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生徒会SS - (2009/04/24 (金) 00:12:03) の編集履歴(バックアップ)


生徒会・SS


合計点 +5


+3「OSR演説」 前半ブリーチじゃねえかwww


「諸君 私はOSRが好きだ
 諸君 私はOSRが大好きだ

 後出しが好きだ
 紅茶が好きだ
 自宅待機が好きだ

 変身が好きだ
 余裕が好きだ
 奥の手が好きだ
 スペイン語が好きだ

 尸魂界で 流魂街で
 虚圏で 虚夜宮で
 現世で 空座町で

 この世で行われるありとあらゆるOSR行為が大好きだ

 回想によってパワーアップした雑魚が強者を一撃で倒すのが大好きだ
 アーロニーロが油断して朽木ルキアに殺される時など心が躍る

 先に卍解した奴がことごとく負けていく様が好きだ
 日番谷君が大紅蓮氷輪丸を出して瞬殺された時など胸がすくような気持ちだった

 瀕死の主人公が毎回わけのわからない力でパワーアップするのが好きだ
 さすがに今回は死んだと思ってても予想通り復活する様など感動すら覚える

 非OSRな奴らが次々とやられていく様などはもうたまらない
 「チャド?恋次?誰だっけそいつら?」と言われているのも最高だ

 科学者対決でザエルアポロさんが健気にも立ち向かってきたのを
 マユリ様がさらなる変態っぷりで圧倒した時など絶頂すら覚える

 虚閃で服と建物だけが滅茶苦茶にされるのが好きだ
 目標にしたはずだった敵がダメージを負ってないのはとてもとても悲しいものだ

 情けをかけて止めを刺さないのが好きだ
 勝負がついて「殺せ」と言ってるのに拒否されるのは屈辱の極みだ

 諸君
 私はOSRを 死神のようなOSRを望んでいる

 諸君
 私に付き従う生徒会諸君
 君達は一体何を望んでいる?

 更なるOSRを望むか?
 情け容赦のない十刃のようなOSRを望むか?
 自宅待機の限りを尽くし食後の紅茶を飲むようなOSRを望むか?」


『OSR!OSR!OSR!』

「よろしい ならばOSRだ

 我々は満身の力を込めて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ
 だが このインフレ世界の底で3万年もの間耐え続けてきた我々に
 ただのOSRではもはや足りない!!

 OSR世界を!!一心不乱のOSR世界を!!

 我らはわずかに20人の生徒会にすぎない
 だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
 ならば我らは諸君と私で総兵力1万9千と一人の軍集団となる

 我々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけている連中を叩き起こそう
 髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう

 連中に紅茶の味を思い出させてやる
 連中に石田雨竜の存在を思い出させてやる
 天と地のはざまには奴らの哲学で思いもよらない事があることを思い出させてやる

 20人の生徒会の戦闘団(カンプグルッペ)で
 世界をオサレ尽くしてやる」

「特殊能力発動開始
 『ダイスロール』始動
 成功!全OSR解除!
 「生徒会会長より全生徒会員へ」
 目標番長グループ!!」

「インフレダンゲロス 状況を開始せよ

 征くぞ 諸君」

+1 涼原カヤ『アメマ』 間寛平かと思ったら全然違った。




 将来どうしようかとか。
 将来何しようかとか。
 未来なんか意識したこと、これっぽっちもなかった。

 なんとなく大人になって、なんとなく、そういうの全部分かるもんだと思ってた。
 そして、出来るなら、いつまでも、こうしてられたらなあ、とか思ってた。


 けど、人生なんてこんなもの。なんだか間の抜けたドラマみたい。
『どうして、私を狙ったの?』
 私を殺したそいつにこんなことを聞くと、そいつはしたり顔で、

『誰でもよかった。ただ、偶然ではあるが、あなたを選んだのは、一つの運命』

 と、まるで思春期の万引き犯みたいな言い訳をする。まぁ、私に人のことは言えないけど、やっぱり腹が立つ。

『あんたってさー、何者なの?』

『忘れた。一つ確かなのは、これもあなたの思いの形』

 こいつの話は、まるで、哲学の問答をしているようで、全く中身を感じない。終いには、小馬鹿にした笑みを浮かべながら『あなたは知らないでしょうけどね』だ。
 そんな、意味分かんない世界のことなんて、知りたくもないし。

