ヤンデレの小説を書こう!SS保管庫 @ ウィキ内検索 / 「触雷!第二十五話」で検索した結果

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  • 触雷!第二十五話
    574 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ:2011/11/25(金) 03 54 38 ID .ucYAKUU     警告!!     今回の投下分には、レイプ描写が含まれています。レイプ描写が苦手な方は、決して閲覧しないでください。     ホントなのよ。信じてね。     ――――――――――――――――――――――     “霊的エネルギーの補給”が終わった後、僕達は再び、高速道路を移動していた。     「…………」     僕はすっかり気力を消耗し、助手席のシートを倒してぐったりとしていた。 &nb...
  • 触雷!第二十五話
    574 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ:2011/11/25(金) 03 54 38 ID .ucYAKUU     警告!!     今回の投下分には、レイプ描写が含まれています。レイプ描写が苦手な方は、決して閲覧しないでください。     ホントなのよ。信じてね。     ――――――――――――――――――――――     “霊的エネルギーの補給”が終わった後、僕達は再び、高速道路を移動していた。     「…………」     僕はすっかり気力を消耗し、助手席のシートを倒してぐったりとしていた。 &nb...
  • リバース
    リバース第一話 リバース第二話 リバース第三話 リバース第四話 リバース第五話 リバース第六話 リバース第七話 リバース第八話 リバース第九話 リバース第十話 リバース第十一話 リバース第十二話 リバース第十三話 リバース第十四話 リバース第十五話 リバース第十六話 リバース第十七話 リバース第十八話 リバース第十九話 リバース第二十話 リバース第二十一話 リバース第二十二話 リバース第二十三話 リバース第二十四話 リバース第二十五話 リバース第二十六話 リバース第二十七話
  • いない君といる誰かルートA-2
    いない君といる誰か 第二十二話ルートA-2 いない君といる誰か 第二十三話ルートA-2 いない君といる誰か 第二十四話ルートA-2 いない君といる誰か 第二十五話ルートA-2 いない君といる誰か 第二十六話ルートA-2 END1 END2
  • ことのはぐるまルートA
    ことのはぐるま 第二十三話~令嬢の誤解~ ことのはぐるま 第二十四話~逃亡~ ことのはぐるま 第二十五話~逃亡不可能~ ことのはぐるま 第二十六話~令嬢と地下室で~
  • ヤンデレ家族と傍観者の兄
    埋めネタ~ヤンデレ家族~ ヤンデレ家族と傍観者の兄第一話(勘違い編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二話(勘違い編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第三話(文化祭編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第四話(文化祭編) ヤンデレ家族と傍観者の兄パラレル編 ヤンデレ家族と傍観者の兄第五話(文化祭編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第六話(文化祭編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第七話(文化祭編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第八話(クリスマス編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第九話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十一話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十二話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十三話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十四話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十五話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十六話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十七話(...
  • リバース第二十五話
    305 :リバース ◆Uw02HM2doE :2011/02/24(木) 18 51 57 ID 1JVwOzh/ 「……ここは……」 目が覚めると暗い天井が視界一杯に広がっていた。固いベッドから身体を起こすと鉄格子が目に入った。そして地面には白髪の少女が横たわっている。 「遥っ!?」 その少女、遥に近付いて呼び掛ける。意識はないものの死んではいないようだった。静かに目を閉じて眠っている遥はまるで人形のようだった。遥に近付こうとするが―― 「っ!?……手錠……」 右手には冷たく光る手錠がベッドまで繋がっている。がむしゃらに引っ張るが取れるはずもなく、俺はベッドを降りることすら出来なかった。 「くそっ……また、また傷付けちまった……」 誰も傷付けないように朔夜と一緒にいたというのに、結局俺は仲間を傷付けてしまった。やはり俺は皆と一緒にいるべきでは―― 「……...
  • ドラゴン・ファンタジーのなく頃に
    ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第一話 ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第二話 ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第三話 ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第四話 ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第五話 ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第六話 ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第七話 ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第八話 ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第九話 ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第十話 ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第十一話 ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第十二話 ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第十三話 ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第十四話 ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第十五話 ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第十六話 ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第十七話 ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第十八話 ドラゴン・ファンタジーのなく...
  • ことのはぐるま
    ことのはぐるま プロローグ~遠山雄志のひとり語り~ ことのはぐるま 第一話~菊川かなことの出会い~ ことのはぐるま 第二話~天野香織との日常~ ことのはぐるま 第三話~現大園華との再会~ ことのはぐるま 第四話~腐れ縁の同級生~ ことのはぐるま 第五話~親友と幼馴染~ ことのはぐるま 第六話~従妹とお嬢様~ ことのはぐるま 第七話~にらみ合いと、秘められた伝言~ ことのはぐるま 第八話~二つの告白~ ことのはぐるま 第九話~姫~ ことのはぐるま 第十話~忘れていたこと~ ことのはぐるま 第十一話~前世の否定~ ことのはぐるま 第十二話~華の告白・二度目~ ことのはぐるま 第十三話~無計画な2人~ ことのはぐるま 第十四話~雄志の告白~ ことのはぐるま 第十五話~遠くに居た知り合い、遠くへ行った恋人~ ことのはぐるま 第十六話~犯行の動機~ ことのはぐるま 第十七話~クイズ~ ことのはぐるま...
