ヤンデレの小説を書こう!SS保管庫 @ ウィキ内検索 / 「真夜中のよづり4」で検索した結果

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  • 真夜中のよづり4
    10 :真夜中のよづり4 ◆oEsZ2QR/bg [sage] :2007/02/25(日) 17 36 16 ID h1BEVMqk  学校から1キロほど離れたところにある木造アパート。通称『まるわハイツ』  築13年で二階建て部屋数は六つ。トイレ共同、風呂は一応あり、六畳一間で日当たりは若干悪い。俺はそんなアパートの二階の奥部屋に住んでいた。 錆びた鉄製の階段を一歩一歩昇ると、ぎしぎしと鳴る木の廊下を歩く。外に剥き出した廊下は外側にすこしだけ傾いてて、バランスを崩すと柵を乗り越えて下へ落ちそうだ。 母親が一人暮らしになる俺に当ててくれた部屋だが、もうすこしいい部屋にしてくれよと思う。いつ崩れるかと思うと、怖くて眠れん。家賃を払ってもらっている手前、贅沢もいえないがね。  部屋の前までやってくると、ドアノブにビニール袋が引っかかっていた。中を見ると、俺のチェック柄の服とエドウィ...
  • 真夜中のよづり6
    467 :真夜中のよづり5 ◆oEsZ2QR/bg [sage] :2007/05/21(月) 23 25 43 ID vreY5nDW  俺の腕をがっちりとホールドしたよづりを連れて、俺は学校までの国道沿いを歩いていた。  朝の十時ほどの住宅街を抜ける道は、車の往来は数多いが歩く人というものは少なく、俺らの存在は際立っていたであろう。  普通の格好で俺ら二人が歩いていたら仲の良い過保護気味の姉と反抗期の弟とかに見られると思う。もしくは仲の良い兄嫁と義弟といった感じか。って嫌だよ、兄嫁と義弟が腕組んで歩いていたら。 しかし、そんな想像を破壊し、この場から大幅に浮いているのがよづりの制服姿だ。なんつーか、恋人同士にも見づらい、なんとも変な組み合わせ。  車で俺らの横を通り過ぎていくドライバーが全員俺らを見ているような気がして、なんとも落ち着かない。緑色のタクシーの運ちゃんが明らかに...
  • 真夜中のよづり7
    417 :真夜中のよづり7 ◆oEsZ2QR/bg [sage] :2007/07/22(日) 20 40 14 ID QvlYH/2a  よづりに絡まれながらも家から飛び出し、喫茶店にも寄りつつ……ようやく俺たちは我が織姫高校の校門の前へとやってきたわけだ。  時刻は午前12時過ぎ。もはや昼じゃねぇか。ふらふらと外の世界であっちへ行きこっちへ行きする榛原よづり二十八歳元引きこもり高校生を連れた登下校は三時間近くもかかってしまっていたわけだ。  明日からこいつと一緒に登校するときは確実に朝3時起きか? 朝のニュースキャスターじゃないんだからそんなの無理だっての。 「ほら、よづり。見てみろ。俺たちの学校だぞ」 「……そうだっけ?」  覚えてねぇのか。  俺の背中に隠れるように体をちぢこめてよづりは大きな校舎を眺めていた。生徒数三百人が勤勉に励む高校をまるで何かを恐れているように...
  • 真夜中のよづり2
    410 :真夜中のよづり2 ◆oEsZ2QR/bg [sage] :2007/02/08(木) 22 57 02 ID I20DV8yW  俺は委員長から渡された住所の紙を持って、住宅街をさまよっていた。  あの後、委員長は住所と簡単な地図を書いた紙を用意してくれた。俺だったらルーズリーフを一枚破って渡すのに、委員長は丁寧にも教卓に常備されていたわら半紙のウラを使った。  さすが委員長だ。手際がいい上に紙を無駄遣いしない。コイツは大学に進学するより、発展途上国に行かせたほうがいい働きをするだろうと思う。  で、そのまま俺は教室を追い出されこの住所の元へ行くように指示されたのであった。  明日すぐに会うのは緊張するだろうから、今日のうちに会っておいてそれなりに打ち解けてから一緒に登下校しろということらしい。  俺にとっては今会おうが明日会おうがそんなに関係は無いと思うのだが。委員...
  • 真夜中のよづり3
    741 :真夜中のよづり3 ◆oEsZ2QR/bg [sage] :2007/02/12(月) 22 42 16 ID MD4+xJFQ 「私に優しくしないでね。かずくん」  よづりは俺をリビングに案内するなり、こう宣言した。俺は眉をひそめる。  あれか、これは今流行の不思議系とかお姫様系とかそういうのか。しかし、この姫はクリームいっぱいのいちごショートケーキのお姫様というよりかは、蝙蝠や墓場が立ち並ぶ暗黒世界の姫に近い。 俺の説明で、ゴシック系を浮かべたら俺は違うと言い張る。そんな上品なものじゃない。もっと毒々しい感じだ。毒の沼とかそんなの。  榛原よづり宅のリビングは床暖房が効いているのか、足からぬくぬくしていてとてもあったかかった。  しかし、榛原よづりはその上をまるで氷の上に立つかのように冷たそうに歩く。この人もしかしたら体温無いんじゃないのかと疑ってしまうほど、彼女は...
  • 真夜中のよづり8
    403 :真夜中のよづり8 ◆oEsZ2QR/bg [sage] :2007/10/11(木) 18 09 08 ID Sz919uDw  しまった。よづりを見失った。  昼休みの終了を告げるチャイムが校内に鳴り響き、廊下は一気に人影が消えていく。  一分後には廊下は閑散と人気が消えうせてしまった。所々で漏れ聞こえるのは、授業をはじめたらしき教室の教師の声だけ。  ああ、そうか。俺、5時間目も遅刻になっちまう。今から走って教室に戻れば、間に合うだろうか。  いや、だめだ。よづりを放ってはいけない。どうせ、今日は1時間目から4時間目までサボっちまったんだ。いまさら5時間目がなんだっつーんだよ。  よづり…、よづり……。  よづりレーダーとかあればいいのにな。ビーコンみたいに近づくだけで鳴るやつでもいいからなぁ。俺は閑散とした廊下を歩き、よづりの姿を探すことにした。  廊下は一...
