古賀葉子は先ほど見た、残虐な光景を頭の中で別の光景に塗り潰していた。 それは自分がインターネット上でリンと名乗る人物と会話するシーンだ。 リンは優しく消極的な自分にもすぐに話しかけてくれた。 そのリンとやらは同じ学校で同じ学年らしい。しかも同じクラスのようである。 葉子はいつもその見えない人物を想像して面白がっていた。 そんな和やかな光景だけが葉子を支えてくれた。 そんな時、遠くに壱里塚徳人の姿が見えた。 もしや・・・ 葉子のイメージと彼の姿が重なりつつあった。 【C-4 森/一日目・黎明】 【女子十五番:古賀葉子】 【1:あたし(達) 2:あなた(達) 3:○○くん、○○さん(達)】 [状態]:疲労(精神、大)肉体疲労はわずかに回復 [装備]:なし [道具]:支給品一式、不明支給品 [思考・状況] 基本思考:生き残りたい、罪悪感 0:とにかく逃げる 1:リンが気になる 2:死体はもう見たくない [備考欄] ※鈴木正一郎を殺し合いに乗った危険人物と認識しました ※シルヴィアが自分を助けてくれたのだと思ってます ※リンは壱里塚徳人なのかと推測