追っ手、警察などなど。 安息の日々を手に入れるため、今日もサリーさんは大忙しです。 「テクマクマヤコンテクマクマヤコン、醜い雌豚にな~れ!」 キラキラキラーン! 「テクマクマヤコンテクマクマヤコン、薄汚い泥棒猫にな~れ!」 キラキラキラーン! 「テクマクマヤコンテクマクマヤコン……フンッ、フンッ、オラ...
  • 題名の無い長編その四第一話
    889 :名無しさん@ピンキー [sage] :2009/01/10(土) 03 17 30 ID SGFAjOh/ 723にささぐ  朝、憂鬱な気分から僕の朝は始まる。 あぁ~起きてしまった、ずっとずっと冬休みだったら良かったのにと、温かい毛布の中、僕は体を丸くしていた。 行きたくない行きたくない行きたくない、 頭を駆け巡るのは学校への拒絶の言葉。 僅かな希望を胸に、携帯のディスプレイを開いてみた。 『6時55分、現在大雨、大雪注意報はありません。』 神は我を見捨てたか! 僕はため息をつきながら携帯を収め、そこで妙案を思い付く。 インフルエンザって嘘吐いちゃえばいいんじゃないか? そこで再び携帯を開き電話かけようとした、その時。 「チェーストー!」 毛布の上、丁度脇腹辺りに重たい一撃、この感触は!遅かったか!「おれ~!七条(ナナシ)起きれ~!」 ソプラノの声と...
  • 「日曜日の朝が来る」1~4
    768 名前:リッサ ◆6l0Hq6/z.w [sage] 投稿日:2011/05/05(木) 05 45 25.52 ID DOHI9W8F [2/7] 日曜日の朝が来る」 雨は神様の流した涙といったのは誰だったろうか、神の愛の形を示す天からの恵みといったのは誰だったろうか 季節柄しとしとと降り続く雨は、今日も朝から、愛の形のごとく、神の涙のごとく、遠慮なく、そして風流に降りそそぎ 大地を濡らし続けていた。 こんな日でも朝は来るのだ、そう、朝起きて活動を始めなくてはならない、たとえそれがどんな憂鬱な行為だとしても 「んんん…ふぁあ…くぅ…」 だらしなく口から漏れるあくび、まるで甲子園球児のような大きな隈取、ぼさぼさの髪と伸びきった服装、気だるい意識は 軽い頭痛に吐き気を覚えている。 朝だ、とりあえず起きよう、そして朝ごはんを食べよう。 薄暗い、雨の日特有の日差しを浴びて僕は起き上がっ...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part6-Page1
    ...ます 188 名前:ゆかりの憂鬱な日々[sage] 投稿日:2007/05/04(金) 01 14 15 ID JrL6+j8K 「あの…可憐先輩が怒って来るならまだ、わかるんですけど…」 「なんで関係無い明日香先輩が来るんですか?」 明日香先輩は眉間に皺を寄せ更に激昂する 「わたくしの『可愛い』可憐が恥をかかされたのよ!」 「可哀想な可憐…あんなに泣いて」 …あれ。初めて明日香先輩と話したけど。 この人変だ… 「わたくしは可憐に頼まれて貴方に文句を言いに来たのよ!」 …あれあれ。可憐先輩も考え方変だぞ…何か頭痛くなってきた。 「取りあえず今からわたくしの屋敷に来なさい!わたくしの前で可憐ともう一度話し合うのよ」 「…わかりました。友達に伝えてくるんで少し待って貰えますか?」 「えぇ、よろしくてよ。校門に車が停めてあるから早めに来なさい!」 肩を怒らせながら廊下に戻る先輩。最後に 「...