『あんたに説法を教わる気ないから』

 と、私も言う。

『そうですか。それではまたの機会に』
 そいつは、爽やかな――絶対に私がしないような――笑みを作った。
 ショウコが、周りに愛想振りまく時と、同じ笑み。

『ムカつく』

 ぼそりと吐き捨てた。 自分の顔と言えどもぶん殴りたくなった。
 そもそも、私の体を乗っ取って、こいつは何をする気なんだ。


 今になって、ふと、そんな疑問が浮かんだ。
『あんた、私の体使って、何する気だよ……』

 そいつは勿体ぶったように、『ふふん』と得意そうに私を見た。

『人の歴史を終わらせるため』

『……はぁ』

 何言い出すかと思えばこれだ。
 結局、こいつは私に何も話す気はないらしい。
『歴史は、世界の中で常に記憶されている。記憶を保存する容量には、絶対的に限りがあり、私は世界が、容量オーバーで崩壊するのを、防ぐために――』

『はい、はい、もうわかったから』

 私はそいつの話を、そこで切り上げさせた。
 こんな話聞いてても仕方がない。

 一方、そいつは不服そうに、私の顔を睨んだ。
『――私があなたに宿ったのは、私が概念であるが故に、世界に直接働きかける術を持たないためだ。概念は概念のみでは、機能し得ない。私には私の能力の有効範囲を確かにするための、いわば触媒が必要……』


 また訳の分からないことを、ブツブツと呟き始める。

 訳が分からない。


+2 《真野 皇平・聖イエス・寄井》 俺も聞いてねーぞ!


目の前で繰り広げられる光景に、真野皇平は混乱の極みにあった。

大きく卓球のラケットを振りかぶり、
さわやかな笑顔とともにサーブを打つ、聖イエス。
「ははは、いくよー、そ~れ!」
そしてそれを笑顔でレシーブする寄井纏衣。
「わあ! 危なーい」

間一髪、ピンポン玉代わりの青い球体が
ブラックホールに吸い込まれる直前で、
寄井纏衣はそれを受け止め、レシーブする。

「おー、すごい、うまいね、寄井さん!
 私、これ唯一の得意スポーツなのに!」
「ええー、そんなことないですよー。
 私だって球技系のスポーツは
 インストールしてないんですからー」

彼らが弄ぶ球体はあまりにも青い。
そして美しく、かけがえがない――
そう、地球である。

なにが起きてるんだ。
真野は今にも叫び出したい気持ちで、
口の端からぶくぶくと泡を吹いている。

「それじゃ、もう一本いくよ!
 このボールを私たちのかけがえのない
 地球だと思って、落としたら罰ゲームね!」
「あー、プレッシャー作戦、イエス様ずるーい」
「あはは」
「うふふ」

なんだ、なんなんだ、これが魔人なのか?
このとき、真野のストレスは再び臨界点に達した。
そう、彼の叫びは、全銀河に轟く力を秘めていた。

「こんなの聞いてねーぞ!!!!」

+3 「とある準惑星の憂鬱」 木星兄さんは結構フラグたててるなーw


約28500年程前だっただろうか。
私が彼らと別れることになったのは…

「君のような氷の塊が惑星を名乗るなどおこがましいよ」
「あwwwwいたの?君?wwwww」
「君は彼らとは違う。君は彼らの家族ではないんだ」

何処かの誰かの見解によって、私は家族の縁を切られることになった。
いままで幾千もの時をともに過ごした家族ともいうべき太陽系と…

「なぜ私だけ?」
「なぜ私が?」
「なぜ…?」

そう考えながら千万の夜を超えた。
我々惑星にとっては数万年など長いものではない。

だが…孤独の刻はあまりにも長く、寂しいものだった。

そんな彼に、「木星が破壊された」との情報が届く。

体が大きく、優しかった木星兄さん。そんな兄さんが…破壊…
考えるよりも先に動いていた。

彼は戦う。かつて家族だったものの為に。


+2「ヤスヒロクエストⅢ ~そして伝説へ・・~」その2 木下なめんな!



昨晩いろいろやって、スッキリしたヤスヒロはようやく旅立つことになる。

仕方なく王からもらった棍棒を装備する。
親父の形見であり、伝説の武器でもある「中二スレイヤー」を見つけるのはずっと後の話だ。

カーレンには井戸の下に住んでいる変な親父から強奪したガーターベルトだけを装備させた。
ヤスヒロの趣味と下心だが、結果としてカーレンのステータスは著しく伸びることになる。

城周辺の宇宙は木下ばっかりであった。
弱いくせにウジャウジャいやがるからウザい。
カーレンがちょくちょく敵を誘惑しているのが、気になって戦いに集中できない。
木下達はもっと戦う気がしてないようだ。常にカーレンに群がって涎を垂らしている。
本当にダメなヤツらだ。まるで犬だな。

そんなこんなでヤスヒロは木下達を薙ぎ払って進んでいった。

“なんと木下が起き上がり、仲間になりたそうにこちらを見ている。”
“仲間にしますか?”