  • いない君といる誰か ルートA
    いない君といる誰か 第十話ルートA いない君といる誰か 第十一話ルートA いない君といる誰か 第十二話ルートA いない君といる誰か 第十三話ルートA いない君といる誰か 幕間ルートA いない君といる誰か 第十四話ルートA いない君といる誰か 第十五話ルートA いない君といる誰か 第十六話ルートA いない君といる誰か 第十七話ルートA いない君といる誰か 第十八話ルートA いない君といる誰か 第十九話ルートA いない君といる誰か 第二十話ルートA いない君といる誰か 第二十一話ルートA ルート1 ルート2 ルート3
  • 触雷!第十五話
    103 : 触雷! ◆ 0jC/tVr8LQ 2010/08/22(日) 23 25 37 ID TF5JALGM0 「とくあのくたらさんみゃくさんぼだい こちはんにゃはらみった……」 恐怖のあまり、布団にくるまって般若心経を唱えていると、ソフィさんが呼びに来た。 「詩宝様。お食事の用意ができました」 「は、はひ……」 何かの発作のように手をガクガクさせながら、僕はベッドを這い出る。 ソフィさんはワイシャツとズボンを持ってきていて、僕はそれを着せられた。 そのままソフィさんに連れられてダイニングに着くと、僕は後ろ手に手錠をかけられ、椅子に座らされる。 「あの、これは一体……」 「黙ってください。詩宝様に人権はないんですから」 「…………」 そう言われると、僕は一言も言えない。 やがて、先輩とエメリアさんがワゴンを押して入って来て、テーブルに食事を並...
  • ことのはぐるま 第二十五話~逃亡不可能~
    252 :ことのはぐるま ◆Z.OmhTbrSo [sage] :2008/01/28(月) 21 38 58 ID xf3pEIi4 第二十五話~逃亡不可能~  腕を組んで窓の外を眺めつつ、思考を巡らせる。  横にいる華が財布を取り出して、中身を覗いていた。 「バス代、持ってないのか?」 「それぐらい持ってますよ。全部でいくらあるか確認してるだけです」  華の財布を覗き見る。ほう、千円札が二枚か。なるほど……勝った。  見えないように手を強く握りしめていると、視線を感じた。  他に乗客がいない以上、俺に視線を向けることができるのは華しかいない。 「なんだ、その目。ああ、別に哀れんでいるわけじゃないぞ。気を悪くするな」 「言っておきますけど、私はおにいさんよりお金持っているはずですよ。無駄遣いしませんから」 「持ってるって言っても、せいぜい...
  • ワイヤード
    第一話『コントラクター・再会』 第二話『ナイトメア・侵食』 第三話『深紅・猛攻』 第四話『二人の景色・融和』 第五話『百歌・兆候』 第六話『ダイヤモンド・発光』 第七話『ファーストバトル・開催』 第八話『ロールアウト・鉄槌』 第九話『獣のアギト・解放』 第十話『ロストマイセルフ・喪失』 第十一話『ちょっとした休息と・推測』 第十二話『きみの散歩道・憫笑』 第十三話『ネクストステージ・始動』 キャラ紹介 幕間『少女の祈り』 第十四話『存在に心奪われる時』 第十五話『カナメ様の憂鬱』 第十六話『イロリ汚いなさすがイロリ汚い』 第十七話『遥か久遠の彼方に・前編』 第十八話『遥か久遠の彼方に・後編』 第十九話『イロリ日記』 第二十話『千歳の選択』 ナギ編
  • 触雷!第二十二話
    822 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ:2011/06/25(土) 21 39 22 ID cTZsJos6 詩宝が2人組の女警官に連れ去られた後、あたしは男装したまま、すぐに最寄りの警察署に怒鳴り込んだ。 「詩宝は無実なんだ! すぐに釈放しろ!」 その場にいた警官を片っ端から罵倒し、責任者を出せと追及すると、数人の警官が出てきてあたしを別室に通そうとした。 まあ、他の一般市民もいる場所で騒がれては迷惑だろうから、仕方がない。 あたしは彼らに通された部屋で、改めて詩宝の無罪放免を要求した。 ところが、どうも話が噛み合わない。警官達は、詩宝のことを何も知らない様子であった。 どうなっているのか。よく調べさせると、詩宝は逮捕されていないことが判明した。それどころか、成金豚は被害届を出してさえいなかった。 それでは、あたしの家に押し入ってきた女警官どもは、一体何者なのか。 ―...
  • 触雷!第二十話
    196 名前: 触雷! ◆ 0jC/tVr8LQ 2010/11/21(日) 00 40 03 ID IDuC1ZxQ0 「……という訳よ」 屋敷に戻った私は、一室に母とエメリア、ソフィを集め、詩宝さんからの電話について話した。 「お嬢様。長木に詩宝様を連れ出させたのは、堂上の差し金と見て、間違いありませんね」 「他に考えようがないわ」 エメリアの意見に、私は賛成した。 「あの3流プロレスラーが……詩宝様の友人面をして全く余計な真似を!」 額に青筋を立て、ソフィが憤る。その通りだ。 詩宝さんと私が結ばれるのは、誰にも変えようのない運命であって、これを邪魔立てするなど神に戦争を仕掛けるに等しい大罪である。 「あの男、どうやって地獄に叩き落としてやろうかしら……」 書斎にある、『世界一凄惨な拷問の教科書』の内容を思い出しながら考えていると、母が声をかけ...
