ヤンデレの小説を書こう!SS保管庫 @ ウィキ内検索 / 「初めから 第三話」で検索した結果

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  • 初めから 第三話
    257 :初めから:2011/10/31(月) 01 27 37 ID ccRIKDDQ 『ヒャッハー!!汚物は消毒だっー!』 「そうだ!やっちまえモヒカン!」 「モヒカンもいいが、やっぱジャギ様だな」 「…ふ、二人ともなんでケンシロウを応援しないの?」 秀君と翔太君はとても仲が良い。 今日も秀君の家で、秀君おススメのアニメを見ている。殺伐とした世界に 救世主が現れるお話なのに、二人して悪役の方を応援している。 私は、ケンシロウの方がカッコいいと思うんだけど… 「よしっ!次はこれだ」 「おいおい勝手に取るなよ。今日は凜子の為に来たんだろう?」 え? 「凜子!良く聞け!明日から凜子は友達を増やしていく!」 「ど、どういうことなの?」 秀君が言うには、私はもっと積極的になった方が良いらしい。 確かに私は、秀君や翔太君以外とはあまり話さない。 だけど、それは必要がないからだ...
  • 初めから
    初めから 第一話 初めから 第二話 初めから 第三話 初めから 第四話 初めから 第五話 初めから 第六話 初めから 第七話 初めから 第八話 初めから 第九話
  • 私は人がわからない
    私は人がわからない第一話 私は人がわからない第二話 私は人がわからない第三話 私は人がわからない第四話 私は人がわからない第五話 私は人がわからない第六話 私は人がわからない第七話 私は人がわからない第八話 私は人がわからない第九話 私は人がわからない第十話
  • ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第三話
    127 :ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第三話 ◆AW8HpW0FVA :2009/07/30(木) 18 37 34 ID cCf/8k/n 第三話『シグナム・ファーヴニルの失敗』 扉の前で宿代の催促をしている亭主を押し退け、シグナムは町の外に出た。 早速二体のスライムが襲い掛かってきた。 青い水滴の様な体に、悪意の見えないつぶらな瞳、そして半笑いの赤い口。 どう見たって人畜無害のそれに見えるが、 少しでも近付こうものなら、吐き出される溶解液によって、 骨まで溶かされてお陀仏にさせられる凶悪モンスターである。 「出やがったな!前回は油断したが、今回はそうはいかねぇぞ!」 シグナムはすぐさま右手に灰が渦巻くのをイメージした。 二体のスライムは、ヘラヘラ笑いながら、シグナムに近付いてきた。 「くらえ、ザコモンスター!灰に抱かれて切り刻まれろ!」 シグナムは向かって...
  • ラ・フェ・アンサングランテ 第三話
    79 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第三話】   ◆AJg91T1vXs :2010/11/15(月) 00 06 58 ID L6F9TM5r  ジャンが合同墓所に着いた時、既に太陽は南の方角に昇りかけていた。  街の正門をくぐり、レンガで舗装もされていない道を歩くこと小一時間。  赤錆びの目立つ鉄製の策に囲まれた、寂しげな場所にそこはあった。  街の教会に墓を持たない人間は、この合同墓所に埋葬されることになる。  そのほとんどが、どこの誰とも知らない曰くつきの者ばかりだ。  旅の途中で行き倒れ、身元も分からないまま埋葬せざるを得なくなった行商人。  怪しげな呪いを使うとされ、神父に看取られることもなく亡くなった老婆。  不運にも、旅の途中で山賊に襲われ、そのまま命を落としてしまったジプシーの一団。  この合同墓所は、そういった街の墓...
  • 第三話『深紅・猛攻』
    838 :ワイヤード 第三話  ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/10/11(土) 00 11 20 ID vM+W356W 第三話『深紅・猛攻』 「とりあえず、ここじゃなんなのでトイレにでも」 「何をするつもりだ……」 「すぐわかりますよ」 ミクは千歳を連れて保健室を出た。ミクは下校時間の生徒の追い出しと、施錠を役割としている。 これは本来教師や用務員の仕事なのだが、ミクは自らその役がしたいと買って出た。 学級委員長、風紀委員、生徒会などなど、他人の上位に立つのが好きな人間である。 「(最初からおかしいと思うべきだった……)」 わざわざそんな役を買って出るなど、常人のすることではない。真面目な委員長と言う印象でごまかしていて分からなかったが、今なら分かる。 井上ミクは……。 「お前ここ、女子トイレ」 「つべこべ言わずに、入ってくださいよ。拒否権は...
  • 赤と緑と黒の話 第三話
    182 :赤と緑と黒の話 第三話 ◆BaopYMYofQ :2010/07/03(土) 00 13 18 ID J2m6B0rY 「私、お父さんに犯されたことがあるの」 その一言の意味を、理解するのに数秒を要した。 四年前へと話は遡る。 湊は幼い頃から容姿端麗で、発育も早く、ある意味歳不相応に成長していた。 中学に上がってすぐに多くの男子生徒たちの視線が湊に集まり、女子生徒の友人も多くはないがそれなりにいた。 だが至って普通の、一人の子供にすぎなかったのだ。仮にもしこのまま平穏に過ごせていれば、湊は間違いなく幸せだっただろう。 湊の母が仕事で出張し、一晩家にいなかった日の夜。湊はすでに就寝しており、自室の扉が開かれ、誰かが忍び寄って来るのに気付くはずもなかった。 掛け布団をそっと剥ぎ取られ、寝間着のボタンを上から一つずつ外されている最中、湊はようやく目を醒ました。 最...