  • お隣の彩さん第2話『依存対象』
    539 :お隣の彩さん ◆J7GMgIOEyA [sage] :2008/12/13(土) 16 33 12 ID ARqPzft2 第2話『依存対象』  人は平等ではない。  親がいる子供、親を失った子供では  その後の子供の人生は大きく変わっていく。  例え、それが最初から両親の愛情を受けずに育った子供なら尚更だ。  人生に勝ち負けはないと思うが、私にとって人生とは惨めな自分を思い出せる過酷な日々だった。  私、桜井彩は孤児である。  両親は私が生まれてから、すぐに交通事故で亡くしたと聞く。 特に両親は駆け落ちするように付き合ったおかげでどの親戚も私を引き取ることを嫌がり、 赤子の私を孤児院に預けた。親がいない子供が行く先はまさに地獄であった。 物心を覚えた私は孤児院の職員に厳しく躾けられ、ただの世話というよりは機械的な作業であったと思う。 それは他の孤児...
  • 高嶺の花と放課後『リンドウ』
    836: 高嶺の花と放課後『リンドウ』 :2021/03/05(金) 10 52 37 ID rgNZ.V2g 世の中には知らない方がいいことってのがある。 けど人間って愚かな生き物は、探求心にあらがえない。 一度知ってしまえばもう、"知らない"には戻れない。 自分が正しいと思っていたことは全て間違っていたと気付いてしまうこともある。 けれど知らなければそれは正しいのままでいられる。 これから綴られる物語も知らなければ良かったと、そう為る物語。 親切なあたしは一度だけ警告するよ。 これ以上は読まないほうがいい。 警告したからにはもう読書を中断させる義務なんてない。 知ってしまったことに対する責任なんてない。 嗚呼、きっとお前は後悔するんだろうな。 それでもいい。 だっ...
  • ヤンデル生活 第1話 あの日あの時
    260 名前:ヤンデル生活 第1話 あの日あの時[] 投稿日:2011/07/16(土) 17 24 06 ID bl9R0jCI [1/4] 初投稿です。至らないところも多々あると思いますが、お手柔らかにお願いします。 俺と妹は子供のころから仲が良かった。いや、普通の人より仲が良かったんだろうと思う。 妹はずっと俺にくっついてきた。仲が良すぎて恋人に間違われたこともあった。けど、俺が中学に入ったばっかりの日。 妹とは別々に登校することになった時、妹は尋常じゃないほどに泣いた。 今まで、何もわがままを言わなかった妹が急に、離れたくないといって俺の袖をつかんで離さない。 学校が別々になるだけだ、別に一生別々になるわけじゃない。そういったけど・・・ 「それだけじゃ足りない。」 そして、俺は妹の言葉に耳を疑った。 「お兄ちゃんのことが好きなの。兄弟としてじゃなく、一人の人とし...
  • 幽霊と初恋と玉砕と
    836 :幽霊と初恋と玉砕と [sage] :2009/11/16(月) 20 49 26 ID 9QBNjCqS 「ゴメンナサイ、アナタノコトガスキデハナイノ」 告白したら棒読みでこんな台詞を言われたこと、あるかい? 俺はある、たった今言われた クラスのマドンナ、白石ひめかちゃんに告白したらそう返されたのだいつもコロコロ笑う彼女がその瞬間無表情になりそんな台詞を吐いたので、俺の心は凄まじいダメージを受けていた 初恋だったのに…初めて告白したのに… 「うおおおお!恋のバカヤローー!」 俺は生理食塩水を垂れ流し、退散するしかできなかった 明日学校どうしよう… 837 :名無しさん@ピンキー [sage] :2009/11/16(月) 20 51 44 ID 9QBNjCqS 「…で、いまにいたると…馬鹿か、キ...
  • ある王宮メイドについて
    619 名前:雌豚のにおい@774人目[sage] 投稿日:2011/12/02(金) 18 03 13 ID Yel.oyo.  ここでお目汚しにヤンデレ妄想小ネタを1つ。  ある王族の少年と愛し合ったメイドの娘。  ある日、少年に政略結婚の話が舞い込む。  少女を愛しながらも、王族の責務を優先して結婚を決意した少年は少女に別れ話を切り出す。一度は渋々納得したものの、少年への想いを忘れられない少女。  結婚相手は少年への愛情など一切無く、王宮に着てからは贅沢三昧。  日に日に結婚相手への嫉妬心と不快感を強めていく少女。  かろうじて抑え込んでいたその感情は、ある夜少年と結婚相手の形ばかりのキスを見た瞬間に噴出する…。 なんて話を誰か書いてくんねぇかなぁ。(マテ) 636 名前:雌豚のにおい@774人目[sage] 投稿日:2011/12/07(水) 01 57 1...
