各国概略史その14・チベット法国
法皇ダライ=ラマによって治められる敬虔な仏教国。
東西どちらにも属さない中立国であったが、戦後
中華民国の侵略を受け、3年にわたる辛酸を舐める。
あまりに理不尽な侵略行為は欧州連合のみならず亜細亜諸国からも非難を受け、
何の成果も得られぬまま撤退したが、この間失われた人命は全人口の1割を超えたという。
中国軍撤退後、ダライ=ラマが国連総会で発したメッセージは世界史に残る名演説として語り継がれており、
後にノーベル平和賞が授与されている。
現在も中立を維持し、東西両陣営の緩衝国としての役割を果たしており、
東西両陣営から好意的な目で見られる数少ない国の一つである。
最終更新:2011年06月09日 20:23