  • 真夜中のよづり9
    781 :赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg [sage] :2008/06/01(日) 21 20 49 ID 9IbQiTfu  さっすがにこの季節は日が落ちるのが早いこと早いこと。  ナイター施設のないグラウンドで練習していた織姫高校野球部(夏の県大会にて初戦敗退)は早々に解散したようで、校門からはブレザー下ジャージ姿の男子生徒がわいわい叫びながら排出されている。  遅くまで残っていた図書委員と図書室の住人のような、メガネの文学少女(一部腐文学)たちも黙って校門から抜けていく。  後は冬でも夜8時まで練習という俺には考えられないほどハードスケジュールを組まされている吹奏楽部と毎日残業ご苦労さんな先生らがだけが校舎内に残る。  チューバの音が音楽室から廊下まで響き渡る。そんな闇の帳がかかった教室で、俺は頭を抱えていた。 「さってと、どうするかなぁ……」 「えへ...
  • 真夜中のよづり5
    13 :赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg [sage] :2007/03/22(木) 00 04 36 ID hJFrsf6U  えへへへへ。  そんな低い笑い声が上の階から聞こえている。  ここは二十八歳元引きこもりの榛原よづりの高級住宅だ。広いリビングに広い台所。俺の実家よりでかいんじゃないかと思う。こんなところにあいつは独りで住んでるのか?  榛原よづりを助け起こした後、俺が学校へ行く準備を命ずるとよづりは素直に頷いて、自室のある二階へと鼻歌を歌いながら上がっていった。  さっきまであんなに落ち込んでいたくせに、もう上機嫌になっている。猫か、こいつは。  今、上でヤツはあの縁起の悪い黒い服からちゃんと学校指定のブレザーにでも着替えているのだろう。しかし、二十八歳の学生ブレザーか……。なんか想像つかん。  そんなことを考えつつ、俺は散乱した一階で、連絡してそ...
  • 真夜中のよづり1
    309 :赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg [sage] :2007/02/04(日) 23 49 20 ID aE+nSUJS  真冬の山の中。俺は榛原よづりと湖面に浮かんだ船の上に居た。 「カズくん……。寒いよう……」 「うるせぇ、湖の中はもっと寒いんだ。これぐらいガマンしろ」  真冬の湖の上は寒い。冷たい風が吹くたびによづりは体をちぢ込ませ、暖をとるように俺に抱きしめる。そんなよづりを俺は片手で抱きかかえ、オールを使いなるべく湖の真ん中へ移動していた。  片方だけでボートをこぐとまっすぐ行くわけはないのだが、ちょうどぴゅるりと吹く風が俺たちの乗ったボートを流し、真ん中へ運んでいる。オールはそれの方向調整に使っているだけだ。  胸によづりのふにゅりとやわらかい感触が押し付けられていた。不健康そうな顔をしているのに、ここだけは健康的に膨らんでいて奇妙だ。  吹く風を背中で受...
  • 赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg氏
    真夜中のよづり 一週間 大好きにはなれないね(仮題)
  • 投下イラスト
    終わらないお茶会/カーニバルの夜に/いない君といる誰か マッドハンター/如月更紗 須藤幹也 眠らないヤマネ 裁罪のアリス 神無士乃 里村冬継 里村春香 須藤冬華 グリム 神無佐奈 壱口のグレーテル パッケージ案 チェシャ キャラアイコン 恋人作り 姫野真弓&姫野亜弓 真夜中のよづり 榛原よづり 上書き 城井加奈&沢崎誠人 『首吊りラプソディア』 カオリ・D・D・サウスフォレスト 奉梨・フジノ 鬼葬譚 第一章 『緋の詩』 戦巫女 氷雨デイズ 氷雨 彩 味香(仮) 彩味香 狂人は愛を嘯く. 果敢那 あなたと握手を 大河内桜 ヴァギナ・デンタータ 月乃鞠 時坂歩 月輪に舞う 弧太郎 気に病む透歌さん 倉井透歌 デレ&ヤン 梢 ワイヤード 野々村ナギ 鷹野百歌 西又囲炉裏 井上深紅...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part2-Page4
    601 名前:シアン・マゼンダ・イエロー・ストーカー ◆Z.OmhTbrSo [sage] 投稿日:2007/02/10(土) 22 27 56 ID +Ky50rQJ 600 パスタGJ!! 崩壊していく光景を眺めながらバジリコのパスタを食べたいもんです。 では、続けて投下します。 WARNING! WARNING! 警告です。途中の注意書きをよく読んでください。 602 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/02/10(土) 22 28 20 ID mCeR+K8E ノベルゲーの人どうなったんだろ? 流石に二、三日で出来てるとは思わないがタイトルとか気になる 603 名前:シアン・マゼンダ・イエロー・ストーカー ◆Z.OmhTbrSo [sage] 投稿日:2007/02/10(土) 22 29 18 ID +Ky50rQJ 真也は今、自宅の玄関前で目を閉じてい...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part8-Page3
    401 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/07/22(日) 14 25 47 ID gL3bF02I 余計なお節介かもしれないが追記しておくと、作品群は修羅場スレのまとめの方にある。 402 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/07/22(日) 15 37 03 ID LadU2mXx 誤爆した…orz 俺気付くの遅い。 403 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/07/22(日) 17 33 24 ID 8gqX2426 402 同士よ こっちでも全裸で待とうじゃないか 作者様、頑張って!(*´д`*) 392 俺も期待してます!! 404 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/07/22(日) 18 38 27 ID cwnFHhec すばらしいヤンデレでてくるアニメ教えてくれないか? 40...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part4-Page1
    1 名前:慎 ◆lPjs68q5PU [sage] 投稿日:2007/02/25(日) 00 49 58 ID S4t41Ekl ここは、ヤンデレの小説を書いて投稿するためのスレッドです。 ○小説以外にも、ヤンデレ系のネタなら大歓迎。(プロット投下、ニュースネタなど) ○ぶつ切りでの作品投下もアリ。 ■ヤンデレとは? ・主人公が好きだが(デレ)、愛するあまりに心を病んでしまった(ヤン)状態、またその状態のヒロインの事をさします。 →(別名:黒化、黒姫化など) ・ヒロインは、ライバルがいてもいなくても主人公を思っていくうちに少しずつだが確実に病んでいく。 ・トラウマ・精神の不安定さから覚醒することもある。 ■関連サイト ヤンデレの小説を書こう!SS保管庫 http //yandere.web.fc2.com/ ■前スレ ヤンデレの小説を書こう!Part3 http //sakura03.b...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part6-Page3
