【関連研究会・シンポジウム】※過去の関連イベントは>こちら

満洲班第一回 ワークショップ NEW!!

20世紀「満洲研究」の到達点と今後の課題~「満洲」の解体と再構築をめざして~



ワークショップ趣旨
 「満洲」の解体をめざすにあたって、これまで満洲を対象としてきた研究者により、現時点での「満洲研究」の到達点を提示し、満洲プロパー非満洲プロパー双方から「満洲研究」の問題を洗い出し、当該地域とかかわる研究の今後の可能性を見出だすことを目的とする。

◆日時:2015年2月22日(日)13時~19時
◆場所:上智大学大阪サテライトキャンパス教室2 http://www.sophia-osaka.jp/
◆プログラム
13:00-13:15  趣旨説明
13:15-14:00  報告1 上田貴子 「20世紀満洲研究の概要」
14:00-14:45  報告2 猪股祐介 「満洲移民研究の死角―戦時暴力をめぐる沈黙について」
休憩 14:45-15:00
15:00-15:45  報告3 坂部晶子 「少数民族―移動する人々の生活史」
15:45-16:30  報告4 永井リサ 「環境からみた満洲史」
16:30-17:15  報告5 西澤泰彦 「人とモノ・情報の移動―建築分野を事例として」
休憩17:15-17:30
17:30-18:50       総合討論

※詳細はこちらのチラシおよびホームページをご参照ください。






【過去の関連研究会・シンポジウム】



2014年度

ノースカロライナ州立大学 デイビット・アンバラス先生講演会
「帝国の狭間を超えて: 移動性と周辺性から見た日中関係の近代史」NEW!!


  • 報告者:デイビット・アンバラス先生(ノースカロライナ州立大学 歴史学部 准教授)
  • 概要:
この報告では、1910-1930年代における日本と台湾と中国福建省(特に福清県・平潭県)の関係を、
底辺・周辺で移動した人々(越境する行商人とその家族や台湾海峡の海賊など)のミクロヒストリーから捉え、
帝国主義時代の日中関係史と近代東アジアの空間史の新しい可能性を検討します。

チラシはこちら↓
20140530講演会.pdf





2013年度


帝国以後のポストコロニアル移民の定着と移動

  • 開催日時:2013年12月8日(日) 13時半開始(開場13時) 17時終了
  • 会場:上智大学(四谷キャンパス)図書館L-911

プログラム
1 報告(13時30分~15時) 司会:飯島真里子
①「サハリン残留日本人の無国籍と帰国の間」
   中山大将(日本学術振興会特別研究員PD・北海道大学)
②「中国残留朝鮮人の中国公民権とエスニシティ」
   李海燕(東京理科大学)
③「戦後の「密航」朝鮮人と(ポスト)コロニアルな支配秩序の編成」
   福本拓(宮崎産業経営大学)
④「インドネシア残留日本兵の市民権とアイデンティティ」
   林英一(日本学術振興会特別研究員PD・慶應義塾大学)

2 討論+リプライ(15時15分~16時15分) 司会:李洪章
  討論者:上田貴子(近畿大学) 松田ヒロ子(神戸学院大学)

3.総合討論(16時15分~17時)



<上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科2013年度大学院生・次世代研究者によるワークショップ・シンポジウムシリーズ>
21世紀日本におけるエスニック・マイノリティ―多文化主義の功罪―

  • 日時:2013年11月17日(日) 14:00-17:30
  • 会場:上智大学四ツ谷キャンパス 2号館508室
#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ポスターはこちら.pdf)

【概要】
本ワークショップでは、日本のエスニック・マイノリティが直面している現実について、
在日朝鮮人、在日ブラジル人、インドシナ難民を事例としてフィールドワークに基づいた
報告を行う。さらに、多様なエスニック集団が暮らす長野県飯田市を取り上げ、外国人の
活用とコストに関する議論を行う。そうすることで、日本の多文化主義政策が生み出した
功罪を明らかにし、今後の「多文化共生」への手掛かりを提示することを目指す。

【報告プログラム】
第1報告:「個人がネーションを語ることの意味―ある朝鮮籍在日朝鮮人青年の語りを事例として」
李 洪章(日本学術振興会特別研究員・上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科客員研究員)

第2報告:「日本におけるインドシナ難民の経験」
加藤 史也(上智大学大学院グローバル・スタディ-ズ研究科国際関係論専攻博士前期課程)