  • 第十五話『カナメ様の憂鬱』
    193 :ワイヤード 第十五話  ◆.DrVLAlxBI [sage] :2009/01/22(木) 19 11 55 ID xwvUtjSz 第十五話『カナメ様の憂鬱』 「あなた様の存在に心奪われたものです!!」 騒々しかった校庭が、一瞬で静まりかえる。 曰く、「キシドー……? 何いってんのあの人」「ってか、女の声じゃん。また千歳の被害者か、うらやましい」「いや、あれであいつは苦労してるよ」などなど。 仮面の変質者ことミス・キシドーはそんな群集など意にも介さず、槍をなれた手つきで振り回し、構えを取る。 その型に、千歳は見覚えがあった。 はっきりとは思い出せないが、蒼天院流と同じく古くから伝わる武術の一種だろう。 だとしたら、先ほど清水拳を貫通した理由も説明できる。闘気系の防御を、さらに貫通性と凝縮率のたかい闘気攻撃で打ち破ったのだ。 それができるほどの貫通性を槍で生...
  • 触雷!第二十八話
    443 名前:触雷! ◆0jC/tVr8LQ[sage] 投稿日:2013/04/15(月) 01 25 11 ID 3MdClp9o [2/6] ※マジキチ注意 「はあ……ご主人様。魔女なんているはずありませんでしょう?」 「!!!」 姉羅々(しらら)の言葉を聞いて、僕の頭の中に、衝撃プラスいろんなものが舞い込んだ。 まずは、『やっぱり常識的に考えてみたら、そりゃそうだよね』という思い。 あるいは、『魔女の呪いだと信じてここまでついてきたのに、騙すなんて酷いじゃないか』という思い。 どう感じるのが正解なのか、頭が混乱したが、とにかく聞いてみた。 「じゃ、じゃあ……なんで、なんで魔女の呪いなんて嘘ついたの……?」 「嘘ではありませんわ。御主人様にこの場所まで来ていただくための、方便ですわよ」 「ど、どこが嘘と違うんだよ……そもそもこの建物って一体……?」 「私の所有している館ですが? 前...
  • 触雷!第二十九話
    397 名前:触雷! ◆0jC/tVr8LQ[sage] 投稿日:2014/03/11(火) 01 36 28 ID XHZLX9u6 [2/6] 今日も、紬屋詩宝君は学校に姿を現さない。 誰も座っていない詩宝君の座席を見ながら、私はため息をついた。 今日で六日目か。その日数には土日の休日を含んでいるとは言え、いささか長すぎる。体調不良だということだが、本当にただの風邪なのだろうか。どうもそうではなさそうだ。 と言うのは、昨日、不穏な噂を聞いたからだ。大金持ちのお嬢様で、学校の支配者でもある中一条舞華の家に詩宝君がいて、何かやっていたらしい。学校での交友関係がほとんどない私の耳にも入るくらいだから、相当広まっている噂なのだろう。 「手遅れになる前に、なんとかしないと……」 誰にも聞こえないような、小さな声で私はつぶやく。詩宝君を助けてあげられるのは、私しかいない。 ―――――――――――...
  • 触雷!第二十一話
    509 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ :2011/02/10(木) 04 34 07 ID 65q6vaKc ミニパトが、夜の街を滑るように疾走していく。 僕は改めて、車内を見回してみた。どう見ても本物にしか見えない。 警察から本物を借りて来たか、はたまた普段から偽物を用意しているのか、どちらにしろ、中一条家は恐ろしいと心から思った。 そしてとうとう、中一条家のお屋敷に到着してしまう。 正面の門が開き、敷地内に入る。庭の暗がりに目をやると、道善さんと水下さんが、木の枝に逆さ吊りにされているのが見えた。 ただ吊るされているだけでなく、使用人と思しき女性達が、竹刀でバシバシ叩いている。 ここは、何という魔窟だろうか。 僕は、生きてここから出られるのか? 道善さんは? 水下さんは? 心は千々に乱れたが、どうにもうまい打開策は見つからなかった。 そうこうし...
  • 触雷!第二十四話
    698 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ:2011/08/29(月) 18 49 07 ID KnP0Q1mg 僕を乗せ、緒美崎先生が運転する乗用車は、高速道路を走っていた。 どうやら、大分遠くまで行くらしい。出発直後に僕は、 「どこまで行くんですか?」 と聞いてみたものの、緒美崎先生は、 「着けば分かりますわ」 と言って、答えてくれない。 ――今日中に帰れるかな? と思った。泊りになっても僕はそう困らないけど、緒美崎先生が、明日の授業までできなくなってしまったら申し訳ない。 「あの、緒美崎先生」 先生は、前を向いたまま答えた。 「姉羅々とお呼びくださいませ」 「え? でも先生を下の名前で呼ぶなんて……」 さすがに躊躇われた。しかし、緒美崎先生は重ねて言う。 「姉羅々と呼んでくださらなければ、わたくし、返事をしませんわよ?」 どうして呼び方にそこまでこだわるの...