    351 名前:ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo [sage] 投稿日:2007/05/14(月) 00 12 28 ID Phq6Y94j ガチャリ、と音がして誰かが部屋に入ってくる気配がした。 足音はしなかった。聞こえてきたのは、トン トン トン、という空気を伝わる軽い音だった。 その音が自分の方に近づいてきて、みぞおちの辺りにもどかしい不安を感じとったところで音は止まった。 続いて左側にベッドが軽く傾くと、陶器のカップにスプーンを入れたときの音がした。 チィン、とも、チン、とも表せる小さな音。 その音の正体が物騒なものでないことを祈っていると、視覚を覆っていた目隠しの布が外されて 閉じたまぶたの向こうに光の気配を感じられた。 数秒かけて目を光に慣れさせてから開くと、なんとなく予想していた通りにかなこさんが目の前にいた。 ベッドの左縁に腰掛けて俺の顔を緩やかな笑みで見つめている。 ...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part5-Page1
    1 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/03/20(火) 13 28 10 ID 0xGFv+j9 ここは、ヤンデレの小説を書いて投稿するためのスレッドです。 ○小説以外にも、ヤンデレ系のネタなら大歓迎。(プロット投下、ニュースネタなど) ○ぶつ切りでの作品投下もアリ。 ■ヤンデレとは? ・主人公が好きだが(デレ)、愛するあまりに心を病んでしまった(ヤン)状態、またその状態のヒロインの事をさします。 →(別名:黒化、黒姫化など) ・ヒロインは、ライバルがいてもいなくても主人公を思っていくうちに少しずつだが確実に病んでいく。 ・トラウマ・精神の不安定さから覚醒することもある。 ■関連サイト ヤンデレの小説を書こう!SS保管庫 http //yandere.web.fc2.com/ ■前スレ ヤンデレの小説を書こう!Part4 http //sakura03.bbspin...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part10-Page3
    301 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/10/07(日) 00 43 05 ID AreITkIC 229と 233からわかりあってるようで全然わかりあってないカップルの心情を書いてみました。 この題材は結構使えるから練りこんでみたいなぁ 302 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/10/07(日) 00 55 04 ID 0Xc1wDrH 作品自体もさることながら、よづりの事を忘れずにいてくれたこともすごく嬉しい。 最初に見たとき別の書き始めてしまった以上、もう続編書いてくれないのかなぁと物悲しくなっただけに尚更 303 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/10/07(日) 02 30 43 ID OV6V7ZfE 301 続きを心待ちにしておきます、GJです! 304 名前:名無しさん@ピンキー[sage]...
  • 長編SS
    終わらないお茶会(完結) ◆msUmpMmFSs氏 題名の無い長編集 カーニバルの夜に ◆msUmpMmFSs氏 ヤンバル ideal ◆zvQNG0FZvQ氏 いない君といる誰か(一部ルート完結) ◆msUmpMmFSs氏 あなたと握手を(完結) ◆Z.OmhTbrSo氏 ひどいよ!おおこうちさん(完結) ◆Z.OmhTbrSo氏 『首吊りラプソディア』(完結) □ボ ◆JypZpjo0ig氏 渋沢夏恋の話 ミツバ氏 ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo氏 真夜中のよづり 赤いパパ ◆oEsZ2QR/bg氏 恋人作り ◆5PfWpKIZI氏 慎太郎の受難(一部ルート完結) 慎 ◆tXhMrjO4ms氏 類友 シアン・マゼンダ・イエロー・ストーカー(完結) ◆Z.OmhTbrSo氏 上書き(一部ルート完結) ◆2.775XTAfE氏 終わったあとのお茶会 ◆msUmpMmFSs氏 越えら...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part15-Page4
    601 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/05/25(日) 01 10 28 ID C4C0s5QV 599 頼む。是非頼みます 602 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/05/25(日) 01 14 16 ID 6wPXJHrm 定義系は全力でスルー さもなければしまわれる、っておじさんが言ってた。 599 超期待しています 603 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/05/25(日) 01 20 16 ID qzSnjebq ヤンデレ初心者な上に 携帯サイトに投下したものなので見づらいかもしれませんが 短編をいくつか書いたので貼らせて頂きます。 スレ汚しになってしまったらすみません。 エロを書くのが苦手で、あまりエロくもないです。 すみません。本当にすみません。 『一生一緒だよ、私が守るもの。』 「お帰り○○...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part2-Page3
    401 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/02/08(木) 07 14 26 ID CCFupwTk 400 ハルヒかじったことないからやっぱよくわからんです でもわざわざ教えてくれてありがとう 402 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2007/02/08(木) 21 29 30 ID R0z+1/2F 最近このスレの作品を読み返しては、ニヤニヤしてたりするんだが、 いっそのことノベルゲー形式で読みたくなってきたぜ。 403 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/02/08(木) 21 38 15 ID c39xyxyX 402 むしろ誰か同人ゲーとして作ってくれれば… 勿論、上質な病みを提供して下さる神々にきちんと許可をとってから お茶会なんかは多分ブームになるぞ 404 名前:名無しさん@ピンキー[] 投稿日:2007/02...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part2-Page2
    201 名前:いない君といる誰か ◆msUmpMmFSs [sage] 投稿日:2007/02/02(金) 02 14 14 ID 7Ww8SaUH 「昼間の道ってほんと人いないな……」 辺りを見回しても、誰の人影もない。登校の時間でも、下校の時間でもない。 太陽が真上にある――即ち、真昼だ。普通の人間なら、食事をしている時間。 勿論学生がその範疇から外れるはずもない。今頃、普通の生徒ならば学校で食事をとってい るはずだ。高校の同級生たちは弁当を。神無士乃たち中学生は、給食を。 食べていないのは、普通ではない学生だけだ。 たとえば――学校をサボって、昼から帰るような。 「なんか堕落した気分だ……」 二限目から授業をサボっただけではなく、その後も全部サボるとは、堕落したと言われても 否定しようがない。 実際、保険の神薙先生には『貴方は堕落しました』とはっきりと言われてしまった。それも これも...
