***可愛塾(小学校の部) ***数字には恐ろしいほどの種類があります。しかしすべての数字は ***複素数に含まれているという単純な面もあります。 ***複素数>超越数>虚数>実数>無理数>有理数>整数>自然数 ***(1)自然数(natural number) *** 1から始まり次々と1を加えて得られる数。 *** 0(ゼロ)から初める数学者もおられます。 *** 数え数(counting number)や、整である数(whole number)も *** 同じ用語で使用されています。 ***(2)素数(prime number) *** 1と自分自身以外では割り切れない自然数。 *** 割り切れなければ素数、割り切れれば合成数になります。 *** まだ始めてから2番目だというのにもう5つも出てきました。 ***(3)整数(integer) *** 0(ゼロ)と自然数および自然数に負号を付けた数字。 *** 2で割れる数字を偶数(even number)、 *** 2で割れない数字を奇数(odd number) といいます。 *** 最大数も最小数もなく無限で、拡張された代数的整数と *** 区別するときは、有理整数(rational integer)といいます。 *** スタートして3番目なのにもう10個も出てきました。 *** 手の指ではもう数えられません。 *** 以後は足の指を使って数えることにしましょう。 ***(4)負数(negative number) *** 差(引き算)を考えるときには負の量が必要になってきます。 *** そこで数字にプラスとマイナスの符号を付けることにより *** 正と負を持った数の世界にはいることができるようになります。 *** それでは0はどうしましょう? *** 実は数学者の間でも意見が分かれていて正数とも負数とも *** しない学者と、0を正数に入れる学者とがいます。 ***(5)有理数(rational number) *** ここからは少しむつかしくなりますので実例をあげながら *** 説明していくことにします。 *** ジュニアクラス(小学生)のかたもがんばってください。 *** 2つの正数aとbの比の形a:bから a/b (b≠0) で表される *** 数のことを有理数といいます。 *** つまり、正数、分数、小数、がこれにあたります。 *** 小数はさらに、有限小数と循環無限小数が含まれます。 *** 1/7=1.42857142857142857・・は142857が無限に循環します。 *** 1/3=0.33333333333333333・・は3が無限に循環します。 *** 数学ではこの循環無限小数に対してルールがあります。 *** 1/7の場合は循環する数字の最初の数字1と *** 最後に終わる7の数字の上にドットを付けてあらわします。 *** 1/3 の場合は3の数字の上にドットを付けることになります。 *** さらに数学ではこの無限に続く小数に対して、エィ、ヤッと *** 思い切ったことをやるルールがあります。 *** つまり無限循環小数(or循環無限小数)の場合は *** 0.2=0.19999999999999・・・・・・・・・・・・・ *** 1=0.999999999999・・・・・・・・・ *** 0.3=0.2999999999999999・・・・・・・ *** が許されているのです。 *** 矛盾を感じるでしょうがルールですので仕方がありません。 ***このように数字にはたくさんの種類があります。ムカデの足の数よりも多くあります。 ***ゲジゲジの足の数といい勝負です。 ***次回は、無理数、実数、虚数、複素数、超越数、代数的数などについて ***説明をいたします。 (6)無理数(irrational number) &counter()