ヤンデレの小説を書こう!SS保管庫 @ ウィキ内検索 / 「カオリ・D・D・サウスフォレスト」で検索した結果

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    ...プソディア』 カオリ・D・D・サウスフォレスト 奉梨・フジノ 鬼葬譚 第一章 『緋の詩』 戦巫女 氷雨デイズ 氷雨 彩 味香(仮) 彩味香 狂人は愛を嘯く. 果敢那 あなたと握手を 大河内桜 ヴァギナ・デンタータ 月乃鞠 時坂歩 月輪に舞う 弧太郎 気に病む透歌さん 倉井透歌 デレ&ヤン 梢 ワイヤード 野々村ナギ 鷹野百歌 西又囲炉裏 井上深紅 蒼天院理科子 御神枢 アリエス 『魅惑のヤンデロイド』 YDR-001A.コロナ 恋 二人なら 希望 涼子(涼ちゃん) ヤンデレ家族と傍観者の兄 兄&弟&妹 藍川京子 兄&葉月 兄 忍と幸人 佐原忍 その他 オリジナル
  • 『首吊りラプソディア』Take0
    ...見る。  容疑者『カオリ・D・D・サウスフォレスト』、罪人ランクF、現在16歳。  そして、俺の幼馴染み。
  • ヤンデレホテルへようこそ 前編
    387 名前:ヤンデレホテルへようこそ 前編 ◆9znZNYtb1U [sage] 投稿日:2010/10/15(金) 01 48 30 ID l1qmokTu  イギリスのとある街。  雷鳴轟く深夜。  ぬかるんだ石畳に足を取られそうになりながら、オリヴァー・フォレストは無人の街を余裕の1つ無く走っていた。  なかなかにハンサムな男である。  雨でぐしょぐしょになった部屋着は、明らかなブランドもの。  ギリギリの逃走劇を成立させている、適度に鍛えられた均整の取れた(ややマッチョ寄り)体つきは、モテるために大学でテニスをしていたから。  髪はやや地味な色合いの赤毛だが、見事なグリーンの瞳は学生時代『エメラルドの都のオリヴァー』と言われたほどだ。  ただし、そのあだ名の由来は羨望一割やっかみ一割失笑四割嘲笑四割。  彼のことを少しでも知る人間ならば、口をそろえて顔「だけ」は...
  • 『首吊りラプソディア』Take7
    60 :『首吊りラプソディア』Take7 [sage] :2007/05/31(木) 15 00 45 ID 9HyouwZw 「虎吉殿、さっきから唸ってどうしたでござるか?」 「ん?」  フジノが作ってくれた弁当を食いながら、俺は必死に考えていた。どこかで見たことが あるとか、既視感とかいう類のものではない。過去に、それに何度でも見たことがある筈 なのだ。絶対に、それだけは間違いないと判断出来る。そこまでは出来るのに、答えは喉 まで出てきているのに、そこから先の部分が思い出せないのである。  接点を幾つか考えてみた。  例えば昔、近所に住んでいた。という線はどうだろうか。否、それは有り得ない。近所 に住んでいた者の顔は殆んど覚えているし、立花という名字も存在しなかった。少し年齢 が離れているが、俺とサキ程度の差であるとしたら間違えたり忘れたりする筈がない。  では、...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part2-Page1
    ...類を見る。 容疑者『カオリ・D・D・サウスフォレスト』、罪人ランクF、現在16歳。 そして、俺の幼馴染み。 35 名前:ロボ ◆JypZpjo0ig [sage] 投稿日:2007/01/24(水) 00 09 09 ID U7RgVbaF 今回はこれで終わりです 投下ペースは遅くなるかもしれませんが、 完結はさせるつもりです 36 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/01/24(水) 00 37 20 ID CNIs1fEG 35 ィヤッホオォォォ!!GJ!! 閉鎖的状況プラス壊れてそうな人々GJ!! 37 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/01/24(水) 01 08 20 ID r7DkZkAp ロボ氏ktkr 38 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/01/24(水) 04 20 11 ID ZwqzZZ...
  • 『首吊りラプソディア』Take3
    193 :『首吊りラプソディア』Take3 [sage] :2007/02/16(金) 13 51 15 ID baXMLX+H 「また、か」  管理局からの報告書を読んで、舌打ちをした。くわえていた煙草に火を点け、煙を深く 吸い込み吐き出す。メンソールの刺激が粘膜の弱い喉を痛めつけてくるが、このくらいで ないと吸った気にならなかった。局長の影響だろうか、俺の考え事をするときの悪い癖で、 どうしても煙草を吸ってしまう。殆んど無意識の行動だが、喉の軽い痛みのお陰で仕事を している、と実感出来るからだ。気のせいかもしれないが、喉の痛みを自覚すると思考が 上手く回転し、考えがまとまりやすくなる気がしてくるのだ。 「これで八百人目、随分と頑張っているもんだな」 「全くです」  コピーを指輪で読んでいたサキが、溜息を吐いて頭を掻いた。こいつはもっとクールな 女だと思っていたのだ...
  • 『首吊りラプソディア』Take2
    139 :『首吊りラプソディア』Take2 [sage] :2007/01/30(火) 00 26 48 ID vVDVVog3  結局何の誤解も解けないまま、俺達は食事に向かうことになった。勘違いされたままで 向かうのは不本意だが、久し振りにカオリと食事をするというのは胸が踊る。可能ならば フミヲとサキが居ない方が良いのだが、フミヲは何が楽しいのだろうか、いつもの下品な 笑みを浮かべていて帰ろうとする様子は欠片もない。サキはサキで俺から離れようとせず、 既にお馴染みとなった無表情のまま黙って着いてくる。こいつの場合は仕事の相棒だし、 常に隣に居るのが不自然だと思われないよう、監視しなければいけないという理由で俺と 共に行動している。真面目なのは良いことだが、それのせいで人を完全に性犯罪者として 扱ってくるのは流石に疲れる。今とて近寄るだけで妊娠してしまいそうだと理不尽な理...
