ヤンデレの小説を書こう!SS保管庫 @ ウィキ内検索 / 「最高!キネシス事務所☆第二話」で検索した結果

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  • 最高!キネシス事務所☆第二話
    796 :最高!キネシス事務所☆ ◆mGG62PYCNk [sage] :2009/07/17(金) 17 18 41 ID j3Krv84h 俺たちは、『サイキッカー』、いわゆる超能力者だ。 超能力者というのは簡単に言うと物体を浮遊させたり、物体を止めたり、物体を燃やすことができる、そんなキチガイの人間の事を言う。 俺やエリーやその他の連中はその才能を達人の島田さんに買われ、雇われている。 俺は力のコントロールを教えてもらった。感謝はしている。嫌味がなければもう少し感謝してやってもいい、あと給料も。 事件が起きれば目撃者は島田さんへ相談しに行く。彼は元警察官らしいので、顔が広いのだ。 ちなみに『出勤』するメンバーはランダムで、島田さんの気まぐれにかかっている。……最近は俺がお気に入りのようだ。 事務所の外へ出、階段を降りたところでチラッと気づかれないようにエリーを見た...
  • 最高!キネシス事務所☆第三話
    815 :最高!キネシス事務所☆ ◆mGG62PYCNk [sage] :2009/07/19(日) 00 28 42 ID MAkDUla2 バスに乗った俺たちは前にある整理券を取り、後ろの方へ乗った。田舎では後払いが基本だ。バス停の距離によって料金が変わる。 バスの中には結構人がいた。汗まみれの部活帰りの学生、友達同士仲のいい女子高生、スーツを着たサラリーマン、おばちゃん。 皆いろんな理由があってバスに乗っているんだろうが、その中でも俺らのような目的で乗っているのはいないだろう。 前に表示されている電光の掲示板で料金を確認している時、隣に座ったエリーから話しかけてきた。珍しい。 「申し訳ありません。」 「どうしたの?」 「私はお金を持っていません。」 なんだそんな事か。大して気にも止めずに反射的に答えた。 「俺が払ってやるから。」 「ありがとうございます。」 ...
  • 最高!キネシス事務所☆第六話
    84 名前:最高!キネシス事務所☆ ◆mGG62PYCNk [sage] 投稿日:2009/07/29(水) 00 45 23 ID NgT9sjic 机の上に置いてある俺の携帯が光った。 俺のアドレスを知ってる奴は島田さんを筆頭に数名を除く事務所の連中と中学時代からの知り合いと遠藤さんだ。 今携帯を開きメールを確認することもできるが周りは熱心に教師が黒板に書いたことをノートに写している。 そんな中携帯を開いてメールを確認するなんて俺にはできない。明らかに浮くからだ。 ここは一応教師の話をぼーっと聞いておこう。 授業は終わった。 さっきまで静かだった教室は一変して賑やかになった。授業の変わり目は教材を片付ける音、席を立つ時に椅子を引く音、談笑。それらが同時多発的に起こる時間だ。ついでに上の階の椅子の音も聞こえる。 「リュウイチ、トイレ行こうぜ」 「おう」 知り合いAが誘ってきた。こいつ...
  • 最高!キネシス事務所☆第一話
    751 :最高!キネシス事務所☆ ◆mGG62PYCNk [sage] :2009/07/15(水) 14 40 37 ID VyuOs4KE 今日も最後の授業が終わろうとしている。 周りの生徒は皆必死で授業の内容をノートに写している。そういやテストが近いんだ。 授業の内容なんて、とうの昔、高校に上がってから頭に入れることを止めている。あれから三年、大して変わってないな。 一度でも考えるのを止めてしまえば、立て続けに覚えなければならない方程式や英単語に付いていけなくなるのは当然の事だ。 じゃあなにを考えているのかというと、同じクラスの『遠藤さん』の事だ。遠藤さんはとても優しくて頭がよくて、綺麗な人だ。学力はトップクラスで本人曰く苦手な教科は日本史、だと言うけど92点という点数を俺のような馬鹿に見せつけられると、どうもそうは思えない。 そんな完璧超人の遠藤さんは、時々放課後の...
  • 最高!キネシス事務所☆第五話
    10 名前:最高!キネシス事務所☆ ◆mGG62PYCNk [sage] 投稿日:2009/07/27(月) 00 25 49 ID 3K2/za8p カウンターでエリーの分と俺の分の料金を支払った。カウンターの店員はクレーマーに慣れていないのか、どうしていいのかわからないような顔色になっている。 ………労りの言葉でもかけてあげるか。 「パフェおいしかったです。頑張ってください。」 「あ、ありがとうございます!」 ふっ。決まった。 店員ははにかんだ様子で微笑んでいた。 「急ぎましょう。」 「ああ。」 店から出た俺達は少し暗くなった辺りを見回している。 犯人、さっきの女を捜すために。 ……すぐに見つかった。不満そうにブーツをコツコツと鳴らし、速歩きで明かりのない暗がりの路地へ向かっている。 明かるい道路沿いなら尾行しやすいのに。 ……しょうがない。尾行を続行する。 これを逃したらもう...
  • 最高!キネシス事務所☆第七話
    621 :最高!キネシス事務所☆ 第七話 ◆mGG62PYCNk :2009/08/28(金) 16 20 17 ID uud5HudE 外人。少女。 盗み聞きするつもりはなかったが目に映せと言わんばかりに校門の前に立ち騒がれては聞きたくなくても耳に入る。 …そして二つのキーワードにより『台風の目』は顔見知りのあの方ではないのか、という一抹の不安が過った。 しかしよく目を凝らしてみるとあの方がよく着ている、白いワンピースが眩しいのだ。昨日とは少しフリルや袖のディティールが違うようだが。 …気分は乗らないが正否を確認するしかない。足取りが重いのがわかる。何故なら台風に突っ込まなければならないからだ。 ……そういえば女子生徒からロリコン扱いをされ侮蔑の視線を浴びせられないだろうか? 浴びなくても気まずい事に変わりはない。 自転車のスタンドを外し、正否を確認するため乗らずに付い...
