ヤンデレの小説を書こう!SS保管庫 @ ウィキ内検索 / 「幸せになったメイドさん」で検索した結果

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  • 幸せになったメイドさん
    460 :幸せになったメイドさん ◆mkGolZQN7Y :2008/12/07(日) 17 45 35 ID RYs32Fbz 「俺さ、明日デートの予定あるから夕食の用意はしなくていいよ。彼女とどこかで食べてきちゃうから」 いつも一緒に日々を共に過ごしてきた家族同然のメイドに向かって、彼女の雇い主である男は喜々とした表情で意中の相手と明日デートすることを話した。 彼は長らく思い続けてきた女性に勇気を出して、 「よ、よかったら明日一緒に遊ばない?」 と今日ようやく言うことができた。 突然そんなことを言われて彼女も最初は戸惑っていたが、少し考え込むと 「うん、いいよ!でも、約束破ったりしたらひどいんだからね?」 と可愛らしく微笑みながら答えてくれた。 今その光景を思い出すだけでも顔が自然とにやけてしまう。主人としての威厳が。 しかし、明日のデートを想像するとどうしても頬が...
  • 良家のメイドさん 後編
    352 :良家のメイドさん 後編 (1/4) ◆6AvI.Mne7c [sage] :2009/04/24(金) 21 08 55 ID ykeltbix   「夜分遅くにこんばんは。ごきげんはいかが?」  私は、電話の向こうの彼女に、問いかける。 「まあまあですね。そちらこそ、お変わりないようで、なによりです」  彼女も、電話越しの私に対して、答えを返してくれた。    ええと……、面倒だけど、やっぱり私も、自己紹介をするべきなのよね?  私は玲(れい)。とある名家に嫁ぐことになった、中流家庭の小娘です。  正直なところ、今回の結婚には私、断固として反対していたんだけどね。  見事に母さんに嵌められて、超盛大な挙式まで挙げちゃったわけで……。     「そちらの首尾はどう? ちゃんと愛しの彼に、真実を伝えられたの?」 「そちらこそ、溺愛する弟さんに、自分の気持...
  • ◆mkGolZQN7Y氏
    Rouge? ヤンデレ幼女の夢 幸せになったメイドさん
  • 良家のメイドさん 中編B-side
    343 :良家のメイドさん 中編B-side (1/4) ◆6AvI.Mne7c [sage] :2009/04/23(木) 23 38 30 ID np2bNnLo   「おはようございます、弟さん」  知らない女性の声で、俺は目を覚ました。 「ああ、おはよう……!?」  そこでふと気づいた。メイド服を着たアンタは、いったい誰ですか?    あ、知らない人は始めまして。俺はとある中流家庭の長男坊っス。  名前は、晴(はれ)。けれど、皆には何故か音読みで「せい」と呼ばれている。  年の頃18歳。現在実家を離れて、大学生活を満喫中だ。  そういや、美人でブラコンの姉貴がいたけど、こないだ金持ちんトコに嫁いで行ったっけ。     「ええっと……、その、アンタはいったい、どなたですか?  この部屋――もとい俺の実家にも、アンタみたいなメイドを雇う金なんざ、ないんだが…...
  • 良家のメイドさん 前編
    330 :良家のメイドさん 前編(1/3) ◆6AvI.Mne7c [sage] :2009/04/23(木) 07 35 10 ID np2bNnLo   「おはようございます、坊ちゃま」  私の1日は、いつもこの挨拶から始まります。 「ああ、おはよう――」  私の挨拶に対し、いつも坊ちゃまは、笑顔で返してくださいます。  申し遅れました。私(わたくし)は、この家に仕える、しがないメイドです。  名前? そのようなものは、別にどうでもいいではないですか。  私はただのメイド、それで構わないのです。  そう、思わないと――辛くて辛くて、この身が張り裂けそうなのです。      先日、坊ちゃまがある女性を、屋敷に連れ帰って来ました。  彼が誰か客人を招くことは、とても珍しいことです。  ですので、私も少々気になり、お2人のおられる部屋に、紅茶をお運びしました。 ...
  • 良家のメイドさん
    良家のメイドさん 前編 良家のメイドさん 中編A-side 良家のメイドさん 中編B-side 良家のメイドさん 後編
  • 良家のメイドさん 中編A-side
    338 :良家のメイドさん 中編A-side(1/4) ◆6AvI.Mne7c [sage] :2009/04/23(木) 23 09 04 ID np2bNnLo   「おはよう、あなた」  愛しい妻の声で、ボクは目を覚ました。 「ああ、おはよう――」  そこでふと気づいた。今日はメイの挨拶がない?    ええと、知らない人にご紹介。ボクはある名家の長男坊です。  名前は――漢字だと読みにくいけれど、土方と書いて「ただのり」と読みます。  一応名家の長男坊として、家の跡継ぎのため、系列会社の一社員として、修行中です。  そして、つい先日ですが、美しい嫁さんを貰いました。     「玲(れい)、今日はキミが、ボクを起こしてくれたのかい?  いつもなら冥(メイ)が、ボクを起こしに来るはずなんだけど……」  そう、昔からの顔なじみであるメイド、冥が何故か今日は来な...