  • 『彼女にNOと言わせる方法』 番外編『元旦の憂鬱、或いは新たな恋心』(後編 2/2)
    468 名前:彼女にNOを言わせる方法[] 投稿日:2018/03/13(火) 18 44 44 ID IkdBVfNI [2/9]  昼食を済ませてからは、ふたりでヘビセンを巡った。  特に、行き先があったわけじゃない。目に入った店に入って、物色して、気になるものがあったら、それを話の種に談笑をする。なんてことはない。普通のウインドウショッピングだ。ま、談笑といっても僕が一方的に話すだけで、サユリは返事ひとつしなかったけれど。それは傍目から見れば、遊んでいるとは言い難い光景だっただろう。  けれど、これがなかなか愉快なのだ。  確かに、サユリは一言だって言葉を発しないし、表情も変わらない。けれど、全くの無反応というわけではなかった。  たとえば、ペットショップへ行った時のことだ。ヘビセンのペットショップはフロア丸々ひとつを使った大きなもので、扱っている動物の種類もかなりの数にのぼり、ちょ...
  • 自己中女
    512 :自己中女:2011/08/10(水) 02 11 30 ID Z6m111H6 「私は君のことが好きだ。それはもう発狂しそうなくらい好きだ。」 「いや、もう愛していると言っても過言ではないだろう。」 「君と一生一緒にいたい。離れたくない。」 「まぁだからこうして君をここに閉じ込めたわけだが・・・」 「君はここから出たいんだろう。そんなのは誰にでもわかる。私が君の立場でも出たいと思うだろう。それが普通の考えだ。」 「君が辛いのはわかっているさ。」 「でもすまないな、私は君のことを愛しているが、君の幸せを願っているわけではないんだよ。」 「この世で最も愛しているのは君だが、この世で最も大切なのは私自身なのだよ。」 「君と一緒にいると私はうれしくなる。幸せになる。」 「だから私の幸せのために君をここに閉じ込めた。」 「決して君のためではないんだよ」 「・・・・・ふむ。確かに。君の言うと...
  • ラ・フェ・アンサングランテ 第八話
    60 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第八話】   ◆AJg91T1vXs :2010/12/06(月) 07 58 43 ID uJ5+ffLu  朝方から降り続いていた冷たい雨は、今はすっかり止んでいた。  空を覆っていた灰色の雲は姿を消し、その名残である残骸のようなちぎれ雲の間から、黄色い月が顔を覗かせている。  乙夜の刻、宵闇の蚊帳が降りた街の宿場で、リディは独り窓に映る自分の影を眺めていた。  消灯の時間は既に過ぎており、今は階下の宿泊客も眠りについている。  そして、それは隣室にいるジャンも同様だ。  窓に向かってほっと溜息をつくと、息のかかった窓ガラスが一瞬だけ白く曇った。  腕の中に一枚の毛布を抱きしめて、リディは夕食時のジャンの様子を思い出した。  今朝、自分はジャンの前で、迂闊にも亡くなった母親の話などをしてしまった。 ...
  • 彼は愛さない
    599 名前:彼は愛さない[sage] 投稿日:2012/06/12(火) 02 29 11 ID TGhkF6aY [1/4] 私の幼馴染みは変わった奴だ。 変わったといっても最初からではない。 小さなキッカケで彼の性格は今とくらべて大きく変わった。 ―学生時代は私達の仲は長年の付き合いがあり、彼の面倒を見ていた。 今も彼の自堕落差は変わって・・・いや、今の方が酷いな・・・。 ある日、彼が放課後に呼ばされて心配で見にいったら・・・なんというか・・・ほら?罰ゲームってあるだろ?告白と見せかけて、実は告白する側の陣営がゲームをして負けた奴がその罰ゲームをするという悪趣味極まりない遊びだ。 オマケに告白する側はなんもデメリットもないゲームだ。 私の幼馴染みはその犠牲者+笑い者にされたってわけだ・・・。 まぁ・・・それが彼女らの最後の平穏な日々になったわけだが・・・。 呆然と立っている彼が心配で...