   はい
  →いいえ

と、こんな感じで隣星のレーべに到着した。

ヤスヒロは片っ端から民家に押し入り、壷や箪笥からモノをあさっていった。
どうやら勇者は他人のモノを奪っても文句を言われないらしい。

勇者になって良かったと思った瞬間である。

奪ったものを全部どうぐ屋に売ると、王からもらった金の何十倍にもなった。
やっぱりケチだったんだな・・。

一日中歩いたり戦ったりして、疲れたので宿に泊まった。

「おはようございます!昨日はお楽しみでしたね!!」

ここでも言われた。
流行っているのか?とヤスヒロはちょっと思った。

まだまだヤスヒロの冒険は続く・・


+3 「ヤスヒロクエストⅢ ~そして伝説へ・・~」 ヤスヒロくん一人でデスハールは無理だよ!


それは、ヤスヒロが16歳になる誕生日のことであった。

「おきなさい、おきなさい。私のかわいいヤスヒロや。」
ヤスヒロは母親に起こされた。
「今日はとても大切な日。ヤスヒロが王様に旅立ちの許しをいただく日だったでしょ?」

何のことだかヤスヒロはサッパリ分からなかったが、とりあえず城へ向かった・・。

「よくぞ来た!勇敢なる駒沢の息子。ヤスヒロよ!」
「そなたの父駒沢は別の女とどっか行ってしまった。しかし、そなたなら父とは違い世界を平和に導いてくれるだろう。敵は宇宙死神デスハールじゃ!!」

王はわずかなお金とショボイ武器をヤスヒロにくれた。
“シケた王だな・・”と思ったが、口には出さなかった。

ヤスヒロは宇宙死神デスハールなど、一人で倒せると思っていたが、
一人旅は寂しいのでルイーダの酒場で仲間を探すことにした。

登録名簿の顔写真をじっくりと眺める。
そして、ようやっと一人仲間を決めた。
ちょっと幼そうな感じで、ヤスヒロの好みの顔だった。

「あ、あの・・遊び人のカーレンを・・」
「かしこまりました。カーレンさ~ん!!」

この子と一緒に旅すればきっと楽しい。そう思った。

とりあえず今日はいろいろあって疲れたので、出発は明日にすることにした。
実家で寝ようかと思ったけど、女の子連れて帰るのは恥ずかしいので宿に泊まった。

「おはようございます!昨日はお楽しみでしたね!!」
宿の親父の挨拶が本当に鬱陶しかった。

ヤスヒロの壮大な冒険は、まだ始まってもいない。

続く


+2 「AD30468年―歴史の外」 いきなり死亡フラグをたてるからw


「全く、嫌になるね。番長グループの奴ら…あんな古代兵器をどこから持ち出したんだか。
 兵器というのは少し違うか。強いて言うなら生体兵器ってとこだな。
 …どちらも変わらんな。EFB指定であることに違いない」

一人の男がうんざりしたように呟く。

AD26644年より始まった番長グループと生徒会の小競り合いは激化を極めていた。
その余波によって木星が破壊された後も、争いは止まることはなかった。

「今回で4億2687万…何回だ?ま、回数なんて今となっては関係ないな。
 それよりあいつをどうするか考えねーと」

生徒会所属の男―機動兵器に乗った男、寄井護(よろいまもる)は、
地球を警備中、番長グループの送り出した『モノ』と対峙していた。

「ホントに『アレ』が木星をぶっ飛ばしたのかね。データはもらってるが…
 どーにも信じらんねーな。だってよォ、まるでありゃぁ…
 いや。見た目は当てにならんな。
 …ホントによ、識家だか範馬だかぽぽ一族だか知らんが
 とんでもないものを放ってくれたもんだぜ」

彼が対峙している『モノ』―今となっては何者かすらわからないが、
それは確かに、数千年前に木星を破壊した『モノ』であった。

「ウチには美人のヨメとかわいい子供が待ってんだ。なんとか無事に帰らせていただけないもんかね」

刹那、その『モノ』が光を放つ。

「!!気づかれた!?イージス発動!」

その『能力』に反応して寄井護は乗機の能力、イージスシステムを展開する。

「うがっ!?何だこりゃ…!EFBってレベルじゃねーぞ…!?」

バリアの許容値を超えるパワーに押し込まれる護。

「クソがァ…冗談じゃ…ねーぞ…!
 地球には…ヨメと子供がいんだよ!
 てめえなんぞに…やられてたまるかよォォォォ!」

限界出力を超え、バリアを展開し続ける護。
ふと、敵の攻撃が止んだ。

(召喚能力か…制約に助けられたな…)

敵の姿は消えていたが、彼も限界を超え、機体も傷ついて動くことができなかった。

(駄目か…エンジンがオーバーヒートしてやがる…
 じきに爆発するかな、こりゃ)

(ま、地球を守れたし…良しとするか)

(…帰るって約束、守れなかったな。すまん、メイ、纏衣)

