ヤンデレの小説を書こう!SS保管庫 @ ウィキ内検索 / 「僕は自分が大嫌いだ『裏』第一話」で検索した結果

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  • 僕は自分が大嫌いだ
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  • 僕は自分が大嫌いだ『裏』第一話
    307 :僕は自分が大嫌いだ『裏』 ◆3BXg7mvLg0RN :2010/07/18(日) 11 57 47 ID VORa63DL   ある日、兄様はわたしに言いました。 「藍里、僕、明日桜ちゃんに告白してみるよ」    桜ちゃんというのは、兄様とわたしの幼馴染で、大抵の人が見ればかわいいと思えるらしい女の子です。    兄様は、よく「僕、桜ちゃんが好きなんだ」と言ってましたが、わたしは冗談だと思っていました。    しかし、兄様は彼女に告白すると言いました。    ただ、兄様が彼女を自然に好きになるなんてありえません。    おそらく、あの女が誘惑したのでしょう。発情期の雌犬とみたいですね。    それに気づいたわたしは、すぐさま包...
  • 僕は自分が大嫌いだ『裏』第二話
    114 :僕は自分が大嫌いだ『裏』 ◆3BXg7mvLg0RN :2010/08/03(火) 15 32 55 ID zOy7/vzT    わたしは昔、雨宮くんの隣の家に住んでいた。いわゆる幼馴染というやつだ。    小学生の頃のわたしは、自分でいうのもあれだけど、誰からも好かれる人気者といえる存在だった。    そんなわたしにも、もちろん好きな人はいた。    それが、雨宮くんだ。    昔の雨宮くんは、いつもわたしの隣にいて、嬉しかったら一緒に笑ってくれたし、悲しくて泣いた時は一生懸命慰めてくれた。    雨宮くんはいつもわたしのことを気にかけていてくれて、自分のことなんて後回しにしていた気がする。    わたしの幼少時代の思い出で...
  • 僕は自分が大嫌いだ第一話
    132 :僕は自分が大嫌いだ ◆3BXg7mvLg0RN :2010/07/14(水) 16 36 10 ID UxX3/Xfs    僕は自分が大嫌いだ。    僕がこんなことを言うのには理由がある。    まず、事の発端は小学六年生の頃。    当時の僕には好きな人がいた。    その子の名前は相沢桜。    僕の幼馴染で、明るく元気で顔も可愛くて誰とでも打ち解けられる子だったから、当然クラスの人気者だった。    その頃は至って普通だった僕は、クリスマスが恋人の日だという事をニュースで知り、思い切って彼女に告白した。    しかし、結果は悲惨なもので彼女には、 「わたし、×××くんみたいなぶさいくな男の子...
  • 僕は自分が大嫌いだ第二話
    437 :僕は自分が大嫌いだ :2010/07/24(土) 13 41 45 ID qUmUC2gt    今日は登校日初日なので授業もなく終わった。    藍里が来る前に帰宅しようと席を立ったところ、「兄さ~ん!」と声が聞こえた。どこかで聞いたことのある声だな。よし。 「さあ、坂本。部活行こうぜ」    できる限り爽やかに話しかけた。不満だが、一応こいつと僕は同じ部だからな。 「ん?今日は部室空いているのか?」 「先輩のことだからどうせ今日もいるだろ」    あの人テスト期間中でも下校時間ギリギリまでいるし。 「まあそうだな。ところで、どうかしたのか?」 「なんのことだ?」    質問に質問で返す。聞きたいことは分かっているが、嫌なことはできる限り先延ばしにしたい。まあ...
  • ◆3BXg7mvLg0RN氏
    僕は自分が大嫌いだ
  • 『僕は妹に嫌われている』
    『僕は妹に嫌われている』第一話
  • 第一話 「目覚め」
    249 :第一話 「目覚め」 1/11  ◆Thmxzr/sD.HF :2010/04/20(火) 05 36 22 ID mjRXjmEu 何度、この窓からこの景色を見ているのだろうか。 確かに素晴らしい眺めだし、少しずつ変化もある。 季節や時間で徐々に景色は移ろっていくし、 その中でここからではとても小さくゆっくりと動く 遠くの車、人、小舟などが見える。 この窓からの眺めは好きだ。 好きではあるのだが―― もう、とうの昔に見飽きてしまっている。 毎日これを見ているのだ。 でも他に時間を潰し、気を紛らわせるいい方法が無い。 時間があるなら本当は勉強などもした方が良いのかもしれない。 でも、やる気など起きるはずもない。 やりがいがない。 どうせ無駄になるのだから。 だから結局、窓の外を眺める。 特別な喜びなど何もないが、 それでもこの空だけは常に自...
  • 深月第一話
    100 :深月 [sage] :2008/01/14(月) 22 43 50 ID pk/0UBFF  闇に包まれた山道を深山蒼佑(みやま そうすけ)は走っていた。立ち止まることもなく、後ろも振り返らずに。切れ切れに吐き出される吐息は白く、瞬く間に昏い空に溶けていく。 今宵は満月。見慣れていたはずの月はいつもより、ひと際白い気がする。 その中で火照った体を冷やしてくれる冬の寒さと、夜の山道を照らし出してくれる月の光だけが彼にとって唯一の救いだった。  もうどれほど走っただろうか。 今は少しでもあそこから離れ、街に近づけさえいればいい。  街にさえ出ることができれば救いはきっとある。そう信じて蒼佑は走り続けた。 「っ!……あった」  闇の向こう側一筋の光が見える。ようやく山道から街へ続く道路へ出たのだ。  ここまで来れば、街はそう遠くはない。やっとあいつから逃げられる。 ...
