第1章あらすじ

「第1章あらすじ」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

第1章あらすじ - (2009/06/30 (火) 23:59:46) のソース

*第1章あらすじ 

***第1話
ボード学園中等部3-A生徒、「風瀬華枝」は引っ込み思案。休み前と変わらないクラスの様子にため息をついていた。
クラスメイトであり親友でもある「英琉神歌」が、休み中に部活に来なかったことを理由に、やはりクラスメイトである「八枷千鶴」に問い詰められる。
その様子に華枝は思わず叫ぶが、今度は自分がその矢面に立たされてしまう。
そこへクラス委員長の「方城宗介」が間に入り、その場を収めた。 
宗介を憧れの眼差しで見つめる華枝と、友達の「護矢命李」。
しかし二人は、なぜ神歌は華枝を助けてくれなかったのだろうと、小さな疑問を抱いていた。
 
***第2話
土方重工本部ビル。その社長室で「土方達也」は部下の「スコル」から、「カテゴリーS」と「廃棄体53号」についての報告を受けていた。
その存在は確実だが、派遣員は全てやられたとの話に達也は渋い表情。
そこへ突然「葛葉玉藻」が現れ、この事態はチャンスだと明るく語る。
「カテゴリーS」と「廃棄体53号」のいる町は、他に多数の組織。
並びに「仮面ライダー」の存在が確認されており、それらは達也と玉藻にとって有益な物。
達也は乗り気ではないものの、その件を玉藻ら「アトランティカ」に託し協力を約束するのだった。

「葛葉玉藻」は、「皆殺しのオーガ」の異名をとる「アトランティカ」「実践部隊」「部長」である少女、「戸隠山紅葉」にそれら仕事を命じる。
だがそれとは別に、玉藻は「廃棄体53号」に興味を示しており、その捕獲も紅葉に命じたのである。死体でも構わないという条件付で。

同じ頃「白姫久遠」の邸宅では、この日からボード学園に転入となる「白鷺緋色」、その姉「葵」、そして家主である「白姫久遠」が登校の準備を進めていた。
緋色は一足先に家を出、昨日の「戦闘」の現場に向かうが、その跡が残っていない事から、背部の組織の大きさを知る。
その途中で、首輪のない、尾が二つに分かれた黒猫と会う緋色。
時間が迫っているためにその猫を置いて先を急ぐ緋色だったが、
「・・・・やっぱり、あの人間から尋常じゃない死の匂いがする。」
その猫がそう呟いた事を、彼は気づいていなかった。

***第3話
「志熊京」と「カシス・S・時雨」の二人はボード学園転入生。
元気いっぱいに振舞う京の様子を、他人と接する機会のなかった彼女の空元気だと、カシスは見抜いていた。

同じく転入生である「豊桜冥」こと「ソフォクレス」は、同じく編入となった
「八代みつる」、そして「白鷺緋色」に彼女自身の能力で、二人に「力」を感じていた。
そこで京に声をかけられ、互いに挨拶を交わす。
冥は京こそが「エウリュディケ」のいう「鍵」なのだと理解しながらも、その様子に戸惑うのだった。

***第4話
ボード学園高等部2-Aの「護矢晃輝」と「風瀬列」は、4人もの転入生について話題に花を咲かせていた。
晃輝は他のクラスにも転入生が入っている事を気にかけるが、列は特に興味のない様子だった。
晃輝に憑いている闇の精霊「ギルファリアス」も、その転校生らに興味をもつ。
その転校生について見透かしている様子のギルファリアスは、この場にいない「ネクシアス」に、目覚めの時が近い。劇がそろそろ始まる、と呼びかけるのだった。

