【種別】
人名

【初出】
創約三巻

【解説】
学園都市で『暗部』狙いのパパラッチをしている女性。
黒髪おかっぱ、クラゲの飾りを付けたド派手なテンガロンハット、
肉抜きしてレース素材をあてがった露出度の高い真っ赤なチャイナドレスという、
和洋中揃い踏みの奇抜な格好をした20代前半くらいのグラマラスな美女。

他人の人生を破滅させるというスリルとリスクに耽溺する、モラルハザードを起こしたブラックジャーナリスト。
「どんな手段を使ってでも、必ず世紀の一枚をこの手で撮影する」という信念の持ち主だが、
そのためには手段を選ばず、蜂の巣をつつくようにして状況を悪化させ、映える被写体を作り出すことを平然と行う。

たった一枚の写真で強者を破滅させたという経験がきっかけでカメラの魅力に目覚め、『暗部』を追うようになる。
優れた撮影技術やスクープ写真をコンスタントに提供できる実力はあったが、
『暗部』の世界をあまりにも深く知り過ぎていたために出版社のお抱えになることはできず、
『暗部』での生き方を覚えていくうちに自らも『暗部』と呼ばれるようになった。
しかし、本人としては正義のまま『暗部』を追っているつもりである。

大量の銃火器を銀色のケースに入れて携行し、電子線やテラヘルツ波など特殊な撮影機材を使って布越しでも標的を正確に狙う事ができる。
また、アナログフィルムの製造メーカーが開発しているハイパワーのマシン系だけを問答無用で腐食させる薬液なども所持し、
ストロボや測距用レーザーなどによる目潰しも使うので近距離戦闘でも隙がない。
カメラマンと共通する技能が求められることから都市型スナイパーとしての資質も高く、実際に銃器の扱いにも長けているが、
1発の弾丸より1枚の写真の方が「世界は震える」と考えているので、あくまでもパパラッチという仕事にこだわっている。

【作中での行動】
オペレーションネーム・ハンドカフスの発令を受け、
工場否定」の元へ集まってくるだろう「暗部」の大物を撮影するため、第六学区の遊園地で待機していた。
介入した浜面を排除すべく戦闘になるが、
そこでレディバードの襲撃を受けて滝壺を囮に一時撤退する。
しかし再び舞い戻って「工場否定」を射殺し、そのまま浜面と滝壺の悲劇を撮影しようとしたところで駆け付けた黒子に妨害される。
周囲に設置した撮影装備や銃器を駆使して黒子を追い詰めたが、
アンチスキル=アグレッサーの装備を利用して肉体を改造した楽丘によって跳ね飛ばされ、
瀕死の重傷を負って戦闘不能となり、意識不明の重体のまま検挙された。

【口調】
一人称は「私」。「やめてよね」を多用する。
(例)「やめてよね。そういう呼び方は好みじゃない」

最終更新:2022年04月06日 11:39