  • 黒の領域 第一話
    95 :黒の領域 ◆mxSuEoo52c [sage] :2007/02/28(水) 23 37 22 ID 4cDItwUT  目が覚めると古ぼけた屋内の中に僕はいた。 中古のアパートで建物の老朽化があちこちに目立ち、自分が住んでいる家とは全然違う。 田舎に帰った頃に感じられる懐かしいの樹木の匂いがする。余程、このアパートが建築されてから随分の歳月が経っているのであろう。  それはともかく、僕は両足両腕をしっかりと縄で縛られていた。 いかにも、僕は一体どこの誰かわからない人間に拉致か誘拐をされてしまったのだろうか?  恐らく、後者だろう。こんな高校生になったばかりのガキを拉致する変態よりも、誘拐して多額の金を両親に請求する誘拐犯の方が この不景気の世の中では当たり前だと思ったのだ。  狭い家に閉じこめられているが、犯人らしき姿はどこにも見当らない。両親に多額の身の代金を...
  • 愛と憎しみ 第一話
    358 名前:愛と憎しみ 第一話 ◆O9I01f5myU[sage] 投稿日:2011/07/22(金) 21 43 30 ID BEYROaUY [2/6] 1  結末が知れている恋ではあった。  その日、一人の女の抱いていた恋心が儚く散った。  面と向かって拒絶されたわけではない。自分の想いを伝えられるだけ、まだその方が救われたかもしれないが、今の女の心境からすれば、その様なものは詮無い事だろう。  想いが胸で燻り続けている内に感じられていた。どんなに足掻こうとも、報われる事はないだろうと。その隣には誰かがいるのではないかと。自分が入る余裕なんて、既に失われているのではないかと。  それらの不安は的中していた。女が慕うその人は今まで見せた事もない頬笑みを浮かべながら、こう告げてきたのである。「子宝を授かった」と。  何時か宣告されるであろうと思っていたが、恋は終わりを迎え...
  • 『僕は妹に嫌われている』第一話
    45 :名無しさん@ピンキー [sage] :2010/07/12(月) 00 20 14 ID hTCB3syZ  僕は妹に嫌われている。  自分で言うのもなんだけれど、容貌、性格面においてそれほど嫌悪感を持たれるような要素は無いと自負していているし、高校生として何か問題点があるとも思っていない。  平々凡々。普通で普通な高校二年生、それが僕だ。  なのに、妹には嫌われている……何故?どうして?  妹は、少しクセはあるものの、とても優しく、気品があり、怜悧な子だ。兄歴15年の僕が言うのだから間違いない。意味も無く人を嫌いになっちゃう子じゃないはずなのだ。  いや、もしかしたら知らず知らずのうちに傷付けてしまったのかもしれない。たった16年しか生きていない僕が言える事じゃないとは思うけれど、人間関係とは難しいものなのだ。  他の可能性として、ただの僕の杞憂だという案があるの...
  • 夜になす第一話
    583 名前: ◆5EAPHNCJOY [sage] 投稿日:2010/09/05(日) 22 04 20 ID OqtieVaV [2/8] 初めは好奇心からだった。 あの屋敷に少女の幽霊が居る、という噂を聞いたのが事の発端だった。 今考えれば小学生特有の噂話だったのに、当時の自分はそれを鵜呑みにして、屋敷へと乗り込む計画を立てた。 当然、話をしてきた友人にもその計画を話し、共に目的地まで向かおうと思った。 しかし本当に自分が行くとは思っていなかったらしい。若干額に汗をかきながら、身振り手振りを使って丁寧に断られたのが記憶に残っている。 仕方なしに自分一人で計画を進め、春休みに行くことにした。 春休みに両親は海外へ何日間か出張に出かけてしまう。その間自分一人だけで家を任されることになった。 「もう最高学年だから大丈夫よね」と母の少し不安げな顔。それとは対照的に自分の中では、あの屋敷へ行け...
  • ラ・フェ・アンサングラント 第一話
    659 :ラ・フェ・アンサングラント 【第一話】   ◆AJg91T1vXs :2010/11/06(土) 00 07 43 ID N323y57t  そこは、どこにでもある小さな町の酒場だった。  夕暮れ時だというのに、酒場の中には数人の客しかいなかった。  決して小さな店ではないが、客足は店の大きさに反して悪いようだ。 ―――― カラン、カラン……。  扉につけられた鈴が鳴り、新しく客が入って来たことを告げた。 「いらっしゃいませ……」  マスターが、店に入って来た青年の方を一瞬だけ向いて言った。  客には興味がないのか、それとも単にあれはあれで忙しいだけなのか。  青年がカウンターに座った後も、マスターは手にしたグラスを磨いているだけだった。 「あの……」  持っていた鞄を足元に置き、青年がマスタ...
  • ラ・フェ・アンサングランテ 第一話
    659 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第一話】   ◆AJg91T1vXs :2010/11/06(土) 00 07 43 ID N323y57t  そこは、どこにでもある小さな町の酒場だった。  夕暮れ時だというのに、酒場の中には数人の客しかいなかった。  決して小さな店ではないが、客足は店の大きさに反して悪いようだ。 ―――― カラン、カラン……。  扉につけられた鈴が鳴り、新しく客が入って来たことを告げた。 「いらっしゃいませ……」  マスターが、店に入って来た青年の方を一瞬だけ向いて言った。  客には興味がないのか、それとも単にあれはあれで忙しいだけなのか。  青年がカウンターに座った後も、マスターは手にしたグラスを磨いているだけだった。 「あの……」  持っていた鞄を足元に置き、青年がマスタ...