***第5話
「一之瀬裕輔」と名乗るトライアル・エンド。ボード学園在校生である彼は新学期登校準備を整えていた。
彼の住まうマンションの一室で酔いつぶれて眠る「有栖川鈴菜」に毛布をかぶせると、彼は部屋を後にする。

HRで聞かされた話題は、最近続出している失踪事件。
ライダーや怪人が出たという都市伝説も囁かれているが、裕輔はそれらについて彼なりに真相を知っていた。
彼の主人「一ノ宮薫子」から仰せつかった彼の任務の1つは、「カンケル」の出現する可能性のあるこの町の正確な情報の収集である。
裕輔のクラスである高等部2-Dのクラスにも、多分に漏れず転校生が入ってきた。
緊張している「白鷺葵」の様子に、裕輔は今後の学校生活に新たな楽しみを見出すのだった。

***第6話
7人の退魔師を始祖とした組織、「守護神機関」通称「G」は、時代を超えて人々の脅威を祓っていた。

「予知者」「アリシア・ステイト」は、この夏壊滅させたある秘密結社の後始末に追われていた。
「ラビリンス」の妨害により「改造兵士実験体13号・神羅月菜」の殲滅に手間取っていたが、その行方を突き止めたとの報告に、アリシア自身が出向くと話す。
彼女には、この任務が大きな事件に発展するという予見があったのだ。

新学期。「蒼崎志保」は、通学途中、この場にいない「凪」の影を追っていた。そこで、学園の先輩である「比良埼藍」に声をかけられた。
だが志保は、知っているはずの彼女の事を直ぐに思い起こすことは出来なかった。

教室にも「凪」の姿は認められず消沈する志保に、転校生である「黒招霧恵」が声をかけた。
二人は昨日すでに出会っていたが、同じクラスに成るとは思っていなかった志保は、この事は偶然と思う事にしたのである。

列、晃輝、華枝は「峠総一郎」「識神都子」と会うが、しかし全員が志保と同じような感覚に襲われていた。
一方、列のクラスメイトである「シン」は、教室にいた。だが彼はサボりの常習犯で普段教室にいない事が当たり前となっていたため、クラスメイトは驚く

ボード学園の生徒である「蒼月真姫」は転校生を期待していたが、彼女にかかってきた電話で、その進む方向は学園と反対方向に向かった。

廃墟に身を潜めていた「神羅月菜」は、鬼気迫る様子で「獲物」を狩る夜を待っていた。

***第7話
世界の秩序維持を目的とする組織“騎士団”は、討滅対象である“タンタロス”の良からぬ動きを察知し、
“騎士団”から“暗殺者”を始め、エージェントたちを送り出し調査に当たっていた。
その最中、“暗殺者”は任務も忘れボード学園の女子を立派に盗撮している“槍使い”がいたのに気づく。
言っても無駄と判断した彼女はすぐにその場で別れたが、最後に“魔眼使い”のノアに一本の電話を・・・・・・

一方、ボード学園に生徒として潜入していた“人形使い”の八代みつるは、彼なりに学園生活の第一歩を歩みだそうとしていた。
風瀬列、護矢晃輝、草加雅菜、志熊京、豊桜冥。彼らとの“人形使い”の学園生活はどのような日常を織りなすだろうか。

新聞部では部長の桐島ふゆみが都市伝説にもなっている“仮面ライダー”の謎を追おうと息巻いていた。
その場は副部長の町崎光人が鎮めたものの、ふゆみはいまいち納得していないようで。
その時、新聞部の部室の扉を叩く音が。それは中等部三年の転入生、イオとユリウスだった。
二人は体験入部という形で新聞部に招かれ、そのサポートに列が宛がわれた。緊張しきりの二人の学園生活には、まだまだ不安が大きそうである。

***第8話
部活を終えた列は、その帰りに幼馴染の「英琉神歌」と会う。彼女の強引な誘いに負けた列は神歌と一緒に帰宅する。華枝がまだ学校にいたことを気づかずに・・・。
列は神歌と転校生について話すが、彼の周りに女生徒が増えた事に神歌は不満を漏らす。また、自分が華枝の友達としか認識されていない事を知ってしまうのだった。
二人の前に現れたトラ猫は、実は「ネームレス」と呼ばれる怪物だった!
列と神歌に絶体絶命の危機が迫る!

