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パラレル・少人数11 - (2010/04/02 (金) 13:05:53) の1つ前との変更点

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&b(){&big(){少しパラレル気味だったり、少人数だったり}} #contents() **ハロウィンで脅かし勝負 (62スレ580-584) 季節外れ・赤福・白米・危険表記(実在・不謹慎ネタ)注意 75 名前:&font(b,u,#3366ff){名無しさん@fromマンハッタン}[sage] 投稿日:20??/10/31(米) 21:25:04   またハロウィンの季節がやって来たんだぞ。   ハロウィンといえば毎年恒例のイギリスとの驚かし勝負だ。   前回は日本の作戦のおかげで初勝利を収めたんだけど、   イギリスの奴「次回は助っ人呼ぶの禁止! 自分の技術だけで勝負しろ!」   と来たもんだ。全く大人げないよな、毎年毎年トゥースキュアリーな連中を連れてきてるくせに。   というわけで日本と作戦を練ることにする。相談するだけならOKだもんな!   「やっぱりスイスんとこからMr.ギーガーを呼んできて    すっごいリアルでトゥースキュアリーなメイクをすると一番効くと思うんだぞ」   「いえ、それでは時間と予算がギリギリになります。    そこまでしなくても低予算・短時間でショッキングな扮装は可能ですよ」   「え、そんなのあるのかい? あのキュートなゾンビの扮装ぐらいじゃイギリスは驚かないぞ」   「まあ、任せてください。イギリスさんも腰を抜かすような衣装を用意しますよ」   「よし、日本に全部任せたんだぞ! ハロウィン当日はよろしくな!」   さすが日本、自分で衣装を用意してくれるなんてなんて気前がいいんだい。   そしてハロウィンパーティー当日の夕方、日本が衣装をフロシキに包んでやって来た。   「それでは衣装のメイクアップを行いますので、アメリカさんは目をつぶってください」   と言って、俺が目をつぶっている間に手早く衣装を着せてゆく。   体をスッポリ覆ったかぶり物で、目のところののぞき穴でしか外が見えないな。   あと槍だか斧だか、棒のような物を渡されてまっすぐに持っているように言われた。   「この格好で、GaoooooとかAaaaaaahとか叫んで暴れ回ればいいんだな?」   「いえ、この衣装はあまり叫んだり動き回らない方が相手を驚かせる効果があります。    どちらかと言えば静かにノシノシと歩いて、時折含み笑いをして下さい。    『フフフ……』とか『ククク……』とか、暗黒面丸出しの時のイギリスさんみたいに」   「OK、OK! じゃあ行ってくるんだぞ」   妙に着慣れた感じがするのが気になったけど、このときの俺は   今年もイギリス達を驚かせることにワクワクドキドキしていたんだ。   そんなわけで、会場に集まったみんなを驚かせにいざ出発!   パーティー会場へ向かう途中、ドラキュラの扮装をしたドイツの兄貴と鉢合わせ。   「どわああああああっ!?」   お、いきなりひっくり返って尻餅をついた。   効いてる効いてる、さすが日本のイマジネーションは素晴らしいね。   日本に言われた通りに「フフフフフフ……」と笑いをあげながら   会場のドアを開けたら、いきなりワッと驚かそうとしたイタリア兄弟と鉢合わせ。   「ヴェエエエエエエ!?」「ちぎ~~~~~~っ!?」   キュートなモンスターの扮装をした二人もあっさり返り討ち、伸びちゃったよ。   「ギャアアアアア!? 美、美国! お前よりによって何て格好してるあるか!?」   「わあああああっ!? あ、アメリカさんが怖いんだぜ~~~!」   チャイニーズゴーストの格好の中国や韓国まで、俺の顔を見たとたん仰天だよ。   ……あれ? どうして二人とも、かぶり物なのに俺だと分かったんだ?   ふと周りを見回すと、みんなの様子が何だか変だ。   二人羽織で頭が二つ・手が四本のモンスターに扮したスイスとリヒテンシュタインちゃんは   「お兄様……アメリカさんが、アメリカさんが……」とすすり泣く妹の顔の横で   「ア、アメリカ! 貴様一体どうしたというのであるか!?」と兄貴まで青ざめている。   