  • 触雷!第二十七話
    309 名前:触雷! ◆0jC/tVr8LQ[sage] 投稿日:2013/01/01(火) 03 18 48 ID ke7hU5rI [2/5] ※マジキチ注意 紅麗亜に投げ倒され、服を剥ぎ取られ、不甲斐なくも性交を強いられた僕。 暴力的と言える程激しく、執拗な紅麗亜の腰の動きに、咥え込まれた僕のものは全く耐えられず、あっという間に蛇口決壊の危機が迫った。 「紅麗亜! ど、どいて! 出る! 出るから!」 僕は必死に頼んだが、紅麗亜はまるで耳が聞こえないかのように、僕に跨ったまま腰を振り続けた。胸から突き出した2つの肉の重砲弾は千切れんばかりに揺れ、先端から僕の方へと、濁った液体を飛び散らせる。 「ああっ! あああっ!! ご主人様のオチンチン、最高でございますっ!」 「うっ……あああ……!」 いくらも経たないうちに、僕の先端は彼女の奥深くに入り込んだまま、限界に達した。出てはいけないもの...
  • 触雷!第二十三話
    325 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ:2011/07/19(火) 01 12 01 ID 6mBTzO86 ※警告!! このSSは、おっぱいマニアのおっぱいマニアによる、おっぱいマニアのためのSSです。閲覧の際はご注意ください。 ―――――――――――― 「こらあっ!!」 晃に怒鳴られ、僕は竦み上がった。 彼女が怒ったのは何回か見たことがあるが、ここまで完全にキレているのは初めてだ。 一体何が起きるか、想像が付かない。 「ひっ! ひいっ!」 不甲斐ないことに、僕は一瞬で腰を抜かしてしまう。地面にへたり込まずに済んだのは、僕を抱きかかえていた先輩が支えてくれたからだった。 「あうう……あ、晃。こ、ここ、これは……」 弁解しようとするが、舌が回らない。そもそも、何をどう言い訳すればいいか分からなかった。 口を半開きにしたまま、無様にアワアワやっていると、...
  • ラ・フェ・アンサングランテ 第十五話
    410 :ラ・フェ・アンサングランテ 【第十五話】  ◆AJg91T1vXs :2011/01/21(金) 23 58 26 ID QB6qlEts  ジャンが目を覚ましたのは、太陽が既に東の空から顔を出している時刻だった。  ベッドの脇に置いておいた懐中時計を開けると、その短針は八の数字を指している。  さすがに、少し寝過ぎたか。  そう思って隣に目をやると、そこには未だ小さな寝息を立てて眠っているルネの姿があった。  時に気丈な一面を見せながらも、寝顔だけ見ればあどけない少女のままである。  眠りながらも幸せそうに微笑んでいるところを見ると、昨晩のジャンとの行為を夢にでも見ているのだろうか。  隣で寝ているルネを起こさないように気をつけながら、ジャンはそっと身体を起こした。  すると、そのままベッドから離れようと彼の腕を、細く小さい何かが...
  • 触雷!第二十六話
    909 名前:触雷! ◆0jC/tVr8LQ[sage] 投稿日:2012/09/18(火) 02 32 10 ID Sunf0Ego [2/4] ※マジキチ描写あり。ご注意ください。 「お逢いしとうございました。ご主人様……」 「く、紅麗亜……」 姉羅々に連れて来られた、謎の洋館。その玄関口で紅麗亜と対峙しながら、僕は戦慄していた。 もちろん、この場所に紅麗亜がいたことに驚いているからだけど、もう一つ、僕の前に立ちはだかる紅麗亜が、どう見ても尋常な様子ではないからでもあった。 まず、服をほとんど何も着ていない。ただ白いレースのガーターベルトと、メイドのカチューシャのみ着けていて、肝心な場所は全部剥き出しだった。 そしてその顔はと言えば、見開いた両眼が血走り、顔全体は紅潮し、口は半開きで荒い息と涎が漏れているという具合だ。 髪型はポニーテールのままだったが、どういう訳...
  • ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第十五話
    105 :ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第十五話 ◆AW8HpW0FVA :2010/10/03(日) 18 33 13 ID TDSsLryv 第十五話『エロスの弓矢』 ピドナに帰還してから、数日が経った。 ブリュンヒルドは未だに各地を転戦しており、ここにはいない。 そんな中、シグナムはバトゥとハイドゥを自分の執務室に呼び寄せた。 だというのに、その中にハイドゥはいない。呼びに行ったが、不在だったのだ。 まぁ、いいか、とシグナムは思い、やって来たバトゥに向かって、 「バトゥ、お前は妻帯をしていたり、思い人がいたりするか?」 と、切り出した。あんぐりと口を開けているバトゥを尻目に、シグナムは、 「いないのなら、お前には結婚をしてもらいたい」 と、言った。 そんな大した事を言ったつもりはないのに、バトゥは顔を赤くし、激しく動揺していた。 ...
  • ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十五話
    106 :ヤンデレ家族と傍観者の兄 ◆KaE2HRhLms [sage] :2008/09/08(月) 01 41 28 ID btGIRyZm ***  妹の様子が少し変わっていることに気付いたのは、風邪で体調を崩した妹が久々に居間に下りてきたのを見た時だった。  妹は回復したのが嬉しいのか、朝の挨拶の声まで弾んでいた。  でも、機嫌が良い理由は風邪が治ったからなのだろうか。  妹が普段と違う。  何か、こう……表情に余裕のようなものが感じられる。  以前はぴりぴりとしていたのに、今ではすっかりそれが和らいでいる。  妹が私から積極的に目を逸らそうとしないなんて、何かが変。  そりゃまあ、今みたいな方が私は嬉しいんだけど。  弟は珍しく朝早くから出かけていて、姿を見せていない。  できれば妹に何があったのか聞きたかったけど……一緒に下校する時にでも聞けばいいかな。...