***第9話
「発作」によって気を失っていた緋色は、「師」と呼んでいた人物のことを思い出していた。
屋敷の猫の餌を買いに「八代薬局」を訪れた緋色は店主「杏奈」と会う。
その帰り、「ネームレス」に襲われる列と神歌を発見した緋色は、二人を逃がし、その場で怪物を撃破するのだった。

***第10話
兄である列や友人・神歌とは別に帰路についた華枝。
しかし彼女のあとをつける影が一つ。
エウリュディケの部下であるエウリピデス=神藤和子である。
和子は華枝から微々たる力を感じ取り彼女を追っていた。

京とカシスも帰路についていたが、カシスは自分達をつける何者かの気配を察する。
何とか追っ手を撒こうとするが、二人の前に京の抹殺を狙う謎の人物『オブディア』が出現。
さらにストーカーの正体であった北崎沙耶が乱入し両者は仮面ライダーに変身。
ここに京本人の意思を無視した戦いが始まるのだった。

***第11話
晃輝とギルファリアスは街中に出没するネームレス退治に奮闘していた。
その最中、ギルファリアスは『ネクシアス』の目覚めが近いことを感じるのだった。

オブディアとデルティーの戦いは熾烈を極めていた。
そのとき京はネームレスの襲来を感じ、同時にネームレスが出現。
場は混乱するが、そこへ『仮面ライダーギルティ』が登場。
圧倒的な力でネームレスの一体を倒す。しかし晃輝の体は限界に近付いていた。

夜を恐れる少女、華枝は急ぎ帰路についていたが、その途中で友人の命李に出会う。
孤独を恐れる命李と共に帰路につく事にした華枝だったが、自分達を狙う五つの影に気付く事はできなかった。

***第12話
宿敵カンケルの手がかりを求め、街を彷徨う刹那。
刹那は度々過去を思い出す自らに戸惑いを感じながらも、カンケル抹殺の決意を新たにする。
その最中、刹那はもう一つの宿敵である『異能怪人』の気配を察する。

異能怪人プテラとオカルトがボード学園に出現。
その存在をいち早く察した橘さくらは変身して応戦するが、一瞬の隙を突かれオカルトに憑依されてしまう。
そこへ刹那、さらに“騎士団”の“槍使い”こと沖島八雲が乱入。
場が混乱を極める中、刹那はカンケルの情報を求め仮面ライダーシキへと変身した。

***第13話
ボード学園の生徒であり、「G」内で「魔導師」という二つ名を持ったエージェントである「蒼月真姫」は、任務の為に雑居ビル内にある支部へとやってきた
転校生と会えないことを不満に思いながら支部に着いた真姫はそこで学園の先輩であり、「解体者」という二つ名を持ったエージェント「当麻詩姫」と会う
始まったミーティングではアリシアが13号の事やラビリンスの妨害について話す中、真姫は詩姫からラビリンスの事、なぜ妨害をするかを聞く。
だが真姫と詩姫の会話はミーティング中の私語であった為、「銃剣士」の二つ名を持つエージェント、「神月トオル」に注意される。
ミーティングが終了した後もアリシアに残るように言われた真姫と詩姫、トオル。
トオルには修理中の「ネメシス」にかわるライダーシステムを渡され、
真姫と詩姫はチームを組むように言われる。それは真姫が問題を起こすのを防ぐ為である。
また、支部で二人は、サーチャーともう一人の人物と会うのだが、その人物を見て二人は驚きを隠せなかった。

その頃、ラビリンスの本拠地では最高幹部「ローレライ」と「ラビリンス首領」がボード学園の生徒の名前が書かれたリストを見ていた。

エージェント達が支部を出た後、アリシアは市内の公園で“暗殺者”と会う

一方、志保と霧恵は図書室の本の受入作業の手伝いを行っていた。

そして、学園の外では「A・N」、「ウィザソーダー」、「デスサイズ」と名乗る者たちがライダーの戦いや生徒たちを監視していた。

怪物から逃げ延びた列と神歌は総一郎と会う。今日まで彼を忘れていた列は気まずい思いをする。

一方シンは、扉に「仮面ライダー研究会」と書かれたプレートが張られている部室で一人寝ていた

今日の分の本の受入作業が終わり、帰路に着く志保と霧恵だったが、13号に襲われる。
志保は霧恵を助けようとするも、その為に志保は命の危機にさらされるが、その時志保に異変が起こり、彼女は漆黒の戦士に変身した。
この様子を監視していたラビリンスの一員「フロスト」の送ってくる映像を見てラビリンス首領は呼んだ。「仮面ライダーフェイト」と。

