11月24日(木)午後5時半~8時/於上智大学中央図書館821室
「白人」「黒人」「黄色人」再考 ~その歴史的・現代的意味
竹沢泰子 (京都大学人文科学研究所)
21世紀の現代においても、グローバル・レベルで格差を再生産あるいは拡大している要因の一つが「人種」であることに変わりはない。人種は、かつて西欧中心的な世界観のもとで科学の名の下に創られた概念でありながら、現代においても社会的に実体を持ち続けている。そもそも「白人」「黒人」「黄色人」といった分類はどのように始まり、白、黒、黄色などの色にはどのような歴史的意味合いが含まれていたのだろうか。
ワシントン大学人類学科博士課程修了。Ph.D.専門は、文化人類学、特に人種、エスニシティ論、移民研究。
著書に、『日系アメリカ人のエスニシティ~強制収容と補償運動による変遷』(東京大学出版会 渋澤賞受賞)、Breaking the Silence: Redress and Japanese American Ethnicity (Cornell University
Press), 『人種概念の普遍性を問う~西洋的パラダイムを超えて』(編著 人文書院)
最終更新:2011年11月03日 09:07