  • しまっちゃうメイドさん
    しまっちゃうメイドさん 序章 しまっちゃうメイドさん 第一話 しまっちゃうメイドさん 第二話 しまっちゃうメイドさん 第三話 しまっちゃうメイドさん 第四話 しまっちゃうメイドさん 第五話 しまっちゃうメイドさん 第六話 しまっちゃうメイドさん 第七話 しまっちゃうメイドさん 第八話 しまっちゃうメイドさん 第九話
  • しまっちゃうメイドさん 第五話
    447 :しまっちゃうメイドさん ◆HrLD.UhKwA [sage] :2007/03/17(土) 02 24 58 ID 22hp4O8L 投下します  注意 ふたなりものです 「ねぇ、貴方…」 「財布、返して頂戴」 「聞こえないの?」 「大丈夫?」 「も~し、も~し?」 「………」 「ねぇ…、財布」 「………」 「私の…」 「ここって貴方の家?」 「ねぇ…」 「………」 「………」 「………」 「貴方…、犯し殺すわよ!!?」 幽鬼の如き足取りで否命は家に帰った。 「ただいま」 ドアを開け、声を掛けても応える人はいない。否命の唯一の同居人である沙紀は、部活で否命より遅く帰るのだ。 否命は明かりの付いていない暗い家の玄関を見ながら、いつから「おかえりなさい」と言ってくれる人がいなくなったのかが、唐突に頭に浮かんだ。 448 :しまっちゃ...
  • しまっちゃうメイドさん 第六話
    198 :しまっちゃうメイドさん ◆HrLD.UhKwA [sage] :2007/03/31(土) 00 57 31 ID UbkAri17 間が空きましたが投下します  否命はパソコンの電源を入れると、真っ先にインターネットエクスプローラーを起動 させる。否命がホームページとして使用しているYahoo!JAPANのサイトが開くと、否 命はまるで憑りつかれたようにあるキーワードを入力した。  検索結果が出ると、否命はマウスのホーイルを廻してページを下に移動させていく。 検索結果のページには紫色の太文字がチラホラ見えていた。否命は既に何度か、この キーワードで引っ掛かったHPを覗いているのだ。  否命は何ページか移動すると紫色の太文字クリックし、リンク先のHPに飛ぶ。そこ のページにも所々、否命がクリックした跡が残されていた。  否命はそうやって、しばらくネットサー...
  • しまっちゃうメイドさん 第一話
    104 :しまっちゃうメイドさん [sage] :2007/03/01(木) 01 42 09 ID UY0YWck8 5月15日 「おはよう、沙紀さん。今日はいい天気だね」 秋月否命(あきつき いなめ)のこの何気ない一言に、浅原沙紀(あさはら さき)は何 か別の世界に引き込まれて、この世では無い物語を聞かされているような気になった。 時刻はまだ六時、沙紀は起きたばかりの胡乱な頭で自分の身に起きた事を必死に整理して いた。とりあえず、沙紀は周りを見回した結果、ここが自分の部屋であることを確認した 。それでも、まだ沙紀の頭はこんがらがっている。 もっとも否命も沙紀のこの反応を予測していたのか、ニッコリと沙紀のベッドの傍らで得 意げな様子で微笑んでいた。否命は待っているのだ、沙紀がこの状況につっこみを入れる のを。 「お嬢様…私は長らくお嬢様の使用人としてこの家、秋月家に...
  • しまっちゃうメイドさん 第三話
    212 :しまっちゃうメイドさん [sage] :2007/03/07(水) 00 03 03 ID kiMII5Zh 「えっ、これって…」 放課後…、否命は自分の下駄箱に入っていた白い封筒を持って固まっていた。その封筒は団栗の代わりにハートを持った可愛らしいリスのシールで封されている。 何が書かれているかは明白であった。 その封筒を手に否命は嬉しいやら、恥ずかしいやらで頬を真っ赤にしていた。しかし、その表情はマンザラでもなさそうである。 (こういうの書く人、本当にいたんだ…。こんな方法をとってくるなんて、書いた人はロ マンチストなのかな?うん、きっとロマンチスト!だって、このリス可愛いぃー!!あと で、このリスのシールを何処で買ったか聞いとかなきゃ…て、えっ…こんなシールを使うなんて…もしかしてこの手紙を書いた人って女の子…なのかな?) 否命は辺りを見回し、人がいないのを...
  • しまっちゃうメイドさん 第四話
    343 :しまっちゃうメイドさん ◆HrLD.UhKwA [sage] :2007/03/12(月) 00 02 18 ID jXgGt8Oy 否命はその少女の笑顔に、鼓動の高鳴りを覚えていた。その少女の笑顔は深山に咲いた一輪の華の如き幽玄の美を持って、否命の心臓にまで迫る。 しかし少女の顔は圧倒的美を誇りながらも、瞳がその美を何処か歪なものに変えていた。まるで悠久の自然が作り上げた光景を、愚かな神が手を加えてしまったが故に、その無為の輝きを壊してしまったかのような…一言で言えば「不自然さ」があった。 「聞こえなかったの?財布よ」 その声に否命は現実に引き戻され、慌てて自分が手に持っているものを確認する。 「財布って……これのことだよね?」 少女は頷いた。 「そう、それよ。返して頂戴」 「返すって……あの男の人達に返すんだよね?」 「面白い子ね…」 言って、少女はスッと...