***第14話
部活に勤しむ生徒しか残らなくなったボード学園だったが、八代みつるは“騎士団”のエージェントとして、自分たちに
有利な情報を後々得やすくできるよう、学園内を散策していた。頃合いを見図り帰宅しようと教室に戻ると、そこには
新聞部にいたはずの水野水美が。二人は少しの間だけ会話を交わし、やがて水美が飽きて帰ろうとする際、彼女は
八代に“試しているような態度が気に入らない”とだけ告げた。それは八代が他人に隠している仮面の一枚だった。

八代棗は剣崎一菜、乾いぬみ、相川始穂、天川レオナらとデパートで買い物を楽しんでいた。五人の心安らぐ
時間も長くは続かなかった。始穂が異様な気配を感じた路地裏には、群青の泡を体から絶えず放出させる
蛇の頭を持った異形がいた。この異形を“タンタロス”と判断した棗は気合十分に仮面ライダースパイラルに変身。
自分たちの新しい友人が仮面ライダーだったことに、一菜たちは言葉を失ってしまう。

異能怪人オカルトが憑依したギャレンと対峙していた“槍使い”は仮面ライダーに変身し対抗する。
しかし、日頃の行いの悪さが祟りライダーシステムがこの場でまさかの故障、変身できなくなってしまう。
そこをオカルトは容赦なくギャレンを操り銃弾をお見舞いする。憐れと言うよりも無様にも“槍使い”は
対抗手段を失い、ただ動き回って逃げ続けることしかできないのだった。

***第15話
放課後、演劇部では通し練習が行われていたが、華枝の悲鳴によって劇は中断されてしまう。
同じ部員の八枷千鶴は華枝がこの事を言わなかった事に腹を立てるが、華枝のクラスの方城は華枝の気持ちを汲み取るのだった。

八代みつるに風瀬列との噂を訊ねられ、機嫌の悪い水野水美は、自らの開発したバイクロボ「ウォーガ」に跨ってツーリングに出かけた。

保健室で目覚めた華枝は、実は自分がさる七月に誘拐事件に巻き込まれ、その所為で暗闇の恐怖症になった事を保健教諭である橘さくらと話す。
華枝を列から任せられ、その身を心配するさくらは華枝に部活を休むように言うが、華枝は今までの練習が全て無駄になると嘆き悲しむのだった。
ひとしきり泣いた後帰ろうとする華枝に、さくらは方城が来たことを話すが、取り留めのない事と気にもしなかった。

峠総一郎と充実した会話を楽しんだ列だったが、峠のその人間離れした雰囲気に神歌は不快感を抱く。
しかし二人は怪物から逃れられた喜びを笑って分かち合うのだった。

帰り道に友人の命李と合流した華枝は、今日の部活の事を打ち明ける。
命李に申し訳なく思う華枝だったが、その原因が誘拐事件にあると聞き、同様の経験のある命李はその思いを理解する。
だがそこへネームレススパイダー・アナザーが5体出現し、2人は絶体絶命の危機に陥る・・・。

ツーリングを終えて満足した水美だったが、ウォーガのセンサーに怪人の反応をキャッチ。
現場に急行した水美は華枝、命李の前で仮面ライダーガブリエルに変身する。
自分のことを世間に認めさせたい水美は2人を逃がし、人型に変形するウォーガとともに圧倒的な強さで3体のネームレスを撃破するが、
2体を逃がした事に気づき、狼狽するのだった。

夜。繁華街には、若い男を誘いその姿をゴーレムに擬態させ、誘拐する謎の美女が暗躍していた。美女の言う「おばあさま」とは・・・?