  • 良家のメイドさん 前編
    330 :良家のメイドさん 前編(1/3) ◆6AvI.Mne7c [sage] :2009/04/23(木) 07 35 10 ID np2bNnLo   「おはようございます、坊ちゃま」  私の1日は、いつもこの挨拶から始まります。 「ああ、おはよう――」  私の挨拶に対し、いつも坊ちゃまは、笑顔で返してくださいます。  申し遅れました。私(わたくし)は、この家に仕える、しがないメイドです。  名前? そのようなものは、別にどうでもいいではないですか。  私はただのメイド、それで構わないのです。  そう、思わないと――辛くて辛くて、この身が張り裂けそうなのです。      先日、坊ちゃまがある女性を、屋敷に連れ帰って来ました。  彼が誰か客人を招くことは、とても珍しいことです。  ですので、私も少々気になり、お2人のおられる部屋に、紅茶をお運びしました。 ...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part15-Page5
    801 名前:ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] 投稿日:2008/06/02(月) 01 02 00 ID LzUN6Ghd 「私、知っているのよ。一昨日のこと」 一昨日というと、えっと、昨日が十五日だから十四日。バレンタインデイだ。 「あなた、チョコレートを貰っていたでしょう?」 「……なんで知ってんの?」 「すり替えたから。私のオレンジのと、入ってたワイン色の箱」 「なぜ?」 「なぜって、そんなの…………許せないからに決まってるでしょ!」 超至近距離からの音波が聴覚をかき乱す。 いかれたのは左耳。しかし耳に手を当てようにも左手はすでに葉月さんに掴まれている。 左手を引かれ、振り回される。落ち着いた場所はベッドの上。 葉月さんは、右手で俺の左手を、左手で俺の肩を押さえ込み、上から被さっている。 要約すると、俺は押し倒されていた。 「いつのまに受け取ったの? ...
  • 愛と憎しみ 第三話
    488 名前:愛と憎しみ 第三話 ◆O9I01f5myU[sage] 投稿日:2011/08/02(火) 21 57 24 ID jhtXEcPc [2/6] 3  夜。幸人はベッドの中でぐっすりと眠りについている。それを視線の端で確認した香山はこっそりと抜け出し、寝室を後にする。その足先は玄関を向いていた。  物音を立てない様に外へ出て、県道伝いに駆けていく。漆黒の帳が下りた住宅地の中、街灯を頼りに町の中心へ行く。遠い距離でもないのでそれ程時間も掛からない。  変質者に悩まされている市町村もあるだろうが、この町ではそういった悪い噂は聞かない。過信こそ禁物ではあるが、夜でも比較的安心できる。時折男とすれ違うものの、こちらに関心も示そうとしない。  夜でも営業している店は数多い。中心地ともなるとそれは顕著で、真夜中であるというのに目が眩む。点々とした街灯のみの明かりでは足元が少しお...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part3埋めネタ
    642 :名無しさん@ピンキー [sage] :2007/02/26(月) 15 24 50 ID H1OhoL/W 夜中の二時に目が覚めた。 悲しくて悲しくて悲しくて目が覚めた。 夢を見ていた。 あの人が私をおいていく夢。 私のことなんか振り返りもせず、一心に自分の望む未来に向けて努力するあの人。 なんど無理だって言われても、諦めるべき現実を突き付けられても必死に向かって行く。 私はそれを笑顔で応援する。時に一緒に苦しみ、時に明るく励ます。 笑顔の下で泣きながら。私を見て、と。 私のいない未来なんて追わないでと。 そしてあの人は私のいない望んだ通りの未来を手に入れて行ってしまう。 多分これは正夢。 現実でもあの人は未来を追っている。私のいない未来を。 私は一番近くでそれを見ている。必要ならば支えながら...
  • ヤンデル生活 第2話 これから始まること。
    304 :ヤンデル生活 第2話 これから始まること。:2011/07/18(月) 14 51 40 ID minpuElA ヤンデル生活第2話投下いたします。 「光る海に、広がる星空。この世をかける白い羽よ。」 彼女は満面の星空に照らされながら歌っている。この広い草原と、無限の湖には俺と彼女しかいない。 彼女はとてもきれいだ。透き通るような白い肌に、深い青の瞳。そして、星に照らされて白く輝く白銀の髪。 彼女は楽しそうに歌っている。けど俺は悲しくてたまらない。涙が止まらない。 広い草原に一陣の風が吹いた。 星空を美しく反射する湖に、一人の人が落ちた。 無表情で俺を見つめながら、どこまでも続く満面の星空からつかさが湖に落ちた。 「つ・・か・・さ・・・?」 「うわあああッ・・・。はあ・・はあ・・・。またあの夢か。」 また、という表現はおかしいか。 いつも、真夜中の草原と無限に広が...