  • 第二十一話 ナギ編1『こころ』
    829 :ワイヤード 第二十一話 ナギ編1    ◆.DrVLAlxBI:2012/01/13(金) 12 36 29 ID WlbiZkq2 第二十一話 ナギ編1『こころ』 「ナギ、俺は――」 千歳はそこまで口に出すことが出来たが、それっきり黙りこんでしまった。ナギの肩を抱きながら、ナギの紅い瞳を見つめている。 ナギの目は伏せられ、泪の雫が浮かんでいた。今にも泣き出してしまいそうな、危うい表情をしていた。 これ以上は、ナギの心を傷つける。 千歳はその事実を悟り、口をつぐんだ。ただ、ナギを見た。伝えたい気持ちがあった。聞いて欲しい言葉があった。 だけど、こんな顔をされて、どんな言葉をかけられる? どんな気持ちを伝えられる? ナギは言った。心と心は通じ合わない。人は自らの知ることしか知らない。 誰かの抱いた感情を推し量ることはできても、自分のものにすることは出来ない。 他人の傷を奪う...
  • いない君といる誰か 第二十五話ルートA-2
    424 :いない君といる誰か ◆msUmpMmFSs [sage] :2007/10/12(金) 23 38 48 ID F9jMz0Zs  いつかどこかで。そんな言葉が、頭の中に浮かんでくる。  いつかどこかで。  いつかどこかで、これに良く似た光景を見たな――身体から離れて落ちていく首を見ながら、 不思議なほどに冷静にそんなことを思う。いつかどこかで。確かに見た。落ちていく首を。首 には“そこから先”が存在せず、赤い断面を見せながら、赤い血液を撒き散らしながら、くる くると、狂々と、落ちてくる。  落ちる。  散る。  朽ちる。  落ちる。 「あ――――――」  今度のその声が、どっちのものだったのか、僕には自信がなかった。僕の声だったのか。そ れとも、隣にいる如月更紗の声だったのか。あるいは、その声は本当に存在するのか。サイレ...
  • サトリビト
    サトリビト第一話 サトリビト第二話 サトリビト第三話 サトリビト第四話 サトリビト第五話 サトリビト第六話 サトリビト第七話 サトリビト第八話 サトリビト第九話 サトリビト第十話 サトリビト第十一話 サトリビト第十二話 サトリビト第十三話 サトリビト第十四話 サトリビト第十五話 サトリビト第十六話
  • 和菓子と洋菓子
    和菓子と洋菓子 第一話 和菓子と洋菓子 第二話 和菓子と洋菓子 第三話 和菓子と洋菓子 第四話 和菓子と洋菓子 第五話 和菓子と洋菓子 第六話 和菓子と洋菓子 第七話 和菓子と洋菓子 第八話 和菓子と洋菓子 第九話 和菓子と洋菓子 第十話 和菓子と洋菓子 第十一話 和菓子と洋菓子 第十二話 和菓子と洋菓子 第十三話 和菓子と洋菓子 第十四話 和菓子と洋菓子 第十五話ルートA 和菓子と洋菓子 第十六話ルートA 和菓子と洋菓子 第十七話ルートA
  • 題名のない長編その七
    題名のない長編その七第一話 題名のない長編その七第二話 題名のない長編その七第三話 題名のない長編その七第四話 題名のない長編その七第五話 題名のない長編その七第六話 題名のない長編その七第七話 題名のない長編その七第八話 題名のない長編その七第九話 題名のない長編その七第十話 題名のない長編その七第十一話 題名のない長編その七第十二話 題名のない長編その七第十三話 題名のない長編その七第十四話 題名のない長編その七第十五話 題名のない長編その七第十六話 題名のない長編その七最終話
  • ラ・フェ・アンサングランテ
    ラ・フェ・アンサングランテ 第一話 ラ・フェ・アンサングランテ 第二話 ラ・フェ・アンサングランテ 第三話 ラ・フェ・アンサングランテ 第四話 ラ・フェ・アンサングランテ 第五話 ラ・フェ・アンサングランテ 第六話 ラ・フェ・アンサングランテ 第七話 ラ・フェ・アンサングランテ 第八話 ラ・フェ・アンサングランテ 第九話 ラ・フェ・アンサングランテ 第十話 ラ・フェ・アンサングランテ 第十一話 ラ・フェ・アンサングランテ 第十二話 ラ・フェ・アンサングランテ 第十三話 ラ・フェ・アンサングランテ 第十四話 ラ・フェ・アンサングランテ 第十五話 ラ・フェ・アンサングランテ 第十六話 ラ・フェ・アンサングランテ 【第十七話】
  • 触雷!第五話
    491 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ :2010/06/22(火) 01 01 12 ID HjCBVw0f 明け方、僕は自室のベッドで目を覚ました。 カーテン越しに差し込む陽光。耳に届く小鳥のさえずり。 そして、下腹に覚える生暖かい快感。 「何……やってるの?」 僕は全裸だった。 そして、僕の下半身に、同じく全裸(正確にはカチューシャだけ)の紅麗亜がのしかかり、巨大な胸の谷間で僕の股間のものを挟んでいた。 彼女は両手をせわしなく動かし、一心不乱に乳房で僕のものをしごいている。 僕に質問されると、おもむろに顔を上げ、こう答えた。 「パイズリでございます。ご存知ありませんか?」 「いや、そういうことを聞いてるんじゃなくて……なんでそんなことしてるのか聞きたいんだけど……」 「私はメイドです。ご主人様にご奉仕するのが当然です」 「そ、そうかな……?」 「そうです」 ...