  • ウェハース 第三話
    36 :ウェハース第三話 ◆Nwuh.X9sWk :2010/09/12(日) 17 00 58 ID 4iKpRBc0 「寝ちゃったね、穂波ちゃん」 「いつもよりはしゃいでたから、藤松さんのおかげ。今日は本当にありがとう」 皿洗いを終え、台所から出ると穂波はソファーで寝息を立てていた。 「かわいい。本当に天使みたい」 「穂波って名前、いい名前だと思う?」 うん、と穂波の頬を優しく撫でながら藤松さんは頷く。 「父さん意外と凝り性でさ、穂波の名前を決めるのに一ヶ月掛けたんだ」 「すごーい!何か意味でもあるの?」 「穂っていうのは昔の人にとって幸せとか、大地から受けた恵みを意味していたんだって。そんな幸せとか、恵みが波のように押し寄せてくるように付けられたのが”穂波”だって」 「幸せが波のように…...
  • あなたのために 第三話
    57 :あなたのために 第三話 ◆PLalu2rSa. [sage] :2009/05/23(土) 01 20 49 ID ZvS9Dk39 その日、いつものように私は、マサトくんのお部屋までお迎えにあがりました。 昨日の夜、帰宅されたマサトくんは、私達と一緒に晩御飯を食されることなく、お休みになりました。 もしかしたら、マサキ先輩と何処かで食事をされて来たのかも知れません。 もし、これからもそういう事が増えるなら、マサトくんの分の晩御飯は、自重しなければいけない日も増えるかも知れませんね。 私の手料理を食べて頂けないのは非常に残念ですが、これもマサトくんの幸せの為です。 きっと、私よりマサキ先輩とご一緒に食事をとられた方が、お幸せでしょうから。 ・・・これから、どのくらい私はマサトくんのお世話の部分を、マサキ先輩に引き継げば良いのでしょうか? 毎日の起床は?毎日の朝ごはん...
  • 白髪女とちっさい女 第三話
    312 :白髪女とちっさい女 第三話  ◆gnQKrmKMl.:2011/11/02(水) 18 42 54 ID 6nz3fsKk 僕が目を覚ましたのは朝の4時だった。 時間としては学生の休日に起きる時間じゃないが、9時間位寝ていたので頭はかなりボーっとしている。 欠伸をしながらもそもそと布団から抜け出し、ベットに腰掛けた。 制服が寝汗でグショグショだったのでシャワーを浴びようと思いベットの下のケースから下着とジャージを取り出して部屋を風呂に向うことにする。 シャワーを浴びたあとに腹の虫がグーっとなったので何かないかキッチンの方に食べ物を探しに行くと、昨日の晩ご飯のハンバーグが机に上に置いてあった。 それを電子レンジで温めて、炊飯ジャーからご飯をよそぎ、テレビを点けてニュースを見ながらご飯を食べる。 ニュースの内容は、今年もひかりケ丘学園の学園祭が近づいてきたと言う内容だった。 ここで改...
  • 私は人がわからない第三話
    105 :私は人がわからない ◆lSx6T.AFVo :2010/05/12(水) 14 44 47 ID +7NZkhJf  カタンカタンと、電車は一定のリズムを刻んで進んで行く。  夕方時の静かな車内は、凍てついた外界とは対照的に暖かい。  ふくらはぎを撫でる温風が、私の冷えた足を温めようと躍起になっていた。  車内の席は全て埋まっていた。  帰宅途中の学生、うたた寝している老人、くたびれたスーツを着た中年サラリーマン。みんな、どこか疲れた顔をしていた。窓から差し込む夕日が、顔に影をつくっているからかもしれない。  私は、心地良く振動する座席に身を預けて、ぼんやりとそれらを眺めていた。  一瞬、自分が何をしているのかわからなくなる。  いきなり違う世界に放り込まれたような、そんな感覚。  けれど、まだ咥内に残る鉄の味と右側頭部の疼痛が、そんな私を叱咤した。忘れるな、と...
  • 愛と憎しみ 第三話
    488 名前:愛と憎しみ 第三話 ◆O9I01f5myU[sage] 投稿日:2011/08/02(火) 21 57 24 ID jhtXEcPc [2/6] 3  夜。幸人はベッドの中でぐっすりと眠りについている。それを視線の端で確認した香山はこっそりと抜け出し、寝室を後にする。その足先は玄関を向いていた。  物音を立てない様に外へ出て、県道伝いに駆けていく。漆黒の帳が下りた住宅地の中、街灯を頼りに町の中心へ行く。遠い距離でもないのでそれ程時間も掛からない。  変質者に悩まされている市町村もあるだろうが、この町ではそういった悪い噂は聞かない。過信こそ禁物ではあるが、夜でも比較的安心できる。時折男とすれ違うものの、こちらに関心も示そうとしない。  夜でも営業している店は数多い。中心地ともなるとそれは顕著で、真夜中であるというのに目が眩む。点々とした街灯のみの明かりでは足元が少しお...
  • 星屑ディペンデンス 第三話
    288 :星屑ディペンデンス 第三話 ◆TvNZI.MfJE:2012/04/15(日) 21 05 38 ID Gs/Z9.w6 「……まだ、帰ってきていない?」 「え、ええ。夕食を取りに来なかったので、作った分を家に届けに行ったら、まだ帰ってきていない様子でしたよ」 咲が王宮に出かけた次の日。無事に報告を済ませ、予定通りに帰ってきた彼女は、家に龍が居ない事を不審に思い、自分が留守の間、彼の世話を頼んでおいたアルフォンシーナの元へと来ていた。 「いくら出かけるのが遅かったとしても、私が出発した日には家を出ていた筈だ。祠までは片道30分程だし、今日のこの時間まで戻ってきていないという事はない筈……」 「あ、そういえば」 不意にアルフォンシーナが手を叩く。 「セイムさんが、森で男に襲われたー、手も足も出なかったー、ぶちころしてやるー、と言っておられましたよ」 のんびりとした彼女の言動からは想...
