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シュウ ◆4IGActVfQI - (2007/10/01 (月) 21:15:32) の編集履歴(バックアップ)


154 えっちな18禁さん 2007/10/01(月) 13:18:03 ID:CK/6xaUD0

この前のの3連休、親達は4人で温泉に、従妹も友達と旅行に行くとかで真希と二人で留守番。
前々から判っていたのでこの日に併せて指輪も注文済み。
初日の土曜、俺は出社、真希は卒論対策に大学に行く。
何とか定時で退社して指輪を受け取りに。
7時前に帰宅すると真希が夕食の準備をしてた。
部屋で上着を脱いでネクタイを外し、指輪をズボンのポケットに。
そうこうするうちに食事が出来たらしく真希と一緒に食事。
食後、エプロンを付けて片付けをする真希を眺めていたが、
俺が微妙に緊張してるのが伝わったのかなんか動きがぎこちなかった。
家でプロポーズってのはなんかなーって思い、子供の頃に良く遊んだ公園でと
片付けが終わるのを見計らって散歩に行こうと誘い出した。
公園まで無言でいるのも気まずいので子供の頃の事とか話しながら歩いてた。
公園に着くころには俺の緊張もMAXに。


155 えっちな18禁さん 2007/10/01(月) 13:19:38 ID:CK/6xaUD0

なぜこうしようと思ったか判らないが真希をブランコに座らせると、その前にひざを着いて
ポケットから取り出した指輪を真希の左手薬指にはめた。
えっ、と驚いた顔で俺を見ている真希に、頭の中がテンパッタままプロポーズの言葉を語りかけた。
「俺と結婚してください。子供の頃から今まで俺が頑張ってこれたのは真希が傍にいてくれたから。
これからも真希のために頑張っていく。俺の生涯をかけて幸せにする。だから、俺と結婚してください。」
俺が喋っている間、瞳を潤ませながら俺を見つめていた真希が、その瞳から一筋の涙をこぼしながら抱き着いてきた。
「嬉しい。でも私でいいの?私なんかより‥‥‥」
「真希じゃなきゃだめなんだ。俺が愛してるのは真希だけだから。」
真希が何を言おうとしてるか理解した俺はその先を言わせなかった。



156 えっちな18禁さん 2007/10/01(月) 13:20:13 ID:CK/6xaUD0

すると、
「私、ずっと不安だった。いつも傍にいてくれたけど、△△チャンは何も言ってくれないし
何もしてくれないから、私の片思いかもって。いつもいてくれるのは兄妹として見てるんじゃないかって。
聞きたかったけど答えを知るのが怖くて何も言えなかった。」
俺の背中に手を回しギュッと抱き着きながら堰を切ったような真希からの言葉を聞いていた。
真希がこんなに喋るのを初めて聞いた。
昔から引っ込み思案で人見知りが激しい真希は、家族や俺の前でもこんなに話す事は無かった。
これまでの真希の不安や苦しみが伝わってきて、俺の心は申し訳なさで一杯になった。
そして真希の不安を取り払うように力いっぱい抱きしめなが語りかけた。


157 えっちな18禁さん 2007/10/01(月) 13:21:07 ID:CK/6xaUD0

「ごめんな。ずっと気持ちは伝わってると思ってた。真希の気持ちに気づいてやれなくてごめん。
言葉にしないと伝わらない事もあるよな。これからは言葉にして伝えるから。愛してるって、言葉にするから」
真希のことを思うと心が苦しくて辛くて、いつの間にか俺も涙を流していた。
どのくらい抱き合っていたのだろう。
俺が語りかけるのを泣きながら聞いていた真希が落ち着いてきたので、肩に手を掛けて立ち上がらせて言った。
「明後日、親父たちが帰ってきたら直ぐに報告しよう。いとこ同士の結婚だから賛成してくれるか判らないけど
必ず説得するから。例え反対されても俺はお前をあきらめないから。でも、真希のためにも
親父たちや叔父さん叔母さんから祝福されて結婚しよう。そうなるよう説得するから」
そういうと、落ち着いては来ていたが未だ涙の止まらない真希の肩を抱きながら家に戻った。