  • 題名のない長編その七第十五話
    第十五話 「そんなこんなで放課後だよ。」 「ああ。」  誰に向かって叫んでいるか分からない太めの友人1の言葉に頷いて、教室を出る。  ポケットに手を突っ込んで、嫌に軽い財布を取り出して中身を眺める。  残金1500円。  ……小学生の小遣いでももう少し多いのではないだろうかという惨状である。  同時に腕時計を見れば20日。給料日の25日まではあと5日もあるという訳だ。  1日300円。バイトの賄いを考えてあるからその日はガッツリ食べられる。  ちなみに野菜炒め定食は450円だ。量の割にリーズナブルで気に入っている。  学食で一番安いのはすうどん。150円だ。  つまりこれから毎日昼飯はすうどん。夕飯は抜くという生活をすれば実に750円で過ごせるという訳だ。  ……嫌になる。飽食の日本に生れ、育ってきた高校生が食という面で追い詰められるとは思わなかった。  溜息と同時にお腹が悲鳴を上...
  • ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第二十話
    324 :ドラゴン・ファンタジーのなく頃に 第二十話 ◆AW8HpW0FVA :2011/01/16(日) 20 33 48 ID R+SA/hEw 第二十話『再会』 ひた走るシグナムを襲う魔物はいなかった。 逃げるのはいいが、このまま逃げたところで、自分が危うい事に変わりはなかった。 右腕の故障さえなければ、ブリュンヒルドを置いてこの島から脱出できるが、 その故障を直すための機材は、囚われた時に奪われてしまった。 右腕が故障した時点で、ブリュンヒルドに頼らざるを得ないのだ。 忌々しいという言葉が、再び脳裏でまわり始めた。 「あの女が死んでくれれば……」 そう言って、口を噤んだ。 あの女が死ねば、そいつが持っている剣で筏を作る事が出来る、 などという都合のいい事などあるはずがない。考えるだけ無駄である。 そうこうしている内に反対側の海岸に...
  • 触雷!第二話
    21   名前:  触雷! ◆ 0jC/tVr8LQ   2010/06/15(火) 00 21 03   ID CmAoTRFg0 「ど、どうして……?」 「今の女性は、お知り合いですか?」 突然、僕から携帯を取り上げて通話を切った紅麗亜。 その行動の理由を聞こうとしたら、逆に質問されてしまった。 冷ややかな声に気圧され、僕は素直に答えるしかない。 「学校の……先輩だよ」 「お食事に誘われていらっしゃいましたが?」 「うん。たまに……」 中一条先輩は、僕をよく食事に誘ってくれる。 最初のうちは気が進まず、理由を付けて辞退することも多かったが、あまり親切に誘ってくれるので、断るのも悪い気がだんだんして、応じるようになった。 最近は先輩のお屋敷の豪華さにも少しずつ慣れてきて、余程のことがない限りお呼ばれしてい...
  • 第二十話『千歳の選択』
    300 名前:ワイヤード 二十話   ◆.DrVLAlxBI[sage] 投稿日:2011/05/05(木) 19 34 43 ID X.3iyClg [2/10] 第二十話『千歳の選択』 運命なんてないさ。 誰だって自分の生き方を選択する。 どんな辛いことがあったって、どんな幸運につつまれていたからって、今いる世界は、自分をとりかこむ全ては、自分の選択の結果なんだ。 しかたない、とか、そんな聞き分けのいい言葉でなにもかも諦めて、なにかのせいにして。 そうやって生きてたら、きっと、自分なんて存在はそこには居なくなっている。 だれだって選ばなくちゃならない。 なにもかも投げ出したまま、未来に到達することなんてできないんだから。     ♪      ♪      ♪ 「千歳」 その日の授業が終わり、放課後になった。千歳はぼんやりと窓の外をみつめている。 御神枢が現われてから、もう...
  • 触雷!第一話
    260 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ :2010/06/13(日) 21 32 15 ID uxqRNGO8 学校から帰ると、家の前に人がうつぶせになって倒れていた。 「あっ……」 遠目にその人を見つけた僕は、すぐに走り寄った。鞄を投げ出し、肩を揺さぶってみる。 「もしもし。大丈夫ですか?」 「んっ……」 声が聞こえた。よかった。生きている。呼吸が止まったりもしていないようだ。抱き起して仰向けにする。 「…………」 その人(若い女性だった)はうっすらと目を開け、僕の顔を覗き込んだ。口が動き、言葉が発せられる。 「ああ。助けてください……」 「もちろん助けますよ。どうされたんですか?」 「お腹が……」 「痛むんですね?」 腹膜炎か。虫垂炎か。救急車を呼ぶべく、僕の手はポケットの携帯に伸びかけた。しかし女性は、弱々しく首を横に振る。 「空いてるんです。とても……」...