  • 『首吊りラプソディア』Take1
    78 :『首吊りラプソディア』Take1 [sage] :2007/01/25(木) 01 46 37 ID LmMEUhhQ 「やぁ性犯罪者、楽しそうだね」  友人の言葉に、俺は溜息を吐いた。 「黙れカマ野郎」  俺にカマ野郎と呼ばれたこいつの名前は、フミヲ・轟。外見は出来る女、部類で言えば 現相棒に指定されたサキ・立花に似た雰囲気があるが、こっちの場合はれっきとした男だ。 そこらの女よりも見栄えが良いのだが、先程の発言だけでも分かる通りに口が悪いので、 全てを台無しにしてしまっている。口さえ開かなければ、どれだけ周囲の反応が変わるか 分からない。人の外見が印象を左右するという、分かりやすい見本だ。  男なので当然スカートの中身が見えることを気にせず、豪快に足を開いてベンチに座る。 そしてこちらを見上げると、愉快そうに口元を押さえて肩を震わせた。 「いや、しかし笑え...
  • 『首吊りラプソディア』Take4
    563 :『首吊りラプソディア』Take4 [sage] :2007/02/24(土) 12 52 09 ID r4HEJtLa  心に多少の罪悪感を感じながらカオリを誤魔化し、手錠は趣味ではなかったと説明する こと十数分、俺は漸く誤解を解くことが出来た。サキの妨害が無かったら数分で出来たの だけれど、それでも不自然な部分はカバーして貰えたのでおあいこかもしれない。 「いや、違う」  よく考えたら、事の発端はこいつだった。 「何ですか?」 「後で覚えてろ」  同僚、しかも部下へのお仕置きなら余罪にはならない筈だ。その内に絶対後悔をさせて やると決心しつつ、俺は上着に袖を通す。カオリの仕事は三時からだというので、どこか 遊びに行こうという約束だ。しかし、未成年は保護手当てを貰えるし、それで生活をする ことも可能な筈なのに働いているなんて随分と真面目なものだ。裟場に出たと...
  • 『首吊りラプソディア』間幕
    505 :『首吊りラプソディア』間幕 [sage] :2007/03/20(火) 00 05 32 ID te4Gve8c  それは唐突にやってきた。  少女はいつも通りに暮らしていた、そのつもりだった。実際にその通りだった。しかし 突然、何かのスイッチが入ったかのように、思考に不安がよぎる。大切なあの人が、急に 去ってゆくかもしれない。自分の前から姿を消すかもしれない。  そんな馬鹿な、と思う。  そんなこと有り得る筈がない、そう思い直して再びペンを取り、ノートに文字を綴って 想い人への恋文を完成させてゆく。これを受け取ったときの反応はどのようなものだろう、 そんなことを考えながら、鼻唄を歌いながら、文字を綴ってゆく。  きっと悪い結果にはならないだろう、と思う。彼と両想いなのは普段の生活でも充分に 分かっている。あと一歩、恋人となるのに必要なのは僅かな勇気だけだ。勇...
  • 『首吊りラプソディア』Take5
    254 :『首吊りラプソディア』Take5 [sage] :2007/03/09(金) 15 11 08 ID n48HZTGQ 「成程、そんな訳でござったか」  俺に乳を洗われながら、感心したようにフジノは頷いた。 「それは災難でござったな」 「仕方ないけどな」  ここは俺が宿泊している罪人専用のマンション、と言ってもSSランク専用のものなので 俺しか住んでいない。極秘の内容なので誰にも聞かれないように、と考えた結果の場所が ここだった。最初は断られたらどうしようかと思っていたが、素直な彼女は相手が俺だと いう理由もあるのだろうが、大人しく着いてきてくれた。そして今しがた、俺が不名誉な 扱いを受けている理由を説明し終わったところだ。 「すまんな、連絡してやれなくて」  ボディソープを掌に垂らし、歩く泡立てて尻を撫でる。 「虎吉殿なら大丈夫だと信じていたでござるよ」...
  • ヤンデレホテルへようこそ 後編
    635 名前:ヤンデレホテルへようこそ 後編 ◆DSlAqf.vqc [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 22 57 39 ID mmBBP9Yf  ミスター・クレセントの笑みを見て、オリヴァー・フォレストはグラスをあおった。  それにしても、このラウンジはずいぶんと薄暗いとオリヴァーは思った。  明かりが見えたのは玄関先だけで、彼らのいるラウンジはムードを出すためか照明を落としている。  まるで、人がいることを外にアピールするかのように。  まるで、中の見られたくないモノを隠すかのように。  思えば、この宿の人間は胡散臭い連中ばかりだ。  無愛想な従業員。  SMまがいの格好の女。  そして、舞台の役者のように振舞って素の部分を、本心を見せないオーナー。  ―――もしかしたら、自分はとんでもない所に来てしまったのかもしれない。―――  ふと沸き起こった...
  • ユルリ・ラド
    368 名前:ユルリ・ラド[] 投稿日:2013/02/14(木) 23 27 34 ID qlyoFKaw [2/6] その日はバレンタインデー、男子なら誰でも意中の相手からチョコが貰えるかとモヤモヤし、夢を叶え、夢散る日である!! どこにでもある高校のこじんまりした家庭科室に人影が一つ… 僕の名前は幹、調理部のたった一人の男子でたった一人の後輩だ。 僕は人生のなかで今まで一度も恋愛をしたことがない、今まで好きになった人はいないかと言われたらNoと答える。 今まで生きてきてただ一人だけ好きになった人… その人はそろそろここに来る。 カチ…カチ…クルッポー!クルッポー! 元気よく鳴いた鳩の声と共に扉が開いた。 「おまたせー」 平淡な声と共に一人の女性が入ってくる。 「今日の授業もしっかり同じ時間に終わってくれたから遅れずに来れたよ、待ったりした ?」 この人は遥香先輩、調理部のただ一人の...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part3-Page4
    501 名前:「お薬の時間」2/5[sage] 投稿日:2007/02/23(金) 05 47 37 ID IPI2eMa3 「ねえ、これはヤバイって。いくらなんでも、これはない」 「テッチ、あの女と付き合ってから、ミキに全然構ってくれなくなったね。ミキ、寂しか ったな……」 「ミキ! 頼むから、これなんの冗談だよ! 注射って、意味がわかんない。危険すぎる。 シャレんならないって」  ミキはためらわなかった。 「はうっ……!」  あ。  あ……ああ。 「う、うう……うううぅぅぅッ」  声を上げたのは、哲生ではなかった。  痛みと恐怖で哲生は少しも声も出せず、ただただ針の先が埋められていく自分の腕を見 つめていた。  恍惚の声を漏らしたのは針を刺したミキの方で、興奮のあまり口元から涎をたれ流して いる。ううう、と小さく喘ぎながら、そのまま哲生の耳たぶを齧った。 「あ、ああっ……!」  哲生が...