  • 『彼女にNOと言わせる方法』 番外編『元旦の憂鬱、或いは新たな恋心』(後編 1/2)
    390 名前:『彼女にNOと言わせる方法』[sage] 投稿日:2018/01/31(水) 21 59 23 ID 9dqWhcr. [2/17]  注目を集めている。決して僕の気のせいではない。すれ違う人たちが皆、僕のことを必ず一瞥するのだ。  しかも、僕がいるのは元旦のヘビセン。なので、注目の集め方も生半可なものではない。たとえ目を閉じたとしても、向けられる視線の数々には気づくだろう。それくらいには目立っていた。  思わず、ほくそ笑む。  来たか。いやぁ、来てしまったか。ついに来てしまったのか、僕の時代! 世間の人々もようやく僕の魅力に気づいたらしい。この衆目の集め方が何よりの証明だ。  思い返せば、今までは散々な扱いを受けてきた……。  クラスメイトたちには「まあ、並みだわな。それもギリの並みだわな」と誤った評価を下され、母さんには「容姿云々以前の問題ね。何より性根の悪さが顔に出てい...
  • 鬼葬譚 第二章 『篭女の社』さいしょのおはなし
    165 :51 [sage] :2007/03/04(日) 01 23 36 ID XnlPB2so 鬼葬譚 第二章 『篭女の社』 さいしょのおはなし ====================================== 長きにわたる戦国の世も終わり、太平の時代になって早数十年。 その、長きに渡る平和な時代は、人々に平穏をもたらすと同時に、 その心根の根底に、怠惰と拭えぬ悪意を植えつけていく事になる。 青い空、流れる雲、さらさらと心地よい初夏のそよ風。 「平和ねぇ…」 あたしは境内の掃除の手を止め、はふ、と小さくため息をつく。 そして、境内から伸びる階段の下に広がる城下町を見下ろしながら大きくのびをした。 今日も良い天気だ。 あたしは昼下がりの心地よさに小さく微笑むと、境内の掃除を再開する。 それは、当たり前の一日の日のこと。 あたしの名前は...
  • 題名の無い短編その二十二
    511 :名無しさん@ピンキー [sage] :2008/03/25(火) 09 35 17 ID /TBxY3iy ドラゴンが王女を浚って幽閉するシチュを逆に(別に王子じゃなくても可)してみれば、 監禁モノの人外ヤンデレのできあがりかと・ω・` 512 :名無しさん@ピンキー [sage] :2008/03/25(火) 09 52 46 ID G+SCwoq0 511 憧れの人間様と結ばれたいと、 いつも心に思ってたドラゴンの少女が、 ちょっとしたきっかけで、とある小国の王子に恋をして、 日に日に想いを募らせていき、とうとう爆発。 王子を自分の根城に拉致監禁してしまう。 脱出を試みようとする王子だが、いつも失敗に終り、 その度にドラゴン娘は涙混じりに自分の王子への愛の深さを語る。 そんな日々に次第に王子の心もやられていく・・・。 ・・・・・・うん、俺...
  • 題名の無い短編その十
    400 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/11/23(金) 21 02 01 ID ErgPvPGu    …う…………  目が覚める。当たり前だが自分の部屋だ……  ………………いや違う。ここはどこだ。  跳ね起きる………言葉ほど俊敏な動作にはならなかったけれど体を起こすと 下腹部に鈍い感覚となにかがどろっと流れ落ちる感覚がした。 見たくないと思いながら目を向けると見慣れた血の色と、見慣れない白。    あ………うそ…………  呟いたつもりだったがその声は空気を震わせてはいなかった。  ここはどこで私はどうしたんだ。上手く思い出せない。脳の中までどろっとしてしまって 混乱すら出来なかった。冷静に考えよう、といったレベルではない。思考事態が成り立たない。  窓から薄明かりの刺してきているところを見ると...