鉄の塊みたいなオンボロの鎧兜を着ていたドイツが兜を外して   「アメリカ……お前、ついにネオコンに汚染され尽くしたのか……!?」と唇をブルブル、   「ク、クマ二郎さんどうしよう……アメリカがとうとう脳までメタボに……」   「オ、落チ着ケカナダ、コレハ何カノマチガイ……」   と熊を連れたグリズリーの着ぐるみの……えーと、誰だっけ? がガタガタ震えている。   しばしの沈黙の後、何だかワイルドなコスチュームをしたイギリスが一歩進み出て   「ア、アメリカ……それ、ハロウィンの扮装のつもりなのか……?」   と、顔色を真っ白にして尋ねてきたので、もちろん俺は   「ああ、もちろんだよイギリス………クク、クックックックックッ…………」   って答えてやったら卒倒してバッタリ倒れちまった。   勝負には勝ったけど何か釈然としないものがある俺に、   今度はフランケンシュタインの怪物の格好をしたロシアが寄ってきた。   「ねえアメリカ君、一度自分の扮装をよく見てみた方がいいと思うよ?」   と言って、でっかい姿見鏡を俺の前に置いてくれた。   鏡の前の俺は、とんがり帽子の白い覆面をスッポリかぶって、   首から下も真っ白なローブをスッポリと着込んでいた。   手に持っていたのは槍でも斧でもなく一枚のプラカード。   そこには、日丸語でこんなフレーズが。   『(ピーーーーー)は(ズダダダダダ)になれ!』   『くたばれ、(ダショーン)ども!』   『ジ(セダーン)プは失せろ! ●●に帰れ!』   どう見てもKKKじゃないか! 道理で着た覚えがあると思ったよ!   そりゃみんな驚くはずだよ! て言うか俺が一番びっくりしたよ!!   思わずよろめいたら裾を踏んづけてすっ転び、頭を打ってノックダウン。   後で医務室の中で目を覚ましてイギリスと喧嘩してたらパーティーは無事お開きになっていた。   全部任せるとは言ったけどアレは無いだろ日本! 少しは空気読みなよ……orz 76 名前:&font(b,u,#3366ff){名無しさん@fromベーカー街}[sage] 投稿日:20??/10/31(英) 21:30:47   畜生、いくら何でもアレはねーだろアメリカに日本!   せっかく昔の書庫ひっくり返して狼に変身する秘術思い出してきたのに台無しじゃねえか!! 77 名前:&font(b,u,#3366ff){名無しさん@fromアサクサ}[sage] 投稿日:20??/10/31(日) 21:31:20   いえ、ハロウィンにどんな格好をすれば皆さんが驚くかを研究した結果、   アメリカさんが着たら一番ショッキングに見える格好はアレだと思いましたので……   手加減をしてマイルドな扮装をさせるのも、アメリカさんに対して礼を失しますから。   あとお言葉ですがアメリカさん、手を抜いたら抜いたで空気云々と言われてたと思いますよ、私。 79 名前:&font(b,u,#3366ff){名無しさん@fromブランデンブルク門}[sage] 投稿日:20??/10/31(独) 21:33:58   まさか日本がアメリカに「空気を読め」と言われるとは……   日本は常々、空気を読むことが特技だと言っていたというのに…… 81 名前:&font(b,u,#3366ff){名無しさん@from故宮博物館}[sage] 投稿日:20??/10/31(中) 21:34:41   むしろあれは空気とやらを読み過ぎた結果だと思うあるよ   空気の読み過ぎは何も読んでないのと変わらなくなるある 82 名前:&font(b,u,#3366ff){名無しさん@fromシャンゼリゼ}[sage] 投稿日:20??/10/31(仏) 21:36:10   空気を読めないイタリア   空気を読もうという発想が欠如しているアメリカ   空気を読みすぎて逆に空気を壊す日本   いったいどれが一番問題なんだろうね? 83 名前:&font(b,u,#3366ff){名無しさん@fromアサクサ}[sage] 投稿日:20??/10/31(日) 21:38:36   &font(u,#3366ff){>>81}   &font(u,#3366ff){>>82}   遺憾の意 &color(cornflowerblue){&bold(){感想フォーム}} #comment ---- #right(){&link_up(上へ戻る)}