  • 囚われし者第七話
    355 名前:囚われし者 ◆DOP9ogZIvw [sage] 投稿日:2010/06/16(水) 23 56 44 ID 6474PHn1 [2/5] 翌日、僕が登校するとクラスはなにやらものものしい雰囲気となっていた。 原因は・・・、もはや考えるまでもなかった。 いつもクラスの中心である綾華。その彼女の様子がいつもと違っていた。 いつもの艶やかな髪は潤いを無くし、何やらブツブツと一人で呟いている。 そして何より、彼女の瞳は光を宿していなかった。 クラスのみんなは綾華を見て一歩引いているという感じだった。 昨日の事情を知らないもにとっては、綾華のこの代わりようはまさに異様そのものだろう。 「おはよう、綾華」 クラスの皆の視線を尻目に、僕は綾華に声をかけた。 綾華は呟きをやめ、こちらを見た。 「しょ・・・うご・・・?」 「そうだよ。」 咄嗟のことだった。 綾華は僕を思いっきり抱きしめた。 ...
  • ヤンタクロース・サンタガール
    664 :ヤンタクロース・サンタガール ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/12/26(金) 00 44 36 ID mVrqxCHs 『ヤンタクロース・サンタガール』 「あの……できれば、この状況について説明していただきたいのですが」 滋郎(じろう)は、非常に困惑していた。 それは十二月二十五日の朝。独り淋しい生活を続ける滋郎が、いつも通り独り起床した時のことである。 「あの……朝食をおつくりしましたので……まずは、食べてください」 顔を赤くしながら応える少女。 もちろん、生まれて二十三年間の間、女性と付き合うことはおろか、手さえ握ったことの無い滋郎には、実に覚えの無い人間だった。 知り合いではないことに加え、なぜ、知らないうちに家に入り、エプロンをかけ、朝食を作っているのか。 皆目見当もつかない。 まあ、相手からは敵意は感じられないし、説明してくれる...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part3-Page1
    1 名前: ◆lPjs68q5PU [sage] 投稿日:2007/02/12(月) 23 23 43 ID 3F4iYY5m ・このスレッドはヤンデレの小説を書くスレッドです。 ・プロット投下やニュースなどのヤンデレ系のネタ大歓迎。 ・ぶつ切りでの作品投下もアリ。 ・作者のみなさんはできるだけ作品を完結させるようにしてください。   ヤンデレとは ・主人公が好きだが(デレ)その過程で心を病んでしまう(ヤン)状態の事をさします。  (別名:黒化、黒姫化など) ・ヒロインはライバルがいてもいなくても主人公を思っていくうちに少しずつ確実に病んでいく。 ・トラウマ・精神の不安定さから覚醒することがある。 ヤンデレの小説を書こう!SS保管庫 http //yandere.web.fc2.com/ 前々スレ ヤンデレの小説を書こう! http //sakura03.bbspink.com/test...
  • 天上の帝国
    753 :天上の帝国 [sage] :2007/09/13(木) 09 06 44 ID iqGRGioz 耳鳴りが強くなってきました。位置を調節しなければなりません。 方位は南南西、水平面からの高低角24度……誤差修正、来ました、マイクロウェーブです。 量子通信によるモールス信号を受信します。シ・ナ・ビ・タ・オ・メ・コ・ニ・ム・シャ・ブ・リ・ツ・イ・タ……了解。解読の結果、私ことエテル・シュマッケルと兄さんことオルデネル・グルデンレウ男爵が最終ランデヴーです。 つまり私たちの邪魔をしやがるあの忌々しい魔女ウルリカ・ダーレフェルドを屠殺する許可証が機関から発行されたのです。この殺しのライセンスさえあれば、あの汚らわしい泥棒猫を密殺できるのです。 ああ、また来ました。北斗七星にいる私の従僕、キエーレン山脈のヴィルフリッド・ケンニボール三等兵から電報です。……どうやら魔女ウ...
  • 第十三話『ネクストステージ・始動』
    416 :ワイヤード 第十三話 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/10/28(火) 15 39 49 ID gifGW32h 第十三話『ネクストステージ・始動』 道場の中心で向かい合う千歳と理科子。二人の周囲には誰にも踏み込ませないほどの強力な闘気の壁がある。 見物に回ったイロリと、隣に座るここあももはや言葉を発することができず、ただ見ているのみ。 もはや、この勝負は向かい合った時点から始まっていた。 「(すごい……これがちーちゃんの『清水拳』)」 理科子の微妙な視線の変化と、脚の筋肉の収縮。次の動きへの予備動作。千歳はその全てを見切り、微細な牽制を繰り返していた。 おそらく、かなり修業をつんだものか、感覚の鋭いものにしか見えないであろう、その牽制。 この場では、イロリと、この道場でもトップクラスの実力を持つ数人の門下生達――ここあを含む――にしか気づけな...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part4-Page4
    501 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/03/19(月) 02 22 19 ID x1fv1e7I 496 青天の霹靂って感じですな。儀介さっさと告白しとかねえか、ダメなやつめ! 498 全裸よりぱんつのほうが好きな俺 502 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/03/19(月) 11 43 15 ID 4J/lvCUb このペースだと今週末にはこのスレも埋まることになるな。 2・3スレ目よりはスローペースだったが、 一ヶ月ならエロパロ板ではかなり早いほうだな。 503 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/03/20(火) 00 04 25 ID te4Gve8c 投下しますよ 504 名前: ◆dkVeUrgrhA [sage] 投稿日:2007/03/20(火) 00 05 18 ID XjUBHhrl 投...