  • いない君といる誰か 第九話
    95 :いない君といる誰か ◆msUmpMmFSs [sage] :2007/01/26(金) 23 51 28 ID UnvIt1gf  教室に如月更紗の姿はなかった。 「………………」  いつまでも教室の入り口に立ちすくむのもあれなので、扉を閉めて自分の席にまで向かう。如月更紗が普段ぼうと窓の外を 眺めている椅子には、誰も座っていない。机の上に何も置かれてもいない。無人を主張するように、ある種の空白感をとも なってただそこにあるだけだ。  人の座らない椅子と机ほど虚しいものはない、と思う。誰かが風邪で休んだとき、あるいはいなくなったとき、そのたった ひとつだけの空白はとても目立つのだ。  ふと、何の脈絡もなく椅子とりゲームを思い出す。椅子が全て埋まっているのに、人間が一つ余っているという不思議。 椅子に意識があれば、きっとそのときの人間と同じなんじゃないかと僕は思う...
  • 姉弟遊戯
    297 :姉弟遊戯 [sage] :2007/11/16(金) 18 23 13 ID d558cimu  お姉ちゃんに恋人が出来たらしい。 「修也く~ん、修也く~ん♪ スキスキ~~♪」  アッコちゃんの替え歌を口ずさみながら、上機嫌でマフラーを編んでいる我がお姉ちゃんの姿はなんというかとてつもなく鬱陶しい。 「お姉ちゃん。ちょっとマフラー編むなら黙ってやってよ。テレビの音が聞こえないじゃん」 「いいじゃない。こうやって修也くんのこと想いながら編むと、一本一本に愛が込められてるように思えるんだ~」 「なんか呪文みたいで気持ち悪いよ……」 「あはっ、いいね。愛の呪文かぁ。えへへ、いいなぁ。ソレ」  ありゃ。気分を乗せちゃった。どちらかと言えば呪文というより呪詛のように聞こえるんだけどね。 「ねぇ、ねぇ、修也くん、このマフラー喜...
  • いない君といる誰か 第二十七話ルートA-2END1
    578 :いない君といる誰か ◆msUmpMmFSs [sage] :2008/08/11(月) 20 31 47 ID nE6xJSOe  ――何も悩む必要はなかった。  考えるまでもないことだ。校舎の前で、図書室ではなく屋上へと進むことを選んだ時点です でに答えは出ているのだ。僕はここに、戦いにきたのでも殺しにきたのでもない。アリスなん てものと対決するためにやってきたヒーローでもない。  姉さんの仇を――取りにきた、わけでもないのだ。  選んでしまった。  僕を必要として、最後には必要としなかった姉さんではなく。  僕を守るといった、彼女を。  彼女とともに進むと、そう決めたんだ―― 「如月更紗ぁ!」  マッド・ハンターではなく。  如月更紗と、そう名前を叫んだ。裁罪のアリスと斬り合っていた如月更紗は、余裕綽々に僕 へと振り返る。見ずとも振るう鋏がアリ...
  • 題名の無い短編その四十九
    551 :名無しさん@ピンキー [sage] :2009/08/23(日) 15 44 31 ID hRB7g0JA 書いてみた。3レス消費でやってみるで。SFもの 「でもなぁーんかおかしい。その女の人、どう見ても山に登る格好じゃないんですよ。」 面白れぇなあ、稲垣淳三。やっぱり日本の夏はコレダネ。 夏真っ盛り。現在午前三時。エアコンあり。団扇あり。 雑然とした部屋で俺はビール片手に怪談講談師、稲垣淳三の「怪談ナイト」を堪能していた。 落としたファイルの中に「怪談ナイト」全集が入っているという奇跡が起きたのだ。 「なんだぁ、と思って見ていると女がパッと振り返った。するとIさんはうわぁあっ・・・」 イイネ、よっ、名人芸! などと一人モニターに声をかけていると、突如粒子のシャワーが乱れた。 淳三の顔がゆがむ。シャワーが突如乱れるなんていうのはありえない。 やべぇ、とうと...
  • 変身少女第一話
    【変身少女】 ≪あのさ、俺たち少し距離を置いて付き合わないか≫  祐(ゆう)くんが目の前でそう、あたしに告げた。 「えっ、あ……うん」  その時は頭が真っ白でそう言うのが精一杯だった。一瞬、何を言われたのか 分からず、祐くんにただ笑顔を見せようと、私はニコニコしていたと思う。 「俺さ、ずっと忍(しのぶ)の事大切な友達だと思っているから。それに、忍は 美人だし頭もいいしさ。俺も羨むくらいの女の子だから、大丈夫」 「……そんなの気にしないで」  私の言葉を聞くと、祐くんは少しホッとした様に自分の家に入っていった。  私はこの時、祐くんとのこの関係はこれからもずっと続いていくものだと少しも 疑わず、その場で≪バイバイ≫と手をずっと振っていたのを覚えている。  祐くんとは小学校5年の時に初めて出合った。私よりも少しだけ背の大きいその 男の子は、私の隣...
