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生物兵器犠牲者に対しての哀悼の言葉(藩国の様子) - (2008/11/08 (土) 22:10:10) のソース

*生物兵器犠牲者に対しての哀悼の言葉(藩国の様子)
ゴロネコ藩国は悲しみに包まれていた。生物兵器により20万人の尊い命が失われた。
藩国のいたるところで火葬の煙があがり、防御服を着た軍関係者による浄化作業がおこなわれていた。
藩国の神殿には多くの人の嘆きと祈りで満ちていた。
藩王榊聖もさすがに言葉を失い黙々と藩政をおこなっていた。
「追悼の声明はこれでいいでしょうか。」
摂政YOTが声明文の原案を持ってきた。藩王は目を通して承認した。
いつもならここで、藩王の無茶な注文がでる、しかし静かなものだ。静けさをかき消すようにまた悲しみの塊なのか冷たい雨が降り出していた。
すでに国内のイベントの多くが中止となった。誰もが悲しみでそんなことを考えることが出来なかった。

「畜生許せねえ。」
武田”大納言”義久はやり場のない怒りを抱えていた。忍びの里も多くの者を失った。
忍びの里の集会所で臨時の会議が行われていた。多くの忍びを失い新たに里の役務を決めなければならなかった。会議は終わっていた、だが多くの忍びは集会所に力なく座っていた。怒りを抱えた武田”大納言”義久の様子を気にしながらアムはクナイで木彫りの像を彫っていた。教え子の供養のためだと言っているが何かをしていないとおかしくなってしまいそうな気がして彫っていた。

ウルは整備士を引き連れて藩国内の施設の整備に明け暮れていた。他の人がそうであるようになにかをしてないと悲しみに負けそうな気がしたからだ。そして藩国の格納庫においてある、打ち上げ待ちの農業プラントパーツを見つけた。藩国の希望と言われている。それは、悲しみの前に希望の光を失っていた。失ったのではなく、藩国の誰もが悲しみというコンタクトレンズが目についているだけなのかも知れない。
ウルは無言で整備を始めた。猫士たちも無言でパーツを調べ始めた。念入りなチェックと管理がされているパーツに整備は必要ないのかも知れない。しかし彼らには希望と呼ばれたパーツをまた希望の光を放ってもらいたかった・・・・。