  • 忍と幸人 第三話
    82 名前:忍と幸人 第三話[] 投稿日:2011/04/11(月) 21 23 36 ID vZqUPmGs [2/11] 3  誰かが捨てていったらしい――そこら辺に転がっていた週刊誌を流し読みしていると、二階の一室が乱暴に開かれた。中から出てきたのは、あの女と幸人の二人だ。大方の予想通り、女は濃い化粧をバッチリと決めている。幸人も口紅を塗る等の軽い化粧をさせられたみたいで、見る限りでは女の子そのものだった。これから仕事に向かうのだろう。  気だるそうに女が階段を降りていく。幸人は一言も喋らずに後を追う。その顔は母の背中を眺めているが、目は力無さげに半分閉じている。どこか遠くを見る様な視線だ。  「スイッチ」が切り替わっている。これからその体を弄ばれるから、感覚を司る神経をみんな切り離してしまったのだ。幸人はそれを体現する様に全身を脱力させている。今彼の目の前に私が現れても、思...
  • 変歴伝 第三話『高嶺の野花』
    767 名前:変歴伝 第三話『高嶺の野花』 ◆AW8HpW0FVA[sage] 投稿日:2011/12/30(金) 20 05 24 ID OU9J/y/Q [3/9] 念願の領地を手に入れた業盛であったが、そこは六波羅から山一つ隔てた不便な場所にあった。 それだけならまだよかったが、業盛を失望させたのは、領主の仕事をさせてもらえない事だった。 前任者の部下達が大体の政務を片付けてしまうので、 業盛の仕事は残りの軽いものばかりになってしまうのだ。 まだ子供だからと思われているのだろう。随分と舐められたものである。 自分も豪族の子息、領主の仕事がどの様なものか十分理解しているつもりである、 と粋がってみたところで、仕事が回ってくる訳ではない。 今は黙って仕事を見ていろ、という事なのだろう。 業盛は山積みの書類に目を通し、規則正しい速度で判を押していた。 「暇そうですね、刑兄」 いつの間にか正...
  • わたしをはなさないで 第三話
    233 :わたしをはなさないで 第三話:2010/12/19(日) 02 14 58 ID kdSC4nYx 「……で、何か申し開きはあるか?」 「ないよー」 スパッと言い切ったなこいつ ただ今、コタツ挟んで家族会議中 議題はもちろんさっきの商店街の出来事についての糾弾 それが延々続いてもう夜になろうとしている ああ、せっかくの休日がこんなことで終わってしまうなんて しかし俺がナツを筆頭に帰ってきたイエノブやイエシゲ達に向かう形になってるせいで、なんだか俺が糾弾されてる気になってくるんだが 「だって、私はフミの家族だもん。家族をほおっておいて他人にうつつを抜かしたりしたら駄目なんだもん」 「じゃああの恋人云々ってのは何だ。おかげで暫くはあの商店街に行けねぇぞ」 「いいじゃん。だってわたし、フミのこと大好きだよ」 「そのわりには色々と...
  • 炸裂超人アルティメットマン第三話~第四話
    257 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/19(水) 02 17 50 ID lUt+bHho 炸裂超人アルティメットマン 第三話 始まった!吊下壊滅作戦  登場巨獣 爆泳巨獣マッカタン 空速巨獣ジオンゴ 電波怪獣ミルワー ごろごろごろごろ…そんな感じの轟音が吊下市全体に響いていた、音の主は勿論巨獣だ カジキマグロを太らせたようなその体躯を生かしてか、はたまた誰かに操られているのか…ごろごろと転がる 巨獣は、まるで粉砕ローラーのように建物を踏み潰して行く。 だって許せないじゃないか?コイツがあのやさしい彼を苦しめられるのが…そして、眼前に広がる街の住人が 彼を苦しめいているのが。 そう、彼を守るのは私ひとりでいい、そして…彼を愛するのも私ひとりでいいに決まってるんだから。 「どうもおかしいんだよな…そう...
  • 名物桜で待ち合わせ 第三話
    726 :名物桜で待ち合わせ 第三話:2011/08/30(火) 23 09 27 ID naDhzcps  結局、一樹は愛に連れられてラブホテルの一室にやって来た。  しかし・・・。 「・・・!」 「大丈夫だ!今日は私のおごりだ!」  やって来た部屋の広さと充実さに、一樹は思わず口を開けた。大きな冷蔵庫や収納スペース、隣の部屋にはSM専用の部屋と道具一式がある。風呂を覗いてみると、簡易露天風呂に加え様々な道具が揃っている。 「君の童貞卒業だ。豪華な場所でしたいだろ?」  一樹はまだキョロキョロしている。愛は一樹の背中を撫でた。 「さぁ!風呂に入ろう!」  先に入った一樹は、頭を洗いながら色々考える。  完璧な女性と言われてる愛さんが俺の童貞をもらってくれる!?冗談にしてはやりすぎだ!  しかし、ここまでしてもらっていると...
  • サイエンティストの危険な研究 第三話
    987 :サイエンティストの危険な研究 第三話:2011/10/08(土) 21 19 47 ID oYmOj9..  友里は俺が肯定的になれば何でもいいらしい。まぁ少なからず研究に協力してくれた功績は認めるから、明日一緒に弁当を食べるくらいならいいだろう。  友里は可愛い系の超天然で人気も高いんだが、俺なんかにベッタリしてるから周りからは変人扱いされている。何が面白くて俺に付きまとってるかはわからんが、まぁ研究に便利な働き者と言っておこう。  とりあえず、パソコンに入力する前にデータをまとめておこう。幸いにも月曜日の五時間目は理科だ。板書しなくても100点なんか余裕だから、先生の話なんか頭に入れなくてもいい。  今日の昼に取ったデータをまずノートに写し、さらに今までのデータをまとめてノートに書いて計算する。まだデータが少ないから、ささっと分析してみる。 「・・・。」  さほど時間はかか...