***第16話
白姫久遠は、自宅のコンピュータの前で何らかのシステムを開発していた。それを彼女の護衛役に派遣されたフラウが気遣う。
フラウは古代遺跡から発見された自動人形であり、久遠の祖父から譲り受けたもの。
だが久遠は、「白姫の過ぎたる力」と称されたフラウの力を頼るつもりは無く、白鷺姉弟や父親の計画を止める為に自分の出来ることをしようと奮起するのだった。

ボード学園付近の派出所に勤める新人婦警「玉宮天音」は、赴任した初日に保護した華枝の姿を見かけたことで、
かつて自宅近くの孤児院にいた幼馴染である白鷺緋色と白鷺葵の事を思い出していた。
天音が中学の時に二人は行方不明になっており、その後も行方が分からない事から、既に諦めかけていたのだが、
同じく行方不明になった華枝をああして見かけた事で、天音は再びその生存に希望を抱くのだった。

***第17話
オブディアの圧倒的な力でデルティーは倒れ、
ギルティは身体が限界ギリギリのためか、
ネームレスから一方的に攻撃を受け続けていた。

その時、京に異変が起こり、仮面ライダーへと変身。ネームレスを一撃で倒す。
それを見たオブディアは撤退。
危機が去った瞬間、京は元の姿に戻り気絶してしまった。

そして、カシスが気づいた時、ギルティの姿は何処にも無かったのである。


***第18話
ネームレス・スワローに追われる命李と華枝。
しかし二人が追い詰められた時、光の精霊ネクシアスは命李を仮面ライダーネクスへと変えた!
ネクスは専用バイク・ネクスライダーを駆り、怪人を華枝から遠ざけるのだった。

華枝は命が助かった安堵で涙を流したが、そこへ謎の少女と従者が現れ、彼女にスケッチブックを託す。
「シンガー」と呼ばれる少女が託したそのスケッチブックには、彼女の今後を示すスケッチがなされていた。

一方ネクスはネクシアスの力を借り、見事に怪人を撃破する。
華枝を心配するネクスは、華枝の元に戻ろうとネクスライダーに行く先を任せ、その座席の上で休息を取るのだった。

***第19話
始業式も終わった放課後の学園で、裕輔は一人データを確認していた。
学園内の変化を敏感に察知した裕輔は、任務に対する決意を新たにする。

シキとプテラ、ギャレンと“槍使い”の戦いは熾烈を極めていた。
その中で異能怪人たちは自らの能力をフルに活かして相手を圧倒。
“槍使い”が戦いから脱落するが、そこへレンゲルが参戦。
戦いは新たな局面を迎える。

***第20話
街中で情報収集をする真姫と詩姫、その最中、真姫は「ノーハーツ」に関する勘違いを指摘される

一方、サーチャーは千里眼を使い、13号の探索を行うが良い結果は出ず、体への負担が出る
その事を察したアリシアは彼女に休憩を勧める。その際、サーチャーは彼女に
鍵のついた本「ジェフティ」を渡そうとするが、アリシアに「後継者はサーチャーが決めるべきだ」と言われ
受け取りを拒まれる

昼時になり、真姫と詩姫は一休みし、その際、真姫はラビリンスの情報を確認し
「正規メンバー」のウィザソーダー、デスサイズ、A・Nの情報を確認する。

夕刻が近づく中、有力な情報を得られず焦るトオルだったが、志保の家の前に来た時
足を止め、何かを思い出し涙を流す

一方、京たちの監視を行っていたA・Nは、戦いの終了と共に監視を終わらせる。
デスサイズは3体に分身しつつ、監視を続けていたものの、ライダーの監視を
分身に任せた事をローレライに咎められる