  • 最高!キネシス事務所☆第四話
    880 :最高!キネシス事務所☆ ◆mGG62PYCNk :2009/07/22(水) 19 06 42 ID U4ivAY+h 「ご注文は何になされますか。」 「にゃんこストロベリーパフェを2つ。」 「かしこまりました。」 「………。」 俺たちは今喫茶店にいる。 シックな色の木を基調とした床や柱があり、高い天井にはよくあるプロペラみたいなやつ(名前わかんね)がゆっくりくるくると回っている。 壁にはアンティークな時計や小さなにゃんこの絵がいくつか飾られている。 全体の雰囲気としてはモダンアンティークといったところか。 人気の店だから客も結構入っている。女子高生や会社の制服を着た女性、サラリーマンが書類を広げていたりする。 小さな談笑と店内で流れているジャズが心地いい。 雰囲気に浸っていると、さっきの男性店員がパフェを運んできてくれた。 「にゃんこストロベリーパフ...
  • ◆mGG62PYCNk氏
    最高!キネシス事務所☆
  • 長編SS
    終わらないお茶会(完結) ◆msUmpMmFSs氏 題名の無い長編集 カーニバルの夜に ◆msUmpMmFSs氏 ヤンバル ideal ◆zvQNG0FZvQ氏 いない君といる誰か(一部ルート完結) ◆msUmpMmFSs氏 あなたと握手を(完結) ◆Z.OmhTbrSo氏 ひどいよ!おおこうちさん(完結) ◆Z.OmhTbrSo氏 『首吊りラプソディア』(完結) □ボ ◆JypZpjo0ig氏 渋沢夏恋の話 ミツバ氏 ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo氏 真夜中のよづり 赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg氏 恋人作り ◆5PfWpKIZI氏 慎太郎の受難(一部ルート完結) 慎 ◆tXhMrjO4ms氏 類友 シアン・マゼンダ・イエロー・ストーカー(完結) ◆Z.OmhTbrSo氏 上書き(一部ルート完結) ◆2.775XTAfE氏 終わったあとのお茶会 ◆msUmpMmFSs氏 越えら...
  • 忍と幸人 第二話
    749 名前:忍と幸人 第二話[sage] 投稿日:2011/03/25(金) 23 06 20.67 ID xvmloqPv [2/9] 2  真夏の日差しは少しも衰える事なく、さんさんと輝いている。ハンカチを手放せないこの陽気に殺される人も続々と出てきているのもあって、テレビでは水分補給を忘れない様にと、しつこく訴えている。  それに習って、外出時には何時も何かしらのボトル飲料を買う様にしたのだが、汗を流しては一口、また流れては一口と飲むので、消費するペースが早い。  水分の摂取量に比例して汗の量も増す。シャツが汗でシッポリ濡れてしまい、透けないかと心配になる。  そうこうしている内に飲み干してしまった。最後の一口だった。買って間もなく飲み切ってしまった。  空になった容器を手近なゴミ箱に捨てる。自販機は無いかと目がうろついてしまう。後戻りはしたくない。  先週、何だかんだで結局買えな...
  • 煉獄 第二話
    497 :名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 23 37 04 ID lETl5Pn0 空が紅い。 私は目の前の彼の言葉を 信じられない気持ちで聞いていた。 今、彼は何と言った? 私のことを、好きだと、言わなかっただろうか? 彼は喫茶店でずっと黙っていた。 けれど滲み出る雰囲気は優しそうで、 見た目も格好良くて。 この人と付き合える人は幸せだな、 という卑下にも似た感情を私に抱かせた。 陳腐な言い方をすれば、一目惚れという奴だと思う。 そんな彼が私を好き? 不意に、私はもう一度空を見た。 変わらず空は紅かった。 それは次第に滲んで行く。 水彩画の様でとても綺麗だと思った。 感じたことのない、いや、一度だけ感じたことがある。 昔一度だけ、お母さんが私に微笑みかけてくれた時。 胸が熱くなって、鼻がツンとなっ...
  • 題名の無い長編その十八第二話
    541 名前:題名の無い長編その十八第二話[sage] 投稿日:2011/05/29(日) 00 55 46.64 ID QaLYyO/U [2/9]    四限の終わりを告げる鐘が鳴った。 先日のやりとりを思い出し、溜息を吐く。 水を飲んだ後、逃げるように帰る俺に紗耶は、 「明後日、屋上で待ってますから」と寂しげな顔をして言っていた。 約束をした訳ではないが、行かなければ人として最低である。  気重ながらも立ちあがり、屋上へ行こうとすると、 振られ仲間のうちの一人、飯島啓太が近づいてきた。 啓太は、小柄で生意気そうな顔をしているが、 愛嬌があり、どこか憎めない奴だ。 542 名前:題名の無い長編その十八第二話[sage] 投稿日:2011/05/29(日) 00 59 07.59 ID QaLYyO/U [3/9] 「あれ、今日は一緒に飯を食わないのか?」 「すまんな、他の奴と屋...
