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「福島県の汚染度合いはチェルノブイリの強制避難区域より酷い」は間違い

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「福島県の汚染度合いはチェルノブイリの強制避難区域より酷い」は間違い


よく勘違いされている「福島は、チェルノブイリの強制移住区域以上の汚染地域より酷い」という話。

実際にはチェルノブイリの5年後の基準と比べている。


これは原発事故から1年半たっても反原発の人の多くが誤解しています。※この誤解、デマを訂正しようとしない人たちにあきれます。山本太郎も今(2012年12月)になっても、まだ言っています。

(順一さんの資料より)
http://www47.atwiki.jp/info_fukushima/pages/90.html
http://www.fukunoshima.jp/blog/temp.html

◎「福島県の汚染度合いはチェルノブイリの強制避難区域より酷い」というのは?

比べられているのは事故後5年後のベラルーシであり、資料の見方も間違えてます。 よく「55万ベクレル以上で、これはチェルノブイリの強制移住区域以上の汚染地域」という表現を目にします。
これは、京大の今中助教のチェルノブイリに関する研究を誰かが間違って解釈し、それが出回ったものだと考えられます。
(今中助教の研究に関するページ: http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Mtk95-J.html

1991年(事故から5年後)にベラルーシ最高議会の採決が行われ、事故から5年も経ったにも関わらずある程度放射性物質が残っている地域は『二次移住区域』という、「希望するなら国が移住をお手伝いしますよ。」という地域に指定された、という事です。どこにも『強制避難区域』なんて言葉は使われていません。

このことから判るように、事故が起きて1年目の福島と事故が起きて5年目のベラルーシを比較し、「福島はチェルノブイリ以上に汚染されている!」と騒ぎ立てるのは間違っています。5年後には、福島だって今より遥かに線量が低くなっていますからね。(Cs-134の半減期は2年なので。) また、上記の今中助教授の資料中の区分分けに、「移住(第2次移住)ゾーン:セシウム137,ストロンチウム90,プルトニウムによる土壌汚染密度が,それぞれ 555~1480,74~111,1.85~3.7kBq/m2(15~40,2~3,0.05~0.1Ci/km2)の地域.年間の被曝量は0.5レム (5ミリシーベルト)を越える可能性がある」という文があるのですが、誰かがこれから適当に逆算をして「・・・って事は、年5mSvの空間線量がある地域は地面に55万Bqあるんだ!福島やばい!」という間違った計算をしてしまったのでしょう。実際には遮蔽効果も考えた上で計算された数値なので、空間線量が5mSvを超える地域にもそこまで放射性物質はありません。
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