そしてフェイトと13号の戦いは、フェイトが圧倒的な力で13号を追いつめるも
逃げられてしまう。

***第21話
ナツメが変身した仮面ライダースパイラルは、路地裏で目撃した謎の異形“タンタロス”へと勇ましく
立ち向かっていく。激しいぶつかり合いの末、軍配はスパイラルへと上がったのだった。
戦いの後、一菜たち一行は“ハカランダ”でナツメから“タンタロス”についての大まかな話を
知ることになる。ナツメは“正義のヒロイン”として一菜たちにも“タンタロス”退治に協力して
欲しいとお願いするも、彼女を信用しきれないいぬみと始穂はナツメに厳しい言葉をかけ、その場を
後にしてしまう。この場は仕方ないと苦笑交じりのナツメだったが、“ハカランダ”を出た彼女の
瞳からは、涙が溢れ出しそうになっていた。

一方、“暗殺者”は夜の鉄道整備所にて新たな“タンタロス”を発見。闇夜でも優雅な立ち居振る舞いを
忘れない紫のロングヘアーをした麗人は、狙った獲物を逃しはしない。

***第22話
列は神歌と別れ自宅に戻るが、そこに華枝の姿はなく、列はその姿を求めてマンションを飛び出した。

『タンタロス』の死神『リサ・シュルフ』は身元不明の仕事を引き受ける。
それは「ハナエ」という少女を指定された場所へ誘拐せよと言う物だった。
リサはこの仕事を『タンタロス』に無断で引き受けるが、彼女には問題なく成功できる自信があった。

まんまとハナエを誘拐したリサだったが、指定された場所に現れたのは、
同じ依頼を受けていた別の組織の暗殺部隊だった。
部隊はハナエを奪おうとリサに襲い掛かるが、その最中目覚めてしまった華枝は、その場から逃げ出してしまう。

暗闇を恐れる華枝はあっという間に暗殺部隊に追いつかれ、その場で自分に絶望し、心を閉ざす。
その瞬間、華枝の性格が豹変し、しかも黒い姿の異形『ゼベイル』へと変身してしまう。
ゼベイルはその場にいた全てを徹底的に打ち倒し、『華枝』は事なきを得たのである。

***第23話
怪物を倒した緋色だったが、そのナイフは怪物の体液でボロボロに朽ちていた。
ペットショップで粉ミルクを買った緋色は、ナイフを屋敷のフラウに見てもらおうと袋に入れて持ち帰る。

退屈そうに街を徘徊していた戸隠山紅葉に、葛葉玉藻から連絡が入る。
それは、アトランティカが引き受けた高額の仕事を紅葉に手伝って欲しいという旨だった。
しかし紅葉はその命令を無視し、その上その仕事に当てていた戦闘員を引き連れ、緋色を狙おうとする。

緋色は術中に嵌り、廃ビルでアトランティカの傭兵達を迎え撃つ。
巧みな罠で数を減らす緋色だったが、その目の前にCランクの傭兵が出現した時、
吹き上がる爆炎の中には二つの異形の姿があった。


***第24話
EASEのエウリュディケは、モニタールームで志熊京の変身、戦うまでの様子を見ていた。
しかし彼女の真に気にするのは、その京を助けた仮面ライダー、ギルティを守護する闇の精霊だった。
『シャイな言い訳、仮面で隠して…♪』

華枝を追い、観察を続けていたEASEのエウリピデスは、その正体が命李と同じくライダーであることを確認するが、
ノーハーツ、ゼスト兵に囲まれてしまう。しかし彼女はそれを一撃の下に吹き飛ばした。

エウリュディケの元に戻った豊桜冥=ソフォクレスは京の行方を報告するが、彼女は京の放置を決定する。
予想を上回る力をつけるようであれば消せ、と言葉を付け加えて。

***第25話
京とカシスの前から、ギルファリアスの力で逃れた晃輝だったが、無理を押して妹の命李に電話をかける。
しかし命李との連絡はつかず、親友である列に電話をかけるが、列の妹、華枝もまた行方不明になっていた。
二人は手分けして妹達を探すことを決め、晃輝は郊外、列は学園側を当たる事になった。

ネームレスを倒したネクスだったが、変身者である命李は力を使い果たし、眠っていた。
ネクスのバイク、ネクスライダーは彼女の命に従い華枝の消えた公園へと戻ってきていたが、
光の精霊ネクシアスは命李の身を案じ、その場で休ませる事にしたのだった。