  • ウェハース 第二話
    813 :ウェハース第二話 ◆Nwuh.X9sWk :2010/09/11(土) 21 26 28 ID jXR79SdM あの衝撃の告白から一週間。 僕は藤松さんと登校を四回、下校を三回共にした。 彼女は見れば見るほど魅力的で、話せば話すほど不可思議な存在だった。 まず、待ち合わせは必ず破られる。これは約束の時間に遅れるとか、場所に来ないとかそういうのじゃない。 忘れっぽいとかいうそんな野暮な話でもない。 必ず約束の場所へ僕が向かう前にわざわざ向こうから出向いて来る。 本人曰く待ち切れなかったらしいが、少し怪しい。 他にも付き合い始めてからは外出の時によく彼女と遭遇するようになり、買い物や散歩を一緒にするようになった。 その時の彼女はとても楽しそうで僕としても嬉しいが、よくよく考えてみると、少し怖いというのが僕の本音だ。 外出...
  • 愛と憎しみ 第二話
    2  何かがおかしい。  香山は眼前の光景を見て、そう思った。  何て事はない、仲睦まじい親子。 そのはずなのに、何か違う気がしてならなかった。  「ママ……」  忍の胸元に顔をすり寄せる幸人。  「ふふっ……」  そんな甘えん坊な彼の頭を優しく撫でている忍。  そして、その横のベッドで眠る小さな赤ん坊……。  二人は眠る赤ん坊を見つめ、自分達の世界に入り浸っている。  彼女達は随分と睦み合っている。幸人の年齢や、忍がしばらくの病院暮らしを余儀なくされる身である事を考慮しても、これを親子のコミュニケーションと言うにはあまりにも密接し過ぎではないか。  蚊帳の外である香山は、赤ん坊の様子を見ながらそんな事を考えていた。  幸人は十二歳の男の子だ。母親にゴロゴロ甘える年齢ではない筈だ。まして、忍は義理の母で、顔を合わせるや胸に飛び込むなんて以て...
  • あなたのために 第二話
    617 名前:あなたのために 第二話 ◆PLalu2rSa. [sage] 投稿日:2009/05/12(火) 00 41 20 ID 93m2XEnV マサトくんと、マサキ先輩は同じクラブで出会いました。 当然ながら私もマサトくんと同じクラブに入ったのですが、そこで私たちが一番初めに打ち解けたのがマサキ先輩でした。 きっかけは簡単です。 マサトとマサキ。たった一文字違いの名前という事で二人は部内で話題になりました。 秋津マサトと若槻マサキ。 女性でマサキ、というのはなんだか珍しいです。 でも、マサキ先輩はその名前に負けないくらい変わった人でした。 黒髪の長身に、整った顔立ちに能面のような無表情を張り付けた、絶世の美人。 それが、誰が見てもマサキ先輩の外見を評した時の言葉です。 ・・・でも、中身はまるで変なのです。 どれだけ変なのかは、先ほど見て頂いた通りなのですが・・・。 その日、私たち...
  • 白髪女とちっさい女 第二話
    803 名前:白髪女とちっさい女 第二話  ◆/wP4qp.wQQ[] 投稿日:2011/09/11(日) 06 17 32 ID 3N983kd6 [2/7] このゲーセンの隣は喫茶店だ。 名前は「フランク」と言って、マスターがフランクなひげを生やして居るからだそうで、ネーミングセンスのなさを感じさせる。 それがいいと僕は思うのだが後の二人には 「「何言ってんの?」」と声を合わせて言われる。 僕たちはゲーセンの帰りに時々寄って雑談したり、晩御飯を食べたりして利用しているのだ。 そこは学生割引を行っていて学生がたくさん集まる喫茶店で巷では噂になる位の人気店だ。 禊は多分そこに行って、僕を尋問するらしい。 禊がフランクの扉を開けて入ると 「いらっしゃいませ。」と聞いたことのないハスキーな声が聞こえきた。 あれ?マスターはもっと渋い声の持ち主のはずなのだがと声の持ち主を見て見ると目をギョッと見...
  • 胡蝶病夢 第二話『彼の夢』
    661 :胡蝶病夢 第二話『彼の夢』  ◆YOLz5qIxQc [sage] :2009/07/08(水) 23 18 11 ID cNKewfV6 「ふあぁぁ……あれ?」 目が覚めたら身体が縮んでいたーーなんてことは無く。 「昼休み……?」 黒板の上に掛かっている時計を見ると、針は一時を指していた。ついでに辺りを見渡す。 食堂にでも行ったのだろう、教室に居る生徒の数はまばらだった。 「にしても……どんだけ寝てたんだ俺」 朝学校に来てからの記憶がまんまり無い。というか全然無い。全く無い。 学校に来る時の記憶さえ危うい。どうやって来たかあやふやだ。 「……もしや俺は寝たまま学校に来るという偉業を成し遂げたのでは?」 「んなわけあるかアホ」 しまった、口に出ていたか。そして俺をアホって言ったのは誰だ。 「……なんだ、ヒィか」 声のした方に振り向くと、袋に大量のパンを...
  • 愛の亡者と金の亡者 第二話
    600 :愛の亡者と金の亡者 第二話:2010/02/02(火) 00 08 29 ID LXAX6lBS 月曜日。 それは俺、因幡白兎が最も調子の良い日である。 丸々一週間働き詰めというのは学生にとっては十分なハードスケジュールだ。仕事に支障が出るくらいには。 バイトだけならまだしも、奨学金で学校に通う為には成績も維持しなければならない。 その為俺の日々の睡眠時間は絶望的なものだ。働き出した頃にはよく体調を崩したりしたものだった。 故に、日曜日は俺にとっての爆睡デイとなっている。 閑話休題。 奨学金制度は有るには有るが、それで他の生徒と特に区別されるということもない。 奨学金で通っている奴があまりいないという現状がそうさせている。だから俺のクラスも特別頭の良い奴が多い、真面目過ぎる、なんてこともなく。 そんな普通のクラスの扉を開けると、中学からの友人が声をかけてきた。...