  • 自宅警備員の姉第三話
    625 :自宅警備員の姉 [sage] :2010/07/11(日) 15 14 41 ID 49xj/ojQ 昼休み、涼子に呼び出されて足を運んだのは、体育館の奥にある体育用具倉庫だった。 だれもいない体育館。 古びた金属の扉を開けると、涼子はすでに倉庫の中で俺を待ち構えていた。 身長190センチを誇る筋肉女は、跳び箱に腰掛けて悠然と微笑んでいる。 「やあ、遅かったね。待ちくたびれたよ」 「わ、悪い」 「レディを待たせるなんて礼儀知らずもいいところだ。これは、お仕置きが必要かな?」 唇を舐めながら、その瞳にサディスティックな本性を滲ませる、涼子。 俺は、まさに蛇に睨まれたカエルのごとく動けなくなり、しかも小さな悲鳴さえ上げてしまった。 そんな俺のぶざまな様子がおかしかったのか、涼子は声を上げて笑う。 「冗談だよ、誠司。安心しな。ボクは我慢強いし慎み深い性格だからね、...
  • 僕と彼女の恋事情
    366 :僕と彼女の恋事情 ◆msUmpMmFSs [sage] :2006/09/14(木) 15 39 30 ID iRL1fkGP    1/彼の場合  友人曰く、幼馴染のユーナは『電波女』だそうだ。 「……ユーナ。これって実はアンテナだったりするのか?」  ユーナの頭頂部より少し後ろから、尻尾のように生えている髪の毛を掴んで俺はそう訪ねた。  腰まで伸びた髪の毛は見た目よりも軽い。梳いてもらっているのだろうか。  もっとも、四六時中一緒にいるが、ユーナが美容院に行くところを俺は見たことがない。  多分、自分で切ってるんだろう。  真夜中に、電気もつけない真っ暗な部屋で、一人ハサミをチョキチョキ動かすユーナの姿を想像してみる。  中々面白かったので、つい笑ってしまった。 「ヘンなマー君。なんでアンテナなのかな? なんで笑ってるのかな?」  そう言って、制服姿...
  • おにいたん、だいすき! (9)~(12)
    431 :おにいたん、だいすき!(9) ◆dkVeUrgrhA [sage] :2007/02/20(火) 21 00 24 ID h6xuc5ZT 真夜中、閉店前のファミリーレストラン。 薫は最初正面入り口から入ろうと思ったが、ちょっと考えて従業員用の入り口に回り込んだ。 インターホンを鳴らして出て来たのは、あのおにいたんと一緒にいた女。 「あら、どうしたの?こんな夜中に」 「あのね、おにいたんをよんでほちいの」 お前なんかに用はない、とは思ったが、そんなこと表情にも出すわけには行かない。 「うんわかったわ。ちょっと待ってて」 幸いにも女はすぐ耕治を呼んでくれた。出てきた耕治に薫は告げる。 「あのね。きょうね、パパいないの。だからね、ママが、おにいたんに、ごはんをいっちょにたべようって」 あのきれいな奥さんの手料理か・・・耕治は想像して、 「うん、いいよ。いっしょに...
  • いない君といる誰か 第二十一話ルートA
    210 :いない君といる誰か ◆msUmpMmFSs [sage] :2007/07/10(火) 22 24 55 ID l55ZmRKf ・21話  ――そうして。  僕は独り、夜の校舎の前に立っている。  空に浮かぶ月はようやく真上にたどり着こうとしていた。真っ暗な夜の中、そこにだけ ぽっかりと穴が空いたかのように輝いていた。近くに街灯はない。懐中電灯なんて持って きていない。月明かりだけが頼りだった。  それでも。  闇の中、静まり返った校舎は、月明かりを浴びて――くっきりと浮かび上がっていた。  蜃気楼のように。  現実味もなく。  現実感の失われた景色。  日常から、遠く乖離した光景。  ソコにあるのは、昼間に通う学校とは、まるで別物だった。  ――異界。  彼女たちの言う、ソレにこそ相応しいのだろう。 「…………」  異界となった学校を、独り...
  • 羊と悪魔第六話
    249 :羊と悪魔 [sage] :2007/10/05(金) 00 39 49 ID 8ck79HaF  今日一日の疲れを風呂とベッドで癒す。  あきらのことをどうするかは明日考えよう。そうして私は眠りについた。  だから私は、知らなかった。  あきらが同性愛者なんてものじゃあなかったということを。  そして、あきらの異常性を。  それを知るのも明日だというのに私は。  翌日、私は珍しく早起きをして、朝早く登校した。  通学路の途中で理子とのぞみを見つけ、玲が家に帰っていないことを知った。  もしかしたらあの生粋の絵描きさん、まだ美術室にいたりして。そんな冗談を笑いながら、美術室に向かう。  冗談は現実になり、私たちは笑えなくなった。  玲は美術室にいた。ずっと、いた。  首から流れ落ちる血。光のない眼。力を失った腕と脚。  赤黒い海に横たわる少女。  ...
  • 天使のような悪魔たち 第9話
    570 :天使のような悪魔たち 第9話 ◆UDPETPayJA [sage] :2009/06/30(火) 20 52 07 ID pQ/f0jQf ―――まだ、間に合うと思うか…? その問いかけに、俺の最愛の女性(ひと)はこう答えた。 「大丈夫だよ。歩、君は僕の…いや、僕たちの運命を変えることができた。……運命は、ひとつきりじゃないよ。さあ、行くといい。―――きっと間に合うよ、お兄ちゃん」 「光、晶…有難う。―――行ってくる」 俺は、奴の…神坂 飛鳥の自宅付近で待ち構えていた。未来が見えたときには既に奴は学校を離れていたので、下手に探すよりこうして待っていた方が確実だと踏んだんだ。 そして案の定、奴は帰ってきた。時間は19時58分。俺は神坂に声をかけ…ようとした…のだが… 571 :天使のような悪魔たち 第9話 ◆UDPETPayJA [sage] :2009/0...
