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いやらしい文書庫 - (2009/11/04 (水) 23:19:11) の1つ前との変更点
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いやらしい いやらしい いやらしい
と
言われ続けた。
疑問には思わない。
それが私だから。
いやらしい
もっと。
いやらしい
もっと。もっと。
いやらしい
ああ――!
なんて素晴らしい――!
いやらしい
----
今日も幽々子ちゃんといっぱいお話したよ。
可愛いなあ幽々子ちゃんは。
髪の毛はふわふわで。笑顔は素敵で。お淑やかで。少し変なところもあるけど、それも魅力の一つさ。
そんな一日の終わり。学校の帰り道。
もう十一月ということもあって、辺りは既に薄暗い。
時間にして十七時。幽々子ちゃんと遊びすぎたかなあ。
「うん?」
道の向こうに人が立っていた。
背が高い。髪が少し長い。女の人かなあ?
周りには誰もいないから、やたらと目立っている。
――何だか、ひどく嫌な予感がした。
相手にしないようにしよう。
どうにか回り道をして……
「ねぇ」
「!?」
もう、目の前に居た。
女の人だ。マスクをしている。
でも、そのマスクが。異様に大きい。
背も高い。服は派手だった。
「私、いやらしい……?」
「え……」
こわかった。
こわい。
体が震えて動かない。
「う、うん。い、いやらしい……です」
「そう」
終わってくれればどうでも良かった。
はやく、開放して欲しい。
「これでもぉ?」
マスクをとった。
そこには。
奇怪な姿が。
「あ、あ、ああ……あ」
くちばしの様な物。
何て、
いやらしい、
「う、う、あああああああああああああああああ」
そして、暗くなった。
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いやらしい いやらしい いやらしい
と
言われ続けた。
疑問には思わない。
それが私だから。
いやらしい
もっと。
いやらしい
もっと。もっと。
いやらしい
ああ――!
なんて素晴らしい――!
いやらしい
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今日も幽々子ちゃんといっぱいお話したよ。
可愛いなあ幽々子ちゃんは。
髪の毛はふわふわで。笑顔は素敵で。お淑やかで。少し変なところもあるけど、それも魅力の一つさ。
そんな一日の終わり。学校の帰り道。
もう十一月ということもあって、辺りは既に薄暗い。
時間にして十七時。幽々子ちゃんと遊びすぎたかなあ。
「うん?」
道の向こうに人が立っていた。
背が高い。髪が少し長い。女の人かなあ?
周りには誰もいないから、やたらと目立っている。
――何だか、ひどく嫌な予感がした。
相手にしないようにしよう。
どうにか回り道をして……
「ねぇ」
「!?」
もう、目の前に居た。
女の人だ。マスクをしている。
でも、そのマスクが。異様に大きい。
背も高い。服は派手だった。
「私、いやらしい……?」
「え……」
こわかった。
こわい。
体が震えて動かない。
「う、うん。い、いやらしい……です」
「そう」
終わってくれればどうでも良かった。
はやく、開放して欲しい。
「これでもぉ?」
マスクをとった。
そこには。
奇怪な姿が。
「あ、あ、ああ……あ」
くちばしの様な物。
何て、
いやらしい、
「う、う、あああああああああああああああああ」
そして、暗くなった。
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とある農家の家。
その家は一匹の家畜を飼っていた。
コリブリという名である。
雌の生物だ。
そのいくぶり。家の息子に大層可愛がられており、息子は四六時中コリブリと一緒にいたそうな。
ところで、この息子。
大変な事に、コリブリに恋慕を抱いてしまったのだ。
息子はもう既に、現代で言えば二十歳を越えた年。
嫁を貰ってもおかしくないのである。
だが、この息子。
自分はコリブリを嫁にすると言って聞かぬ。
父母と大層揉めに揉め、とうとう父方の堪忍袋の尾が切れたのだ。
木にコリブリを吊るし、殺してしまったのである
息子は泣いた。
吊るされたコリブリの死骸にしがみつき、声を荒げて、泣き続けた。
ただ、彼のこの行為は父方の神経を逆撫でする結果になってしまった。
父方は更に怒り狂い、斧で以ってコリブリの首を切り飛ばしたのだ!
だが、息子も負けてはいない。
丁度、宙を舞っている所のコリブリの首に飛び乗って、そのまま空へと昇っていったのだ。
コリブリと息子は昇天したのである。
そして、イクブリサマとなったそうな。
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