「名無しの道化」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

名無しの道化 - (2013/11/11 (月) 21:20:12) の編集履歴(バックアップ)


名無しの道化 ◆JOKERcTb3o


概要



956 名前:まきひと ◆zeDiWCcgGk2006/07/01(土) 17:50:02 ID:/TXDAEsC
もうすぐ次スレですね。

と、有り触れたレスをして見る


958 名前:名無しの道化 ◆JOKERcTb3o2006/07/01(土) 18:53:47 ID:QVmRbzt5

>>956
そ~ですね。

とさらに何の面白みもないレスをしつつ、
はたしてまきひと君はこれに対してどんなレスをするのか、
無い知恵を絞ってアレコレと推測してみる。

が、さしたる間もなく無理の祟った頭は限界に達し、
抵抗する暇もなく眠りに落ちてしまうのであった。
それからしばらくして。

眠りから覚めた俺は大慌てで転がったままの携帯を手に取ると、
『ま、まきひと君はどんな反応をっ!?』
と緊張しながら画面を見るも、
そこにあったのはさっきまでと変わらぬ状態。
『スルー、か…』
両目からは涙が流れていた。


963 名前:まきひと ◆zeDiWCcgGk2006/07/01(土) 19:06:35 ID:/TXDAEsC
>>958
(*゚ー゚)「もうすぐ次スレだね」

幼馴染のしぃが声を掛けてくる

「ああ、そうだね」

俺は素っ気無く答えた。

(*゚ー゚)「何よその返事は!新スレ立てる気無いの?」

「いや、立てるよ。だって、立てなきゃ・・・お前と話す場所が無くなっちゃうだろ?」

(*゚ー゚)「え・・・?」

「・・・」


965 名前:名無しの道化 ◆JOKERcTb3o2006/07/01(土) 19:14:30 ID:QVmRbzt5
>>963
『おっ、まきひとにしぃ。何してんだ?』

黙って見つめ合う二人を見つけ、
俺は何も考えずにいつもの調子で呼び掛ける。

返ってきたのはまきひととしぃからの、
突き刺さるような視線だった。

『いっ!? …あ、あー…そういや用事があったー
またなお二人さん』

冷や汗を流しつつ早口でそう言って、
俺はその場を逃げ出すように立ち去った。


967 名前:まきひと ◆zeDiWCcgGk2006/07/01(土) 19:22:27 ID:/TXDAEsC
>>965
「あの二人・・・ああいう関係だったのか・・・はは。失恋しちゃったな。」

落胆する道化。同じ頃、まきひととしぃが合体してるとは思いもせずに・・・。

「仕方ないかー・・・。まきひと君の方が若くてカッコ良いし知的だし
 美形だしドラクエ全クリしたし、勝ち目ないよなー・・・」

混乱の余りに道化は実際とは正反対の事を呟いた。

「はあ・・・」

その時

ξ゚⊿゚)ξ「道化、こんな所でどうしたのよ?」

昔の彼女のツンがいた。
別れた原因は、道化の便秘・下痢で有る。

「ツン・・・」

かつて愛した女と偶然出会い戸惑いを隠せない道化。


969 名前:名無しの道化 ◆JOKERcTb3o2006/07/02(日) 01:07:30 ID:fb7s4gM5
>>967
思い掛けぬ再会に、俺は一瞬言葉を詰まらせてしまう。