  • 第二話「見えない糸」
    559 名前:第二話「見えない糸」  ◆Thmxzr/sD.HF [] 投稿日:2010/08/20(金) 18 49 28 ID byUvzcKP [2/19] 窓の外はすっかり夜の帳が下りていた。 見えるのは街灯に照らされた駐車場と、その先に見える暗い森ばかり。 そんな景色の見える窓際のベッドに少年は居た。 ここは郊外に建つ病院、手旛南病院の四人部屋である。 カーテンに囲まれたベッドの上で少年はただ記憶を反芻する。 ――数時間前。 少年が目を覚ました時、そこにあの夜に出会った少女が居た。 顔を覗き込む少女と目を合わせたのは、 ほんの僅かの出来事だっただろう。 そしてまた、少女はあの夜と同じように驚いた顔をして、 額を撫でていた手を引っ込め、すぐに駆けだしていった。 少年は頭がはっきりしないまま、それをただぼんやりと見送った。 自分が居たのはベッドの上。 周辺を見回しても目に映る...
  • 名物桜で待ち合わせ 第二話
    653 :名物桜で待ち合わせ 第二話:2011/08/26(金) 11 03 27 ID roUK2mpo 「おはようございます・・・。」  二日酔いの頭と戦いながら、一樹は会社に出社した。頭に響く鈍痛は、自然に彼のテンションを低くしていた。  自分の席についてからも、頭痛がいつまでも頭に響いて止もうとしない。 「新人くーん!」 バフッ! 「うわぁ!」  不意に一樹の頭が弾力のある感触で包まれた! 「どうしたんだい?朝から顔が暗いよ新人君!」  後ろから、愛が一樹に抱きついていた。頭の上には、愛自慢の一つである大きな胸が乗っかっていた。ちょっとだけ頭痛が楽になった気がする。 「新人君には暗い顔は似合わないよ。ほら笑顔笑顔!」  愛は、一樹の顔を強制的に笑顔にしようとしてきた。 「わかりましたわかりました!頭に響くからやめてください!」 ...
  • 変歴伝 第二話『隣の花』
    283 :変歴伝 第二話『隣の花』 ◆AW8HpW0FVA:2011/11/01(火) 19 08 10 ID DDgKlF9I 都では最近、血生臭い怪事件が続出している。 それは突如として現れ、暴風の如く人を殺していくのである。 漆黒の衣を身に纏い、白い面で顔を隠し、長髪をなびかせる殺人鬼は、 鉞で首ばかりを斬り裂いていくので、いつしか、刑天、と呼ばれるようになった。 しかし、道往く人々はこの刑天を恐れなかった。襲うのが、決まってごろつきだったからである。 検非違使が見向きもしないようなごろつき達の跳梁を、この刑天が解決してくれるのだ。 善良な人々は刑天に喝采を送り、ごろつき達は恐れ戦いた。 「刑天様だ、刑天様が降臨なさったぞ!」 白昼の都のとある一角に人だかりが出来ていた。既に三つの首なし死体が地に斃れている。 「うっ……うろたえるな!相手は所詮一人。数ならこっちが勝っている!」 ご...
  • ヤンデレ喫茶の事務所にて
    381 :ヤンデレ喫茶の事務所にて ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/04/06(金) 00 51 33 ID oKsZ0FHK  俺は、メイド喫茶の店長というものをやっている。  店長という肩書きが引っ付いているが、実際店を回しているのは副店長で、 俺は椅子に座っているだけで、何も(と言っちゃなんだが)していないようなものだ。  俺がやっていることは、モニタを見ることと、スイッチを押すことと、メールを見ることだけ。  ひとつずつ説明していこう。  まずはモニタについて説明する。  モニタには、喫茶店の、内外の様子が映っている。  つまり、仕掛けてある監視カメラの映像を見ているのだ。  事務所の中に置いてあるモニタの数は6つ。    喫茶店の入り口から路地を見渡すように一つ。  店内に四つ置いてあるテーブルをそれぞれ監視するために、四つ。 ...
  • 彼女たちの異常な愛情 第二話
    408 名前:彼女たちの異常な愛情 第二話[] 投稿日:2013/03/10(日) 23 38 51 ID JbFamRBk [2/6] 「へぇ、私に隠れてそんなことをしていたの?聡。」 とヤンデレぽく微笑んだりしてみるが、たいして怖くない。むしろかわいく見えてしまう。 こいつは本当に何がしたいのか。と考えてみる。 「おい、七海。」 「何?聡。私に謝る気でもできたかしら。」 「いやそういうことではなく、なんで俺なんだ。ほかにもたくさんいるだろ。いい男なんて。」 「なんでそんなこと言うの?私は聡しかいらないんだよ。」 「だってお前メンヘラってやつじゃないの?」 「あんなんのと、私のヤンデレを一緒にするなこのばかやろ。」 といきなり顔をまっかにして、七海はここの部屋が揺れるぐらいの大きな声でそう言った。 「だってあいつらなんて愛されたいとしか思っていないんだよ。わかる?最近はさ、聡。 ヤンデレ...