  • 『ヤンドジ』第一話
    84 :きゃの十三 ◆DT08VUwMk2 [sage] :2007/09/20(木) 01 09 44 ID STS2Dsze 少女は、ポケットから刃物を取り出した... そしてその刃を突き出しターゲット目掛けて突進した。 「えぇ~い、成敗!!」ポキッ 少女の刃物は、ポッキーのごとく折れた。 「痛っ!もぅ~またペーパーナイフも持ち歩きながらうろちょろして」 ターゲットは、そう言いながら彼女に近づきて来た。 (あわわ~こ・殺されるよぉ~助けて康介くん!!) 「言う事聞かない悪い子はこうだぁ」むぎゅっ 少女は、ターゲットに無理矢理、胸を押し付けられ窒息寸前。 (うぐぐぅ~助けて康介くん!このままじゃデカ乳オンナにおっぱいで殺されちゃうよぉ~) しかし、当の康介少年は、少女を羨ましそう見ていた (いいなぁ女の子は、ああいう事されてもお咎めがなくて………) ...
  • 変歴伝 第一話『路傍の花』
    120 名前:変歴伝 第一話『路傍の花』 ◆AW8HpW0FVA[sage] 投稿日:2011/10/22(土) 04 11 06 ID yQJJwSJ6 [2/10] 平安中期に出現した武士とは、元々は私有地の治安維持や貴族の身辺警護など、 本来であれば日の当たる事のない存在だった。 だが、律令の崩壊による地方の腐敗によって、 決して当たる事のなかった光が、二つの武家に当たった。 源氏と平氏、一方は東国で、一方は上皇に昵近して力を付けた両家は、 朝廷からその実力を評価され、王朝の社会不安の取り除く役割を担った。 時代は確実に、貴族から武士の世に移り変わろうとしていた。 これは、そんな時代の物語。 丹波国の豪族の子息である天田三郎業盛は、京に本拠を構える平清盛に仕えるべく、 山茶花が目に付くようになった山陰道を従者の赤井源蔵景正と共に歩いていた。 武家の名門である平家に、大した縁もない業...
  • ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第一話
    672 :ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第一話 ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/07/09(木) 22 10 26 ID sYEvhO7c 第一話『非情な王と、不幸な王子』 今から大体千年前、この世界は魔王の支配する暗黒の世界でした。 人々は、魔王の脅威に晒され、眠れぬ日々を過ごしていました。 そんなある日、一人の青年シグルドが、天の声を聞き、魔王を討つべく旅立ちました。 シグルドと仲間達は、幾万もの艱難辛苦を共にし、 ついに魔王を封印することに成功しました。 シグルドは人々に推されて王となり、さらに、自分に従った仲間達を各地に封建し、 魔王の復活に備えました。 それから千年の間、人々は平穏に暮らしていました。 しかし、その平穏は突如として破られた。 魔王が復活したのだ。 復活を告げるような大地震の後、魔王を封印した北の大地から、 無数...
  • 愛の亡者と金の亡者 第一話
    588 :愛の亡者と金の亡者:2010/01/31(日) 02 26 17 ID Kg6V6l3R 俺の青春ってなんだろう 身寄りもなく、元々経営難だったが遂に限界を迎え、高校に通う前に潰れた孤児院にも、当然ながら戻れない。 孤児院の友人は皆何処かの家に引き取られ、残ったのは院長が俺の将来の為に遺してくれていたほんの僅かな親の財産だけ。 高校は、必死になって猛勉強して奨学金で通えるようになった。 が、それだけでは何にもならない。 毎日毎日アルバイトに明け暮れる日々。 一時は高校も辞めようかとも考えたが、将来的な事も考えて踏み留まっている状態が一年と半年間も続くと、 青春なんて、そんな疑問も薄れてくる。 金、金、金、金、金。 金を求めて何が悪い。 一時は荒れた時期もあったが、それも虚しいだけだった。 暴力を振るい、誰かを傷つけ地...
  • 妖しの呪縛第一話
    573 :妖しの呪縛 [sage] :2008/06/26(木) 01 52 44 ID qXV4WHWG プロローグ *** なんだってこんなことになったんだ。 頭が割れそうに痛くて、縛られた手足がじくじくと痛む。 そんな僕を気遣うように、しかし互いに互いを警戒しあって、少女たちは口々 に言う。 「大丈夫? 祐くん、すぐに解いてあげるからね」 幼馴染の少女が、可愛らしく、あくまでも可愛らしく小首を傾げて僕を見つめ た。 くりくりとした愛らしい瞳からは隠しようもない殺意が覗いていて、それは決 して僕に向けられたものではないと知っているのに――いや、知っているから こそ、恐怖で身が竦みそうになる。 蛇に睨まれた蛙のように凍りついた僕を救ったのは、しかし蛇ならぬ獣だった。 「土御門、わたしが解いてやろう。縄も、お前の呪縛も、な」 さらさらと揺れる艶やかな黒髪...
  • アヤツリ人形【第一話】
    206 名前:アヤツリ人形【第一話】  ◆S96vOI40zw [sage] 投稿日:2010/10/09(土) 03 04 55 ID 6gHj1X7Z 「あなたがいないと、私は死ぬらしいのです」 「…………は?」  思わず首を傾げた僕に対し、初対面であるはずの彼女は数回瞬きをしてから、 「あなたがいないと、私は死ぬらしいのです」  同じことを繰り返した。  いや、僕が聞き返したのは決して聞こえなかったからとかそういう理由じゃないんだけど。  BGMよろしく小鳥が背後で囀っている中、刺さるような彼女の視線から逃れるように視線を外し、 「悪いけど、何のことかさっぱりだから」  彼女が開口一番に言った言葉を聞いた直後から鳴り響いている警鐘に従い、僕は来た道を全力疾走で駆け戻った。  困っている女の子を助けないというのは基本許せないたちなのだが、彼女の場合はどう...