『あ…そ、そっちこそどうしたんだよ?』

何とか口から出たのは、そんな素っ気ない言葉だった。

『べ、別に道化には関係ないでしょ!?
たまたまこっちの方に用事があっただけよ。
道化に会いに来たんじゃないんだから、勘違いしないでよねっ!』

昔と変わらないトゲのあるツンの喋り方。
だけど今の俺には、それが心地よく感じられた。
少し可笑しくなって、俺は俯いて笑いを堪える。

『あぁ、わかって…』

顔を上げて言いかけて、俺は言葉を失った。

キセキの世代


爽やかで社交的な性格の持ち主だが、自分が認めない相手には生意気な態度で接し、平気で他人を見下す発言をすることもある。
反面、非常に負けず嫌いで、まきひとぼうしに敗北した時には涙を流し、よりいっそうの自己板に打ち込むようになる。
その性格から固定には先輩であろうと生意気な態度を取っていたが、練習に打ち込む姿を認められ、名無しの道化自身 も固定を信頼し絆を深めて行っている。
何でも出来てしまうのが悩みで、それゆえに何にも熱くなれない退屈な日々を過ごしていたが、2006年の春に偶然見かけたすぴろーの煽りを見て、彼を「自分では絶対に勝てない凄い奴」と認識し、自己板へ入板。
瞬く間に人気固定に昇格しながら、自分以上の天才たちとしのぎを削りあう日々に没入していった。
当時の人気固定であったRe:とポジション争いをしていたが当時は一度も勝つことができず、彼の引退に際して繰り上がる形で人気固定の座に就いている。


即興小説みたいな



88 :彼氏と彼女の波紋ラプソディ(1) ◆JOKERcTb3o :2013/11/09(土) 02:54:49.45 ID:???O―1―

「俺のこと、好き?」
純ちゃんが唐突に、私にそんな事を聞いてきたのは。三時限目が終わり、四時限目が始まるまでの短い休み時間の事だった。
「どうしたの、急に?」 
あまりに唐突なことに、私はぽかんとなってしまい。ぽかんとした、ちょっと間の抜けた顔のまま、そう聞き返した。 
「うーん、いや別に、深い意味はないんだけど……」 
質問に質問で返されて、純ちゃんは少し困ったような顔をした。 そこで気付く。周りに人がいっぱいいる中で、そんな事を聞かれた事。
「な、なに聞いてんのよ、こんなところでっ」 
意識した途端、顔が熱くなった。たぶん、ちょっと赤くなってたと思う。
「もうっ、恥ずかしいよー」 
照れ隠しに笑いながら、ちょっと顔を俯き加減にしつつ、純ちゃんを叩いちゃったりして。
「うん、ごめんな涼子。いきなり変なこと聞いて」 
そんな私に純ちゃんはちょっと苦笑いを浮かべて。それだけ言って、その時は終わった。
純ちゃんのそんな様子に、なんだか肩透かしのような気分が、私はしていた。

89 :彼氏と彼女の波紋ラプソディ(2) ◆JOKERcTb3o :2013/11/09(土) 02:56:04.73 ID:???O―2―

『俺のこと、好き?』
後の私はと言えば、ずっと純ちゃんの言葉が頭から離れなくて。授業もぜんぜん集中出来なかった。
お昼休みになって、友達とお弁当を囲んでの昼食の最中も、私はうわの空。
(純ちゃん、なんであんなこと、聞いたんだろ?)
そればかり考えてしまって、友達の会話も耳に入らない。
「ちょっと涼子、聞いてる?」 
「あ、ご、ごめん」 
なにか話しかけてきてたんだろう。友達の一人が怪訝な顔をして、私を覗き込むようにしながら言ってきた。ちょっと怒ったような口調で。
「涼子、どうかしたの?」 
「ううん、なんでもないよ。ちょっと考えごとしてただけだから……」 
気まずくてちょっと引き気味になりながら、私はそう言った。
「考えごと? 何かあったの?」 
「あ、大したことじゃないから。気にしないで」 
心配して訊ねてくる彼女に、私は愛想笑いを浮かべて、両手をふりふり返して。
「……もしかして、純くん?」 
「えっ。あ、いやぁ……」 
鋭い友人の観察眼に、思わずしどろもどろになってしまう。
目を泳がせて、純ちゃんを探す。けれど昼食は別の場所で食べているのか、純ちゃんの姿を見つける事は、出来なかった。
「純くんって、涼子の彼氏だよね」 
「まさか浮気ー?」 
純ちゃんの不在に、がっくり私に追い討ちをかけるように。私たちのやり取りに、興味津々といった様子で、他の子たちも詰めよってきた。
「ち、違うよー」 
なんだか話がややこしい方向になってきて、慌てて私は否定する。けど、その言葉が私の中で消えない疑念を芽生えさせた。
「ほんとにー?」 
「怪しい時はいつでも言ってね。協力するから」 
「うん、ありがと」 
目を爛々と輝かせて、申し出る友人二名。その様子から見ると、私を気遣ってというよりは、単純に面白そうだから、ってだけだろう。
まったくもう。
「はいはい、あんたたち。人の恋路で遊ばないのねー」 
最初に問い詰めてきた彼女が、そう言ってその場はおしまいになった。
私の胸の奥には、ちょっとだけ嫌な感じが残ってた。