  • シアン・マゼンダ・イエロー・ストーカー 前編
    575 :シアン・マゼンダ・イエロー・ストーカー ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/02/10(土) 19 00 38 ID +Ky50rQJ ~シアン・マゼンダ・イエロー・ストーカー~  ある夜の、都心部に在るマンションの一室。  一人の男がPCと向かい合ってうんうん唸っている。  男は逡巡してから顔を上げて、   『このゲームをアンインストールしますか?』 「はい。・・・・・・っと」  マウスを操作してゲームのアンインストールを実行する。  PCがアンインストールの作業を実行し、一分も経たないうちに ゲームは真也のPCから削除された。  エロゲーのヒロインが同じゲーム内のヒロインを殺害し、さらにキーボードを 勝手にタイピングしたという現実を目の当たりにしてこのゲームをまたプレイ しようと真也は思わなかった。  とはいえ、アンインストー...
  • 黒い陽だまりプロローグ
    288 :黒い陽だまり ◆riLyp5qrlZvj :2010/07/18(日) 00 57 06 ID F2ZnyoZQ 大学から駅に向かう大通りを三つ目の角で曲がった所に、そのレストランはぽつんと立っていた。 一般家庭の水準以上のものは食べてこなかった僕の舌でも分かる程度には美味しく、 両親からの仕送りと週3のバイトで何とか一人暮らししてる僕の財布でも十分耐えられる程度には安かったので、彼女とも度々訪れていた。 しかし、今日彼女にこの話をした後の展開によっては、もう気まずくて来れなくなるかもしれない。 僕はそのことを再び思い出して、もはや今日何度目になるかも分からない溜息をついた。 大学生活が始まっても相変わらず女性との接触が少なめだった僕に唐突に彼女ができたのは、 夏独特のあの高圧的な太陽が、段々となりを潜めだした頃のことだった。 今は12月だから、もう三か月ほど前...
  • 日常に潜む闇 第5話
    158 :日常に潜む闇 第5話 ◆4wrA6Z9mx6 :2010/11/01(月) 12 05 56 ID Lxx+Itu9 ~?????~ 「…………」  誠二は眩しさを感じて、ゆっくりと目を開けた。  視線の先には白いまっ平らな板と蛍光灯。  白い天井だとそこでようやく理解する。  首だけを左右に動かせば、自分がベッドに寝ていることが分かる。そして両隣りはカーテンで仕切られている。  身体を起こそうとしたが、腕や腹部、脚に鈍痛が走るので結局動くのをやめた。 「ああ、そうか――」  その痛みで誠二は意識を失う前までのことを思い出した。  不良たちに高等部の校舎裏だかどこかに連行されて、最初の攻撃を避けたのは良かったものの、結局袋叩きの目に遭ったのだ。 気を失う寸前で不良たちが大慌てで三々五々に散って、誰かが近づいてくるのが分かり、安心して意識を...
  • デレ&ヤン第五話
    173 :デレ&ヤン [sage] :2008/01/19(土) 22 18 54 ID ulkKILrz 次の日の夕食。 「お、今日は京姐のたらこパスタか」 京姐はパスタ類が特に得意だ。 もちろん市販のペーストなど使わない。 フライパンにオリーブオイルを多めにしき、 刻んだ長ネギとパセリを炒める。 そこに、オーブントースターで炙ったたらこをブツ切にしていれて、 茹でたパスタにサッと絡めれば完成だ。 たらこは食べる人の好みに合わせて火を入れるべし。 読者諸兄もお試しあれ。 「うむ、絶妙の火加減!うまい!」 「おだてても何も出ませんよ、裕君」 京姐はうれしそうに笑う。 そういえば、舞の家が持ってる別荘に 悪友連中と遊びに行く計画立てたんだっけ。 二人に伝えなくちゃ。 「あ、そうだ。俺、週末・・・金曜の夜から、月曜の夜まで、泊まりで遊びに行くから」...
  • 生き地獄じゃどいつもイカレてやがる 6
    6 新宿御苑前にある深夜営業のレストラン──当たり前だが客はほとんどいなかった。 水商売風の格好をした女が三人ばかりグループになって雑談をしているだけだ。 日頃の鬱憤を晴らすかのように愚痴を言い合っているのが耳に届いた。ふたりは互いの名前を名乗ると窓際の席に座った。 200 :「生き地獄じゃどいつもイカレてやがる」 ◆duFEwmuQ16 [sage] :2007/05/04(金) 03 21 26 ID OHkXmc5V 朧は爪楊枝の先端を前歯で齧りながら食事が運ばれてくるのも待った。腹の虫が騒がしい。 最初は迷ったが飢えには勝てず、また一度は断ったものの巴の懇願に根負けして朧は食事を奢られることにした。 二人用のテーブルの向かいの席に座っている巴が紅茶をすすりながら朧にたずねる。 「朧さんは普段は何をなさってるんですか?」 「フーテン」 「フーテン……ですか?」...
  • 第十四話『存在に心奪われる時』
    773 :ワイヤード 第十四話  ◆.DrVLAlxBI [sage] :2009/01/05(月) 13 32 38 ID TDyDTYz3 第十四話『存在に心奪われる時』 「(どこだ……どこから撃ってきている……)」 第二射。 千歳は即座に反応して手のひらで矢を受ける。 千歳の手のひらを貫くかと思われた矢は、逆にひしゃげて地面に落ちた。 そして、千歳は分析を終了した。 今の一撃で。矢の方向や速度、角度によって、狙撃者のいる位置を特定したのだ。 「(ありえないことだが、3000メートルほど離れた地点から撃っている。そして、恐らく高くて、俺が見える場所……)」 ――学校、だ。 「っ!?」 思考している間に、三発目が迫っていた。 「蒼天院清水拳、流転投槍!」 両手を円状に回転させて、その中心で作った空気の壁により、触れずに受け止める。 矢にこもったエネルギーを保...