  • 煉獄 第一話
    218 名前:煉獄1/3:2011/01/10(月) 19 48 32 ID ftcWccZi 誰かの温もりが欲しい。 誰でもいい。 私を温めてほしい。 頬を撫でて、それから私の瞳を覗き込んで愛していると言って欲しい。 無理だと分かっていた。 自分には一生縁のない経験だろう。 長すぎる一日に向かう前の妄想。 私に僅かだけ許された安らぎの時間。 誰にも邪魔されない、私だけの大事な時間。 そんな時間も携帯のアラームは容赦無く奪い取ってくれる。 甲高いその音を苛立たしく止めて私は今日も学校に向かう。 学校に友達はいなかった。 当然だ。 私は醜いし、暗いから。 時折男子がこっちを見てヒソヒソと何かを言っているのを私は少し悲しい気持ちで受け止めた。 分かっていても、やはり辛い。 辛い物は、辛いのだ。 昼休みは特に苦痛だ。 話す人もいないまま長い時間を教室で...
  • あなたのために 第一話
    451 名前:あなたのために 第一話 ◆PLalu2rSa. [sage] 投稿日:2009/05/02(土) 12 49 52 ID Y7M3agut 「マサトくん、朝ですよ、起きて下さい」 私は出来るだけゆっくりと、マサトくんの身体をゆすってあげます。 マサトくんはすごく低血圧で朝が弱いので、間違っても叩き起こしたりしてはいけません。 「んー・・・?ミク・・・?」 マサトくんがゆっくりと瞳を開き、私の姿を認識してくれます。 寝ぼけ眼のマサトくんの顔はとっても眠そうで、それでも起こさなければならない事に、私は思わず罪悪感を抱いてしまいます。 「はい。おはようございます、マサトくん。そろそろ起きないと学校に遅刻してしまいますよ?」 「・・・眠い。もう少し寝ていちゃダメ・・・?」 温かい布団の中から、頭一つだけを出してマサトくんは私に懇願してきます。 マサトくんのお願いとあれば、私としてはそ...
  • 『ヤンドジ』
    『ヤンドジ』第一話
  • 第一話『コントラクター・再会』
    809 :ワイヤード 第一話 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/10/10(金) 20 08 53 ID r9yyjKLi 第一話『コントラクター・再会』 ある意味では予知夢というものだろうか。 鷹野 千歳(たかの ちとせ)は、何の超能力も持たない普通の高校生だったが、この夜、確実に彼の夢は過去と現在を、そして未来を繋いでいた。 「ねぇちーちゃん、ちーちゃんのゆめはなに?」 「おれのゆめか……まだ、ないなぁ。そういういっちゃんはどうなのさ」 「え~。おしえてほしい?」 「いや、いいたくないならいい」 「ま、まってよぅ! いうからおいてかないで!」 「べつにおいていこうとしてるわけじゃない。いっちゃんがもったいぶるから、きかないほうがいいかとおもった」 「ぅ……ううん……。いいたくないわけじゃないよ。でも、ちーちゃんのこたえがこわかったの」 「おれがか...
  • タイトル未定第一話
    218 :タイトル未定 [sage] :2010/08/08(日) 20 49 24 ID iDCbf8BK 「もう終わりにしよう」 「……え?」 「もう一緒に勉強するのは終わりにしよう」 「……どうして……?」 「どうしてって、もう必要ないじゃない。半年前君は学年でも真ん中の順位だった。 それが今ではトップ10に入るようになった。もう十分でしょ」 「じゅ、十分なんかじゃないよ。だってまだ、夏野君より順位低いし、それに……」 「大丈夫だよ。もう僕が君に教えられることはないよ。僕がいなくても、君はもう一人で勉強できるよ」 「でもっ……その……」 「それじゃあ。僕はもう帰るよ。放課後にももう残らない。じゃあね」 「そんなっ」 「夏野君、ちょっといいかな。ここ、分からないところがあってさ」 「綾部さん。この前言ったよね。もう一緒に勉強するのは終わりだって」 「うん、...
  • ニーベルンゲンの歌 第一話
    335 :ニーベルンゲンの歌 第一話 [sage] :2009/12/20(日) 01 36 58 ID 19S8AU3u 西暦20XX年 人類は、異世界からの襲撃を受けた。 それは秘密裏に、世界各国の政府によって水面下で処理される筈だった。 しかし、異世界の軍隊の所有する人型兵器は人類の兵器を圧倒し、蹂躙した。 人々は事態を理解する間もなく滅亡するかに思えた。が、異世界にも味方はいた。 異世界の軍勢が所有する人型兵器、通称『シグルス』 それを手に入れた地球の軍と異世界軍は均衡状態にあった。 これは、その戦火を駆けた少年少女の、狂愛の物語 * * * * * 「…眠いなぁ」 帰り道の坂を下っている少年。彼の名前は貴志堂 生(きしどう いきる)。今年高校二年になったばかりだ。 坂を下りた先の桜並木は桃色の吹雪を散らしている。生はその道の端を歩きながら、大きな欠伸...