  • しまっちゃうメイドさん 第八話
    52 :しまっちゃうメイドさん ◆HrLD.UhKwA [sage] :2007/05/31(木) 03 06 11 ID hi8v30i6 十八時十五分 浅原沙紀  すっかり暗くなった五月の夜道を私は歩いています。剣道部の部 員さん達と別れ、一人で歩くこの道はなんだか妙に長く感じます。  私が高校に入るまでは、いつもお嬢様が隣にいて、共に歩くこの 帰り道は私の毎日の小さな楽しみの一つでした。お嬢様は何にでも 直ぐに興味を示されます。それは帰り道も例外ではありませんでし た。お嬢様は、何度も何度も、それこそ何万回もこの道を通られて いるのに、その度に、何か新しい発見をなさいます。  例えば、それは木々の紅葉であったり、  例えば、それは燕の巣であったり、  例えば、それはタンポポの綿毛であったりします。  そうして無邪気にはしゃぐお嬢様の姿はなんとも微笑ましく...
  • しまっちゃうメイドさん 序章
    32 :しまっちゃうメイドさん [sage] :2007/02/26(月) 01 10 29 ID Jt4vtuqM 10月12日 19時 竹宮邸 来栖凛(くるす りん) 私の体の中に無数の蟲が注入されていた。それは醜悪なる肉塊を通じて、何度も何度も私 に注がれ、その蟲どもはただ己の下種な本能に従って私の身体の「ある一部分」を目指す 。 その蟲どもの息吹に、かつて私はある種の歓楽を感じていた。無数の蟲どものただ一つの 欲望を叶えてやりたいとさえ願っていた。 しかし、今では私はこの私の体内で蠢く蟲に嫌悪しか抱かない。そう、私の中に注がれた 蟲はただ一匹を残して全てが息絶えたが、生き残った一匹はこうして今も私の身体の奥深 くで目覚めの時を待っているのだ。私はそのおぞましい感触に耐えられず、それを想像す る度に込上げてくる嘔吐物を撒き散らした。 我慢出来ない程の屈辱だった...
  • しまっちゃうメイドさん 第七話
    448 :しまっちゃうメイドさん ◆HrLD.UhKwA [sage] :2007/04/10(火) 02 36 42 ID vgC7m8Qf 「あっ…、私は否命、秋月否命。宜しくね、凛ちゃん」 「りっ、凛ちゃん!?」  凛はその言葉を、まるで聞いた事がないかのようにオウム返しに言った。 「えっと…違った?」 「いえ、合ってるわよ」 「…………」 「…………」  自己紹介を終えた二人の間に沈黙が訪れる。本来ならば気まずいはずの、この沈黙を凛 は楽しんでいるようだった。顔には相変わらずのニヤニヤ笑いが浮かんでいる。一方、否 命は落ち着きなく視線を動かしながら、沈黙に耐えられずに言葉を探していたが… 「~~~~~~~!!」  凛がなんでニヤニヤ笑っているのか知り、思わず顔が真っ赤になった。  凛は未だに否命の股間で硬直し、ビクッ、ビクッと震えながら精液の残滓を放出して...
  • しまっちゃうメイドさん 第二話
    171 :しまっちゃうメイドさん [sage] :2007/03/04(日) 01 35 36 ID ebyXowoD 「お前たちも自覚があると思うが、もうセンターまで500日も残されていない。部活に精を出し、三年の夏に引退…そっから勉強をやるという奴のほうが多いと思うが、 はっきり云ってそれは少し厳しいぞ。受験の波は既にお前らに迫っている。乗り遅れたら終わりと思え!特に受験なんか、まだまだ先だと思っている奴は!後になって、絶 対後悔するぞ」 そう云って、否命のクラスの担任は朝のHRを打ち切った。五月の半ばに入ったと云うのに、未だにゴールデンウィーク気分の覚めない輩に渇をいれたのである。 「ねぇ、沙紀さん…」 先ほどの担任の話を聞いてゴールデンウィーク気分が一気に覚めた否命が、何処か心配げな声で同じクラスである沙紀に耳打ちした。 「やっぱり、今から勉強しないとまずいのかな?私...
  • しまっちゃうメイドさん 第九話
    430 :しまっちゃうメイドさん ◆HrLD.UhKwA [sage] :2007/06/18(月) 02 38 25 ID IQ1RRCip  悲鳴を上げる同年代の女学生を見ながら、凛は必死にこの状況を誤魔化す言い訳を考 えていた。別に否命に押し倒されている状況は言いつくろうと思えばなんとでも云える。  しかし、この血まみれのシャツについては、なんて言えばいいのだろうか? (いやぁー、ちょっと本職の方から財布を掏ったら、バレて路地裏で囲まれちゃって…、 いえ、別にもめたわけじゃないッスよ?ただ、ナイフを出されちゃったたものッスから、 そうする気はなかった………とも言い切れないッスけど、ついというか、うっかりという か、つまりノリでこちらもナイフで切りかかちゃってHAHAHAHA!) 「とは、絶対に言えないわね…」  そう、凛が呟いた瞬間であった。 「お嬢様!」  沙...
  • 悪意と好意と敵意番外編「幸せになろう!」
    81 :悪意と好意と敵意番外編「幸せになろう!」 ◆f7vqmWFAqQ :2010/05/11(火) 00 12 07 ID IM8wuOZh 僕の名前は相田洋介。双葉宮(ふたばのみや)商事に勤める26歳のサラリーマン。周囲からは出世株として期待されている…らしい。 そんな僕は今日人生最高の瞬間を迎えようとしていた。最愛の人「井上彩子」と結婚する。 控室で見たウェディングドレス姿の彩子はいつもに増して可愛かった。そんな彼女と結婚できるなんて僕はなんて幸せ者なんだろうか。 思い返せば彼女と出会ってからは本当にいろんな事があった。 初めて出会ったのは大学2回生で20歳の時に初めて行った合コン。記憶が正しいなら同じ学部の時田に誘われたはずだ。 「お前流石に20年女居ないのはマズイって」とか「頼む!数合わせでいいんだ!」とか言われたんだっけかな。 受ける理由がないから適当な返事で...