  • いない『かぁる』に、いる『みいな』
    512 :いない『かぁる』に、いる『みいな』 ◆dkVeUrgrhA [sage] :2007/02/23(金) 21 25 22 ID cGyDgwpw <<<いない『かぁる』に、いる『みいな』>>> 白のブラウスに濃い緑色のミニフレアースカート。スカートは肩にかかる同じく深緑のサスペンダー状のものでつるす。 腰には白いエプロンをつけ腰の括れを強調。ぱっと見、アン○ラや神○屋風だが構造はまるで違う。 頭には赤いナプキンを帽子状にして身につけている。遠くから見たらチューリップに見えないこともない。 そう。そう見せてるのだ。なんせ、お店の名前も「チューリップ」なのだから・・・。 ファミリーレストラン『テュリパン』。ロシア語でチューリップを指すこの店が麻枝耕治の仕事場。 フロアマネージャーの要職にある彼は自分の仕事と称して(事実それが仕事なのだが)一人の女の子を観察していた。...
  • おにいたん、だいすき! (1)(2)
    301 :おにいたん、だいすき! (1) ◆dkVeUrgrhA [sage] :2007/02/18(日) 15 04 14 ID /iLEwFHf <<<おにいたん、だいすき!>>> とあるファミリーレストラン。 「いらっしゃいませ!---へ、ようこそ!」 その日そのとき、店に入ってきたのは3人連れの家族だった。 チンピラ風の男、優しそうな若い奥さん、幼稚園児ぐらいの女の子。 チンピラと奥さんは同い年ぐらいか? 耕治はそんなことを考えながらお冷を席に持っていく。 「いらっしゃいませ。ご注文をお伺いします」 「おう、俺はビーフカレーセット」 「では私も同じものを」 「おこさまらんち!」 女の子が元気よくこたえる。 「元気がいいお子さんですね。お嬢ちゃん、お名前は?」 「かぁる!」 やはり元気よくこたえる。すると隣に座っていたチンピラが、 「このガキャあ、ま...
  • 短編SS
    十月五日午前三時の君達へ ヤンデレラ 僕と彼女の恋事情 ◆msUmpMmFSs氏 九之郎のおねいさん ver.1 終わるその時に 題名の無い短編集 彼が望むなら死んでもいい 埋めネタ 完全世界 姉弟(おやこ)の絆 ◆Z.OmhTbrSo氏 ヴァレンタイン ◆5PfWpKIZI氏 ヴァレンタインB ◆5PfWpKIZI氏 姉弟 レッド・グリーン・ブラッド ◆Z.OmhTbrSo氏 同族元素:同病相憐れむ ◆6PgigpU576氏 姉弟:バレンタイン 甘い世界 ◆2.775XTAfE氏 ヤンデレエスパー 「お薬の時間」 いない『かぁる』に、いる『みいな』 ◆dkVeUrgrhA氏 倫敦に雨は降る ◆msUmpMmFSs氏 ~お菓子と、男と、女ふたり~ 否命 ◆HrLD.UhKwA氏 ~事故と、男と、妹と、女四人~ 帰り道 無形 ◆UHh3YBA8aM氏 彩 味香(仮) ヤンデレ喫茶は実在するの...
  • 彼女≠私 01
    662 名前:彼女≠私 01  ◆RgBbrFMc2c [sage] 投稿日:2010/09/07(火) 17 10 42 ID O+S73750 [2/8]  椚田ミオリ。  彼女はおかしなことをごくごく当たり前のようにやりのけてしまう一風変わったクラスメイトである。  こう言ってしまうとまるで彼女が絵にかいたような暴走型少女であるように思われてしまいそうなのでひとつ断っておくと、  椚田はそういうタイプの人間ではない。  彼女は始終冷静で暴走しているところなど見たことがないし、何より他人に迷惑をかけない。  かく言う僕も頼みごとひとつされたことがない程だ。  それが己の信用感のなさによって招かれているものだとしたらさすがに認識を改めなければいけないが、それはないものとして話を進めよう。  しかしまあ、おかしなことと言っても例をあげなければ伝わるものも伝わるまい。  よってこの先は...
  • 1レス小ネタ『病んでる姉』
    795 :1レス小ネタ『病んでる姉』 [sage] :2009/11/12(木) 01 26 47 ID bmwzbhth 1  人生最大の決断は、僅か十五歳にして訪れた。  空には綺麗な星と月。そして目の前には、既に幻想の域にまで達した女性が一人。 「ほらっ、どうするんだ弟?」  蛍光灯も消えてる薄暗い場所。明かりは窓から差し込む差せ明かりのみ。  自宅の二階、ボクの部屋で、ボクの姉が、ボクを見下ろす。  キャスター付きの椅子に座って足を組み、その前でボクは正座するだけ。 「奴隷なんて……イヤに決まってるよ」  黒く、黒く、闇の中でさえ一層に栄える黒。長い髪は黒く、切れ長の瞳は黒く、制服も、穿いてるタイツも、下着も、心も、全てを黒で統一してる。   ボクの姉は、羽衣 狐子(はごろも きつねこ)は、そんな黒で男を恐れさせ、魅了して行く。たった一人……弟のボクを除いて。 ...