  • 今帰さんと踊るぼっち人間 第六話 今帰さんと下校
    773 名前:今帰さんと下校 ◆wzYAo8XQT.[sage] 投稿日:2015/02/08(日) 22 59 30 ID IwYaSxW2 [2/6] 「阿賀、お前最近成績いいな」  英語教師が小テストを返却しながら、そんな言葉をかけてきた。  確かに、ここ数回の小テストで補修になることは一度も無かった。  これもみんな今帰さんのお陰だ。  無論、勉強会が功を奏したのではない。  勉強会を回避するために僕が予習をちゃんとやるようになったからだ。  すごいよ今帰さん。僕みたいな怠け者を一発で勤勉な優等生に変えてしまうなんて。  この今帰式メソッドを全国の学校に導入すべきだ。そうすれば日本は世界に名だたる頭脳立国となれるだろう。 『おめでとー。今回も合格だね』  早速、そんなメールが飛んでくる。 『ありがとう。今帰さんのお陰だよ』  心にも無い返答をする。 『じゃあ今日勉強会する?』  い...
  • 終わらないお茶会 第五話
    47 :名無しさん@ピンキー [sage] :2006/06/01(木) 02 02 09 ID zXEahP8G  狂気倶楽部の数少ない原則の一つに、外での関わりを持たないというものがある。  外で話すな仲良くなるな、ということではない。  他の人間に、狂気倶楽部という存在を知られるな、ということである。  一対一でこっそりと密談するのならばいい。けれども、横の繋がりを、外に知られてはならない。  そういった、排他的な面が狂気倶楽部にはあった。  それは、狂気倶楽部の面子が――事件を起こしやすいという一面を持つからだ。  自殺なり他殺なり。  何かの事件を起こしやすく、起こしたときに、個人ではなく狂気倶楽部を責められないように。  あくまでも喫茶店グリムとその地下図書室を除いては、彼ら、彼女らは他人同士だった。  本名も住所も分からない、二つ名と異...
  • 第3話『偽りの予備校生』
    467 :幽霊の日々 ◆J7GMgIOEyA [sage] :2008/08/04(月) 23 04 02 ID 7rT0vu1R 第3話『偽りの予備校生』  同じ予備校生の藤寺さんは男の子の部屋に興味があるのか、いろいろと意味ありげな視線で観察していた。 秘蔵のヤンデレコレクションはすでにドリルで穴を開けた場所に隠した。 更にバレないように3重の仕掛けを施しているのでそう簡単に見破れない。 千里眼とか特殊技能さえ身に付けていなければ、ほとんど大丈夫のはず。  ともあれ、人生で初めて女の子を自分の家に来てくれたことで俺は舞い上がっていた。 普段は飲まないお茶を即席で用意したり、新品のコップに取り出したりと色んなことに気を遣った。 背後で幽霊が『いつもの光一さんじゃない!!』とウサギさんのぬいぐるみに八つ当たりしていたが、 そんな些細な事はこの際はどうでもいい。 幽...
  • 闇に潜む紅眼第一話
    458 :闇に潜む紅眼:2010/08/17(火) 18 05 25 ID InsTYXKE いつも通学路に使っている静かな住宅街。その中で一際大きい屋敷がある。 そこは大企業の社長さんの自宅らしいが、何故か全ての窓は黒いカーテンで覆われており滅多に人が出て来ない。 夜になると一つの窓だけカーテンが少し開いている。 そこには紅い何かが外を覗き込んでいるというー 屋敷の近くに住む住人たちは屋敷に何か猛獣でも飼っているのではないか? また小・中学生間では何か異形の怪物でも住んでいるだとか あの屋敷は実は魔王の根城で魔王が世界を征服しようと企んでいて、人があまり いない時間帯にニヤニヤしながら外を眺め、どう征服してやろうかと毎日優越に 浸りながら考えてるのではないかという幼稚な噂もたっている。 それほど住人たちから不気味がられている屋敷だが、結局あの屋敷に何がいるのか 知る者は誰もいない...
