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カラダ:低線量被ばくと健康(ガン・白血病)

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カラダ:低線量被曝とガン、白血病 

関連:
MITによる低線量被曝影響についての研究論文【線量率効果】
低線量被ばくでの鼻血や下痢はありえるのか
カラダ:低線量被曝:広島・長崎の被爆者障害調査など
100~200mSv以下の低線量域では、広島・長崎の原爆被爆者においても明らかな発がんリスクの増加は確認されていない

低線量被ばくの健康影響

ここでは特に外部被曝による考察、検討をします。低線量(100mSv以下)の環境において健康被害、ガン・白血病へのリスクが有意に上がるという信用に足る根拠(論文等)は見つかっていません。

※LNT仮説は、ICRP(国際放射線防護委員会)が防護のための基準であり、実際に100mSv以下でも線形モデルで人体に影響があるとされているわけではありません。
(LNT:線形閾値なし)

100mSv以下の低線量での増加は、広島・長崎の原爆被爆者の長期の追跡調査を持ってしても、影響を確認できない程度である (ICRP Publ. 103, 105)
1.自然放射線が高い地域でも健康被害があるわけではない
2.低線量放射線を受けている原発等の従事者は、通常よりガンや白血病での死亡は少ない
3.原発等の従事者(〜10mSv〜100mSv〜)で比較したガン・白血病など健康被害リスク
各項目についての詳細は以下に説明します。

不安を煽る人の「理屈」は、 科学者の「絶対安全」と言えない事情を利用してる。
関連:科学者が「低線量被ばくのリスクが絶対にない」と言い切れない理由。
http://www47.atwiki.jp/info_fukushima/pages/140.html
※不存在の証明:「絶対に存在しない」という証明は非常に難しい。また、目に見えない「低線量のリスク」だけでなく、他にも、いろんなリスクはあることを無視させて、放射能リスクのみ煽る。


低線量の健康への影響について、疫学調査からわかっていること。

資料:低線量の放射線影響
「原子力災害に伴う放射線被ばくに関する基本的考え方」(社団法人 日本医学放射線学会 2011-06-02)
http://www.radiology.jp/modules/news/article.php?storyid=931
放射線はそのイオン化作用でDNAに損傷を与えるので、放射線量の増加に伴い、がんなどの確率的影響が発生する危険性も増加する。しかし100mSv以下の低線量での増加は、広島・長崎の原爆被爆者の長期の追跡調査を持ってしても、影響を確認できない程度である(ICRP Publ. 103, 105)。(中略)そのため今回の福島の事故で予測される線量率では、今後100万人規模の前向き研究を実施したとしても、疫学上影響を検出することは難しいと考えられている。日本人のがん死が30%に及ぶ現代においては100mSv以下の低線量の影響は実証困難な小さな影響であるといえる。

1.自然放射線が高い地域でも健康被害があるわけではない
※1の資料”高自然放射線地域における疫学調査結果から"参照
では、高自然放射線地域つまり、地質などの影響により自然放射線が高い地域でも、通常放射線量の地域と比べて有意に健康被害があるとは認められない。ということがわかっています。

よくある誤解「自然&人工放射線の違い」
よくある誤解ですが「自然放射線と人工の放射線は人体に与える影響は違う」ということはありません。放射線(α線、β線、γ線、中性子線etc)を人間の細胞が自然・人工を見分けることなどありません。

2.低線量放射線を受けている原発等の従事者は、通常よりガンや白血病での死亡は少ない
※2の資料「原子力発電施設等従事者の疫学データ」から引用
外部(通常)との比較
1)全死因および非がん疾患死亡率は有意に 低かった (健康労働者効果)
2)全がん死亡率は有意な増減は見られなかった
3)白血病を含め、部位別のがん死亡率にも 有意な増加は見られなかった

3.原発等の従事者(〜10mSv〜100mSv〜)で比較したガン・白血病など健康被害リスク
※2の資料「原子力発電施設等従事者の疫学データ」から引用
内部(原発等従事者の中で)の比較
1)白血病については、線量との有意な関連 は認められなかった
2)全がんについても、線量と共に増加する傾 向性は 明確ではなかった
3)食道、(胃、直腸)がんおよび外因死には、 線量に対する有意の増加傾向性が見られた
3の「外因死」について:”生活習慣などの交絡因子の調査により、喫煙、飲酒などの影響が強く示唆”と説明される。つまり、胃がん直腸癌については、タバコや飲酒などの生活習慣によるものと考えれるとされている。