  • 題名のない長編その七第三話
    第三話 「そんなこんなで放課後なんだな!」 「誰に言ってるんだ、友人1よ。」  急に隣の席で呟いた太めの友人1につっこみを入れつつ鞄を背負い教室を出る。  グラウンドでは汗臭い野球部員達がさっそく集まり始めて騒いでいるのが見えた。  青春とは部活だなぁ、なんて思ってしまうが悲しいことに俺には時間がない。  修練を重ねるためにはバイトだけでも時間調節が難しいのだ。  よく椎名は「なら私の家でごはん食べるの!経済的なの!」などと言うが甘えてもいられない。  大家さん一家には迷惑をかけっぱなしである。これ以上甘えることなどできはしない。 「楊ぅぅぅ!」  遠くからてけてけと音がしそうな走り方で廊下を走る椎名。むしろあれは競歩か。  そして音もなく椎名の後ろを滑る百乃。怖っ。なに?ホバー移動でもしてるんですか、君は。 「帰るのか?」 「うん!一緒に帰るの!」 「死ね近衛。」  ...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part18-Page4
    801 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/10/10(金) 00 53 41 ID 3rbgvnB7 自分の過去を誇りに思えるようになったら、さ。 802 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/10/10(金) 03 00 30 ID j4aiOlCh 790 GJ! お幸せに!おしあわせにぃぃぃ!! すばらしい作品をありがとう! 803 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/10/10(金) 10 21 41 ID fzJ0BhlG 790 楽しかったぜ、ありがとう。 804 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/10/10(金) 13 14 09 ID uV+Syx63 326 奇妙な世界に目覚めるといいよ 805 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/10/10(金) ...
  • いない君といる誰か 第三話
    668 :いない君といる誰か [sage] :2007/01/05(金) 13 04 35 ID w9uu+67R ・三話  如月更紗についてのあれこれ。当年とって15歳。ただし正確な誕生日は不明。同じクラス、同じ学年だから15だと思っているだけで、本当は16歳かもしれない。 実際のところ内情について知っているのはほとんどない。クラスメイト――それはクラスが同じというだけで、なんら共通項を得るようなものじゃない。 例えば彼女がどこの中学校の出身だとか、どこに住んでいるのだとか、野菜と果物のどちらが好きかとか――そんなことが、僕に知り得るはずもない。 分かることといえば、それこそ外見的なことと、彼女の立ち居地だけだ。  こうしてみる限り校則違反はしていない。紺のプリーツスカートは極端に上げたり下げたりはしていないし、白の半袖シャツの下に柄物が見えることもない。 もっともこんなバ...
  • ヤンデレ素直クール第三話
    152 :ヤンデレ素直クール:2010/02/20(土) 22 43 39 ID 56PLRE7Q 第三話 3レス消費 明が目を覚ましたのはそれから二時間後のことだった。 窓の外は既に真っ暗だ。 場所は全く知らないどこかの和室。律の家だろうか。 明は布団をごそごそと抜け出した。暖房が効いていて暖かい。 「すいません。」 声を上げてみる。襖の向こうに誰かいる気配は無い。 とは言え、他人の家だ。勝手はできない。 「律さん、いる?」 再び声をかけると、向こうから「すぐ行く」と返事が。 階上から、階段を下りる音が聞こえる。 襖を開けたのはやはり律だった。 「起きたか。喫茶店で突然倒れるなんて驚いたぞ。」 不安そうな顔で腰を下ろす律を見ると、明はなぜか頭痛を感じた。 『そうだ。俺は喫茶店で律と話してて・・・、なんだっけ、何かあった気が。』 「うっっ・・・。ごめん、律さ...
  • いない君といる誰か 第二話
    654 :いない君といる誰か [sage] :2007/01/04(木) 18 28 39 ID zpAEyOdJ  里村春香についてのあれこれ。生きていれば19歳。生きていれば、というのは他でもない、何の身も蓋も伏線もトリックも関係なく、 れっきとした事実として、里村春香は死んでいるからだ。死んだのはもう一年も前になる。18歳の里村春香は受験のストレスに耐え切れずに 学校の図書室から飛び降り自殺した――ということで一応の決着がついている。彼女が受験生だったことは事実だし、18歳だったことも、 思春期だったことも、そして図書室から飛び降りたことも、全て事実だ。覆しようのはない。ただし、その単語群の間を=で埋めるのは残された 人間たちの創造力でしかなかった。そして、里村冬継は、創造力を持ち合わせている人間ではなかった。  だから、事実だけで考えれば。  姉が――死...
  • 第十三話『ネクストステージ・始動』
    416 :ワイヤード 第十三話 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/10/28(火) 15 39 49 ID gifGW32h 第十三話『ネクストステージ・始動』 道場の中心で向かい合う千歳と理科子。二人の周囲には誰にも踏み込ませないほどの強力な闘気の壁がある。 見物に回ったイロリと、隣に座るここあももはや言葉を発することができず、ただ見ているのみ。 もはや、この勝負は向かい合った時点から始まっていた。 「(すごい……これがちーちゃんの『清水拳』)」 理科子の微妙な視線の変化と、脚の筋肉の収縮。次の動きへの予備動作。千歳はその全てを見切り、微細な牽制を繰り返していた。 おそらく、かなり修業をつんだものか、感覚の鋭いものにしか見えないであろう、その牽制。 この場では、イロリと、この道場でもトップクラスの実力を持つ数人の門下生達――ここあを含む――にしか気づけな...
  • ラ・フェ・アンサングランテ 第十三話
    名前:ラ・フェ・アンサングランテ 【第十三話】  ◆AJg91T1vXs [sage] 投稿日:2011/01/10(月) 22 13 30 ID amJrtyAU [2/11]  薄暗い地下の一室で、ジャンは様々な実験器具の並べられた机の前にいた。  今朝、街で見たルネの笑顔。  彼女があんな顔を見せたのは、実に久しぶりのことだった。  ジャンがルネの身体の治療法を探し始めたのは、彼女に対する贖罪の意味が強い。  少なくとも、今まではそうだった。  だが、今日のことではっきりとわかった。  ルネは、贖罪など求めていない。  自分勝手な理屈かもしれないと思ったが、それでもジャンは、むしろ今までの行いの方がルネを寂しがらせていたのではないかと考えた。  ルネはただ、偽りのない自分の姿を受け入れてくれる人が欲しかっただけなのだろう。  養父にさえも己...