  • 触雷!第三話
    394 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ :2010/06/19(土) 09 56 48 ID 7pEeoypI 「ん……?」 気が付くと、僕は立ったまま、紅麗亜の柔らかい胸に顔を埋めていた。 キスの気持ちよさのせいで、一瞬気をやってしまったらしい。 「紅麗亜」 顔を上げて紅麗亜と視線を合わせると、彼女は気まずそうに表情を曇らせた。 「申し訳ありません。ご主人様」 「え……何が?」 「接吻など生まれて初めてのことですから、つい、加減を忘れてしまいました」 そう言って、顔を赤らめる。意外に思った。 大人びた印象からして、その手のことには相当慣れているのだろうと思ったが、そうではないらしい。 「お嫌いですか? こんなはしたないメイドは」 「いや、そんなことは……」 儚げな様子で尋ねてきた紅麗亜に、僕は反射的に答えてしまう。 すると彼女は表情を輝かせ、両手で僕の顔を挟ん...
  • リバース第十五話
    200 :リバース ◆Uw02HM2doE :2010/11/01(月) 19 21 18 ID wwWV46GA 「いきなり全校集会とは……。誰かやらかしたのかな」 翌日、突然全校集会をやるということで俺達は体育館に来ていた。周りも突然の全校集会の話で騒がしい。 「やらかしたって……。この学校で会長に逆らう奴がいたら見てみたいぜ」 亮介がおどけながら言う。まあ東桜に半年も通えば会長の手腕と彼女に逆らうことの恐ろしさを十分に理解出来るだろう。 「まあ連絡事項か何かだろうよ。……お、来たぞ」 会長が壇上に姿を現した。気が付けば話している愚か者は一人もいず、皆が前を向いて会長が話すのを待っている。 ……時代が時代なら立派な恐怖政治だな、これ。 「今日はいきなり全校集会を開いてしまって申し訳ない。君達に早急に伝えなければならないことがある」 全体に緊張が走...
  • 触雷!第六話
    603 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ :2010/06/26(土) 13 28 49 ID XcphsdL/ 携帯電話を没収された僕は、家の固定電話で学校に連絡し、欠席を伝えた。 理由は急病にする。いわゆる仮病だが、まさか『メイドさんに外出禁止にされました』とは言えない。 ちなみに、電話をかけている間中、紅麗亜は受話器に耳を寄せて会話を聞いていた。 通話が終わると、僕はあることをするために2階に上がる。紅麗亜もついてきた。 「あの、紅麗亜」 僕は振り返って言った。 「はい。ご主人様」 「僕、しばらく自分の部屋で自習してるよ。学校の勉強に遅れちゃうといけないから」 「それでしたら、私もお手伝いいたします。高校の勉強でしたら……」 「あ、いやいや」 一緒に居られては大変なので、僕は慌てて手を振った。 「とりあえず、1人で大丈夫。分からないところ...
  • 触雷!第七話
    122 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ :2010/06/29(火) 22 23 24 ID 5OwW6byE 何かの物音で、私は目を覚ました。 自室で机に突っ伏したまま、寝入ってしまったらしい。 窓の外は明るい。どうやら朝のようだ。 立ち上がり、部屋の外に出る。 「あっ、お嬢様」 「お早うございます」 秘書のエメリアとソフィが控えていた。 「お早う。朝から苦労をかけるわね」 「お嬢様。お顔の色が優れませんが、昨日はよくお休みになりましたか?」 エメリアが心配そうな顔で聞いてくる。 「……詩宝さんがどんな目に遭っているか分からないときに、おちおち寝てなんかいられないわ」 若干の気だるさを覚えながら、私は答えた。 3人で別室に移動する。 使用人に淹れさせた珈琲を飲みながら、私はソフィの報告を聞いた。 「……という訳で、詩宝様は昨夜も外出されませんでした。これで、...
  • 題名の無い短編集
    題名の無い短編その一 題名の無い短編その二 題名の無い短編その三 題名の無い短編その四 題名の無い短編その五 題名の無い短編その六 題名の無い短編その七 題名の無い短編その八 リッサ ◆v0Z8Q0837k氏 題名の無い短編その九 題名の無い短編その十 題名の無い短編その十一 題名の無い短編その十二 きゃの十三 ◆DT08VUwMk2氏 題名の無い短編その十三 題名の無い短編その十四 題名の無い短編その十五 題名の無い短編その十六 題名の無い短編その十七 題名の無い短編その十八 題名の無い短編その十九 題名の無い短編その二十 題名の無い短編その二十一 題名の無い短編その二十二 題名の無い短編その二十三 題名の無い短編その二十四 題名の無い短編その二十五 題名の無い短編その二十六 題名の無い短編その二十七 題名の無い短編その二十八 題名の無い短編その二十九 題名の無い短編その三十 題名の無い...