  • ヤンデレ喫茶は実在するのか?
    294 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/04/03(火) 14 40 41 ID w5w+UrXk なぁ、みんな! ツンデレ喫茶があるんだからきっとこれからはヤンデレ喫茶もメジャーになり、テレビに進出………………………………無理か。 きっと警察沙汰になるもんな 295 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/04/03(火) 15 02 22 ID dQSk7oyh ヤンデレ喫茶か…… 毛髪入りとか睡眠薬入りのメニューがありそうだな 296 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/04/03(火) 15 17 11 ID UshWYBTj 前にもそんなネタあったなぁ 確か十回その店に通ったとかでサービスという名の拉致監禁。とか 297 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/04/03(火) 15 44 28 ...
  • ある王宮メイドについて
    619 名前:雌豚のにおい@774人目[sage] 投稿日:2011/12/02(金) 18 03 13 ID Yel.oyo.  ここでお目汚しにヤンデレ妄想小ネタを1つ。  ある王族の少年と愛し合ったメイドの娘。  ある日、少年に政略結婚の話が舞い込む。  少女を愛しながらも、王族の責務を優先して結婚を決意した少年は少女に別れ話を切り出す。一度は渋々納得したものの、少年への想いを忘れられない少女。  結婚相手は少年への愛情など一切無く、王宮に着てからは贅沢三昧。  日に日に結婚相手への嫉妬心と不快感を強めていく少女。  かろうじて抑え込んでいたその感情は、ある夜少年と結婚相手の形ばかりのキスを見た瞬間に噴出する…。 なんて話を誰か書いてくんねぇかなぁ。(マテ) 636 名前:雌豚のにおい@774人目[sage] 投稿日:2011/12/07(水) 01 57 1...
  • 短編SS
    ...rVLAlxBI氏 幸せになったメイドさん ◆mkGolZQN7Y氏 飼いならす、飼いならされる ◆wzYAo8XQT.氏 クリスマスが今年もやってくる ヤンタクロース・サンタガール ◆.DrVLAlxBI氏 『Hand in hand』 ◆m6alMbiakc氏 ハッピーエンド ヤンデレウイルスβ2 ◆iIldyn3TfQ氏 雨の夜 嵩田部直人の愚痴 猫の鳴き方 兎里 ◆j1vYueMMw6氏 ツンデレ+ヤンデレ ◆AW8HpW0FVA氏 只野物語 枯れ落ちて朽ちゆく枝 ◆6AvI.Mne7c氏 いなばとさかめ ◆6AvI.Mne7c氏 ヤンデレ×ツンデレ ◆AW8HpW0FVA氏 サッカー部の彼氏 小ネタ、狩るものと狩られるもの ケン君、危機一髪 ある姉弟について 幼なじみ・フライング・アタック その数年目 箱庭 ◆3TsGyVN76Y氏 最後の晩餐 ◆5xcwYYpqtk 氏 ...
  • 向日葵になったら第九話
    84 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/06/02(土) 19 29 22 ID TuUREegw  帰ったら連絡する、とさつき姉が言い残して実家に帰ってから、3日が過ぎた。  帰る当日、さつき姉は僕より先に起きて帰っていってしまったようだった。  僕は朝に弱いさつき姉が自分で起きたことに驚くと同時に、不満を抱いた。  早起きしてまで早く帰る必要はないんじゃないか。  早く帰りたい理由でもあったのだろうか。  せめて見送りぐらいさせてくれてもいいじゃないか。  僕はなんとなく不満を覚えつつも、いつものように起きて顔を洗い、ご飯を 食べて、歯を磨くことにした。  朝の行動が流れるように、なんでもないことに少しの寂しさを覚えた。  きっと、数日間とはいえさつき姉が一緒にいたというのは僕にとって不快な ことではなかったということだろう。...
  • 否命
    480 :しまっちゃうメイドさん ◆HrLD.UhKwA [sage] :2007/03/18(日) 02 01 47 ID Ld8wUyk/ 題名 否命  あるところに貧しい農夫がいました。彼の田圃はとても荒れていて、しまいには作物が すっかりとれなくなってしまいました。そこで仕方の無く、農夫は森にいき薪をとって市 場で売り、それで一日を食いなぐようになりました。  ある時、いつものように農夫は薪をとりに森の中に出かけました。すると、まだ一度も 会った事の無い老人が歩み寄ってきて、 「なんだって、そんな憂鬱そうな顔をしているんだい?」 と農夫に声を掛けました。 「おお老人よ!」  農夫は思わず嘆息しました。 「どうして楽しい気持になれましょうか?私は一日も休むことなく先祖代々つづく田圃を 耕してまいりました。それなのに田圃は荒れ果てていくばかりで、とうとう私は...