  • girls council第三話
    174 :girls council ◆BbPDbxa6nE:2011/04/18(月) 00 26 31 ID 0tpXFGR6 第三話  「例え話をしましょう、鳴宮君」  「女の子が、一人います」  「可愛い可愛い、女の子です」  「骨があれば肉がある」  「肉があれば皮がある」  「目があれば口がある」  「心臓だって脳だってある」  「どこからどう見ても、あなたと変わらない〝人間〟に見えます」  「でもその女の子には〝感情〟がありません」  「嬉しいと感じることすら、悲しいと感じることすら、痛いと感じることすらできません」  「さて、この女の子は、はたして〝人間〟でしょうか?」  「…………」 ふざけた話だ、と。 俺は無下に扱おうとした。だってそうだ。この俺の目の前にいる少女...
  • 似せ者第三話 ~亡くし者~
    504 :似せ者 ◆Tfj.6osZJM [sage] :2009/02/01(日) 00 03 24 ID BmLkeDkU 第三話 ~亡くし者~ 別れの言葉を言う事は寂しい 別れの言葉を言えない事は苦しい 「おめでとう」 朝練に参加するや否や、杉下に言われた。 朝のあいさつは、おはよう、だろうとツッコミをいれようかとも思ったが、気分がいいので止めておこう。 「伝わるの、随分早いんだな」 告白した日の次の朝。まだ24時間も経っていないというのに… 「仁衣高校三大美女と付き合うっていうのはそういうことだ。今じゃお前はこの学校の大半の男子の敵だぜ。俺も含めてな」 「お前は姉さん狙いじゃなかったっけ?」 「お前さえよければ狙うけど?」 「俺の家に招待してやるって話、無しにしようか?」 「冗談だよ、未来の弟よ」 おどけて笑ってみせる杉下。こいつがそういう事を言...
  • プリプリプリンセス 三話
    236 :プリプリプリンセス 三話 [sage] :2009/04/15(水) 12 09 20 ID 57mxx06l 「松戸ぉ、お前藤代と何気に仲良いな」 「そんなんじゃねぇから」 マジで! 下手な言い訳されるくらいなんだからこれはガチだ。 あの後結局何も音沙汰無く夏休みの宿題の話を毎時間ノートに書きながら、昼休みの今に至る。 友人共は未だに藤代との仲を疑っているらしい。 こちらもあちらもお隣さんとしてしか関係は(俺としては変わりたかったが)持てなかったくらいだ。 …そしてこちらはもう早く席替えになって欲しいくらいだし。 「九月になったらお前等も仲良くなれるかもしれないぞ、席替えで」 「松戸てめぇッ!」 瞬発力はあるんだ。 友人共からの拳から逃げるべく廊下を走った。 あー…外は暑いし、図書館にでもいくか。 図書館は勿論冷暖房完備で蔵書も多いのだが、人気はあ...
  • ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第十三話
    39   名前:  ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第十三話 ◆ AW8HpW0FVA   2010/08/02(月) 01 04 34   ID qlPYhIj20 第十三話『ピドナ侵攻』 バトゥの従属により、シグナム軍の経略の幅が広まった。 バトゥの騎馬隊は、兵力は千と少ないが、圧倒的な機動力と精強さを誇り、 一介の馬賊ではなく、十分に軍として機能する、とシグナムは見た。 しばらくの間、シグナムはバトゥと騎馬隊を麾下に置き、反抗勢力を討伐していった。 バトゥの活躍は凄まじく、流石は馬賊の頭領をやるだけあり兵法は多少心得ている様だった。 それでも物足りなかったシグナムは、幕下では兵法を説き、 戦中は、机上の兵法と実戦の矛盾について教えた。バトゥはこれ等を真綿の様に吸収した。 ことさら、シグナムと兵法談...
  • ウェハース第十三話
    532 :ウェハース第十三話 ◆Nwuh.X9sWk:2011/05/21(土) 17 41 56 ID IAfhlHSE 「えっ?」 僕の膝を枕にしていた小町がいきなりボリュームの大きい声を出した。 そんなに驚くことだろうか? 「痩せるって、なんで?」 「そんなに驚くことでもないだろ」 小町は状態を起こし、首を横に振った。 「私体型とか気にしないから大丈夫だよ」 少し声が焦っているように聞こえる。 何でだ。 「いや、小町と付き合ってからさ僕と小町の体型のギャップに驚いてるんだよね」 小町は物凄く華奢だ。それに対して僕はなんと言うか骨太って感じ。 二人して街を歩いているときにガラスを見ると、おおよそこの二人が付き合っているとは思えないほどに容姿に差があるのを実感する。 その時には、いつも下を向いてしまう。 隣で嬉しそ...
  • キャラ紹介
    431 :ワイヤード 第十三話 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/10/28(火) 16 28 17 ID gifGW32h 注:このSSのヒロインは「全員ヤンデレ」です。今は違えど将来的には絶対に変質します。 レギュラーヒロインズ 西又 囲炉裏(にしまた イロリ) :千歳にはじめて出来た友達であり、幼稚園時代の大親友。ある時、イロリの家の都合(詳細不明)でイロリが京都へ行ってしまったため、離れ離れになるが、イロリは千歳を思い続け、ついに帰ってきてしまったところからワイヤード本編が始まる。 一応はメインヒロインであるが、未だヤンデレの片鱗を見せてはいない。しかし初登場時の口調や性格、行動などを見たナギが「吐き気がする邪悪だ」と認識した事実があり、その根本には何か怪物が潜んでいるのではないかという疑いもある。 どうにしろ今のところは千歳への強い愛を原動力に動く純...