  • ニーベルンゲンの歌 第二話
    353 :ニーベルンゲンの歌 第二話 [sage] :2009/12/21(月) 22 53 06 ID 1qdVa67T 翌日。 急設避難所で一夜を過ごした生はもう一度、瓦礫の山と化した我が家の前にいた。 あの時、無我夢中で戦った所為で母の腕はどこかへ消えてしまった。 恐らく両親は生きてはいない。そして妹も…多分、瓦礫の下敷きだろう。 あの三機のロボットの部品は昨夜の内に撤去された。自衛隊まで出張っていた。 しかし行動が迅速すぎる。この近くに自衛隊の駐屯地は無いにも関わらず、ジークフリートを降りて数分で駆けつけてきた。 もしかしたら、これは予測されていた事態なのかもしれない。それを隠蔽して… 「生…?」 突然名前を呼ばれた生は声のした方を向いた。 「可奈?」 声の主は、俗に言う幼馴染という関係にある葛城可奈(かつらぎ かな)だ。避難所では見かけなかったがどうやら無...
  • 第二話『ナイトメア・侵食』
    820 :ワイヤード 第一話 ◆.DrVLAlxBI [sage] :2008/10/10(金) 20 23 48 ID r9yyjKLi 第二話『ナイトメア・侵食』 授業が終わった瞬間、イロリは千歳の席までダッシュし、腕を掴んで千歳を連れて教室を出た。 されるがままに、男子更衣室に連れ込まれる。体育の時は男子は大体教室で着替えるため、部活の時間に使用されていない。 なぜその事情をイロリが知っていたかは不明だが、とにかく邪魔者はいない。 あのまま教室に残れば、二人はクラス全員の好奇心の的として質問攻めに会っていただろう。 「イロリ……」 「どうしたの、ちーちゃん?」 「お前なんで……」 「そんなことより、他に言うべきことがあるでしょ?」 「あ、ああ……おかえり」 「ただいま、ちーちゃん。会いたかったよ。もう十三年になるね……」 「そうか、お前が京都の学校にいって...
  • ことのはぐるま 第二話~天野香織との日常~
    328 :ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2007/02/05(月) 18 05 42 ID VgLGiMfZ 第二話~天野香織との日常~  朝食を済ませてバイト先へ向かうため玄関を開けると、冬らしい冷え込んだ空気が 襲い掛かってきた。  アパートの鍵を閉めて自転車に乗って出発。  風はほとんど吹いていないが、今日ぐらい冷えていれば手袋をしていても指先が冷える。 「冬はいつもこれぐらい冷えてればいいのになぁ・・・・・・」  冬は好きだ。他の季節と違い寒さが身を引き締まらせてくれるし、 なにより生きているという実感がある。  最近の自堕落な生活ではこういった刺激がないとすぐに退屈になってしまう。  自堕落な生活の一番の敵は退屈だ。  ・・・・・・いや、人生における最大の敵が退屈なのだろう。  退屈は人間を磨耗させる。  退屈だから夫婦喧嘩を...
  • わたしをはなさないで 第二話
    212 ::わたしをはなさないで 第二話:2010/12/18(土) 02 30 31 ID MSAZmxMu 「……やっと寝たか」 時計を見ると、そろそろ太陽と顔をあわせることになりそうな時間 ナツもあまり騒がなかったからイエツグたちは早々に寝ることができたが、俺はそういうわけにはいかなかった 寝て数分後に、目を覚ましたナツに話しかけられる 無視して寝ようとすればまた泣き出すのでほっとくわけにもいかない 起きたときに両親がいなくなっていたときのことを思い出したのか、寝ていても俺の左手を離そうとしなかった まあいい、これでやっと寝れるってもんだ 10時ごろになれば、腹をすかせてワンワンニャーニャーお腹すいたお腹すいた鳴きだすから、それまでは爆睡できる 今日と明日、日・月と非番にしといたのはまさに英断だったぜ んじゃ、寝る前に携帯を充電器に繋いで…...
  • サイエンティストの危険な研究 第二話
    880 :サイエンティストの危険な研究 第二話:2011/10/04(火) 22 44 19 ID VBe3Oamg  俺はいつも、兄と一緒に学校に行くことになっている。それは別にいいのだが、必ず問題がついてくる。  一つは、今俺が感じている異常なまでの身内からの殺意を秘めた視線だ。  もちろん、これは妹が俺に向けているものだ。  だからといって、妹が実際に殺意を目覚めさせることはない。それはもちろん、俺の横に強力なストッパーがいるからだ。  それで当の本人は、 「どうしたんだ亮介?やけに顔が引き締まっているが。」  イケメンはこういうことに鈍感な所も重要になってくるんだろうな・・・。  学校に到着。とりあえず後ろからついてくる負の視線からは解放された。  兄と違う列の下駄箱に向かう。俺の下駄箱は遠くからでも絶対にわかる。 「・・・・・・・・・。」  臭い・・・。生ゴミ的な臭いが鼻...
  • ラ・フェ・アンサングランテ 第二話
    73 : ラ・フェ・アンサングランテ 【第二話】   ◆AJg91T1vXs :  気がつくと、既に太陽は東の空から顔を見せていた。  朝の陽ざしに照らされながら、ジャンは大きく伸びをして立ち上がる。 「っと……。  ちょっと寝過ぎたかな?」  枕元に置いた眼鏡をかけて、ジャンは時間を確かめる。  部屋にある時計を見ると、既に八時を回っていた。  慌てて着替えを済ませ、足早に食堂へ向かった。  髪に寝癖が残っていたが、そもそもジャンの髪は癖っ毛である。  多少、金髪がうねっていたところで、そこまで変な髪型にはならないだろう。  食堂の戸を開けると、既に宿の客の何人かは席に着いて食事を始めていた。  空いている椅子とテーブルを見つけ、ジャンもそこへ腰かける。  食堂に入って来たことに気づいたのか、すぐにリディがジャン...
  • ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第二話
    737 :ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第二話 ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/07/14(火) 22 39 09 ID /3ki8zyy 第二話『新しい力』 翌日、シグナムは図書館にいた。 叛乱者宣言はしたものの、シグナムの立場は非常に危うかった。 なにせ、ほとんど裸一貫で放り出されたのだから、 魔物と戦うにしても、王軍と戦うにしても、一方的に不利なのである。 こういう時こそ、情報がものを言う。 シグナムが読んでいたのは、『ファーヴニル国風土記』である。 この本には、この大陸の魔物のことが記されている。 シグナムは、まず前回戦ったスライムのページを見てみた。 『スライム ファーヴニル国にもっとも多く生息するポピュラーな魔物。 その柔軟な身体は、全ての打撃攻撃を無効にする。 さらに、吐き出す溶解液は、鋼鉄をも溶かす威力がある』 「……...
  • 新店長でG.O. 第二話
    273 :新店長でG.O. ◆dkVeUrgrhA [sage] :2007/03/09(金) 21 14 08 ID drinMGtk 耕治がピオンの慰み者になった次の日。薫はとき子に連れられテュルパンに行った。 事務所に行くと前の店長と二人の若い女がいた。どちらかが問題の新店長らしい。 「てんちょうたん、こんにちわ♪」 「おや、かおるちゃんいらっしゃい」 前店長が薫に声をかけた。 「きゃ~♪かわいい~♪お兄ちゃん、この子どうしたの?」 お兄ちゃんと店長を呼んだ人物が問題の新店長なんだろう。癖の強い髪をポニーテールにしている・・・、 そういえば隣の女もポニーテールだ。こっちは癖のない直毛。 「ああ、こちらはうちの麻枝君と禾の森姉妹の下宿先の奥さん。この子はそこの一人娘なんだ」 「かぁる、でつ♪」 「うぁ~かぁいいかぁいいかぁいいかぁいいかぁいいっ!!」 女は薫を抱...
  • 似せ者第二話 ~偽りの兄~
    809 :似せ者  ◆Tfj.6osZJM [sage] :2009/01/07(水) 00 36 09 ID J+afXyNs 第二話 ~偽りの兄~ 嘘も方便である。 嘘が御方便になることもある。 嘘が方便になるような状況。 これはけっして御方便でない。 「た、頼むから落ち着いてくれ!」 俺は落ち着かない口調でなんとか言った。 「兄さん?」 藤堂優奈の抱きつく手は緩まない。 とりあえず体を離して話をしないと。 そう思い、名残惜しい気持ちを抑え、彼女の体を遠ざけた。 「えーと、俺は君の兄さんじゃないんだけど…」 「え?」 「俺の名前は赤坂映太。クラスは1-C。陸上部所属。君の兄さんじゃないだろ?」 彼女がきょとんと俺の話を聞いていく。 徐々に彼女の顔から、涙も笑顔も引いていった。 どうやら勘違いを悟ってくれたようだ。 最初の自己紹介から聞いていな...
  • 狂っているのは誰?第二話
    800 :狂っているのは誰? [sage] :2009/05/20(水) 21 51 30 ID qaDsj/FR 藤原太志から託されたメッセージとビデオを胸に抱え、 私は自分の探偵事務所へと戻っていた。 藤原太志は誰に監視されているか? スケジュール帳の「F」とは誰なのか? このビデオテープの中身はいったい? そして、「小野田春香」はどこにいったのだろうか? さまざまな思いがよぎり、戸惑いを隠しきれない、 私に今、できることはこのビデオテープの中身を確認する事だけだった。 荒々しくビデオデッキにテープを押し込めば、再生ボタンを押す。 テレビの砂荒がある映像を映し出す。暗い部屋にはその映像の明かりだけが灯されている。 「これは・・・」 私はその映像は見るや否や、絶句した。そして停止ボタンを押し、目を背けてしまった。 喉が熱い、胸が締め付けられるほどの嫌悪感を私は感...
  • 白い翼第二話
    527 名前:白い翼 ◆efJUPDJBbo [sage] 投稿日:2010/08/19(木) 12 38 21 ID yatrOoVJ [2/10]  〈あたかも偶然たる過去の始まり〉 中学に入って初めての夏休みだったんだ。 ―――母親が死んだ。父親が壊れた。ただ、それだけのことだった。 何も変わらないと思っていた俺の人生は、十二歳、いや十三歳の八月二十四日に変わってしまっていたのだろうか? この日は母親が事故死した日だ。 仕事を終え、家に帰る途中に酔っぱらった奴が乗っている車にぶつかって……。 車は大破。中に乗っていた母は、ぐちゃぐちゃだ。でもその手の中には、確かに青いリボンのついたプレゼント用のラッピングがされていた箱があった。この日は俺の誕生日でもあったからな。中身は何だったんだろう? ちょっと気になった……。 通夜や葬式なんて、すぐ終わる。 終わらないのは……残された方の心...
  • ヤンデレ世紀第二話
    466 :名無しさん@ピンキー:2010/05/25(火) 21 12 17 ID QElPBcRU ふう…今日も朝からいい天気だな。 「ねえ、しー君。昨日公園のベンチでしー君と一緒にいた女誰?」 こんないい天気の日には「待て!!しおり!!あれは違うはばばばばっ!!!?」して1日を過ごしたいな。 …そして僕の目の前でまた1組のカップルが誕生した。……確かあれは隣のクラスの石田君と木根さんだったけ。仕方ない先生に二人は欠席です。と伝えてあげるか。 これで今月の登下校中、5組のカップルが誕生した。 の内僕の学校から2組。 「本当にすご「よっ、瀧斗~。」 ……僕の数少ない友達(ほとんどの友達が不登校?になってしまったから)の中林 拓海(なかばやし たくみ)が声をかけた。 「おはよう。」 「おはよう!おい、見たか!?またヤンデレが動いたぜ!」 「見たよ。僕らの学校...