  • 初めから 第七話
    417 :初めから ◆efIDHOaDhc:2011/11/09(水) 17 57 54 ID yJjgeAWs 結局彼女は無口なままだった。初じめの挨拶は、それはもう元気な声で 喋るものだから最初に受けた印象とは違い、明るい子なのだろうと 思ったのだが。彼女は教室の隅、窓際の席に座る。 最初俺と目があった時、驚いたような顔でさらに目を見開いていた。 先週の金髪といい、俺の顔がそんなに珍しいのか? しまいにゃ泣くぞ? 「なんだ?あの子気になるのか?」 ん?ん?といちいちウザイ語調で話しかけてくる歳久。こいつは翔太程とは いかないまでも、この性格がなければ恐らくモテる。顔の作りからして 既にイケメン臭が漂っているのだ。 こんどさりげなく注意してやろう。 「そりゃ、こっち見てあんな元気に挨拶されたらな」 実際彼女の豹変ぶりにはクラス全体が驚いている。だがそのお蔭で 彼女のクラスで...
  • 赤と緑と黒の話 第一話
    698 :赤と緑と黒の話 第一話 ◆BaopYMYofQ :2010/04/03(土) 23 18 18 ID TxU08vCn 「赤ちゃんができたの」 午後6時、誰もいない教室。教卓越しに俺の目の前に立っている、小柄な女子生徒はそう言った。 静寂。正午から降り始め、今はもう土砂降りとなった雨の水音と、俺自身の息を飲む音だけが聞こえる。 「………冗談、だよな?」 俺は静寂を裂き、喉の奥から搾り出すように小さく喋る。 だが背中には冷たい、嫌な汗の感触。心拍数がしだいに上がっていくのがよくわかる。 「本当よ。今、三ヶ月だって」 彼女-朝霧 湊はしかし俺の目を、光を宿していないような瞳でじっと見つめてそう答える。 愛おしそうに自らの腹部をさすり、頬を赤らめながら湊は微笑んだ。 「私、産むよ。先生との子供」 「な、なにを…」 「名前、何がいいかなぁ? 先生も一緒...
  • 狂宴高校の怪 第12話(試練編)
    939 名前:狂宴高校の怪 第12話(試練編)[sage] 投稿日:2011/07/02(土) 21 39 48 ID Zo99DcJs [2/6] ――――――――――  学園祭三日目も何事もなく終わり、去年よりも長く感じた学園祭が終わりを迎えました。  あれから三日後の朝、学園祭の片付けの日でしたかね。これは珍しい、チバタ君が僕達の教室の前にいるなんて。 「あれ?どうしたのです?」 「いや・・・見てればわかりますよ。」  ひきつった笑顔を浮かべるチバタ君の目線の先には・・・。 ――――――――――  朝、私は教室でナオさんと話をした。色々と確かめたかったこともあるし・・・。 「ナオさん、話があるんだけど。」 「はい、何ですか?クドさん。」  一番確かめたかったことを単刀直入に言う。 「ナオさん、あなたはコイル君が好きなんですか?」 「え!?そんな急に!」  ・・・流石に突然すぎた...
  • リッサ ◆v0Z8Q0837k氏
    ヴァギナ・デンタータ マリオネッテの憂鬱 キ道戦士ヤンダム 化け物屋敷と僕 私の彼は変身ヒーロー 題名の無い短編その八 「夏の終わりに見上げた空は」 料理上手な彼女 「月輪に舞う」 「ヤンデレ観測者」 「爆走!!逆転シューターダイノボーグ!!」 炸裂超人アルティメットマン 君の涙が乾くまで~ 「日曜日の朝が来る」 イラスト «    » var ppvArray_0_5c4b0b8aa9c6fc499426d6527cd67b1d = new Array(); ppvArray_0_5c4b0b8aa9c6fc499426d6527cd67b1d[0] = http //w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/?cmd=upload&act=open&page=%E3%83%AA%E3%83%83%...
