各国概略史その13・中華民国
第2次世界大戦中発足した汪兆銘政権を源流とする大国。
以前は日本の有力な同盟国だったが、チベット侵攻事件(世界の非難を受け撤兵)を引き起こしたことで関係がぎくしゃくしている。
南に海南島の中華民国正統政府、北に
中華人民共和国という2つの敵を抱えている他、
東からは朝鮮民族の蔑視を受け、西にはかつて侵攻したチベットと、正に四面楚歌の状況にある。
自身は中華思想を頑固に保持しており、最近の経済発展を背景に、東側陣営から離脱を図る動きがある。
もともと華僑という形で世界各国にネットワークを有しており、仮に陣営離脱が実現した場合、
日欧双方にとって強力なライバルになる可能性を秘めている。
最終更新:2011年06月09日 20:22