&b(){&big(){少しパラレル気味だったり、少人数だったり}} #contents() **ハロウィンで脅かし勝負 (62スレ580-584) 季節外れ・赤福・白米・危険表記(実在・不謹慎ネタ)注意 75 名前:&font(b,u,#3366ff){名無しさん@fromマンハッタン}[sage] 投稿日:20??/10/31(米) 21:25:04   またハロウィンの季節がやって来たんだぞ。   ハロウィンといえば毎年恒例のイギリスとの驚かし勝負だ。   前回は日本の作戦のおかげで初勝利を収めたんだけど、   イギリスの奴「次回は助っ人呼ぶの禁止! 自分の技術だけで勝負しろ!」   と来たもんだ。全く大人げないよな、毎年毎年トゥースキュアリーな連中を連れてきてるくせに。   というわけで日本と作戦を練ることにする。相談するだけならOKだもんな!   「やっぱりスイスんとこからMr.ギーガーを呼んできて    すっごいリアルでトゥースキュアリーなメイクをすると一番効くと思うんだぞ」   「いえ、それでは時間と予算がギリギリになります。    そこまでしなくても低予算・短時間でショッキングな扮装は可能ですよ」   「え、そんなのあるのかい? あのキュートなゾンビの扮装ぐらいじゃイギリスは驚かないぞ」   「まあ、任せてください。イギリスさんも腰を抜かすような衣装を用意しますよ」   「よし、日本に全部任せたんだぞ! ハロウィン当日はよろしくな!」   さすが日本、自分で衣装を用意してくれるなんてなんて気前がいいんだい。   そしてハロウィンパーティー当日の夕方、日本が衣装をフロシキに包んでやって来た。   「それでは衣装のメイクアップを行いますので、アメリカさんは目をつぶってください」   と言って、俺が目をつぶっている間に手早く衣装を着せてゆく。   体をスッポリ覆ったかぶり物で、目のところののぞき穴でしか外が見えないな。   あと槍だか斧だか、棒のような物を渡されてまっすぐに持っているように言われた。   「この格好で、GaoooooとかAaaaaaahとか叫んで暴れ回ればいいんだな?」   「いえ、この衣装はあまり叫んだり動き回らない方が相手を驚かせる効果があります。    どちらかと言えば静かにノシノシと歩いて、時折含み笑いをして下さい。    『フフフ……』とか『ククク……』とか、暗黒面丸出しの時のイギリスさんみたいに」   「OK、OK! じゃあ行ってくるんだぞ」   妙に着慣れた感じがするのが気になったけど、このときの俺は   今年もイギリス達を驚かせることにワクワクドキドキしていたんだ。   そんなわけで、会場に集まったみんなを驚かせにいざ出発!   パーティー会場へ向かう途中、ドラキュラの扮装をしたドイツの兄貴と鉢合わせ。   「どわああああああっ!?」   お、いきなりひっくり返って尻餅をついた。   効いてる効いてる、さすが日本のイマジネーションは素晴らしいね。   日本に言われた通りに「フフフフフフ……」と笑いをあげながら   会場のドアを開けたら、いきなりワッと驚かそうとしたイタリア兄弟と鉢合わせ。   「ヴェエエエエエエ!?」「ちぎ~~~~~~っ!?」   キュートなモンスターの扮装をした二人もあっさり返り討ち、伸びちゃったよ。   「ギャアアアアア!? 美、美国! お前よりによって何て格好してるあるか!?」   「わあああああっ!? あ、アメリカさんが怖いんだぜ~~~!」   チャイニーズゴーストの格好の中国や韓国まで、俺の顔を見たとたん仰天だよ。   ……あれ? どうして二人とも、かぶり物なのに俺だと分かったんだ?   ふと周りを見回すと、みんなの様子が何だか変だ。   二人羽織で頭が二つ・手が四本のモンスターに扮したスイスとリヒテンシュタインちゃんは   「お兄様……アメリカさんが、アメリカさんが……」とすすり泣く妹の顔の横で   「ア、アメリカ! 貴様一体どうしたというのであるか!?」と兄貴まで青ざめている。   鉄の塊みたいなオンボロの鎧兜を着ていたドイツが兜を外して   「アメリカ……お前、ついにネオコンに汚染され尽くしたのか……!?」と唇をブルブル、   「ク、クマ二郎さんどうしよう……アメリカがとうとう脳までメタボに……」   「オ、落チ着ケカナダ、コレハ何カノマチガイ……」   と熊を連れたグリズリーの着ぐるみの……えーと、誰だっけ? がガタガタ震えている。   