  • ヤンデレ素直クール第二話
    98 :ヤンデレ素直クール:2010/02/19(金) 02 33 24 ID 0ylXbI2v 第二話 3レス消費 律の告白から一週間後の帰り道。 すでに薄暗くなりつつある通学路を律と明の二人は歩いていた。 その道すがら、明は気になっていたことを聞いてみた。 「・・・でもさ、須崎さんはなんで俺のことが好きになったの?」 何気ない一言だったが、律は明の目をじっと見つめた。 明は律の探るような目つきが苦手だ。しかし、同時に吸い寄せられてしまう。 いつも通る街角だが、律に見つめられているだけで全く違う場所に思えてきた。 「・・・??須崎さん?俺、なんかまずいこと聞いた?」 思わず尋ねると、律は目をそらすことなく微笑んで答えた。 「いいや。それよりも、君が私に率直に聞いてくれたことが嬉しいんだ。」 「後の一言は余計だったが、及第点だ。ありがとう。」 こう言って律は一息つ...
  • girls council第二話
    30 名前:girls council ◆BbPDbxa6nE[sage] 投稿日:2011/04/07(木) 21 26 18 ID 0tpXFGR6 [2/13]   第二話 自宅と言うモノは一番落ち着ける場所だ。  「結局にぃにぃはどうするのかな?」 俺の目の前には、セミロングの黒髪で、どこかおっとりとして、幼い雰囲気をまとった少女、鳴宮美帆がいた。俺の妹。俺とは一つ違いで共に宮越高校に通っている。 もぐもぐと。動く口元が可愛いし、俺への呼称、〝にぃにぃ〟とは素晴らしいな。 ……とかはともかくとして。 本当によくできた、本当に可愛い妹だ。どこに出しても恥ずかしくないくらいの。 ……どこにも出す気はないけど。  「……一応、入るよ。でも間違いなく女子生徒会の人気は落ちるだろうなぁ、俺が入ることで。篠原は何を考えているのやら」 ただいまの時刻は二十時十五分。 現在二人で夕食中。美帆が作...
  • 玲子 第二話
    80 名前:玲子(2) ◆w9U6Ms6d42  投稿日:2010/10/02(土) 17 19 48 ID s6WUu45c 気がつけば俺は公園にいた。 無我夢中で我武者羅に走っていたら、近くの公園についたのだ。 昼間の公園には誰も居らず閑散としていた。俺は公園のベンチを見つけると そこへ玲子を引っ張っていき一緒に座った。 俺には幼稚園から公園までの距離はどうってことなかったが、玲子には きつかったらしく、「ハァ・・ハァ・・」と辛そうに息をしていた。 玲子はしばらくすると息を整え黙りこんでしまった。 公園にはそよ風が吹いていた、走ってすこし汗ばんだ体に涼しい風を当てる のはとても心地よかった。 どれくらいそうしていただろうか?俺と玲子はまだ一言も口をきていいない。 逆にあまりにも静か過ぎて、その沈黙を壊すことが怖かったのだ。 俺は遠くの高層ビルや雲を見るフリをしな...
  • 炸裂超人アルティメットマン第一話~第二話
    248 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/19(水) 02 00 10 ID lUt+bHho   炸裂超人アルティメットマン 第一話 見よ!炸裂の巨大変身  登場巨獣 超ゴム巨獣 マノーン  「ああ、寒い寒い・・・ったく、この季節はやってられないなあ本当に」  僕、東条 光一はそういって今の今まで寝ていたうすっぺらいせんべい布団を折りたたむと顔を洗い 三畳一間の部屋の隅に押し込められたちゃぶ台を引っ張り出して食事の用意を始めた。  冬のこの季節、暖房もない中で朝早起きするのはとても辛い事だと思う、しかしこうしなければいけ ないのも事実だ、などと冷蔵庫から取り出した納豆と、炊飯器から取り出した温かいご飯を食べながら思う。  モルタル張りの三畳一間、狭くてぼろい上にアスベストも使っているようなアパートの中で...
  • a childie
    a childie第一話 a childie第二話 a childie第二話の2。 a childie第二話の3。 a childie第三話 a childie 第4話
  • 僕は自分が大嫌いだ
    僕は自分が大嫌いだ第一話 僕は自分が大嫌いだ『裏』第一話 僕は自分が大嫌いだ第二話 僕は自分が大嫌いだ『裏』第二話
  • 森山家の青少年第二話
    318 :森山家の青少年:2010/06/15(火) 17 03 08 ID GLRNYcdj 「第二話」(少年編)  翌日・気温も上がってきた夏の真っ昼間。  「・・・なんで家に来るんですか?」  眉根に皺が寄る。正直意味が解らない。  目の前に嬉しそうな笑顔で対面する女性。  ついでに俺の隣でそっぽ向いている和沙はいつになく・・っていうか物凄く不機嫌になっている。    「水瀬先輩。」    「あら、迷惑だったかしら?あと、先輩はやめてね。」  「迷惑、とは言いません。ですが水瀬さんは周囲の見解というものを考えた方がいいと思います。」  「どうして?」  どうして・・って言われてもなぁ。さっきから窓の外を見ると玄関付近に見知らぬ男がうろついてるし。  アレどう見ても不審者だよな・・。他にも似たような人が2、3、4・・・  仮に俺の通っている高校の非公式...