  • 触雷!第八話
    131 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ :2010/06/30(水) 02 08 44 ID 7J9UodzR 父の話とは、新しく立てる系列企業の社屋を、ミリタリーグレーに塗るかオーシャングレーに塗るかという、世にも稀などうでもいい事柄だった。 「もう、お父様ったら」 真面目に対応するのが馬鹿馬鹿しいので、軽いローキックで突っ込みを入れる。 「うぐっ!?」 倒れて動かなくなった父を放置し、私は父の部屋を出た。 元の部屋に戻ると、エメリアとソフィが待っていた。 「お嬢様、会長のご用件は……?」 「もう済んだわよ。貴重な時間を浪費したわ。続けましょう」 椅子に腰を下ろす。会議再開だ。 「エメリア。さっき言っていた、ゴキブリを油断させる作戦だけど、何か案はあるの?」 先程の話題に戻り、エメリアの意見を求める。 「はい。お嬢様がご婚約をなさってはいかがかと」 「婚約ね……...
  • 触雷!第十話
    525 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ [sage] :2010/07/09(金) 03 24 46 ID 03GoZoab 玄関からホールに入ると、すでにかなりの人が集まって談笑していた。 門のところで見たように、大人から僕の高校の生徒までいる。 今まで気が付かなかったけど、僕の高校の生徒は女子ばかりだった。 ――ここでしばらく待つのかな? そう思ったけれど、エメリアさんとソフィさんはホールでは止まらなかった。 どんどん屋敷の奥に入っていき、ついに地下への階段を降り始める。 このお屋敷には何度かお邪魔しているけど、地下に行ったことはなかった。 ――どこに行くんだろう? なぜだか、少々不安を感じた、聞いてみようと口を開きかける。 「あの……」 しかしエメリアさんに、「シッ!」と制されてしまう。 僕は黙ったまま、ついていくしかなかった。 地下は何階かまであるようだ...
  • サトリビト第十五話
    338 :サトリビト ◆sGQmFtcYh2 :2010/07/19(月) 21 00 37 ID 2g3K5WbL 家を出た僕は手当たり次第に走った。 公園、学校、駅・・・ けれど姉ちゃんの姿を見つけることは出来なかった。 携帯だって何度かけてもつながらない。 「どこ行ったんだよ・・・!」 何な手紙を残すくらいだ。もうこの近くにはいないかもしれない。 それだったらまだマシだ。 『そして今度生まれ変わったときは、お前に優しくするよ』 家を出てからずっと、この一行が気になっていた。 あの手紙は咄嗟に書いた様には見えない。時間をかけて、それこそ今日の朝からずっと考え込んで書いたような、そんな印象を受ける。 ならばこの文の意味はなんだ? 今度生まれ変わるってどういう意味だ? 背中の汗が止まらない。単に走っているからだけではない。 最後の心辺りの場所に着いた時、すでに...
  • 触雷!第四話
    426 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ :2010/06/20(日) 02 20 54 ID 6gRkOBwO ピシッ、ピシッ…… 人外じみた先輩の膂力によって、特殊強化加工の窓ガラスが、みるみる割られていく。 にも関わらず、紅麗亜は僕とのセックス(の真似)を全く止めようとしなかった。 先輩の恐ろしさを知らないのか。それとも分かっていてやっているのか。 どちらにしろ最悪の状況だった。どうにか好転させようと、必死の呼びかけを続ける。 「紅麗亜! 紅麗亜!」 「ご主人様! ご主人様! ああっ! 私も気持ちいいです!」 駄目だった。 むしろ、気持ちよくて相手の名前を呼びましたみたいな感じになってしまった。 どうしたらいいんだ…… 途方に暮れていると、先輩が少し窓から離れた。 今日は引き上げてくれるのか。 などと、少しでも期待した僕は、きっと世界一の大馬鹿者なのだろう。 ...
  • 触雷!第十六話
    303 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ :2010/09/20(月) 10 22 25 ID PS+EYuy/ どのくらい眠っただろうか。僕は先輩に起こされた。 おっぱいで顔を塞がれ、窒息させられては起きるしかない。 「げほっ、ごほっ……」 「起きましたか? また更生のカリキュラムやりますよ」 「1日に、そんなにやらなくてもいいんじゃ……」 疲労の抜けていない僕が、眠い目をこすりながら(そして若干むせながら)言うと、先輩はわっと泣き出してしまった。 「詩宝さん……私をレイプしたこと、償ってくれないんですか……?」 そう言われては、やらない訳に行かない。 「やります。やりますから泣かないでください」 僕は起き上がった。 先輩は一転してうきうきした表情になり、僕の手を引いてどこかに導いていく。 通された部屋は、なんと旅客機の内装のようなセットにな...
  • 触雷!第十八話
    496 :触雷! ◆0jC/tVr8LQ :2010/10/18(月) 01 06 05 ID nzeKkCQd ジュルッ、ジュルル……ブジュ…… 晃は僕の唾液を強く啜ると、逆に彼女自身のを僕の口に流し込んできた。 強引な体液交換だ。僕は黙って飲み込むしかなかった。 「んん……」 「ぷはあっ」 やがて満足したのか、晃は口を離した。 「吸って」 今度は、巨大な胸の先端、ピンク色の突起を僕の口元に突き出してくる。 「あの……」 「グダグダ言わない。黙って吸う」 「…………」 僕は逆らえずに、晃の乳首に口を付けた。 「あんっ……分かってたんだからね。あたしの胸マッサージしてるとき、いつもチンチン固くしてたでしょ?」 「それは……」 口ごもる僕。図星だった。僕だって生物学的には牡なのだ。 年頃の女の子の裸を見て触れて、反応しないで耐え続...
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