  • 似せ者第一話 ~始まり~
    749 :似せ者  ◆Tfj.6osZJM [sage] :2009/01/03(土) 05 00 55 ID clWZ+s3E 第一話 ~始まり~  偽者は本物を越す事は出来ない。  偽者が本物を越す時、それは偽者と本物が入れ替わる時。  似せ者は本物になる事は出来ない。  似せ者は本物を越そうが越さまいが似ているだけのオリジナル。 入学式から丁度一ヶ月が経った。 俺は苦労の末に仁衣高校に入学した。 県内トップクラスの学力を保持、様々なスポーツで好成績を収めるという文武両道の校風、そしてさらに日本トップレベルの仁衣大学へエスカレーター方式で行かれるとなれば、当然、皆行きたがるというものだ。 女子の場合はさらに制服が可愛いことも人気に拍車をかけているらしい。 倍率は10倍以上。去年は二年前に仁衣高校に入学した姉さんとの猛特訓の日々だった。 「はい、次はこの問...
  • 赤と緑と黒の話 第一話
    698 :赤と緑と黒の話 第一話 ◆BaopYMYofQ :2010/04/03(土) 23 18 18 ID TxU08vCn 「赤ちゃんができたの」 午後6時、誰もいない教室。教卓越しに俺の目の前に立っている、小柄な女子生徒はそう言った。 静寂。正午から降り始め、今はもう土砂降りとなった雨の水音と、俺自身の息を飲む音だけが聞こえる。 「………冗談、だよな?」 俺は静寂を裂き、喉の奥から搾り出すように小さく喋る。 だが背中には冷たい、嫌な汗の感触。心拍数がしだいに上がっていくのがよくわかる。 「本当よ。今、三ヶ月だって」 彼女-朝霧 湊はしかし俺の目を、光を宿していないような瞳でじっと見つめてそう答える。 愛おしそうに自らの腹部をさすり、頬を赤らめながら湊は微笑んだ。 「私、産むよ。先生との子供」 「な、なにを…」 「名前、何がいいかなぁ? 先生も一緒...
  • 玲子 第一話
    70 名前:玲子 (1)◇あばばばばば 投稿日:2010/10/01(金) 20 14 52 ID wdstd6t7 昔から玲子は不気味な奴だった。 幼稚園の頃、廊下の隅で玲子はよく泣いていた。大声を上げるような泣き方ではなく、 音を立てずに体を振るわせて泣いていた。なぜ泣いているのかというと、まあ簡単に言えば玲子はみんな に虐められていた。 無視され、叩かれ、そしていつも一人だった。 ある日、俺はそんな玲子が年長の餓鬼3人に虐められている現場に行き会った。 玲子は教室の隅に追いやられ、うずくまっていた。 その餓鬼3人は、ヘラヘラ小汚い笑い声を上げながら玲子のわき腹に蹴りを入れていた。 自分以外に人はいたが皆見て見ぬふりをしていた。 その時自分がなにを思ったのかは知らないが、急に目の前が赤くなり。 気がつけば、その餓鬼3人に突進していた、突然の奇襲に会いよろけている餓鬼3人に、 無我夢中に...
  • にゅむる前 第一話
    77 : ◆BbPDbxa6nE:2011/10/17(月) 22 48 19 ID LqvrHp2M 放課後の事である。 俺はいきなり話しかけられた、何の脈絡もなく。  「〝本の切り裂き魔(ブックスラッシャー)〟には気をつけてよ、礼」  「〝本の切り裂き魔(ブックスラッシャー)〟? ………なんだよ、その気味が悪い単語っていうか………中学二年生がつけそうな感じの造語は?」 高校生の間に学ぶモノと言えば、やはり一番に勉学であろう。 将来何のために使うんだよ、こんちきしょー、とか思いながら習わせられる意味不明な文字の配列や数学公式、元素記号に長文読解。 まぁ、意味不明な文字の配列(英語)に至っては、習っておいて損はないのかもしれないがともかく……めんどくさい。 しかし、めんどくさいと言って無視していいものではなく、周りからの圧力も受けつつ、大学入試のためにも励まなくてはいけない。……とかそうい...
  • わたしをはなさないで 第一話
    194 :わたしをはなさないで 第一話:2010/12/17(金) 01 37 37 ID 8uGlJG4D うちには拾って来たペットがいる 犬が二匹、猫が三匹、カメと女の子とが一匹ずつ アパートはペットOKとはいえ、一人暮らしのフリーターには餌代だってバカにならない なんだけど、どうしても我慢できずに拾ってきちゃうんだよなぁ エゴだとは思うけど、捨てられてるの見てるとやっぱりかわいそうでさ 「ワン!」 「ニャー」 「………」 「おなかすいたー!」 まったく、バイトから帰るなり飯の催促か 少しは温かく迎えて欲しいもんだがねぇ ………うん、何が言いたいかは分かる 今この場にポリスメンが居たら、俺はこれから三食税金で食わせてもらえる楽しい楽しい別荘行きだ けど、俺がこいつ―――古口夏樹(こぐちなつき)をここに住まわせてる理...
  • 髪の話第一話
    26 :名無しさん@ピンキー:2010/02/14(日) 18 10 13 ID EuCn9m2t 木村千華という奴がクラスメイトにいる。 滅多に他人とコミュニケーションを取らない、過剰なくらい無口で無愛想な女である。何を考えているのかもわからないし、声を聞く機会と言ったら、教師に名指しされたときくらいだった。その返答は意外にもしっかりしているし、問題を間違えているところを見たこともない。 だが別段テストの点が学年トップクラスということはなく、上位ではあるが飛びぬけているわけではなかった。それについては、単に予習に余念がないのだろうな、と勝手に想像している。 テストのときには、それなりに覚えていないし、それなりに間違う。そのあたりに、無感情に見えても人間味を感じられるものだ、などと思うのだ。 身長が低いし、括っていないストレートの黒髪は病的に長いし、ふとすれば人形のように...