  • 触雷!第一話
    260 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ :2010/06/13(日) 21 32 15 ID uxqRNGO8 学校から帰ると、家の前に人がうつぶせになって倒れていた。 「あっ……」 遠目にその人を見つけた僕は、すぐに走り寄った。鞄を投げ出し、肩を揺さぶってみる。 「もしもし。大丈夫ですか?」 「んっ……」 声が聞こえた。よかった。生きている。呼吸が止まったりもしていないようだ。抱き起して仰向けにする。 「…………」 その人(若い女性だった)はうっすらと目を開け、僕の顔を覗き込んだ。口が動き、言葉が発せられる。 「ああ。助けてください……」 「もちろん助けますよ。どうされたんですか?」 「お腹が……」 「痛むんですね?」 腹膜炎か。虫垂炎か。救急車を呼ぶべく、僕の手はポケットの携帯に伸びかけた。しかし女性は、弱々しく首を横に振る。 「空いてるんです。とても……」...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part5-Page3
    301 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/04/03(火) 17 06 58 ID Qogub4tq mixiのヤンデレコミュで『ヤンデレ喫茶の同人誌作ろうぜ!!』って企画があった……はず。 302 名前:ヤンデレ喫茶は実在するのか? ◆Z.OmhTbrSo [sage] 投稿日:2007/04/03(火) 20 56 37 ID bhK99rbs 297 こんな感じ?  ↓ とある掲示板で、面白い書き込みを見つけた。 『 なぁ、みんな! ツンデレ喫茶があるんだからきっとこれからはヤンデレ喫茶もメジャーになり、テレビに進出………………………………無理か。 きっと警察沙汰になるもんな 』 僕がよく覗きにいくスレッドの名前は『ヤンデレスレ』。 ヤンデレとは、『男性を愛するあまり心を病んでしまった女性』のことを差して使う言葉だ。 そのスレッドはなかなかの盛況ぶりである...
  • 『魅惑のヤンデロイド』
    38 :魅惑のヤンデロイド ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/11/16(日) 00 43 37 ID NGbYBcv8 『魅惑のヤンデロイド』 「おじいちゃん、メイドさんが欲しい!」 いつだったろう。小さな頃、僕は洋画が好きで、祖父にこんなことを口走っていた気がする。 日本では見かけない――最近は喫茶店にパチモノが横行しているが――メイドさんという存在。 僕は子供ごころながら、その魅力に取り付かれていた。 「だからって、学校で『エマ』を読んで良い理由にはならないわよ、高雅(こうが)」 「エマは良い。つつましやかなメイドの魅力がつまっている……!」 「だからって一巻につき三冊持って来て布教したら周囲にも不快だろうがだあほっ!!」 ごぼっ! 息がやばい! お前のパワーで俺がヤバイ! 俺、『高雅(こうが)』にスリーパーホールドをかけているこの乱暴者は、幼な...
  • 天使のような悪魔たち 第17話
    6 :天使のような悪魔たち 第17話 ◆UDPETPayJA [sage] :2011/02/19(土) 10 00 43 ID 7qwq2Z1m 空はかすかに曇り、今朝から雪が降り始めていた。 路面には既に雪が積もりつつあり、土は霜が張っている。 スニーカーで踏み締める度に、しゃりしゃりという音がした。 ここは元来、寒さが他と比べて厳しい地域で、例えば都心が気温10度だったなら、ここは0度、なんて事はザラなのだ。 さすがの俺も、マフラー手袋を着用しなければ、寒くて外には出られない。 だけど結意はやはりこんな天気でも、俺を迎えに家の前まで来てくれた。 「おはよう、飛鳥くん。」 「ん、おはよ。…そのカッコ、寒くね?」 結意はいつも通り、制服上下を身にまとい、スカートの下にジャージを履くでもなく、 俺のようにマフラーを巻いているわけでもなかった。 「えへへー、私は飛...
  • キモオタと彼女 3話
    324 :キモオタと彼女 3話:2010/05/20(木) 19 35 17 ID XJ/aH5+N 今日は、日曜日・・・。 会社からの束縛もない自由な日・・・。 テンション上がってきたでござる。 ウヒフフフウッフ。 オゥフ、拙者としたことが取り乱してしまったでござる。 さぁてと、出掛けるでござるか。 ふぅ、秋葉に着いたでござる。 とりあえず、1週間分の秀吉の新作同人誌(保存用、鑑賞用、実用、消費用)を買いに行くでござる。 秀吉はめんこいでござるからなぁ。 ・・・拙者もう辛抱たまらんでござる!! 早く、店に行かなければ! ヌゥフ。 ふぅ、良かった。 ちょうど、四冊残っていたでござる。 拙者と同じく戦利品を手に入れた紳士の方々は、ご満悦の様子…。 ンフ、近くのメイド喫茶で拝見するでござる。 紳士御用達の書店を出たいでござるが…。 何故か、入り口に人が集...
  • 向日葵になったら
    向日葵になったら第一話 向日葵になったら第二話 向日葵になったら第三話 向日葵になったら第四話 向日葵になったら第五話 向日葵になったら第六話 向日葵になったら第七話 向日葵になったら第八話 向日葵になったら第九話 向日葵になったら第十話 向日葵になったら第十一話
  • 向日葵になったら第十話
    95 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/06/03(日) 13 49 08 ID biq4Qk+P  朝の9時。山川の自宅のドアの前。  音符のマークが書かれているチャイムを押して、頭の中で3秒数える。  続いて3回、金属製のドアをノックする。反応はない。  だが、山川の自宅に来る前に連絡をしているから、起きていることは間違いない。  間もなくでてくるだろうと見当をつけて、ドアの前で待つことにする。  山川の住むアパートは築5年ほどの建物で、僕の住むアパートよりもだいぶ綺麗だ。  その分家賃は高いのだろうけど、娘を持つ親としてはそれなりにいいところに 住ませたいのかもしれない。  廊下の手すりに肘をついて、空を見上げる。  寂しそうな空だ、と思った。  空には青と、馬鹿みたいに白い雲が広がっている。  鳥が飛んでいる。時々現れ...