第3報告:「在日外国人の政治参加―在日ブラジル人コミュニティにおける参加モデルの変遷」
グスタボ・メイレレス(上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科国際関係論専攻博士後期課程)

第4報告:「地方自治体と外国人―その活用とコスト―」
蘭 哲郎(大阪大学経済学研究科博士後期課程)

◆コメンテーター:
福本 拓(宮崎産業経営大学)
ウラノ・エジソン(筑波大学)

◆司会:大場 樹精
(上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科国際関係論博士後期課程)

問い合わせ先
上智大学グローバル・スタディーズ研究科事務室 gds-gs★sophia.ac.jp(★を@に変えてください。)
上智大学グローバル・スタディーズ研究科HP http://gds-gs-sophia.jp/&bold(){シンポジウム}



■ 特別講演会
<上智大学GS研究科国際関係論専攻講演会>
  • 日時:2013年10月11日(金)18時~20時
  • 会場:上智大学2号館5階510室
  • 講演題目:マラリア最前線から見た地球温暖化の真実
    -Malaria Control as a Global Challengeー
  • 講師:佛教大学社会学部教授 満田久義
  • 略歴:農学博士(京都大学)。インドネシア国立マタラム大学医学部客員教授としてマラリア制圧プログラムに参画。マラリアと貧困の村々を訪れ、医療支援活動を行なう。
  • 主な著書:『環境社会学への招待』朝日新聞社、『エコロジー事典』ミネルヴァ書房、『面白くてよくわかる!エコロジー』(アスペクト社)、Malaria Control as a Global Challenge.Mataram University Press 等。
◇主催 上智大学大学院グローバルスタディーズ研究科国際関係論専攻
◇共催 上智大学大学院総合人間科学研究科看護学専攻



2012年度


【上智大学国際関係論専攻講演会】
  • 日時:2013年3月8日(金)15時~17時半
  • 会場:上智大学(四谷キャンパス)L-911室(中央図書館9階)

  • 報告者:早瀬晋三(大阪市立大学大学院文学研究科教授)
  • 報告題目:海域世界から見たフィリピン近現代史のなかの日本人
      -植民地社会の形成と移民・商品-
  • 報告概要:フィリピンは、なぜ近代を代表する大国アメリカの植民地であったにもかかわらず、「自由と民主主義」を謳歌し、物質文化に恵まれた「豊か」で政治的に安定した国にならなかったのか。日本とフィリピンとの交流は長く、密接であるにもかかわらず、なぜ広がりをもつ蓄積あるものにならなかったのか。海域社会の視点から、前者は大国主導ではない世界秩序の構築を、後者は多文化共生が重視されるなかでの交流のあり方を考える。

  • 主著:
『フィリピン近現代史のなかの日本人-植民地社会の形成と移民・商品』東京大学出版会、2012年。
『海域イスラーム社会の歴史-ミンダナオ・エスノヒストリー』岩波書店、2003年。
  • 略歴: 1955年生まれ。東京大学文学部卒、西豪州マードック大学Ph.D.(歴史学)。東南アジア史専攻。鹿児島大学助教授、大阪市立大学助教授を経て、現職。
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【国際社会学研究会 第8回研究会】

<第一報告>
  • 「中国帰国者という経験-ポストコロニアルとグローバルの交錯するところ」 蘭信三 (上智大学)
  • 報告要旨:1972年の日中の国交正常化によって中国残留日本人の帰国が可能となり、78年のインドシナ難民受け入れの閣議決定によっていわゆる難民受け入れが始まった。90年代の日本社会のグローバル化に先だつこのふたつの出来事は、日本社会に大きな変化を促した。そこで、本報告では、長野県飯田市を主な事例として、中国帰国者を受け入れることによって生じた地域社会の経験とともに、中国からの帰国・来日という中国帰国者自身の経験を考察する。このことから、中国帰国者という経験のもつ国際社会学的な含意を明かにしていきたい。
  • 参考文献
蘭信三編著『中国残留日本人という経験』勉誠出版、2009年。
蘭信三「「偽装日系中国人事件」とは何か」駒井洋編著『国際化のなかの移民政策の課題』明石書店、2007年。
蘭信三編著『中国帰国者の生活世界』行路社、2000年。

