文章術
文章のルール
- 簡潔で明確にかく
- 否定語、受動体は複雑になりやすいのでさける。肯定語、能動体でかく
- 例)遅くない→速い
- 例)BはAに加速させられる。→AはBを加速する
- 主語を明確にする。(日本語は曖昧でも書けてしまうが、それでは文書としてはNG。)
- 一文一義。一文はせいぜい70文字までにする。
- 意見と事実を分ける
- 具体的に記載する。客観的な指標がある場合は、それを用いて数値で記載する。
- テーマおよび目標規定する。この文章で誰に何を伝えたいか?
- 基本的な理系文章のながれ。
- 一般的な用語で書く(専門用語を使用しすぎない)
文章作成の順番
準備
- テーマおよび目標規定する。この文章で誰に何を伝えたいか?
- 伝える相手をプロファイリングする。
- 男性、女性?年齢は?趣味は?興味の方向性は?主題に対する知識量は?
- テーマに関してブレーンストーミングして、ネタを整理する。
- 結論までの段落レベルのストーリを考える。(アウトラインプロセッサなど利用する)
- (1)書き手の主人公は誰か
- (2)読み手は誰か
- (3)何を語っているのか WHAT
- (4)どんな方法(特徴)か HOW
- (5)それはいつの時点のことか WHEN
- (6)どんな背景があるのか
- 読者の知りたい順番になっているかチェックする。
作成
- 図表から書く
- 書き易いところから書く
- 伏線はすべて回収する。回収できない伏線は書かない。
- 図表は文中から参照する。文中で説明しないものは書かない、。
校正
□表記ゆれチェック
□誤字脱字
□「てにをは」が正しく使われているか?
□あいまいな表現はないか?
□主語を省略していないか?
□可能な限り肯定形を使用しているか?
□能動態を使用しているか?
□婉曲の表現を使用していないか
「~に繋がる」「~に影響する」「~に関連する」
□ 「~のである。」は無条件で削れ
□平易な表現を使用しているか?
- 漢字二文字の動詞は、できれば漢字一文字の動詞に直せ
「教育する」→「教える」
- 一般用語を使う。専門用語は用語の定義で宣言する。(未定義の専門用語を使用しない。)
□「○○な現代社会では~」は本当に現代社会のみにあてはまるときに書いてあるか
- 基本的な文書のルールは守っているか?
- 声に出して読んで見る。
- 人にみてもらってフィードバックをもらう
- 時間をおいてからみなおす
- 下から読んで見る。
□主張が書いてあるか?
□「○○をするべき」という主張には、個人的なエピソードも付け加えるとベター
□理由を書いてあるか?
□「正論」だけではなく、それが成り立ちにくい「現実」についても書いてあるか
□(構造化の)階層をそろえて書いてあるか?
□概要と詳細に分けて書いてあるか?
- 重複する内容を書いてないか?
- 行ったり戻ったりしていないか?流れをチェックする。
□一言で表現してあるか?
□抽象的な表現でなく,具体的に言ってあるか?
□省略をしないで書いてあるか?
□事実と意見は分けて書いてあるか?
□論点を明確にしてあるか?
文章の練習方法
- 好きな作家の書き方をまねる。
- とにかく書く。推敲する。
- ブログを書く。
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最終更新:2011年11月29日 21:44