  • リバース第四話
    646 :リバース ◆Uw02HM2doE [sage] :2010/07/27(火) 15 12 28 ID nEHf91vK 「ふーん…裏切るんだ」 白髪の少女は月を見ていた。どうやら今夜は満月のようだ。 「…裏切る訳じゃない。ただ遥とはもう…二人きりでは会わない」 「じゃあ…誰とは会うの?」 「………」 「だんまり?」 少女は少年へと振り返る。月の光が反射して少年には少女が幻想的な何かに見えた。 「本当にゴメン。でも遥が悪いとかじゃ」 「聞きたくない」 遥と呼ばれた少女は語気を荒げる。 「嘘つき。ずっと守ってくれるって約束したのに」 「…ゴメン」 「信じて…たのに」 遥の眼からは大粒の涙が流れていた。 「遥、俺は」 少女に近付いた瞬間、少年は違和感を覚える。 いや、違和感というより腹部が妙に熱い。見てみるとシャツには真っ赤な染みが出来ていた。 「...
  • 天使のような悪魔たち 第3話
    226 :天使のような悪魔たち 第3話 ◆UDPETPayJA [sage] :2008/10/20(月) 00 32 16 ID xRLJ+/CC 結意の家は、一言でいうととても簡素だった。どうやら独り暮らしをしているようで、あまり物がない。 部屋自体の規模もあまり大きくなく、どこにでもあるありふれたアパートの一室だった。 結意は帰宅して早速晩飯を作る準備をしている。変なものを入れないよう見張っていれは、そこは問題ないだろう。 …歩き方がぎこちない内股ぎみになっていることに対しては、つい責任を感じてしまった。 「まっててね飛鳥くん!今日は飛鳥くんの大好きな焼き魚にするから!」 「あ、ああ。」 ―――あれ?こいつにそのこと話したっけ? ……愚問か。87回も告白するようなやつが俺のことを調べててもおかしくはない。 「88回目だよ。」 「!?」 びっくりした…結意のやつ...
  • 天使のような悪魔たち 第15話
    427 名前:天使のような悪魔たち 第15話 ◆UDPETPayJA :2010/12/29(水) 07 31 32 ID njjhPHO2 「貴女にはお礼を言わなくちゃいけないね。」 それは、午前2時の出来事。 街中のあかりの内のほとんどが消灯し、眠りに就いた景色。 その一角の、さらに人目につかないような場所で、私は"彼女"と相対していた。 「貴女は私の願いを叶えてくれた。だから、今度は私が貴女の願いを叶えてあげるわね。」 「…どうかしらね。私は魔女の娘。私の願いを叶えられるものはどこにも…」 「いやぁね。意地にならないでよ。わかるでしょ?貴女の体の再生が行われていないのが。」 「---そんな、まさか」 彼女の言うことは当たっていた。 既に私の右腕は原形を留めないほどにへし折られ、腹部には鉄片が何本も突き刺されている。 普段の私...
  • 上書き第13話B-3ルート
    9 :上書き ◆kNPkZ2h.ro [sage] :2007/10/21(日) 23 34 41 ID CSIWB/IF  ……瞼が重い。眼の周りだけ重力が倍になっているのではないかと思うくらいに。 こんな感覚は久しぶりだ。いつも朝の目覚めは良かったからな。加奈を起こしに行くことを考えれば当然だが。  ――加奈。  もう、起こしに行くこともないのかな。 別に極楽浄土なんて信じてないけど、俺が今こうやって思考しているということは、少なくとも死後に世界があるという証拠だ。 そしてそこは、俺と加奈以外誰もいない、俺たちだけの楽園だ。 学校に行く必要もないし、その上、加奈とずっと一緒にいられる。誰からの干渉も受けず、真っ直ぐな加奈と永遠を過ごせる。  ――最高だ。  これが俺たちが目指していた到達点だ。お互いに絶対の信頼を持って、疑心なんて言葉とは無縁の生活を...
  • いない君といる誰か 第二十四話ルートA-2
    273 :いない君といる誰か ◆msUmpMmFSs [sage] :2007/08/23(木) 08 03 42 ID HJTKs6Y5 「なぁ……もういいだろ。そろそろ離せよ」  隣に座ってくっついてくる如月更紗にそういうと、彼女はまーだだよー、とふざけたように 言って上目遣いに見てきた。どういう態度をとればいいかわからずに、僕はまた沈黙してしま う。それを確認して、如月更紗はうれしそうに笑ったまま、頭を僕の肩に乗せるようにしてく っついてくる。  そんなことが、かれこれ十数分も続いていた。  もっとも、正確な時間はわからない――今隣り合って座っている位置からだと校舎の時計は 見えないし、空を見上げても月と星ばかりで、時間の経過はわかりやしない。気のせい程度に 月が動いているだけだった。  夏の暑さに、夜風が心地いい。  如月更紗と触れ...
  • いない君といる誰か 第十二話ルートA
    220 :いない君といる誰か ◆msUmpMmFSs [sage] :2007/02/02(金) 23 25 52 ID 9yD2ehT5 「KRの4」  わざわざ口で宣言して、如月更紗は黒のクイーンを動かした。かつん、と木の触れる良い音 がする。プラスチック製の安物ではない、しっかりと造られた木彫りのチェスだ。赤と白―― ではなく、黒と白。白は使いたくない、と如月更紗が言ったので、僕が白、如月更紗が黒だ。  姉さんが買ったチェス盤で、姉さんと遊んでいたチェスを、如月更紗としている。  妙な違和感があった。  なんで僕はこんなことをしているんだろう――とめどなくそう思う。 「…………」  チェス盤がある以上、口頭する必要はない。無言のまま、白のポーンを動かす。かつん。音 を共に木彫りの兵士が一歩前進。目指すは黒のキングだ。もっとも大してやる気があるわけで もないので、...