  • 明きら・メルは大変なものを奪っていきました
    774 : ◆ewP6fUImNw5g [sage] :2009/11/10(火) 12 08 22 ID cHD3KfLX 第一話 「明きら・メルは大変なものを奪っていきました」 (前略)*明きら、談。 病む前の「暗・メル」ちゃんはやはり「暗・メル」ちゃんだった 俺は明きら・メル、この物語が中心に置いている男だ。突然だが僕は大変なものを奪ってしまった。 ん? それは何かって、それはね、暗(くら)・メルちゃんの処女だ。ああ、何て事をしてしまったんだ(汗) こんなに被造物と創造物の関係に忌々しい考え方をしたことは無い。んっ、暗ちゃんが起きたぞ。   「ふふふふふ、ついに奪ったわね。私の、私の処女を。責任とって結婚してもらうわよ」 暗ちゃん、君の僕に対するこだわりは、強いようだね。 「なら、僕の童貞を奪った責任はどうしてくれるんだ。これって逆レイプっていうんじゃないか...
  • 言葉と・・・・第一話
    474 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/08/30(木) 07 27 25 ID yALAyH53 469 すいません。前回は重なってしまったのでもう一回、 最初から、投稿しなおします。 第1話 僕が勤め先の病院に車で向う途中、窓越しで彼女を見た。 それが桂言葉と僕の出会いだった。桂言葉はまだ、中学生 だった。  ほんのちょっと視界に入っただけの彼女を、僕は忘れら れなかった。彼女をもっと見ていたい、彼女のことをもっ としりたい、僕はそう思うようになった、それだけ、彼女 は僕にとってかけがいのない存在だったんだ。  僕はまた、翌日、車の窓越しで彼女に会った。僕は携帯 で彼女の写真をすばやくとった。中学と顔、あと金に糸目 をつけなければ、個人情報など簡単に調べることができる からだ。 僕の実家は大手製薬会社のオーナー一族だったから、金に ...
  • 劣等感第一話
    501 :劣等感 ◆vha3FDwXe6 :2010/05/27(木) 00 09 19 ID EEDmV8oT 俺はお前のことが嫌いだ。 何でもできるお前が嫌いだ。 お前が一位で俺が二位。 毎日毎日みんな口では言わないが心中ではそう思っているだろう。 「……」 だから、こうやって狭い部屋の中一人でパソコンとにらめっこしている方が気楽でいい。 それでも、お前は 「おい。いつまで引き篭もってんだよ!!しまいにゃキノコが頭に生えてくんぞ!!さっさと出てこいよ!!」 俺を引っ張り出そうとしてくる。 「いやだ」 「いやだじゃねえ!!一緒に学校行こうぜ!」 ドンドン、と乱暴に部屋のドアを叩いてくる。 「ドアが壊れる。やめろよ」 「やめない。なあ、光(ひかる)出てこいよ……」 「うるさい」 「……そうか。わかった……」 そういって去っていく足音が微かに聞こえた。 ざま...
  • 壁に耳あり障子に目あり第一話
    277 :壁に耳あり障子に目あり [sage] :2008/03/19(水) 20 04 54 ID 2KMtAsPl  「――それで信仰の為にこの聖書を買って勉強会に参加しませんこと?」 「いえ、ですから僕には必要ないんですって」 ファンデーションと香水のダブルパンチは僕にはキツイ。鼻が曲がりそうだ。 「でも神様を信じていらっしゃるんでしょ?」 神様を信じてたらみんなソレを買うのが当然、と言いたいのだろうか?この老婆は。 「あの……自分で言うのも何か嫌なんですけど、――僕目が見えないんです」 「……え、本当に? ……嘘吐いてるわけじゃないですよねぇ?」 声色は疑惑だが察する雰囲気は断定だ。 ここで法的な言い訳でもして帰ってもらおうと口を開いたところを他の声が遮った。 「おいババア、てめぇが調べる権利もこっちが胡散くせぇ本を買う権利もねぇ。それ...
  • 黒い陽だまり第一話
    353 :黒い陽だまり ◆riLyp5qrlZvj :2010/07/20(火) 01 49 38 ID vYO+AfJ3 今でも折にふれて、僕はあの時のことを思い出す。 あの時の僕の選択は、間違っていたのだろうか。 僕に依存しきっていた彼女をそのままに受け入れ、空虚な瞳をした彼女の細い体を抱きしめてあげれば、彼女は死なずに済んだのだろうか。 何度考えても答えは出ない。 でも、僕がもう一度あの時をやり直せたとしても、僕は彼女を受け入れないし、 あのレストランに彼女を置いて外で雨に打たれることを選ぶだろうということだけは、わかっていた。 「先輩って」と彼は言った。「どういう人なんですか?」 新入社員歓迎会が終わった後の帰りのタクシー、という状況を除いたとしても、それはかなり唐突な質問と言えた。 「自分がどういう人間かを正確に把握してるやつなんて、そうそういないんじゃ...
  • サイエンティストの危険な研究 第一話
    859 名前:サイエンティストの危険な研究 第一話[sage] 投稿日:2011/09/23(金) 22 34 07 ID i775jQ6E [2/6] 所長:では今回の研究データはこちらの額で買わせていただきます。  一仕事を終えた俺は、側にあった冷えきったコーヒーを一気飲みする。 「まじぃ・・・。」  不味さが頭を回復させていく。寝ずに頭を使いすぎていたせいで、回復と言ってもまさしく雀の涙程度だ。 トントン  扉がノックされた。 「亮介、朝飯ここに置いておくからな、ちゃんと飯食えよ。」  扉の前に食器が置かれる音がした。 「じゃあ俺、祐希と図書館言ってくるからな、昼飯は朝食と一緒にお金置いておくからな。」  扉の先から聞こえる声が終わり、足音が遠くなっていった。  俺の名前は藤崎 亮介。そして今扉の前にいたのは、俺の兄の藤崎 昭介だ。  兄は面倒見が良い。だから、寝ず...