  • 向日葵になったら第一話
    494 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/23(水) 23 24 25 ID hSICfvPU ***  僕の知り合いに、近所に住む仲のいい年上の女の子がいた。  過去形にすべきではないのだけど、もう会おうとは思わないから過去形にすべきだろう。  彼女の名前は橋口さつきといって、僕よりも3つ早く生まれていた。  僕と、僕の同年代の友達はさつき姉、と彼女のことを呼んでいた。  さつき姉と僕は、昔からとても仲が良かった。  僕とさつき姉の家は、小さい子供が1人で歩いて行っても迷わずにたどり着けるくらいの 距離しか離れていなかった。  だから、自然にお互いの家に行き来して遊ぶようになった。  さつき姉が言うには、昔はよく僕の方から訪ねていっていたらしい。  僕はよく覚えていないのだけど、たぶん真実なんだろう。  さつき姉は僕...
  • 向日葵になったら第四話
    586 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/27(日) 12 23 51 ID nfd27eRQ  さつき姉が僕の住むアパートの一室にやってきて一晩が過ぎた、二日目。  今日は朝から雨が降っていた。  朝に目が覚めたときカーテンのすき間から空を見ると、青い色が見えなかった。  部屋の空気はわずかに湿っている気がした。  雨は強く降っているわけではなく、雨雲から命令されて嫌々降っているように思えた。  風は弱く、空を覆う灰色の雲は長く居座るつもりのようだった。  実際、(僕の勘よりはあてになる)天気予報も僕の感じたままのことを言っていた。  さつき姉は朝に弱い。  その事実を知ったのは僕がまだ小学校に通っていたころのことだ。  登校するときは僕がいつもさつき姉の家に行った。  おばさんに挨拶をしてから、さつき姉が家から出てくるま...
  • 天使のような悪魔たち 第18話
    398 名前:天使のような悪魔たち 第18話 ◆UDPETPayJA [sage] 投稿日:2011/02/26(土) 11 37 54.82 ID TKhh3aG8 [2/7] 意外と時間がないかもしれない。 というのは、以前三神から聞かされた話では、佐橋の能力は元々は自らの身の危険を数分前に感知するものだったらしいからである。 今ではその能力は範囲、時間の感覚ともに一定ではなくなっているが、近い未来ではある。 とりわけ、白陽祭は今日と明日の二日間。最速ではたった今それが起きる可能性すらあるのだ。 そこまで考えて、俺はすっかり佐橋の能力を信じきっている事に気付いた。 というよりは、俺の周りで、あまりに非現実すぎる事が起こり過ぎた。 だから、そういった特殊な事象に対して、耐性がついたのかもしれない。 俺と佐橋は並んで歩きながら新校舎の、もといた階に戻ってきた。 しかしやはり、ピアスを8個...
  • 向日葵になったら第八話
    69 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/06/01(金) 00 06 50 ID wBkMeU5t  夜の闇との区別が薄くなった歩道を、ひたすらに走る。  思考を捕らえて離さない性欲に抗うために。  自分の犯した罪の重さをごまかすために。  僕は、どこに行こうとしているのだろう。  どこに行っても、結局は逃れることなどできないのに。  衝動に任せてさつき姉の唇を奪ってしまったことは、消せないのに。  僕の記憶にしっかりと刻み込まれたさつき姉の涙と、おびえるように震えだした 体の感触は、今でも思い出せる。  そして、それを思い出すだけでまた興奮してしまう自分の下劣さに、腹がたつ。  呼吸が苦しくなってきた。足も、少しずつ動かなくなりだした。  かなりの時間全力で走ってきたから、心臓と肺が弱音を吐き出した。  何度か跳ねるように...
  • 向日葵になったら第七話
    42 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/31(木) 00 40 02 ID rpZeIlfO  空が青くて雲は白く、汗をかいた体に向かってときおり心地よい風が吹き、遠くの アスファルトの上に陽炎が立ちのぼる午後の2時。  僕はアパートの近くの本屋で涼みつつ、立ち読みをすることにした。  最初はいつもの習慣でライトノベルコーナーへ向かった。  目当ての本はコーナーの目立つ場所にあってすぐ見つかったけど、新巻はまだ 発売していないようで、見飽きた拍子だけが並んでいた。  僕が目当てにしているライトノベルはファンタジーものだ。  作者はライトノベルを発行しているわりには固い表現を好む人で、僕はときどき 読むのをためらうのだが、挿絵の好みのせいで上手いこと読まされてしまう。  そうは言っても、読み始めるとそのまま流れるように最後ま...
  • 向日葵になったら第五話
    8 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/28(月) 01 12 24 ID +PHgdO5s  僕の今までの人生で、女の子との待ち合わせというものをしたことが何度かある。   もっとも、たかが18年程度しか生きていないわけだから、これから送るであろう 人生の中で女の子と待ち合わせの約束をすることもあるだろう。  確信としてではなく、「そうであったらいい」とでも言うべき希望を込めての推測だ。  人生初の待ち合わせの相手は、さつき姉だ。  いつごろに、どんな約束を結んだとかどこに行こうとしていたのか、といったことまでは 覚えていないけれど、さつき姉と出かけたことはあった。  僕とさつき姉は一緒にいる期間が長すぎた。  正確ではないけど、12年以上は近しい関係でいた。    僕たち2人の間は恋愛感情で結ばれているわけではなく、2人が...