しばしの沈黙の後、何だかワイルドなコスチュームをしたイギリスが一歩進み出て   「ア、アメリカ……それ、ハロウィンの扮装のつもりなのか……?」   と、顔色を真っ白にして尋ねてきたので、もちろん俺は   「ああ、もちろんだよイギリス………クク、クックックックックッ…………」   って答えてやったら卒倒してバッタリ倒れちまった。   勝負には勝ったけど何か釈然としないものがある俺に、   今度はフランケンシュタインの怪物の格好をしたロシアが寄ってきた。   「ねえアメリカ君、一度自分の扮装をよく見てみた方がいいと思うよ?」   と言って、でっかい姿見鏡を俺の前に置いてくれた。   鏡の前の俺は、とんがり帽子の白い覆面をスッポリかぶって、   首から下も真っ白なローブをスッポリと着込んでいた。   手に持っていたのは槍でも斧でもなく一枚のプラカード。   そこには、日丸語でこんなフレーズが。   『(ピーーーーー)は(ズダダダダダ)になれ!』   『くたばれ、(ダショーン)ども!』   『ジ(セダーン)プは失せろ! ●●に帰れ!』   どう見てもKKKじゃないか! 道理で着た覚えがあると思ったよ!   そりゃみんな驚くはずだよ! て言うか俺が一番びっくりしたよ!!   思わずよろめいたら裾を踏んづけてすっ転び、頭を打ってノックダウン。   後で医務室の中で目を覚ましてイギリスと喧嘩してたらパーティーは無事お開きになっていた。   全部任せるとは言ったけどアレは無いだろ日本! 少しは空気読みなよ……orz 76 名前:&font(b,u,#3366ff){名無しさん@fromベーカー街}[sage] 投稿日:20??/10/31(英) 21:30:47   畜生、いくら何でもアレはねーだろアメリカに日本!   せっかく昔の書庫ひっくり返して狼に変身する秘術思い出してきたのに台無しじゃねえか!! 77 名前:&font(b,u,#3366ff){名無しさん@fromアサクサ}[sage] 投稿日:20??/10/31(日) 21:31:20   いえ、ハロウィンにどんな格好をすれば皆さんが驚くかを研究した結果、   アメリカさんが着たら一番ショッキングに見える格好はアレだと思いましたので……   手加減をしてマイルドな扮装をさせるのも、アメリカさんに対して礼を失しますから。   あとお言葉ですがアメリカさん、手を抜いたら抜いたで空気云々と言われてたと思いますよ、私。 79 名前:&font(b,u,#3366ff){名無しさん@fromブランデンブルク門}[sage] 投稿日:20??/10/31(独) 21:33:58   まさか日本がアメリカに「空気を読め」と言われるとは……   日本は常々、空気を読むことが特技だと言っていたというのに…… 81 名前:&font(b,u,#3366ff){名無しさん@from故宮博物館}[sage] 投稿日:20??/10/31(中) 21:34:41   むしろあれは空気とやらを読み過ぎた結果だと思うあるよ   空気の読み過ぎは何も読んでないのと変わらなくなるある 82 名前:&font(b,u,#3366ff){名無しさん@fromシャンゼリゼ}[sage] 投稿日:20??/10/31(仏) 21:36:10   空気を読めないイタリア   空気を読もうという発想が欠如しているアメリカ   空気を読みすぎて逆に空気を壊す日本   いったいどれが一番問題なんだろうね? 83 名前:&font(b,u,#3366ff){名無しさん@fromアサクサ}[sage] 投稿日:20??/10/31(日) 21:38:36   &font(u,#3366ff){>>81}   &font(u,#3366ff){>>82}   遺憾の意 &color(cornflowerblue){&bold(){感想フォーム}} - ちゃっかりカナダとクマ次郎さんが名前呼び合ってるwww -- 名無しさん (2010-04-02 13:05:53) #comment ---- #right(){&link_up(上へ戻る)}

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