  • 題名の無い長編その二十 第一話
    687 名前:雌豚のにおい@774人目[sage] 投稿日:2011/12/18(日) 01 49 11 ID ztLvt5TA [1/2] これは一人の門番の話。 その門番は誰よりも強くそれでいて誰よりも優しいまさに聖人のような男性でした。 だけどその男性は顔が醜く兵士からはその強さに畏怖と同時に嫉妬されていました。 ある一人の兵士は言います。 「醜くい者が国を守ろうなどハッ!貴様には門番がお似合いだな!その顔をみれば敵さんも城なぞ入りたくないだろうな!」 ハハハハハ違いねぇ違いねぇ!とその場にいた兵士は嗤います。 醜くい男は言います。 「なら私は門番になりましょうこの醜くい顔が役に立つのなら私は喜んで使いましょう」 醜くい男の言葉が痛快だったのか兵士達は大笑いします。 そうして醜くい男は門番になります。 688 名前:雌豚のにおい@774人目[sage] 投稿日:2011/12/18...
  • 題名の無い長編その十五第一話
    273 :名無しさん@ピンキー:2010/06/13(日) 22 50 47 ID qXitiTpU 部屋の四隅に盛られた塩を見て、僕はため息をついた。 可愛らしい部屋に夥しい量の盛り塩とのアンバランス差にではない、僕はこの部屋に閉じ込められたのである。 盛り塩とは魔除けに使われるものであるが、本来の効果は結界を作るものである。 脆弱な幽霊は盛り塩の効果で出られなくなる。 僕もその状況に陥っていた。 そう、僕ことサニー・斎藤・アナスタシアは幽霊なのだ。 所謂外国人である僕は父が日本人、母がアメリカ人のハーフだ。そして二歳年上の姉がいる。 父は大学の教授、母は専業主婦、姉はOLの極フツーの家庭だった。 僕は大学の飲み会の帰り、歩道を歩いていたら誰かに押されて、たまたま通りかかった大型トラックに… 未練は勿論会った、僕は童貞である。ここ重要 僕のアレは馬並みなのが自慢...
  • 星屑ディペンデンス 第一話
    147 :星屑ディペンデンス 第一話 ◆TvNZI.MfJE:2012/03/26(月) 17 24 18 ID cIlpiggY もしも、魔法が使えたら。 それは、誰しもが一度は思い描く夢である。 絵本や御伽噺、最近であればアニメやゲーム。 何時の時代も、それは人間の空想の中心にある。 幼い頃、布団に入ってから寝るまで、魔法使いの夢を見た人も多い筈だ。 もちろん、魔法について夢想するのは子供だけ、と決まっている訳では無い。 口に出さずとも、頭の中ではファンタジーな世界が展開している人というのは結構居るものだ。 そういった人達が小説や漫画といった物を産み出すのだから当然といえば当然だが。 かくいう俺も、そんな人間の1人だった。 小さい頃から、いつもそんな事ばかり考えていた。 順調に厨二病の道を歩んでいたが、普段は普通に振舞っていた為、周りには結構友達も居た。 高校に入学し、文芸部に所属した...
  • 炸裂超人アルティメットマン第一話~第二話
    248 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/19(水) 02 00 10 ID lUt+bHho   炸裂超人アルティメットマン 第一話 見よ!炸裂の巨大変身  登場巨獣 超ゴム巨獣 マノーン  「ああ、寒い寒い・・・ったく、この季節はやってられないなあ本当に」  僕、東条 光一はそういって今の今まで寝ていたうすっぺらいせんべい布団を折りたたむと顔を洗い 三畳一間の部屋の隅に押し込められたちゃぶ台を引っ張り出して食事の用意を始めた。  冬のこの季節、暖房もない中で朝早起きするのはとても辛い事だと思う、しかしこうしなければいけ ないのも事実だ、などと冷蔵庫から取り出した納豆と、炊飯器から取り出した温かいご飯を食べながら思う。  モルタル張りの三畳一間、狭くてぼろい上にアスベストも使っているようなアパートの中で...
  • ヤンバル 第一話
    372 :名無しさん@ピンキー [age] :2006/09/14(木) 23 43 20 ID SY9ZcJzr 初めて苛められたのはいつの事だったか正直覚えていない、だが確か小学校の頃からだったと思う その日何時も通りに学校に行くとなぜか机が無く訳が解らずおろおろしている僕を見てクラスメイトが笑っていた。 その中には幼馴染で幼稚園に入る前から何時も一緒だった、猛と麻紀の姿も在った。その日から苛めが始まった。 何故苛められるのか僕にも解らなかった。物を隠されたりするのが多かったと思う。 中には仲の良かった子からも苛められ僕はどうしていいのか解らなかった、ただ漠然と耐えていれば苛めも無くなるのではないかと思っていた。 学年が上がるごとに苛めはエスカレートしていった小5の時給食のスープにミミズを入れられた、小6の時いきなり後ろから後頭部に石を投げられた。 中学に上...