90 :彼氏と彼女の波紋ラプソディ(3) ◆JOKERcTb3o :2013/11/09(土) 02:57:28.60 ID:???O―3―

『俺のこと、好き?』
今日何度目になるかわからない、純ちゃんの言葉が浮かぶ。
浮かぶ度、胸の奥がなんだか落ち着かない感じに襲われて。私はいきなり叫びたい衝動に、駆られたりしてた。
(なんでそんな事、聞いたの?)
不安。そう呼べるような、そんな嫌な感触が、私を包もうとする。
(もしかして、他に好きな女の子……とか?)
一番嫌な事を考えて、慌てて頭をぶんぶか振って、それを振り払う。
「どうしたー?」 
そんな挙動不審な私に、先生が声を掛けてくる。
「す、すいません。なんでもありません」 
「ん、そうか」 
 
私の言葉に、先生はさほど気にした風もなく頷いて。つつがなく授業は再開された。
それでも刺さる、みんなの好奇の目が痛い。
いけない、いけない。ちゃんと授業に集中しないと。
思いながら少し離れた席の、純ちゃんを見てみれば。彼はにっこり微笑んで、『ドンマイ』と言った感じの頷きを送ってくれた。
(純ちゃん……)
ほっこりと胸の奥が、ちょっぴりあったかくなる。
(浮気とか、ないよね)
自分に言い聞かせるように胸の中だけで呟いて。
『俺のこと、好き?』 
それでもやっぱり、胸の奥には少し嫌な感じが消えなかった。

91 :彼氏と彼女の波紋ラプソディ(4) ◆JOKERcTb3o :2013/11/09(土) 02:59:03.57 ID:???O―4―

放課後。純ちゃんは部活。どこにも所属してない私は、いつものように手持ち無沙汰。
違う。いつもなら、元気にバスケする純ちゃんを見に、私は体育館に行ってた。
今日は、そんな気分になれなくて。それで手持ち無沙汰。
(帰ろうかな)
放課後になって、だいぶ経った頃。人気の少なくなった教室で、ちょっと不貞腐れながら思った。
このままここにいても、気分が滅入るだけだ。さっさと帰ってのんびりしちゃおう。
思い立ったが吉日。私は立ち上がると、足早に教室を抜け出した。
(今日は、一人かぁ)
下駄箱。靴を履き替え、つま先をトントンとつつきながら、ぼんやりと。
寂しかった。私は靴を履くや否や、寂しさを振り切るように玄関を飛び出す。
秋も深まる11月中旬、風が冷たかった。風が冷たいから、きっと私の胸もなんか嫌な感じなんだ。
校門に向かって駆けながら、グラウンドの部活してる生徒たちの活発な声が、聴こえてくる。
「純ちゃん」 
なんだかそれが余計に一人の気分を感じさせて、名前を口に出した。もっと寂しくなった。

92 :彼氏と彼女の波紋ラプソディ(5) ◆JOKERcTb3o :2013/11/09(土) 03:00:07.90 ID:???O―5―
校門を出てからも一人ぼっち。てくてく、てくてく。私は家への道を、一人で歩いていた。
(いつもは純ちゃんと並んでるのにな)
考えないように、すればするほど。自然と二人の時間を思い出す。
胸元の辺りがグッと込み上げてきて、私は顔をグッとしかめてそれを堪える。
付き合いはじめて、私と純ちゃんが彼氏と彼女になって、まだ2ヶ月。
だけど彼氏と彼女になる前からも、帰り道には想い出が詰まってる。
半分を過ぎて、左手に公園。よくここで、純ちゃんとおしゃべりしたなぁ。
(って、なに感傷に浸ってるんだろ私)
別に別れたわけじゃないのに。なぜだかすごく、純ちゃんが遠くなっちゃった気がしてしまう。
(なんであんなこと、言ったんだよぅ)
三時限目と四時限目の間の、ほんの些細なあの休み時間。あの時、純ちゃんがあんなこと聞いてきたから、私はこんななってる。
『俺のこと、好き?』 
また浮かんでくる。純ちゃんの問いかけ。
「好きに決まってるよぅ」 
いつの間にか、私は泣いてた。ポロポロ、ポロポロ。
後から後から、目から溢れた涙が落ちていく。歩きながらだから、落ちた涙が、制服の胸元に吸い込まれていく。
「純ちゃんが好きだよぅ……」 
口に出すと、余計に涙が溢れた。私、こんなに好きだったんだ。純ちゃんのこと。
「好きなんだよぅ」 
遠くに行ったような気がしたら、好きな気持ちを再確認していた。なんで純ちゃん、隣にいないんだろう。
泣きながら、ちょっと日が落ち始めた空を眺めた。その時だった。