  • きみとわたる第八話
    243 :きみとわたる ◆Uw02HM2doE :2010/07/04(日) 17 24 15 ID fZqhz4IH 車だと僅か20分程度でライムのマンションまで着いた。 運転手に礼を言って彼女の部屋へ急ぐ。 「待ってろよ」 部屋の前までたどり着き左手でインターホンを鳴らす。右腕はしばらく使えない。 「………?」 応答がない。もしかしたら何かあったのだろうか。嫌な汗が頬を伝う。 「まさか…」 嫌でも思い出してしまう。事務所の関係者が殺された。 犯人は近辺にいる可能性があって…。もう一度インターホンを押すが反応はない。 「…ライム!」 痺れを切らして扉を叩こうとした瞬間 「…わ、亙?」 扉が開き中からバスタオル姿のライムが出て来た。 「ライム!…良かった。…つーか何でそんな格好なんだ?」 「眠気覚ましにお風呂入ってたの。そしたら急に誰か来たから、亙だと思ってと...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part21-Page4
    501 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/31(土) 23 33 49 ID 0/CKz9Zw これは……すげえ 予想外ってか度肝抜かれた、でもこれでりお派になってしまった俺ガイルw 502 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/31(土) 23 41 54 ID gb0kC3eT 494 GJっす! まさかりおちゃんまでお兄ちゃんを狙ってたとは… 503 名前: ◆Tfj.6osZJM [sage] 投稿日:2009/02/01(日) 00 01 00 ID BmLkeDkU 投下間隔、これくらい空ければ大丈夫ですかね? 似せ者第三話投下します。 504 名前:似せ者 ◆Tfj.6osZJM [sage] 投稿日:2009/02/01(日) 00 03 24 ID BmLkeDkU 第三話 ~亡くし者~ 別れの言葉を言う事は寂し...
  • ステレオタイプの量産ナンバー 中編
    中編 ~次の日~ 結構長い間寝てしまったようだ。 手元の目覚まし時計を、寝ぼけ眼で確認したところ、 午前11時を過ぎた頃であると分かった。 この時間帯になると、母以外は絶対にいない、 いつも俺だけグータラ生活さ・・・。 ちょうど時を同じくして扉越しに、お母さんが俺に、 2階に病子が来ていると知らせてくれた。 うん?・・・ちょっと待てよ・・、え・・・病子!? 俺はもしやと思い、人目にギリギリさらせる程度に身回りを整え、 部屋を出て2階に上がると、病子は相も変わらず少女趣味な私服で、 ソファーに浅く腰かけていた。 「闇雄っ!お前ってホント、寝ぼすけ野郎だな~。  それに、顔も散らかり放題!」 と、俺を見つけるなりいつもの調子で言い放ち、歩み寄ってきた。 俺は、いつものあいつに戻ったと内心ホッとしたが、それも束の間、 彼女は自らのか細い手を、俺の頬に...
  • 天使のような悪魔たち 第1話
    105 : ◆KG67S9WNlw [sage] :2008/10/15(水) 00 20 25 ID Oz0i9diC 俺の名は、神坂 飛鳥。成績は中の下、ルックスも普通。悪くもないが、飛びぬけていいわけではない。多分。そんな、ありふれたごく普通の高校生だ。 そして今俺は、ある女子に呼び出されていた。放課後に体育館裏という、あまりにベタなシチュエーションだ。 「好きです。付き合ってください!」 ―――やはり。が、俺の返事は決まっていた。 「ごめん。」 そいつは、名を確か………なんだっけ?まあいいや。そいつは決してぶさいくとかそういうわけではない。むしろ、間違いなく美少女の類に入るだろう。そして俺はその美少 女に告白されているわけ。 「そんな……なんでよ!わたしはこんなにあなたが好きなのに……」 「……あのさあ、いい加減諦めてくれないかなあ?もう何度目だよ?」 ...
  • ヤンデレの小説を書こう!Part19(20)埋めネタ
    214 :夜間ランニング [sage] :2008/11/24(月) 22 34 20 ID C528miR+ 当時俺は高校二年生だった 一年生の頃は面倒くさいという理由で、6歳の頃からやってきた水泳とおさらばして文化部に入部した その文化部も毎日毎日ただパソコンをいじくるだけという根暗な部活でなんの面白みもなく どうせならもっと華やかな茶道部に入ればよかったと後悔した 部活は登校2週間目でいくのを止め、その後は何をするでもなく定刻通りに家に帰るという味気のない学校生活を送っていた 部活をまともにこなせないやつに勉強ができるわけもなく 当然考査での成績は悪く、酷い時は平均点数が赤点すれすれということもあった なんとか単位は落とさず進級をしたものの、このままではいかんと思い せめて体力だけはつけておこうと二年生になってからは毎日2キロのランニングをしようと決めた 決めたと...
  • 天使のような悪魔たち 第26話
    146 名前: ◆UDPETPayJA[sage] 投稿日:2012/11/18(日) 07 16 57 ID bCG4otFg [2/7] 瀬野が穂坂の家まで案内することになり、俺たちはすぐに向かうことにした。 瀬野のバイクはそのまま、白曜の校舎の職員玄関の隣の駐車場に置いておくことにして、 俺は瀬野に自分の傘を、半分貸した。俗に言う、相合傘というやつだ。 この図柄はあまり他人に見られたくはないが…事態が事態なので仕方がない。 そのまま学校から再びバス停まで戻ると、さほど待つことなく、バスが走ってきた。 このバス停は2つの系統が走っているのだが、瀬野はそのバスを見て「こいつだ。」と言った。 …そのバスは、まさについさっき俺たちが乗ってきたバスと同じ系統だ。つまり、逆走する事になる。 結局は方角はそこだったか…と一瞬思ったが、まあいいだろう。重要参考人が確保できたんだ。このくらいの出費くら...
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