+2 『忘却の概念』 木星ははずみで校舎の窓ガラスを割るような勢いで壊されました。



 ガヤガヤと近頃何かと騒がしい。
 狭い地球に引きこもって、勝手にガチャガチャしてればいいのに、人間たちは、ビュンビュンビュンと、まるで宇宙(そら)を我が物顔で飛び回ってる。
 つまらないことで喧嘩して、つまらないことで他人を巻き込む。
 こちらは静かに寝ているのに、人間たちはどんちゃん騒ぎ。

『一体どういう神経しているのだろう』

 私が言うと、木星は冗談混じりに笑った。

『いつものことさ、またすぐにおさまるよ』

 しかし、そう話していた木星は、今はもういない。
 人間は何の冗談のつもりか、木星を殺した。どうして殺す必要があったのか分からない。何が目的なのかも分からない。理解不能。

『彼らは全てを破壊するつもりなんだ』

 宇宙に散らばる星々の中には、そんなことを言い出す者もいた。

 しかし、星々は、人間を滅ぼそうとはしなかった。

 私は概念であるが故に、人間とは一定の距離を保てるけれど、物体である星たちは、植物のように、一度標的にされれば逃れることはできない。
 だからこそ、彼らの大半は、とうの昔に戦うことを諦めてしまったのかもしれない。

 また、一方で、私が感じている煩しさと、星々が感じている煩わしさは違う。

 私は概念であると同時に、飽和した感情を、ゼロに帰すために用意された、システムの一部分に過ぎない。

 私は『忘却』する。
 ただ、それだけ。

 宇宙空間に拡散し、人間の歴史は、一気に飽和した。
 狭い地球で、コツコツ縦長に歴史を紡げばいいのに、宇宙に進出したことで、それは扇形に無限に広がっていった。

 そのキャパシティは、もはや限界に達していた。

 それでも私は目覚めなかった。目覚められなかった。

 こんなことは、一度や二度じゃなかった。
 そのたびに私は、全てを『忘却』した。
 それは、私自身に対しても有効だった。
 私はゆっくりと、時間をかけ、『私』を取り戻していく。
 しかし、今回、その時間が絶対的に不足していた。
 故に、私は微睡みの中で、インフレーションしていく狂った世界を、静かに見守った。

+1 『死んだ私がそこにいる…』 続きが気になるけどとりあえず+1で


別に、何か理由があった訳じゃない。
 ムシャクシャしてた……って言うと、呆気ないけど、理由なんて理由はなかった。

 要するに、ただの八つ当たり。
 サイテーだね、だからなに? って感じ。私が何しようと、私の勝手だし。

 殺すっていう感覚もなかった。
 みんな花火みたいに、殺しちゃうから。

 殺される間際の人間って2種類いて、頭が真っ白になっちゃうやつと、やたらと頭が回り始めるやつ。

 特に頭が真っ白になっちゃうようなやつは『助けてくれー』って、急に顔面蒼白になって、懇願する。

『なら、死んで償え』

 って心の中で呟きながら、私は、

『大丈夫だよ』

 って微笑む。何が大丈夫かなんて知らねーけど。

 だから、そのときも同じだった。

 どこかの誰かが戦争してるの見て、

『やかましい』

 と思っただけ。

 あわよくば、両軍共々、皆殺しにしてやろうと思った。
 自分が殺されるかもしれない、なんてことは考えてもみなかった。

 だけど……。私は何の術もなく誰かに殺された。
 何が何だか、私はまるで理解できなかった。

 まるで、拘束されたかのように、私は見えない何かに縛られた。

 頭が真っ白になり、別の存在が、記憶の中に入り込んでくるのを感じた。
 一方で、記憶の中の白い領域は、段々と私の中を蝕み侵していった。

『殺してやる……』

 薄れていく意識の中で、何度もそう念じた。だけど、気がつけば私は、体と心が切り離されたように、肉体を持たずに浮いていた。

 目の前の私は、眠たそうに私を見て、バカにしたように笑んだ。

『もらってくね』

『はあ?』

 私はすぐさま掴みかかったが、『私』には触れなかった。

『か、返せ!! 泥棒!』
『返せないよ。あなた、もう死んでるから』
『ひ、人殺しめ! あんた、どういうつもりだ!』

『仕事しようと思って』

 私はどこか、奇妙な感覚で、『私』と口論した。

 しばらくして、私も落ち着き、頭がようやく回りだした。
 操作能力?
 それが、私の頭に真っ先に浮かんだ。

『あんた、何モンだ?』
 そう尋ねると、『私』は、『忘れた』と答えた。

 名前がないと不便なので、私はこいつを、ショウコと呼ぶことにした。
『ショウコ』というのは、私の人生の中で、最も鼻についたやつの名前だ。
 そして、命名した瞬間、自分をショウコと呼んでいるような気がして止めた。
 特に名前はつけずに、『おまえ』『こいつ』で呼ぶことにした。