  • 言の葉 第二話
    271 :言の葉:2011/05/02(月) 16 53 47 ID vN3BsAII 第2話投下します ふう、やっと刹那から離れることができた。あいつも黙ってれば美人なのがもったいないところだな。 まあ、学校では、猫をかぶっていて人当たりがよい優等生で男子生徒からも結構告白されてるみたいだ。 さっさとだれかとくっついてくれればたすかるんだがなあ・・・・・・ そう考えているうちに学校についてしまった。 クラスに入ると同時に腹部に強い衝撃を感じ、見てみるとそこには・・・・・・ 「あ、ごめんなさい。まえをちゃんとみてなかったです。」 そこにはちんちくりんな美少女が俺の前にいた。この子は、同じクラスの篠崎 薫さんだ。 「ああ、こちらこそごめんな。そろそろホームルーム始まるみたいだし座ったほうがいいですよ。」 「おっと!そうでした!」 そういうがはやいか疾風のごとく自...
  • きみとわたる第十二話
    560 :きみとわたる ◆Uw02HM2doE [sage] :2010/07/10(土) 00 14 24 ID hUKrr8YJ 午後11時15分。海上娯楽施設『アクアマリン』内、アクアポート前。 …何かがおかしかった。 元々アクアマリンにはモノレールでしか来られないため、この時間になると人はほとんどいない。 モノレールが動かない夜中は、本島に帰れないからだ。 おそらくライムもそこを考えてアクアポート屋上を指定したのだろうが…。 「…!またか…」 全く人が、それこそ警備員までいないのはおかしい。 アクアポート前の警備室にも人影すらなく、ここへ来るまでに通った全ての警備室がもぬけの殻だった。 「まあ入りやすかったけどさ」 ここまでは問題無く来れた。後は屋上を目指すだけ。青白くライトアップされたアクアポートに向かう。 「……一人、か」 里奈や桃花、神谷には黙って...
  • ヤンデレエスパー
    454 :ヤンデレエスパー [sage] :2007/02/21(水) 21 46 53 ID Db0L97sO 私の名前は花形美魔。高校2年で無敵のエスパー! 彼氏は高橋幸一先輩!超能力についてのアドバイスをしてくれる素敵な先輩! でもちょっぴり責任感強すぎなの! せんぱーい!今日も一緒に帰りましょう? えっ?今日は調べ物があるから居残り?ふーんそうですか。(ざんねんだな) ともかく、図書館でなにをしてるか透視でえい! えっ?先輩?その横にいる女の子は誰ですか? 「逃げたら悲鳴を上げる?」「手を出さない男は馬鹿だ?」「またこずかいちょうだい?」 明らかな脅迫だ。先輩が手を出さなければ先輩に罪を着せて、手を出せば金を奪い取る。 「汚物は消毒ね!」 私はそう決めると、瞬間移動で校舎に移動した。 先輩に抱きついてる泥棒猫をサイコキネシスで吹き飛ばすと、私はちょっぴ...
  • 触雷!
    触雷!第一話 触雷!第二話 触雷!第三話 触雷!第四話 触雷!第五話 触雷!第六話 触雷!第七話 触雷!第八話 触雷!第九話 触雷!第十話 触雷!第十一話 触雷!第十二話 触雷!第十三話 触雷!第十四話 触雷!第十五話 触雷!第十六話 触雷!第十七話 触雷!第十八話 触雷!第十九話 触雷!第二十話 触雷!第二十一話 触雷!第二十二話 触雷!第二十三話 触雷!第二十四話 触雷!第二十五話 触雷!第二十六話 触雷!第二十七話 触雷!第二十八話 触雷!第二十九話 触雷!-幕間-
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  • 闇母第二話
    20 :闇母 [sage] :2008/01/11(金) 21 25 51 ID WorItLoe 〈聡史Side〉 俺、深海聡史はしがない会社員だ。 既に32歳となった俺は、今はなかなか給料のいい営業の仕事についており、幾つになっても若さを失わない、それどころかますます美しくなっている妻と、最近は成長の著しいかわいい一人娘に恵まれている。 今のところ、娘は反抗期はまだのようで、家庭内の治安は安泰だ。女の子の親は苦労すると聞いていたから、同僚や先輩の話を聞いたり本を読んだりと大切に育ててきた。 その甲斐あってか、妻の美しさとはまた違う、かわいい女の子へと成長してくれた。親として、なんと微笑ましいことか。 ただ、もう中学生になったというのに父親に甘えるのはどうかと思っている。ついつい構ってしまうのが、男の性というものかもしれない。 我が家は都心か...
  • デレ&ヤン第二話
    136 :デレ&ヤン [sage] :2008/01/16(水) 21 52 17 ID gzK135GS 京姐と、梢と連れ立って家を出た。 三人とも一貫教育制の病出学園(やんでるがくえん)に通っているため、 一緒に登校している。 「三兄妹!!おっはよう!!」 通学路の半分くらいを過ぎたところで、 唐突に、大変さわやかな挨拶をかまされる。 挨拶をしてきたのは、 活発さをうかがわせる顔立ちに、ショートカットが似合う 160センチほどの身長の舞という名の少女だった。 ちなみに、俺のクラスメイトで、 ムードメイカーとしてかなりの人気を誇る。 「「おはようございます、舞さん」」 京姐と梢はハモリで挨拶するが、俺はそのまま通り過ぎようとする。 こいつの相手をすると、いつもろくな事にならないからだ。 13...
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