銀行業務検定
- 試験は一般知識を問う問題と、技能(計算問題)の2つに分かれる。
- 一般知識はFP2級レベル。FP2級や証券外務員1種の問題と相当重複しているので、左記試験合格後に行う方が合格率は高くなると思う。
- 主な計算問題が5つありそれを暗記すれば、ほぼ合格できる。
- 上記試験合格者なら、過去問を1冊分1回やれば、十分合格できると思う。
第一章 一般知識
1.新型窓口販売方式による国債
- 制限なし(法人・個人とも)
- 2・5・10年
- 毎月発行
- 金利の下限は0.05%
2.デュアルカレンシー債
払い込みと利払い→円
償還はドル
コール条項~繰上げ償還
3.公社債投信~利子所得、株式投信=配当所得
4.JREIT~投資法人
5.CIとDI
CI~景気の山、谷 「景気の強弱」
DI~景気の拡大、悪化
6.満期保険金の扱い
一括で受け取りを5年以内~源泉徴収
5年「超」~一時所得
7.投信積立の利点
- 購入価格が平均化されるため、価格の変動が抑えられる
- 小額から投資が出来るため、中長期の資産形成を無理なく出来る
第二章 計算問題
1.債券の最終利回り
[{表面利率+(償還価額-購入価格)/残存期間}÷購入価格]×100
2.外貨預金の損益分岐点
問題 (2012年 問5)
10,000米ドル
1年
年2.0%
預入時の相場 TTS85円 TTB83円
Q.満期日に円貨で引き出す時の損益分岐点レートはいくらか?
A.
①円建預入金額 10,000米ドル×85円=850,000円
②外貨利息金額 10,000×2.0%=200ドル
③税引き後利息 200ドル×{1-(所得税15.315%+住民税5%)}=159.37ドル
④満期日外貨金額 10,159.37ドル
⑤損益分岐点 850,000円÷10,159.37ドル=83.6666円
3.個別元本の計算 (2012年問5)
H23.6 1万口購入 基準価額11,000円
H23/9 分配金1,500円(普通分配金500円 特別分配金1,000円)
H24/3 1万口購入 基準科学9,000円
H24/8 2万口解約
Q.個別元本はいくらか
A.H23/6 1万口購入時の個別元本は11,000円
H23/9 分配金受け取り後の個別元本の修正
個別元本11,000円-元本払戻金1,000円=10,000円
H24/3 1万口追加購入
(10,000円×10,000口+9,000円×10,000口)/(1万口+1万口)=9,500円
4.投資信託の中途解約(2012 問27)
個別元本 1口 10,500円
購入口数 100口
購入手数料 2.1%
換金時の基準価額 12,000円
信託財産留保額 基準価額の0.5%
全額換金するもの
Q.手取り額と税金は?
A.
①取得原価 10,500円×100口×102.1%=1,072,050円
②解約価額 12,000円×(100-0.5%)=1,194,000円
③投資収益 ②-①=121,950円
④税金 121,950×(所得税15.315%+住民税5%)
⑤受取額 ③-④
ポイント~購入時手数料は取得原価に含む
5.個人向け国債の中途換金の受取額
①受取額:額面金額+経過利子-中途換金調整額
②中途換金調整額
=直前2回分の税引き後利子
=税引き前 直前2回分の利子×(1-0.20315)
最終更新:2019年10月26日 20:28