  • 或る木こりの話 一話
    282 :或る木こりの話 一話 [sage] :2008/06/17(火) 01 39 45 ID 6u6c9BFk ―――昔々のことじゃった。 ある山ん中に一人の木こりがおった。自分で小屋を建てて、独りぼっちで暮らしとった。 山には、木こり以外、二本足で立つもんはだぁれもおらんかった。木こりはそれでも気にせんかった。 なぜならそいつは、特別、人間という生き物を怖がっていたんじゃ。 木こりの身の丈は小さな杉の木ほどもあったし、座り込めば、でっかい岩みたいにしか見えんかったからの。 普通の人間が見たら、まず「バケモンだ!!」なぁんて騒ぎだすにちがいなかったんじゃ。 実際には、それ以上のことを木こりはされたんじゃな。石を投げられたり、鍬で襲われたり。 そんなもんだから、木こりは人間ってやつに愛想を尽かして、山ん中に引きこもっておったんじゃ。 寂しかったんじゃ...
  • ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十一話
    291 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/07/27(日) 21 41 46 ID ATsC7agL ***  私にとっての直接的な驚異となる人間は、一人だけしかいない。  それは、お父さんでもお母さんでも、お兄ちゃんの女友達でもない。  姉。  私よりふたつ年上、お兄ちゃんよりひとつ年上の、長女。  表面ばかりを取り繕った、許し難い悪女だ。  まず、お兄ちゃんより先に生まれているというところから許せない。  だって、お兄ちゃんが生まれたばかりの赤ん坊の頃からあの姉は、お兄ちゃんの傍にいたのだ。  長女だからという理由で、両親公認でお兄ちゃんの面倒を見ることができた。  姉が小さい頃からお兄ちゃんを狙っていたかどうかなんてどうでもいい。  今の姉がお兄ちゃんの心を奪おうとしている。  敵視する理由はそれだけで十分だ。 ...
  • ラ・フェ・アンサングランテ 第五話
    380 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第五話】   ◆AJg91T1vXs :2010/11/22(月) 08 19 30 ID p0IB1Qrq  窓から射し込む朝日に顔をしかめながら、ジャンはゆっくりと目を覚ました。  昨日は寝坊をしてしまった上に酒も残っていたが、今日は割と目覚めもよかった。  身体を起こし、頭を二、三回ほど振って意識をはっきりとさせる。  枕元に置いてある眼鏡をかけると、今までぼやけていた視界が急にくっきりと開けた。 「今日は、薬の材料を探しに行かなきゃいけないんだよなぁ。  その辺のバザーに来てる行商人が、運よく持っていればいいんだけど……」  昨日、テオドール伯に渡した分で、ジャンの持っていた薬は最後である。  他の薬なら余りもあるが、東洋医学に関する薬はあれで終わりだった。  東洋の薬は、どちらかと言...
  • 似せ者第一話 ~始まり~
    749 :似せ者  ◆Tfj.6osZJM [sage] :2009/01/03(土) 05 00 55 ID clWZ+s3E 第一話 ~始まり~  偽者は本物を越す事は出来ない。  偽者が本物を越す時、それは偽者と本物が入れ替わる時。  似せ者は本物になる事は出来ない。  似せ者は本物を越そうが越さまいが似ているだけのオリジナル。 入学式から丁度一ヶ月が経った。 俺は苦労の末に仁衣高校に入学した。 県内トップクラスの学力を保持、様々なスポーツで好成績を収めるという文武両道の校風、そしてさらに日本トップレベルの仁衣大学へエスカレーター方式で行かれるとなれば、当然、皆行きたがるというものだ。 女子の場合はさらに制服が可愛いことも人気に拍車をかけているらしい。 倍率は10倍以上。去年は二年前に仁衣高校に入学した姉さんとの猛特訓の日々だった。 「はい、次はこの問...