  • 一朝一夕第1話
    395 名前:一朝一夕[] 投稿日:2013/03/04(月) 03 23 40 ID MXVkDUDM [2/6] 彼女が出来た。彼氏が出来た。 高校生の多くにとって、これらはかなりのビッグイベントといえるだろう。 恋人がいるという幸せはある種の独特な優越感をもたらし、時にはいい意味で、時には悪い意味で人の価値観を大きく変え得るほどのものなのだ だが、それをうらやましいと思う気持ちはない。 結局、そんなものは自慢するだけなら勉強ができる・運動ができるといった他の長所を自慢するのとなんら変わりはないのだ 本当に自分が幸せなら、見せつける必要などないだろうに… そんなことを考えているうちに、放課後を知らせるチャイムが鳴り響いていることに気付く 「清戸、まだいたのか」 担任の北野原に声をかけられた 「帰宅部なんだし、やることもないならさっさと帰れ。帰宅部は帰るのが部活なんだから」...
  • 娘第一話
    65 : 娘    2010/08/17(火) 11 59 13   ID RFacS0Bc0  私の両親は決して私に愛情を注ごうとしなかった。 かと言って虐待をする訳でもないし、親としての責任の放棄があった訳ではない。 最低限の親としての義務は果たすが、それ以外は何があっても関与しない。 以前一度この話をした相手は眉を顰め、どういう意味なのか分からないと質問を返してきた。 だから、相手に伝えやすくする為に例え話をすることにした。 “例えば私が風邪を引いたとします。私が風邪であることを察知した両親は通院する為のお金は出すが、決して看病はしない” 例え話を出しても相手はいまいち釈然としなかったらしい。 結局その時は別の話にすり換えることで相手からの追求をかわしたのを覚えている。 私自身、上手に説明できる自信がない。だから逸らすし...
  • たった三人のディストピア 第一話
    333 名前:たった三人のディストピア ◆JkXU0aP5a2[sage] 投稿日:2013/01/23(水) 18 15 50 ID RpFkDG2A [2/5]  高校までの道のりはいつも億劫だ。ぼけっとした頭のまま、今日はどんな日程だったかなと思考している。  でもそれは霞がかったように思い出せなくてそこで思考の波は途切れる。別に学校で見ればいいし、確認したかって面倒な科目が無くなるわけでもない。  はあとため息を付けば俺は蒼一色の空へと眼をやったりする。  こんなことやってもこの気だるさは取れそうにないけれど、でも憂鬱そうにアスファルトの路面を見ているよりはマシだった。  普段は心穏やかになりそうである綿飴のような白雲の層も、今はこっちを嘲笑っているようにしか見えなかった。  どことなく厳しく、清涼な風が頬を打つ。ぶるりと頭を振れば俺はそんな風景に対する抗議のように双眸を瞑った。...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part7-Page1
    1 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2007/05/27(日) 13 28 57 ID Bk2z3+GI ここは、ヤンデレの小説を書いて投稿するためのスレッドです。 ○小説以外にも、ヤンデレ系のネタなら大歓迎。(プロット投下、ニュースネタなど) ○ぶつ切りでの作品投下もアリ。 ■ヤンデレとは? ・主人公が好きだが(デレ)、愛するあまりに心を病んでしまった(ヤン)状態、またその状態のヒロインの事をさします。 →(別名:黒化、黒姫化など) ・ヒロインは、ライバルがいてもいなくても主人公を思っていくうちに少しずつだが確実に病んでいく。 ・トラウマ・精神の不安定さから覚醒することもある。 ■関連サイト ヤンデレの小説を書こう!SS保管庫 http //yandere.web.fc2.com/ ■前スレ ヤンデレの小説を書こう!Part6 http //sakura03.bbspink.co...
  • 題名の無い短編その十九
    157 :名無しさん@ピンキー [sage] :2008/03/09(日) 00 06 18 ID eJyQK2pi 「横島くん、例の書類まだなの?」 眉を吊り上げて鋭い目で睨んでくるのは俺の上司の三上レイさんだ。 「あ、はい。あと三十分だけ待ってください」 そして答えたのが俺、横島忠綱。去年、大学を卒業して、ここの会社に就いたばかりのサラリーマンだ。 「その台詞は一時間前にも聞いたわよ!ろくに仕事も出来ないなら辞めてしまいなさい!この亀男!」 部屋中に聞こえるほど大きな声で罵られる。 俺は確かに仕事は出来ていない、でもこの書類をほんの数時間でやれって言う方がおかしいだろ… そんな不満を腹の中にしまいこみながら黙って仕事を続ける。 周りの人間は憐れみ半分無視半分だ。 そりゃそうだ。 三上さんは仕事ができるが性格がキツイで有名な女傑で、わずか28と...
  • Vampire☆Generation
    487 :Vampire☆Generation ◆Uw02HM2doE :2010/10/17(日) 22 47 51 ID W3t7prb6 「吸血鬼……ってお前なぁ」 昼休み。 多くの学生が友人や恋人と一緒に昼飯を共にすることで、絆を深める時間帯。 そんな時間に市内の高校二年生である俺、朱神光(アカガミヒカル)は胡散臭い話を聞いていた。 「いやいや、これが本当なんだって!騙されたと思って!な、頼むよ主人公!」 俺の目の前で手を合わせ懇願してくるのはクラスメイトで悪友の向井太一郎(ムカイタイチロウ)だ。 コイツは様々な所に情報網があり、いつも面白い話を持って来ては一緒にやろうと持ち掛けてくる。 ……まあその情報の7割くらいがガセネタ、もしくは噂と全然違ったりするのだが。 「お前の話に乗って得した試しがないからな。つーか"主人公"...
  • 闇母第二話
    20 :闇母 [sage] :2008/01/11(金) 21 25 51 ID WorItLoe 〈聡史Side〉 俺、深海聡史はしがない会社員だ。 既に32歳となった俺は、今はなかなか給料のいい営業の仕事についており、幾つになっても若さを失わない、それどころかますます美しくなっている妻と、最近は成長の著しいかわいい一人娘に恵まれている。 今のところ、娘は反抗期はまだのようで、家庭内の治安は安泰だ。女の子の親は苦労すると聞いていたから、同僚や先輩の話を聞いたり本を読んだりと大切に育ててきた。 その甲斐あってか、妻の美しさとはまた違う、かわいい女の子へと成長してくれた。親として、なんと微笑ましいことか。 ただ、もう中学生になったというのに父親に甘えるのはどうかと思っている。ついつい構ってしまうのが、男の性というものかもしれない。 我が家は都心か...