  • 向日葵になったら第六話
    33 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/29(火) 23 33 01 ID LZH3xKXm  僕は今、意識をふわふわとうわつかせた状態で夢を見ている。  僕の見ている、あるいは見ていると錯覚している目の前には、山川がいる。  昨日着ていた浴衣ではなく、大学にいるときのように動きやすそうな服を着ていた。  髪の長さはばっさり切った状態のままで、僕にとってはまだ違和感があった。  山川は両手の指を絡めて、開いたり閉じたりという動きを繰り返し、僕の顔を 見たかと思うとすぐに目をそらす。  口が開いた瞬間目に強い力が込められたが、僕が真正面から見返すと 頬を変なかたちに緩ませて、背中を見せた。  そしてとぼとぼと歩き去る、と思わせて背筋をぴんと伸ばして振り返り、僕の 目の前に戻ってくる。  山川らしくない、というより普段の山川から...
  • 向日葵になったら第三話
    534 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/26(土) 01 25 40 ID KA6YcRrv  夏がくると、スイカを思い出す。  夏の風物詩といえるスイカであるが、実を言うと僕はあまり好きじゃない。  理由の1つが、赤い果肉の中に入り込んでいる黒い種だ。  大口を開けてスイカに噛り付くと、大量の果肉と一緒に種までもがついてくる。  ひと噛みするごとにいちいち邪魔をしてくる小さな種の存在が、僕にとっては不快だった。  もう1つの理由が、僕の父親の存在だ。  僕の父親はスイカを食べるとき赤い果肉だけではなく、皮まで齧っていた。  スイカをおやつとして出されるたび、僕は父親から赤身を残さずに食べろと 口うるさく言われてきた。  もちろん父親と同じようにできるはずもなく、僕はいつも赤身を少しだけ残した。  そして、父親に怒られた...
  • 向日葵になったら第二話
    514 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/05/25(金) 00 59 51 ID JCvlFL/5  さつき姉は携帯電話を折りたたんでポケットにしまうと、僕に向けて手の平をさしだした。 「鍵」 「鍵?」 「鍵は鍵よ。惣一の部屋の扉を開けるための鍵。  今日からしばらく惣一の部屋に泊まることにしたから、荷物を入れておきたいの。  荷物と言ってもバッグひとつだけどね。あ、あともう一つあったわ。  ねえ、部屋の中にキッチンと冷蔵庫はある?」  僕はある、と言ってから頷いた。  さつき姉はコンクリートの廊下の床に置かれている大き目の黒のバッグを右手に持ち、 大きく膨らんだビニール製の買い物袋を左手で持ち上げた。  ビニール袋の中には緑色の野菜と、肉の切り身が入れられているパックが入っていた。 「今からさつきお姉ちゃんが料理を作...
  • 向日葵になったら第十一話
    112 :向日葵になったら ◆KaE2HRhLms [sage] :2007/06/03(日) 22 51 12 ID biq4Qk+P  今日は12月24日。クリスマスイブ。  僕が通う大学は今日から冬休みに突入した。  帰り道で近くのスーパーに寄って食材を購入し、ケーキ屋で予約していた クリスマスケーキを持って、僕は自宅にたどり着いた。  住んでいる場所は、春から住んでいるアパートから変わりない。  実を言うと、さつき姉と初めて結ばれた夏休み、僕は窮地に立たされた。  さつき姉に、大学を中途退学してくれ、と言われたのだ。  さつき姉の言い分によると、夫婦は同居するのが当然であり、別居など許される ことではない、とのことだった。  僕は当然、反対した。僕はまだ大学で文学を学びたかったし、なにより親の目もあった。  文学部という就職に有利ではない道を選ばせてくれた両...
  • 狂宴高校の怪 第10話(強襲編)
    920 名前:狂宴高校の怪 第10話(強襲編)[sage] 投稿日:2011/07/01(金) 19 24 30 ID 7pZXR1rY [2/10] ―――――――――― 「なるほど、この間の事件の時に協力したので、今回は敵になるというわけですね。」  チバタ君はゆっくりと頷いた。  変と思うかもしれませんが、彼はこういう人間なのです。彼が何より大事にしていることは、自分が“同率の立場の人間”だということです。妹さんの件で、彼は僕達の味方になってくれたので、今回は僕達の敵になるということになります。つまり彼は、どちらか一方に肩入れをしない、両者に平等に情報や手段、きっかけを作る。平等主義、という言葉が、彼にぴったりなのかもしれないですね。 「シドウはあの時、コイルが有利になるきっかけ作りを私に頼んだ。だから次に私がやることは、コイルが不利になるきっかけを作ること。」 「では、この件が続...