  • 弱気な魔王と愛され姫様・第三幕 後
    385 名前:弱気な魔王と愛され姫様・第三幕 後:2011/01/18(火) 04 59 11 ID v9RnWTfO 魔王城の地下には、有事に備えての武器庫があります そこの樽の中で、あたしはお昼からずーっと隠れてるんですけど…… 「………グー……グー……」 小さいいびきが聞こえてきました ということは、今から作戦開始……ですよね でも、本当にこんなことしちゃってもいいんでしょうか? 『シアンちゃん、好きな人を自分のものにするにはどうすればいいか、わかる?』 『すいません。ぜんぜんわからないです』 『いけませんわ。殿方の手に入れ方、悦ばせ方、わたくしが全てご指南いたしますわよ』 『よ、悦ばせ方って、えっちなことですかぁっ!?』 『気が早いよ、お姉様。……でも、ボクにも後でそれを教えてほしいな』 『はいはい。それでお話を戻しますけど、シアンさん...
  • ことのはぐるま 第三話~現大園華との再会~
    363 :ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/02/06(火) 22 26 28 ID UWU+IsLa 第三話~現大園華との再会~ 『おにいさん。どうして会社をやめちゃったんですか?』  この声は誰だ?  なんだかやけにエコーがかかっているな。  『おにいさん』?俺に妹はいないぞ。  たしかに欲しかったが母親に頼んだらスルーされたからな。 『高校卒業してすぐ正社員になれたっていうのに  やめるなんて私は悲しいです』  ・・・・・・いろいろあったんだよ。  逃げた。と言われたらそれまでだが。  しかし誰だか知らない女にそんなことを言われる筋合いは無い。 『おにいさんみたいなアウトローが日本のニート・フリーターになって  ひいては少子化を招くんですよ』  知ったことか。俺一人がフリーターになったところで日本人に占める フリーター人...
  • ヤンオレの娘さん 第三回戦 まい・ふぇあ・れでぃ
    312 :ヤンオレの娘さん 第三回戦 まい・ふぇあ・れでぃ   ◆3hOWRho8lI:2011/07/18(月) 22 02 36 ID CImphNxY  「入って」  そう言って、キロトと呼ばれる少年は三九夜を促した。  少年の自宅は、マンションの一室だった。  小奇麗に掃除されたそのリビングに三九夜は通された。  あの後。  悔しさと悲しさと怒りで泣き叫ぶ三九夜をなだめた少年は、自分の自宅へと彼女を案内した。  「へぇん、良いトコに住んでんじゃねーの」  男子制服のままソファに座り、かははは、とシニカルに笑う三九夜。  先ほど泣いていたことなど露ほども感じさせない。  実際は、照れ臭くて隠しているだけだが。  「ンで、さっき言ってた『協力』ってのはどーゆーこった?」  「協力?」  「さっき言ってただろが」  「……そう言えば、どうするか全然話して無かった」  納得したように言う少...
  • あなたと握手を 第二話
    777 :あなたと握手を ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/01/22(月) 00 52 56 ID sVWolwVr その帰り道でいろいろと聞いた。 名前は海原英一郎(うなばらえいいちろう)。 剣道を始めたのは小学三年生。段位は二段。 意外なことに今まで大会で優勝したことはないらしい。 気になったので突っ込んで聞いてみたところ、 「・・・笑わないって約束してくれる?」 「笑いませんよ。でも、まさか『大会に出るのが馬鹿馬鹿しい』とかじゃないですよね?」 「違うって、逆。出たくても出られなかったんだよ。  ほら、大会前って練習に力が入るでしょ。  俺の場合はやりすぎて体調崩して寝込んで、ってパターンが多いんだ。」 「でもさすがに七年間続けてっていうのは変じゃないですか。」 「大会前日に練習しなかったりしたら今度は体がうずうずして  寝られなくなった...
  • 『彼女にNOと言わせる方法』 番外編『元旦の憂鬱、或いは新たな恋心』(後編 2/2)
    468 名前:彼女にNOを言わせる方法[] 投稿日:2018/03/13(火) 18 44 44 ID IkdBVfNI [2/9]  昼食を済ませてからは、ふたりでヘビセンを巡った。  特に、行き先があったわけじゃない。目に入った店に入って、物色して、気になるものがあったら、それを話の種に談笑をする。なんてことはない。普通のウインドウショッピングだ。ま、談笑といっても僕が一方的に話すだけで、サユリは返事ひとつしなかったけれど。それは傍目から見れば、遊んでいるとは言い難い光景だっただろう。  けれど、これがなかなか愉快なのだ。  確かに、サユリは一言だって言葉を発しないし、表情も変わらない。けれど、全くの無反応というわけではなかった。  たとえば、ペットショップへ行った時のことだ。ヘビセンのペットショップはフロア丸々ひとつを使った大きなもので、扱っている動物の種類もかなりの数にのぼり、ちょ...
  • いない君といる誰か 第二十六話ルートA-2
    ...く。防刃なのだろう。初めからそういう行為のために作られた傘。  傘についた赤が、目についた。  ――血。 「君は――」  アリスの口が動く。初めて聞く声だった。中世的な声。不思議なほどに抑揚がない。そのく せ、耳元でささやかれているように聞こえた。声をきくだけで、脳が止まりそうになる。  それでも、止まるわけにはいかなかった。魔術短剣と傘は、きりあったまま離れないのだか ら。ものすごい力で、傘に短剣が押される。身体ごと。アリスの三度目の踏みこみで、僕は傘 を防いだままの姿勢で背後のフェンスにたたきつけられる。  なんだ……この力!? 見た目は如月更紗とかわらないような細さなのに、傘にこめられた力 で押しつぶされそうになる。こんな華奢な身体のどこに、あんな速さと強さが……  そこで僕は自分の失策に気づく。そうだ、忘れていた。馬鹿なやりとりばか...