資料・参考文献・リンクなど

線量と発ガンリスク

2011. 3. 29 国立がん研究センターが放射線影響について緊急記者会見
100mSv未満の線量なら発がんリスクなし
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/hotnews/int/201103/519126.html

難易度★★☆☆☆ (学習資料ページから転載)
低線量放射線の生物への作用を検証する:がんリスクと免疫の役割
http://jein.jp/blog-einstein/767-blog-87.html?showall=1
宇野賀津子(財)ルイ・パストゥール医学研究センター
「何故、放射線とタバコを並列して比較できるの?」という方、ご一読を。放射線の障害作用の大部分が活性酸素であることなどを解説

低線量放射線の影響解明に挑む ※1
─ 高自然放射線地域における疫学調査結果から─
http://www.denken.or.jp/research/news/pdf/den451.pdf
長年にわたる中国・インドの HBRA の疫学 調査からは、通常の自然放射線レベルの 3 ~ 5 倍程度の放射線量であっても、人体に対する健 康影響としては有意差が認められないことがわ かってきました。放射線は往々にして、どんな に少量であってもそれが発がん要因であるかの ように言われていますが、本調査からはそれら の説を支持する結果は得られていません。

[PDF] 低線量放射線の影響について※2
(財)放射線影響協会 金 子 正 人
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/gijyutu/004/006/shiryo/05061801/005.pdf
●高線量率での被ばく事例
  広島・長崎原爆被爆者の疫学データ
●低線量率での被ばく事例
  原子力発電施設等従事者の疫学データ
  高バックグラウンド地域住民の疫学データ

関連:放射線影響協会:「原子力発電施設等放射線業務従事者等に係る疫学的調査 」>http://www.rea.or.jp/ire/

「原子力災害に伴う放射線被ばくに関する基本的考え方」
(社団法人 日本医学放射線学会 2011-06-02)
http://www.radiology.jp/modules/news/article.php?storyid=931

一般社団法人 日本放射線科専門医会・医会(JCR)
http://www.jcr.or.jp/
日本医学放射線学、放射線科専門医会・医会 会員各位 緊急被ばくの事態への放射線科医としての対応について
http://www.jcr.or.jp/20110316/20110316_hibaku.pdf
Q4 放射線の健康影響などの基礎知識のまとめ
A4 現在多くの発表はμSv(マイクロシーベルト)/h の放射線量を用いている。 年間の自然放射線量は日本では 2,000~3,000μSv(2~3mSv)である。 500mSv 以上の全身被ばくがなければ、通常の血液検査値の変動は無い。 また、発がん性の影響については、100mSv 以下では影響を考慮する必要はない。

原発一般では、小児白血病は増えていない。※3
http://d.hatena.ne.jp/buvery/20110611

放射線と白血病(線量率による違い)※4
http://www.aomori-hb.jp/ahb2_03_01bio03_seika.html

[PDF] 低線量放射線の生物への影響について ー動物実験から人への影響 ※4
(財)環境科学技術研究所 生物影響研究部 小木曽洋一
http://www.aomori-hb.jp/houkoku/H20_02.pdf

[PDF] 低線量放射線被曝とその発ガンリスク
京都大学(原子力工学) 今中哲二
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No110/kagaku050711.pdf

「白血病が増えた」というデマ
http://www47.atwiki.jp/info_fukushima/pages/97.html 

低線量放射線被曝を巡る混乱の背景にある医学と保健物理学のアプローチの違い


低線量放射線被曝を巡る混乱の背景にある医学と保健物理学のアプローチの違いについての分析ツィート

以下、引用。
低線量放射線被曝を巡る混乱の背景にある「医学(放射線医学、画像診断額、がん治療等)」のアプローチと「保健物理学(放射線事業従事労働者、作業員の「被曝」予防)」のアプローチの違いを分析した医学編集者@tomojiroさんの、非常に興味深い連続ツイートです。






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