  • ヤンデレ臣下とヤ○チャ王act.1
    201 :ヤンデレ臣下とヤ○チャ王 [sage] :2007/12/17(月) 21 49 12 ID /z4YnT6a 「陛下、ご聖断を」 侍従長の東雲がさっきから僕を催促する。 会議に出席している連中の中で、紅一点しかも唯一20代の彼女だが 出席中のメンバーの中で一番、僕に対する視線がキツイ。 その怜悧な美貌もあいまってなおさらキツク感じる。 対する僕はそれに視線を合わせれない。 いい加減にしてくれと思う。 好き好んで皇家に生まれたわけでもないのに皆が僕に責任を押し付ける。 本当にうんざりだ。いい加減全てを放り出してコメリカにでも亡命しようか。 流石に戦争相手の国に亡命したら東雲も追いかけてはこれないだろう。 王紀3075年 70年前に始まった戦争は今では所々で戦闘を思い出したかのように始め そしてまたいつの間にか終わるこ...
  • 今帰さんと踊るぼっち人間 第三話 今帰さんと生徒会
    739 名前: ◆wzYAo8XQT.[sage] 投稿日:2015/01/12(月) 00 00 40 ID nLADQarA [1/6] 「おはよう」  教室に入るなり、今帰さんから挨拶された。 「お、おゃぉぅ……」  しまった、今帰さんとのコミュニケーションは今後曖昧に誤魔化すことに決めたのに、条件反射で返事してしまった。  条件反射にも関わらず噛んでしまうのは、近年、人から挨拶をされるという経験が圧倒的に欠如しているからだ  反射すらまともにできないのか僕は。病気か。  反射といえば、脚気の原因がビタミン欠乏だと突き止めた人はノーベル賞をもらったらしいが、誰かコミュ障の原因も突き止めてはくれないだろうか。ノーベル阿賀賞をあげるから。  横目でちらと彼女を見たところ、彼女もしまったという顔をしていた。  彼女はみなに挨拶していただけなんだろう。  ついその流れで、みなに含まれない僕に...
  • ウェハース第十話
    463 :ウェハース第十話 ◆Nwuh.X9sWk :2010/09/26(日) 19 01 55 ID TClGu358 携帯のデジタル表記で九月一日の午前三時。 大学生未満の学生なら確実に憂鬱な気分になるであろう今日、僕はこの前から続く憂鬱を作る原因に頭を悩ませていた。 暗い、光といえば月光ぐらいの自室のベッドの上で夏休みの内にあった事を思い出す。 あれから暇があれば僕か彼女の家にいた。 それは彼女があれからずっと僕と一緒にいたという意味で。 彼女は家に帰り、眠り、朝食を済ませるとすぐに僕の家に電話を掛けてきた。 携帯では確実性に欠けると判断したんだろう。 あれからたまにセックスはするけど、どれも僕は気が進まなかった。 四日前なんかは外でやった。 映画を見に行った際に、小町が急にトイレに行きたいと言い出した。 やたらと...
  • 第4話『動機』
    813 :幽霊の日々 ◆J7GMgIOEyA [sage] :2008/08/21(木) 22 33 25 ID frfOcExm 第4話『動機』  ■幽霊視点  私が死んでから、何年の月日が流れたでしょうか?   幽霊になると本当に自分の流れる時間の間隔が曖昧です。  普段は誰もいないアパートの一室にて独りで過ごす日々が続いたせいか、孤独がたまらなく恐くなっていました。 この幽霊物件と呼ばれた部屋を借りようとする人間は私の存在を知ると数日以内に居なくなる。 最近では噂が蔓延なく行き届いているのか、借りようとする人間はいなくなっていたはずでした。 すぐに独りぼっちになるけど、一番堪えたのは私の存在を拒絶して痛々しい一言を私にぶつける。  私だって生前は恋する女の子なんですよ。  化け物とか、幽霊とか、人殺しとか言われて喜ぶ人間なんてこの世にいるはずがない。 その言...
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