  • ◆HrLD.UhKwA氏
    しまっちゃうメイドさん 否命
  • リバース第六話
    79 : リバース ◆ Uw02HM2doE    2010/08/19(木) 01 34 39   ID uG2ca43Y0 深夜。 とある研究機関。一人の男が液体に満たされたカプセルの前に立っている。 男は慈しむようにガラスを撫でて、その中で眠っている少女を見つめた。 「10年…か。長かった。…しかしついにこの日が」 「来た、というわけですね」 「だ、誰だっ!?」 この場所には許可無く男以外は入れない。しかし聞こえた女の声に、男は振り向く。 するとそこには美しい銀髪を携え燃えるような赤い目をした女がいた。 「お久しぶりです、旦那様。そして」 「お前は!?」 「さようなら」 一瞬だった。男が反応するよりも遥かに早く、女の蹴りが腹部に突き刺さった。 男の身体は吹っ飛び受け身もろくに取れず近くの壁に当たる。 「さてと……これが」...
  • 白い翼第五話
    316 :白い翼 ◆efJUPDJBbo :2010/11/21(日) 18 51 26 ID /UbSgU+C 私が、片翼を失ってから二年。 そして、もう片翼を失って一年。 私の背中に、もう翼なんてたいそうなものは、なかった。 あるのは―――いや、無いのは翼。 すべて、失ってしまった。 神として、生を受けた私。〈ミハネ〉という名をもらい、生を受けた私。 ―――翼をもらい、生を受けた私。  「………………」 暗闇と、孤独……これが今の私にあるすべて。 だから、欲しかった。色が、世界が。人が。純君が。  「ここは、どこだ?」 変わらない物語の始まり。 「私は昔、神様だったの」 そして 「じゃあねー……死んで」 「ガ―――ァァアアアアアアアアアアア!」 いつもと変わらぬ物語の終焉。...
  • 狂宴高校の怪 第9話(強襲編)
    896 名前:狂宴高校の怪 第9話(強襲編)[sage] 投稿日:2011/06/29(水) 21 03 33 ID 21/OMUIY [7/10] ――――――――――  俺達三人とナオは、昨日働いたから今日は自由だ。やったー。  しかし、昨日ちゃんと待ち合わせの場所を皆で決めたはず。コイルもシドウもナオも、まだ来ていない。 「あいつら・・・どこにいるんだ?」 「ケンゴウ君!」  メールしようと携帯を手に持った時、不意に後ろから声をかけられた。 「葉久保!・・・どうしたんだ?」  後ろにいた葉久保の顔は、焦りと不安の色が強く出ていた。 「シドウとお呼びなさい!コイル君が学校に来ていないんですよ!それどころか、昨日は家にも帰っていないそうです!」  は?コイルは先に帰ったんじゃ・・・? 「妹さんやクラスの人にも聞きましたが、誰も知らないと言っていました。今、ナオさん達も聞き込みを行...
  • ◆6AvI.Mne7c氏
    ヤンデレの小説を書こう!Part22埋めネタ「電波日和」 枯れ落ちて朽ちゆく枝 いなばとさかめ 良家のメイドさん
  • きみとわたる第十三話
    29 :きみとわたる ◆Uw02HM2doE [sage] :2010/07/11(日) 23 19 11 ID yVaTlJH9 時刻は午後11時57分。俺は今屋上へと続く扉の目の前にいる。 「間に合ったか…」 ライムが指定したリミットまで後3分。ギリギリだがどうにか間に合った。 この扉を開ければライムに会える。 「……ふぅ」 息を吐いて緊張をほぐす。思えばこの三週間、色々なことがあった。 そしてこの扉の先が、その三週間の結末のような気がして中々開けられない。 「守ってみせる」 例え俺の導き出した結末が間違っていても関係ない。今度こそ、彼女を守り通してみせる。 「…行こう」 俺はゆっくりと扉を開けて屋上へ行った。 いつまでも衝撃が来ない。不思議に思い神谷が目を開けると、目の前に背中が見えた。 「…駿…にぃ……?」 それが神谷が意識を失う直前に見た光景だ...
  • 「ヤンデレ観測者」
    671 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/10(月) 19 38 37 ID zUmWkgcA  「ヤンデレ観測者」  大人になってからは時間の流れが速くなるとは言うが、よもや自分がそれを経験する日が 来るとは思っていなかった。  気がつけば私ももう二十代後半を過ぎ、更に季節はもうクリスマスに程近くなっている。  一人身にとっては心身ともに大変辛い季節だ、だからこそ早く家に帰りたかった、それに 家に帰ればモニターの中で…こんな私でも微笑んで手をとってくれる少女たちがいるからだ。  いつからだろうか、現実の女性に興味をもてなくなったのは…高校一年の夏、ようやく告白 が実って付き合い始めた女の子に、実はキープ扱いされて手ひどく振られた日からだろうか? それとも職場恋愛で結婚寸前まで持ちかけられた同僚を出張中に上司...
  • 触雷!第六話
    603 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ :2010/06/26(土) 13 28 49 ID XcphsdL/ 携帯電話を没収された僕は、家の固定電話で学校に連絡し、欠席を伝えた。 理由は急病にする。いわゆる仮病だが、まさか『メイドさんに外出禁止にされました』とは言えない。 ちなみに、電話をかけている間中、紅麗亜は受話器に耳を寄せて会話を聞いていた。 通話が終わると、僕はあることをするために2階に上がる。紅麗亜もついてきた。 「あの、紅麗亜」 僕は振り返って言った。 「はい。ご主人様」 「僕、しばらく自分の部屋で自習してるよ。学校の勉強に遅れちゃうといけないから」 「それでしたら、私もお手伝いいたします。高校の勉強でしたら……」 「あ、いやいや」 一緒に居られては大変なので、僕は慌てて手を振った。 「とりあえず、1人で大丈夫。分からないところ...
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