ゼベイルの戦う姿を観察するネームレス幹部『烈焔将』『ファルグニア』は、同じくネームレス幹部『ブレイダー』に
彼女を助ける事を提案するが、それは無用と切り捨てる。代わりにブレイダーはファルグニアに「お嬢」を探すよう命じた。

「お嬢」こと「シンガー」、その従者こと「メッセンジャー」をみつけるファルグニア。帰る様に促すがメッセンジャーがコレを断ったため、
二人の間で小競り合いが起こるが、軍配はメッセンジャーに上がる。シンガーは街へ向かう道を見つめ、嬉しそうに微笑むのだった。

***第26話
異能怪人オカルトが憑依したギャレンと戦うレンゲル。同じくプテラと戦うシキ。
オカルトは事前に調査済みであったレンゲルは眼中になく、危険な相手と目するシキへとその銃口を向ける。

さらにシキとの戦いでダメージを受けたプテラに撤退を促し、プテラから情報を得ようとしていたシキの目論見は
外れる結果に終わってしまう。

共闘を申し出るレンゲルに不本意ながら合わせると、シキは我を忘れた情け容赦ない攻撃で
ギャレンごとオカルトを倒そうとする。それを止めようとしたレンゲルもまたシキに意識を刈り取られてしまう。
オカルトは逃げおおせるが、重傷を負ったさくらと美月は木場に連絡を行い、病院へと搬送された。

『カンケル』しか眼中にない刹那には、邪魔するものは全て敵。自らの傷さえ省みない彼女は、郊外で遂に力尽き倒れてしまった。

仄暗い場所。 そこで姿の見えない数十匹の異形が叫びを上げていた。
彼らには誰も気づくことは出来ず、世界を滅ぼす病魔は静かに、そして緩やかに真の恐怖をもたらそうとしていた。

***第27話
ラビリンス本拠地で働く水瀬菊乃の元に、ラビリンス正規メンバー、フロストの姉、フレイムがやってきた。
そこへ仕事の依頼が届くが、責任者である菊乃に黙ってその内容を確認すると、フレイムは一人で出て行ってしまう。

華枝とリサを監視していたデスサイズは、ラビリンス首領から更なる追尾を命じられる。

それは死神と呼ばれるリサが動いたことに加え、自身も気になるという首領の思惑による。

その分身にガブリエル、ネクスの監視を命じていたデスサイズだったが、
首領はその任を手の空いているアトラク・ナクア、ウィザソーダーに引き継がせる。

デスサイズの見たものは、変身する華枝の姿。
しかし彼女を襲う人造兵士ノーハーツは、それを見守る首領、ローレライの思惑から外れたものだった。

華枝を襲ったノーハーツは、フレイムが操作していた。
しかし予想外の邪魔がいくつも入り、このままでは勝手な行動の責任を取らされると感じたフレイムは、残りのノーハーツを
ゼベイルの元へ集結させると、自身もその場所へ向かった。

フェイトに変身し、気を失っていた志保は懐かしい声の響く夢を見ていた。
目覚めたのは自宅で、友人の霧絵と姉弟である幹也によって運ばれてきた事を知る。
説明を求められる志保だが、応えることは出来なかった。

そこへ帰宅した叔母の佐由理は、志保の倒れていた近くに「大きくて異様な腕」が落ちていたが、その腕がなくなっていたことを告げた。
やがて、蒼崎家では霧絵、シンを交えて夕食が始まった。

一方、改造実験体13号を追っていた神月トオルは、それが消えたマンホールに侵入するが、その中に潜む「何か」に
あてられたトオルはそのまま意識を失い、朝まで目覚めることはなかった。

夕食にありつく直前、幹也は佐由理を呼び出し、「腕」は本当は「G」が持ち出したのだと聞き出した。
だが「腕」はエージェント達が到着した時は既にあの状態で、「仮面ライダー」の仕業ではないかと話す。
具体的に誰がやったのかは見当が付かないが、佐由理だけは何かを感じ取っていた。



[[メニュー]]→
#comment
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。