<第二報告>
  • 「日系人との<出会い>にみる戦後日本のナショナル・アイデンティティ―元中南米駐在員の語りを中心に」  チェ・ミンギョン(一橋大学大学院社会学研究科 博士課程)
  • 報告要旨: 戦後の経済成長期、海外在留邦人の数は大きく増加していったが、とりわけ日本企業の海外進出は駐在員という日本からの人の流れを促した。そして中南米地域においてはこれら駐在員と日系人の<出会い>が顕著に生じることになる。本報告では元中南米駐在員の語りを中心に、彼らが日系人との<出会い>をいかに経験し、さらにこうした過去の<出会い>が今日の在日日系人との<出会い>にいかに繋がっているかを考察する。これは日本社会と日系人の関係の近い歴史を振り返る作業であると同時に、戦後日本のナショナル・アイデンティティを日本からの人の流れとディアスポラの交差という新たな切り口から理解する試みでもある。






2010年度


シンポジウム
「2010年、いま戦後引き揚げを問う―帝国崩壊と戦後東アジア社会」
●日時:2010年9月18日(土) 午後1時~5時30分
●会場:九州大学国際ホール(箱崎キャンパス)


【構成・主旨】
 第1部は、満州、朝鮮北部、朝鮮南部からの引揚者のそれぞれの体験談と引き揚げ港・博多における中絶に関わった医療従事者の体験談からなります。日本帝国の崩壊によって「総引き揚げ」を余儀なくされた人の数は約360万人にものぼり、周知のように、その過程で多くの犠牲が強いられました。しかし、引揚者たちはそれぞれの戦後を生き抜きました。どのように戦後日本を生き抜いたのか、それも本シンポジウムのひとつの関心です。
 第2部は、1910年の日韓併合から100年をにらんで、引揚げと逆方向の朝鮮人の「送還」を主な対象として考察します。朝鮮人の移動・統制についての大きな視点、また約50万人といわれる朝鮮人の方の日本定着については家族史と個人史の視点、さらに「密航者」への朝鮮人・日本人による支援について報告がなされます。
 第3部は、第1部第2部を受けて、参加者による質疑・討論を目指しています。

 本シンポジウムは、5人の当事者がその体験を語ります。4人の引揚者の方々がこのような場で話されるのは希少なことであるばかりでなく、引揚者の方と同時に定着した朝鮮人の方が体験を語ることも極めて希なことです。さらに、本シンポジウムは、個人史と、より大きな東アジアの歴史との関連を考えていきます。つまり、日本帝国の崩壊と戦後の東アジア社会の再構築という視点から日本人の引揚げ、朝鮮人の朝鮮への送還と日本定着、そして「密航」を捉えなおすことを目指しています。
 日韓併合から100年の今年、「引揚げ港・博多を考える集い」という市民団体と、全国的なメンバーからなる研究者集団のコラボレーションが実現し、幸いにもこのような企画を組むことができました。一人でも多くの皆様のご参加をお待ちしております。

【プログラム】
開会(13:00~13:05)              高野和良(九州大学)
挨拶(13:05~13:15) 
 2010年、いま戦後引揚げの意味を問う      蘭信三(上智大学)

第1部 ひとびとは引揚げをどう生きたか(13:15~14:45)
 「満洲」・ハルビンからの引揚げ         溝口節(引揚体験者)
 「南朝鮮」からの引揚げ              熊谷佳子(引揚体験者)
 「北朝鮮」からの引揚げ              山本千恵子(引揚体験者)
 水子地蔵への想い                村石正子(引揚体験者)
第1部質疑(14:45~15:00)

第2部 帝国崩壊と戦後東アジア社会の再構築(15:15~16:30)
 朝鮮人移動の統制・動員と帰還          外村大(東京大学)
 「在日朝鮮人」の戦後-朝鮮への帰還、日本への定着 金静媛(在日朝鮮人二世)
 「密航」が繋ぐもの-戦後大阪在日朝鮮人史の一側面 福本拓(三重大学)
 帝国崩壊と戦後東アジア社会の再構築     蘭信三(上智大学)

第3部 総合討論(16:30~17:00+α)
閉会                      松浦雄介(熊本大学)

■主催 「帝国崩壊後の人口移動と社会統合」研究会
■共催 引き揚げ港・博多を考える集い

※ 参加無料。下記までお申し込み下さい。
【シンポジウム事務局】 
〒102-8554 
東京都千代田区紀尾井町7-1 上智大学外国語学部国際関係論 蘭研究室
Mail:araragi★sophia.ac.jp(★の部分は@)
Fax:03-3238-3592



























最終更新:2015年02月12日 09:44