  • 長編SS
    終わらないお茶会(完結) ◆msUmpMmFSs氏 題名の無い長編集 カーニバルの夜に ◆msUmpMmFSs氏 ヤンバル ideal ◆zvQNG0FZvQ氏 いない君といる誰か(一部ルート完結) ◆msUmpMmFSs氏 あなたと握手を(完結) ◆Z.OmhTbrSo氏 ひどいよ!おおこうちさん(完結) ◆Z.OmhTbrSo氏 『首吊りラプソディア』(完結) □ボ ◆JypZpjo0ig氏 渋沢夏恋の話 ミツバ氏 ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo氏 真夜中のよづり 赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg氏 恋人作り ◆5PfWpKIZI氏 慎太郎の受難(一部ルート完結) 慎 ◆tXhMrjO4ms氏 類友 シアン・マゼンダ・イエロー・ストーカー(完結) ◆Z.OmhTbrSo氏 上書き(一部ルート完結) ◆2.775XTAfE氏 終わったあとのお茶会 ◆msUmpMmFSs氏 越えら...
  • a childie第一話
    131 名前:a childie[sage] 投稿日:2011/04/13(水) 21 34 52 ID bq34Jn7Q [3/9] 雨が降っている。 無情な雨が降っている。 地面に雨粒が叩きつけられる、 いつまでも、いつまでも続く音が耳に響く。 あの日もそうだった。 義父が死んだ日、妹の葬式の日、自由を逃した日。 悲しいことはいつも雨の日に起きていた。 けれど、雨の日は嫌いになれない。 雨は何でも流してくれる。 血や涙や感情。何もかも、無差別に。 妹の葬式の日に泣いた時も、顔を伝う雨が全て流してくれた。 そのことを思い出す。思い出して、まだ自分を失っていないことを知った。 薬漬けにされてどのくらいが経つのだろうか。三日、四日ではないだろうな。 怪我が大分、塞がっている。彼女の享楽で幾度となく傷口が開いたのに。 ベッドの上で、点滴で生かされ薬で朦朧とした意識で過ごすうちに、 時間と...
  • 料理上手な彼女第一話
    333 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/11/20(火) 01 05 50 ID gJdem6/T 「料理上手な彼女」  世の中で素敵な女性はどんな人か?そう考えるとまず真っ先に思い浮かぶのは…やっぱり家庭的 で、さらに料理が上手な人なのかな?と僕はそんなことを考えた。  「ねぇねぇまーくん、今日のお弁当は…どうかなあ?」  そういって彼女…僕の幼馴染である登呂玖 泉はいつものように僕の席に自分の席をくっつける と僕に手製のお弁当の味を聞いてくる。  彼女はボーイッシュな見かけ、かつ男勝りな性格によらず料理を作るのが大変得意だ。  「うん、とってもおいしいよ…冷めるのが前提でこんなにもおいしく食べられるお弁当なんて一流 シェフでも作るのは難しいんじゃないかなあ?」  「本当!やったー!!やっぱり僕って才能あ...
  • 溶けない雪第一話
    180 :溶けない雪 [sage] :2007/09/27(木) 17 37 24 ID jbjk43y6 「どうして私じゃ駄目なの?ねぇ、何で?どうして?教えてよ・・・・・・・・」 今僕の前に一人の女性がいる 夕方の学校の屋上で、目の前の女性は泣いていた。 いや、僕が泣かしたと言った方がいいだろう。 普通なら男が女を泣かせば大概は男は世間的に最低野郎になるのが普通。 しかし、今の状況の場合では違う 確かに僕が彼女を泣かせたのは事実だろう。でも僕は仕方ないと思う。 彼女に告白され、そして振ったのだから 1 彼女と初めて会った時は僕こと坂田 健二がめでたく高校に入学し、一年間自らの教室になる部屋に足を踏み入れた時だった。 教室に足を踏み入れた時、一人の女子に目がいった 彼女は窓際の席に座っていた。 この教室に在籍している生徒は37人、そのうちの20人が女子と...
  • リバース第一話
    388 :リバース ◆Uw02HM2doE [sage] :2010/07/22(木) 01 41 31 ID WTpz/NJg 目を開けると白い天井が広がっていた。何色にも染まっていない純白。俺はそれを眺めて思った。 世界はこんなにも白かったのかと。 「…………あれ?」 静の空間を切り裂いた何とも間抜けな声は俺自身のものらしい。しかしそんなことはどうでもよい。 今一番の問題は 「……俺、誰だっけ?」 俺が何も覚えていないということだった。 「いやぁ、まさか意識が戻るとはね。診察したところ、記憶喪失みたいだけど…いやぁ、とにかく意識が戻ってラッキーだったよ」 とりあえず病室を出て廊下をふらふらとしていたら看護師に捕まり、この黒川という医師のところに連れて来られた。 「…はぁ」 どうやら俺の担当医らしい。 しかし俺は自分が誰とかいう前に何でここにいるか分からな...
  • 世話焼きな姉(仮) 第一話
    528 名前:世話焼きな姉(仮) ◆aRAnj9VVXE[sage] 投稿日:2013/05/15(水) 08 40 41 ID NN04tFyA [2/11]  放課後の教室の中に、一人の男子生徒と、一人の女生徒の姿があった。二、三の言葉を交わした後、男子生徒は教室から出ていき、女生徒のみが教室に残った。 女生徒が男子生徒に告白し、男子生徒はそれを断ったのであった。  男子生徒の名前は、坂川数馬という。そこそこ難関の都立高校に通う二年生。性格は穏やかで優しく、しかしこの年頃の少年特有である騒々しさ、明るさも併せ持っていた。勉強もス ポーツも上出来で、ルックスもイケメンだ。 当然大勢の友達がおり、また、彼に憧れる女子も少なくなかった。そういう訳で、数馬は毎週のように女子からの告白を受けるのであった。  しかし、数馬は特定の異性を作らなかった。数馬に告白してくる女生徒の中には、可愛いと人気の...
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