  • 五月の冬 第三部 上編
    502 :五月の冬 第三部上編 ◆gSU21FeV4Y:2011/08/04(木) 21 57 16 ID mB4S4kMk 昼休み。四、五人でグループを作って昼食を共に食べる他の連中が多い。 そんな中、私と五月くんは二人きりで向かい合い、教室の隅で弁当を食べている。 「ごめん、何もお返しできることなくて……」 五月くんが申し訳なさそうに私を見つめた。 「そんな、いいんだよ。私、……その、好きでやってるから」 『あなた』が好きでやってる。 辛うじて飲み込んだ言葉は思い返すまでもなく恥ずかしいもので、 口に出さなくてよかったとホッとする反面、何時堂々と口に出せるかという思いが浮かんだ。 「冬子、本当にありがとう。今日のも美味しかった」 五月くんは手にある空の弁当箱を私に差し出して言った。 それを受け取り、鞄の中にしまう。 「ふふ。どういたしまして」 五月くんにありがとう、って言われるだ...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part19-Page3
    ...おかしくなったので、初めから投下しなおします。上のは見なかったことにしてください 569 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/11/04(火) 23 42 08 ID 7VCCD1G+ うむw頼むぞよ 570 名前:Trick or! ◆wzYAo8XQT. [sage] 投稿日:2008/11/04(火) 23 44 08 ID NWqJVb6T ガンガンという音が響いてくる。 うるさい。 何なんだ、人ん家の玄関を乱暴に叩きやがって。せめて呼び鈴押せよ。いや、迷惑度は呼び鈴のほうが高いか? 俺は布団から体を起こすと、寝巻きのまま着替えもせずドンドンという音を立てている玄関に向かう。 来客か? だとしたら俺の名前を呼ぶはずだ。宅配便? だとしたら呼び鈴鳴らすだろうし、「宅配便でーす」のような感じのことを告げるはずだ。 となると……宗教勧誘か新聞か? もしそんなこ...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part15-Page1
    ... 狂ってはいない。 初めからこうだっただけだ。 私たちはこうあることしかできず、 それならばきっと――外のほうが狂っているに違いない。禁断の木の実を食べ、楽園を捨て、 自ら滅びるほどに発展し繁栄した外のほうが。 それでも―― 「神様を――恨まずにはいられない」 アダムのように、私は呟く。 イヴのように、私は呟く。 私たちがアダムとイヴならば、それを作った神がいる。 比ゆではなく。 確かに――いるのだ。ただ神と名づけることしかできないだけで、それは私たちと同じような モノなのだろうけれど。この地下室を造ったものは、確かに存在する。 彼は、 彼女は、 何を考えて――こんなものを作ったのか。 希望をこめてか。あるいは絶望とともにか。不幸のどん底からのがれるようにか、希望を求めるためにか。 それとも。 私は思う。それを作ったのも、あるいは私なのではないかと――思わずにはいられない。 だとすれ...
  • ほトトギす 第十一話
    ...こに・・・・」 「初めからいましたが。お兄ちゃんが私の家から出た後を、そのままついて来ていましたから」 「なっ・・・・!?」 ずっと? あの後からずっといたのか!? 今の今まで? (確かに源逆灯が『幽霊』を見たから、いたのではないかと思っていたけど・・・・) ずっといたとまでは、考えなかった。 「じゃあ待てよ!? 織倉先輩の電話はもしかして――!」 「部長の家に電話したのは私です」 「・・・・タイミングが良すぎると思った」 いや、そうじゃなく。 「どうして、ついて来たんだ?」 「何故ついて来てはいけませんか?」 「いや、だって、それは・・・・」 お前を巻き込むわけにはいかなくて。 そう云おうとして口を噤んだ。 617 :ほトトギす ◆UHh3YBA8aM :2010/05/31(月) 15 44 27 ID rteUYnWY 後輩の頬は腫れたまま...
  • 後編
    296 :後編 ◆BAPV5D72zs :2010/03/08(月) 00 40 13 ID rXM8PRWd  一瞬で全身に鳥肌が立った。血の気が一気に引いていき、背筋が凍りつく。  国東の手には鈍く光るフォールディングナイフ。やたら凝ったデザインだがアマ○ンで買ったのかそれ? つーか銃刀法違反でしょっぴかれるぞ。  なんで国東がこんなもん持ってんだよと一瞬考えたが、謎はすぐに解ける。国東は“変なもの収集家”なのだ。だから不思議じゃない。  なんとこのバカは南米の部族御用達の仮面とかチリの珍しい呪い人形とかどこぞの国のブーメランとかを通販で買うのが趣味なのだ。  河童のミイラの手で喜ぶようなアホの子だから良い友達付き合いができていたのに、しかしここでナイフは反則だろ。そりゃオレだってビビるわ!  表情を強ばらせるオレと優花。ここで平然とできる人間なんているわけがない。いたら今す...
  • ヤンデレの小説を書こう!-Page4
    ...くに抵抗しなかった。初めからそれを待っていたのか、眼を瞑り、くいと顎をあげて待っていたほどだ。 唇をそっとつけて、それから姉さんの後頭部を手で支える。初めは弱く。それから、唇で唇を押しつぶすように強く。 舌でその間をかきわけ、姉さんの中へと先を侵入させる。歯をなぞりながら舌を伸ばすと、姉さんの舌が僕のそれを 待ち構えていた。唾液をまとって、絡み付いてくる。 「っん――」  姉さんの吐息が漏れるのを聞きながらも舌を動かすのをやめない。挨拶にしては長すぎるキス。  それでも、それはいつも通りだ。  いつもの、挨拶のキスだ。  ちゅぱ、と唇の隙間から空気が漏れる。唾液が下に垂れたかもしれない。毒のように甘い、姉さんの唾液が。  ああ――キスをしながら思う。如月更紗。お前が言っていたことは正しい。僕は確かに、キスの練習を姉さんとしている。 もっとも僕は練習だとは思っていなかった。ようするにそ...