  • 「日曜日の朝が来る」5~9
    450 名前:リッサ[sage] 投稿日:2011/05/15(日) 00 53 59 ID bGk.6IDk [2/8] 5 駅から学校に至るまでの道のりは開発もされていないせいか本当に何もない、しかし広い道と歩道、そして木々の合間を抜けたその先、一 本道を外れ、歩道の奥に向った先にそれはあった。 この何もない歩道のさらに奥まった場所に存在する、レストランと地下のダンスホールを備えた複合型の廃墟だ。 設計者や所有者は良く解らないが、どうやらその昔計画された、この辺一体の開発計画に合わせて作られたものだったらしい。 僕は自転車を近くに止め、そして黄色いテープやロープでくくられ立ち入り禁止になった内部に侵入し、そっと裏口の扉を開ける。 裏口の鍵は消火器を収納する鉄製のボックスの内部にある、たぶん今もそこにあるのだろう。 ぎいい…と不快な音を立ててさび付いたボックスの取っ手を引き、中に置か...
  • bet all of you
    949 名前:bet all of you ◆STwbwk2UaU [sage] 投稿日:2011/05/10(火) 02 35 02.81 ID 7NGZO/yf [3/9] 「…皆様、よろしいでしょうか?」 ディーラーは厳かに、宣言をした。 目の前には人の上背ほどもあるチップ。 そして、その奥でにやついた俺がいた。 俺はベットした同額のチップを隣に置き、軽く指を指す。 ――ダブルダウン。 掛金を2倍にすることができるが、次の1枚で勝負が決する。 他の奴らは掛金の大きさからサレンダーをし、実質俺とディーラーの戦いとなる。 …手の内はみえている。 あいつが18より上ということはない。間違いなく。 そして次、間違いなく自分には10以上が来る。 思わず頬が緩む。 今日の晩飯は分厚いステーキにしよう…… ディーラーが忌々しげに自分にカードを配る。 めくると、そこにはハートの女王様。 ……2...
  • 題名の無い短編その六十
    690 :名無しさん@ピンキー [sage] :2010/02/14(日) 02 49 41 ID 6ZMHYmyA 二月十四日。 それは圧制の影で密かに愛し合う者たちの結婚式を挙げたというセント・バレヌンティウスが処刑された日である。 今日この日は、その素晴らしきバレヌンティウス様の死を悼む日であるべきなのだ。 そう、決して女子がモテル特定の男子にチョコレイトなどをあげる日であるはずがないのだ。 まったく今日という日に本命だの義理だの友だのとまったく日本は商魂逞しい国だな呆れるぜ。 おいそこの男子。そわそわしてんじゃねぇよ。何一抹の望みを待ってるんだよ。 いや、もういいや。どうせ俺には関係ねぇ。 朝起きて真っ先に思い浮かんだものがこれじゃあ、今日一日憂鬱になってもおかしくないな。 まあいい。それよりも今日は日曜だというのに登校しなければならない。 半ドンらしいが、な...
  • ヤンデレ臣下とヤ○チャ王act.1
    201 :ヤンデレ臣下とヤ○チャ王 [sage] :2007/12/17(月) 21 49 12 ID /z4YnT6a 「陛下、ご聖断を」 侍従長の東雲がさっきから僕を催促する。 会議に出席している連中の中で、紅一点しかも唯一20代の彼女だが 出席中のメンバーの中で一番、僕に対する視線がキツイ。 その怜悧な美貌もあいまってなおさらキツク感じる。 対する僕はそれに視線を合わせれない。 いい加減にしてくれと思う。 好き好んで皇家に生まれたわけでもないのに皆が僕に責任を押し付ける。 本当にうんざりだ。いい加減全てを放り出してコメリカにでも亡命しようか。 流石に戦争相手の国に亡命したら東雲も追いかけてはこれないだろう。 王紀3075年 70年前に始まった戦争は今では所々で戦闘を思い出したかのように始め そしてまたいつの間にか終わるこ...
  • 『寝取られ姉妹』その1
    304 :『ハンゾウッ、タイマンだZE!!』その1 ◆uC4PiS7dQ6 [sage] :2009/04/21(火) 21 22 49 ID byGE+nEo 1 太陽は高く雲無く輝く。正午前、四時間目の授業。クラスの一番廊下側、一番後ろの席で、オレは全員の視線を一身に集める。  奇声を発して机を叩き、席を立って後ろ戸をスライド。 「腹痛いんで、トイレに行って来ます……」  止める奴なんて居ない。  静まり返った空気の中で、声を掛けれる鈍感な奴なんて居ないんだ。 「もっ、早過ぎるだろっ!? 昨日の今日だぞ?」  廊下を走り、駆け抜け、長い階段を上へ、上へ。  五階まで来て、使われてない準備室の隣に在るトイレまで来て、何の躊躇も無く、女子トイレの中へ、奥へ。  すると聞こえるのは、 「んっ、んにゅ……んんっ、ふぁあぁっ」  小さな、小さな、喘ぎ声。  奥の個室...
  • ヤンデレ家族と傍観者の兄第三十二話
    434 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms :2010/06/20(日) 11 25 33 ID R8ss/t/W *****  これからの私は、どうしたらいいのか。  過去の私は、どうしていたらよかったのか。  これまで生きてきて、ここまで悩んだことは一度もなかった。  お兄ちゃんへの想いを諦めたい、でもどうしても諦められない、なんて二択に取り憑かれたことがあった。  だけど、今抱えている問題は、それ以上に深刻。  家に長く居たくない。家族と話したくない。どんな食事も味気ない。布団の中でも眠りにつけない。  体力と気力が同時にすり減っていく。やつれているのを実感する。  もっといい加減な人だったら、私はここまで悩まない。  だけど、あの人はいい加減どころか、理想のままで、何一つ裏切らない。  良い期待も、悪い期待も。日常のあらゆるところで、そのこと...