93 :彼氏と彼女の波紋ラプソディ(6):2013/11/09(土) 03:01:05.60 ID:???O―6―
「涼子!」
背中に飛んでくる、私を呼ぶ声。はっとして振り返ると。
「純……ちゃん?」 
いま、一番そばにいて欲しい男の子が、息を切らせて立っていた。
「よかった。間に合った」 
横の塀に寄りかかりながら、ちょっとフラフラした足取りで、私に近づいてくる。
きっと全力で追いかけて来たんだろうな。でも、なんで?
「純ちゃん、部活は?」 
相変わらずポロポロと涙を流しながら、それでもちょっと笑って私は聞く。
「今日は早退!」 
なぜだが純ちゃんは得意気に、ピースサインまで出しながら、そう答えた。それがなんだかおかしくて、ついつい笑ってしまった。
「なんだよー」 
言いながら純ちゃんも、私に釣られて笑い出す。
笑いながら、私の前まで来て。
「ごめんな、涼子。あんなこと聞いたりして」 
私を抱き寄せて、純ちゃんが言った。
「もう。こんなところで恥ずかしいよー」 
思いっきり純ちゃんの胸に顔を埋めながら、説得力のない私。
「なんであんなこと、急に聞いたんだよー」 
純ちゃんに包まれて、あったかくなって、だだっ子みたいな声で、私は言った。
「なんかさ。ふと、不安になっちゃってさ」 
「不安?」 
「うん。涼子に好き、って、なんか無性に言って欲しくて」 
私の髪に、顔を埋めるみたいにしながら、純ちゃんが言った。
「ばか」 
「ごめん」 
しばらくそのままで、私たちは道の真ん中で抱き合って。
「純ちゃん、好き」 
「うん、俺も」 
好きの言葉を交換して、幸せなあったかさに包まれていた。

94 :彼氏と彼女の波紋ラプソディ(7) ◆JOKERcTb3o :2013/11/09(土) 03:02:06.44 ID:???O―7―
それから私たちは、いつもみたいに並んで歩いて帰った。私は目を腫らしてたけど、心はすっごく晴れやかで。
その帰り道は、なんだかいつもと違って思えた。
「波紋、かなぁ」 
上を見ながら、ぽつりと一言。
「え、なに?」 
純ちゃんが聞いてくる。だけど私はあっかんべーして。
「ナイショ!」 
純ちゃんの腕に、自分の腕を回して。照れて慌てる純ちゃんに、ぴったり寄り添いながら帰った。
純ちゃんの何気なく投げた言葉が、私の水面に当たって波紋になった。
たったそれだけで、私は色々考えちゃって。それで今はこうして幸せ。
私の何気ない言葉も、純ちゃんに波紋を作ってるのかな?
そうやって私たち、きっと大人になるんだね。

終わり 



名言


「女装でも始めようか(*´ω`) 」

スキル



交流固定




コメント



名前:
コメント:

  • 名無しの道化の66%は血で出来ています。
  • 名無しの道化の29%は毒物で出来ています。
  • 名無しの道化の3%は花崗岩で出来ています。
  • 名無しの道化の1%は汗と涙(化合物)で出来ています。
  • 名無しの道化の1%は呪詛で出来ています。

-



お知らせ

特にありません^^

ニュースカテゴリ新着