  • 上書き第5話
    265 :上書き第5話 ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/02/17(土) 15 39 09 ID /Q0pBnTr 『誠人くん…あたしがちゃんと”上書き”してあげるから…大丈夫だよ…?あはははは!!!』 『あぁあああ!!!』  容易に想像のつく悲惨な末路、自分で想像しておきながらそのあまりに生々しく現実味溢れ、何より起きても納得してしまう光景に身震いする。 加奈ならやりかねない…。  きっと加奈にとっての問題は”傷”なんかではなく、自分以外の人間が俺に触れた”証”の有無なのだろう…傷でなくても加奈がそれを”傷”と捉えるかは置いておいて。 だから、たとえ俺の首元に付けられたのが”直接的外傷のない”キスマークであったとしても、それは加奈にとって十分”上書き”すべき対象なのだろう。 万が一にでもこのキスマークが見付かれば、加奈は容赦しない…首は少し傷付けるだけ...
  • 題名のない長編その七第十三話
    第十三話  友人2と十字路で別れ、アパートへの道を歩く。  もう4時近くだというのに空はまだ高く、まるで昼間のようだ。  本格的に夏が近付いてくると学ランの中は汗でずるずるになってしまう。  毎日毎日ソフト洗剤で洗う俺の身にもなってほしい。  ちなみにスーパーで安い時にYシャツを買ったら何故か干してるうちにすべて風に飛ばされた。  それ以来何度買ってもYシャツだけ飛ばされるのでもう買うのが嫌になったのだ。  バイトも好調、学業好調。俺の評判だけが急降下でストップ安。  まあ、人の評価なんて気にしたところでどうしようもない話だ。なるようになれと捨て鉢になってみる。  学ランの前を開け、手で風を送っていると誰かの傍を通りすぎたことに気づく。  次の瞬間ありえない、と自分の考えを否定した。  椎名は今日風邪をひいて休みだと、大家さんが言っていた。  ならばこんな時間に外を出歩くはずが、ないの...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part12-Page2
    201 名前:ヤンデレ臣下とヤ○チャ王[sage] 投稿日:2007/12/17(月) 21 49 12 ID /z4YnT6a 「陛下、ご聖断を」 侍従長の東雲がさっきから僕を催促する。 会議に出席している連中の中で、紅一点しかも唯一20代の彼女だが 出席中のメンバーの中で一番、僕に対する視線がキツイ。 その怜悧な美貌もあいまってなおさらキツク感じる。 対する僕はそれに視線を合わせれない。 いい加減にしてくれと思う。 好き好んで皇家に生まれたわけでもないのに皆が僕に責任を押し付ける。 本当にうんざりだ。いい加減全てを放り出してコメリカにでも亡命しようか。 流石に戦争相手の国に亡命したら東雲も追いかけてはこれないだろう。 王紀3075年 70年前に始まった戦争は今では所々で戦闘を思い出したかのように始め そしてまたいつの間にか終わることを繰り返しながら未だに終わりを迎えない。 御爺様が始め...
  • 『首吊りラプソディア』Take2
    139 :『首吊りラプソディア』Take2 [sage] :2007/01/30(火) 00 26 48 ID vVDVVog3  結局何の誤解も解けないまま、俺達は食事に向かうことになった。勘違いされたままで 向かうのは不本意だが、久し振りにカオリと食事をするというのは胸が踊る。可能ならば フミヲとサキが居ない方が良いのだが、フミヲは何が楽しいのだろうか、いつもの下品な 笑みを浮かべていて帰ろうとする様子は欠片もない。サキはサキで俺から離れようとせず、 既にお馴染みとなった無表情のまま黙って着いてくる。こいつの場合は仕事の相棒だし、 常に隣に居るのが不自然だと思われないよう、監視しなければいけないという理由で俺と 共に行動している。真面目なのは良いことだが、それのせいで人を完全に性犯罪者として 扱ってくるのは流石に疲れる。今とて近寄るだけで妊娠してしまいそうだと理不尽な理...
  • 高嶺の花と放課後 第15話『ジニア』
    ...るということは僕には初めから存在しないようだ。 このギリギリのバランスを保った生活はいつまで続けられるのだろうか。 もう一度、紙と筆を取り出し、公募に向けて物語を綴っていく。 遠くから届く、部活動に勤しむ者たちの小さな音が、ただただ静寂な教室に響き渡る。 何か。 何かが限界に近づいている。 華か、綾音か、僕か。 これは漠然とした感覚だ。 嫌な予感がしているだけだ。 けれど、どうしてもそう遠くない日にこの歪な生活が壊れてしまう、そんな予感がする。 いつだってそうだ。 幸福な時間は永遠に続きはしない。 この歪な生活を幸福と呼ぶのであれば、間もなくこの身に不幸が訪れるだろう。 750: 罰印ペケ :2020/04/27(月) 17 23 58 ID iWJxOaSw
  • 弱気な魔王と愛され姫様・第三幕 前
    340 :弱気な魔王と愛され姫様・第三幕 前:2011/01/17(月) 00 53 44 ID sPKwN2M/ 「それじゃ、定例会議始めるよー。それぞれ隊長、副官は来てる?」 「スケルトン部隊スカルエンペラー、いるッスよ」 「狙撃部隊デッドガンマン。ここに」 「毒牙部隊ポイズンタイガー。いるぞ」 「………ンガー……ゴー………zzzzz…………」 「あなた、魔王様が呼んでますよ。起きてくださいな」 そう言って、ミリルさんが香水のようなものをエレキインセクト様に吹きかける 「ぐぶえあぁっ!!? 誰だ殺虫剤なんぞぶっかけた阿呆は!?」 「わたくしです。目は覚めましたか?」 「あー…………まぁ。電流蟲部隊エレキインセクト、いるぜ」 「電流蟲部隊、副官ミリルもいますわ」 普段は元気いっぱい無礼もいっぱいのエレキインセクト様だけど、最...
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