  • サイエンティストの危険な研究 第五話
    145 :サイエンティストの危険な研究 第五話:2011/10/22(土) 23 48 58 ID Rnv3Q6Qo 「ん・・・!」 「・・・・・・・・・。」  俺のモノに柔らかくリアルな感触が、温かくて小さい空間でまとわりつく。時々歯がモノを掠め、多少の痛みが押し寄せてくるが、普通の人間だったら痛みより快感が勝ってしまうだろう。  ん?俺?俺はこの程度だったら痛くも痒くもない。研究者たるもの体も改造せねばならない。父の研究所本部に見学に行った時、訳がわからないまま実験体にされたときから、どんな状況にも対応できるように訓練(基改造)してきたのだ。その成果が今の状態を作っているのだ。普通は目隠しをされたら、他の感覚が過敏になって感じやすくなるのだが、俺はどうと言うこともない。  その事がリアルに伝わっているらしく、祐希も焦りを覚えている。最初よりも勢いを強くしている。最初はイカせるかイカ...
  • 『はのん来訪者』前編
    163 :『はのん来訪者』前編:2009/08/01(土) 16 08 58 ID LbL1QSPr 1  ぬるま湯のシャワーを垂れ流しにして、浴室の中、スポンジマットの上で、幼い肉体がぶつかり合う。  少年のペニスは容赦無く幼子のアナルに出し入れされ、直腸粘膜をゴリゴリと押し拡げながらハメ倒している。  ぱちゅん! ぱちゅん! ぱちゅん! ぱちゅん! ぱちゅん! ぱちゅん!! 「ふあぁぁぁぁぁん!! にぃにぃ、ヤらぁっ……あ、あっ、ゃあぁっ、おちりいたいよぉっ!!」  四つん這いになり、ハイハイで逃げようとするのは、まだ3歳で入園したばかりの美木仁 はのん(びきに はのん)。  しかし、ハードローションを大量にブチ撒けられたマットの上では無駄な抵抗。  僅かに前へ進んだとしても、腰を掴まれて容易く戻される。 「ごめんねっ、はのんちゃん……でもっ、ちんちん気持ちよくてっ、と...
  • ヤンデレ素直クール第四話
    234 :ヤンデレ素直クール:2010/03/03(水) 01 27 55 ID 29tgcKcv 第四話 3レス消費 翌朝、明が目を覚ますと、目の前には律の顔があった。 いつも学校で見ている、彼以外にはほとんど感情を示さない鉄面皮とは正反対の寝顔。 ありえないほど緩んだ表情と静かな寝息で、幼くさえ見えてしまう。 明は、幸せそうな寝顔に思わず顔をほころばせながら起こさないように身体を起こした。 携帯電話のチェックをしたかったのである。 案の定、メールが何件か来ている。が、なぜか個別のフォルダに入っていない。 メールを開いて見たがおかしい。友人のものまで未設定フォルダに入っている。 しかも、名前でなくアドレスが表示されている。 アドレス帳から削除した覚えは無いにも関らずだ。 慌てて明はアドレス張を確認する。 『おかしい・・・。無くなってる。』 確かに、あったはずの...
  • 隣のオンライン
    448 :隣のオンライン:2010/03/18(木) 18 53 13 ID o8GgqZcx 「……またか」  退屈な授業を卒業のためにこなし、やっと終わって意気揚々と帰ってきたのがさっきのこと。  恒例の楽しみのためパソコンを立ち上げ、灰色の無機質なアイコンをダブルクリック、  更新された内容を流し読みして、溜息が洩れた。 「何だか最近荒れっぱなしだなぁ」  溜息の原因は、眼前の掲示板(正しくはその内部のスレッド)の「荒れ」である。  普段はそっち系のSS(ショートストーリー)などが投下される場所なのだが、  たまに些細な食い違いなどから、口汚い言い争いに発展してしまうことがある。  俺がここを見始めたころは、荒れることなど滅多になかったのだが。  荒れた内容も見るに堪えないけれど、何よりも投下が無くなる・しづらくなるのが痛い。  投下があれば流れも正常化す...
  • 倫敦に雨は降る
    80 :倫敦に雨は降る ◆msUmpMmFSs [sage] :2007/02/28(水) 01 49 30 ID GBft8iOs  1851年現在、ユーリ・ハルフォードについて詳しく知る人物は、実のところただの三人しか いなかった。  即ち――  彼の父、モーフィン・ハルフォード。  彼の母、アリシア・ハルフォード。  そして家事使用人のキャロルの三人だ。  ハルフォード家は大きくもなく小さくもなかった。土地と、金と、権力と。必要なものは必 要なだけ持っていた。徐々に没落するものが目立ち始めた時期において、むしろ淡々と続くハ ルフォード家は安定していたといってもいいのかもしれない。モーフィンは偏屈な人間で、偏 屈がゆえに古きも新しきも嫌っていた。そんな彼だからこそ、時代の流れについていけたとい うのは皮肉としかいいようがないのだろう。  モーフィンはメイドた...
  • 現物支給第五話
    538 :現物支給 ◆0jC/tVr8LQ :2011/01/02(日) 12 29 42 ID O1fNCtyt 「大丈夫ですか? ご主人様」 エアギターをかき鳴らしながら高らかに讃美歌を唸る陣氏を見て、フェルデリアは心配そうに問いかけた。 はっと我に返った陣氏は、讃美歌を止めてフェルデリアに問いかける。 「何でもない。それで、その救世主様、いや、護衛係はいつ来るんだ?」 「明日だそうです。ですが、ご心配には及びません。わたくしがきちんと説得いたしますので」 「いや、その必要はない」 説得でもされた日には一大事なので、陣氏は慌てて手を振った。 「俺が差しで会う。腹を割って話し合って、理解してもらう」 「……ご主人様。少し腰をかがめていただけますか?」 「? こうか?」 陣氏が体勢を低くすると、不意にフェルデリアは体を旋回させ、胸のバスケットボールで陣氏の頬をしたたかに...
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