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MAJIYABA」(2009/03/18 (水) 07:34:25) の最新版変更点

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*MAJIYABA ◆zmHe3wMKNg ちょっと前、昼休みに学食で加賀智通らと飯を食っている時に、 北斗の拳の登場人物で誰が最強かで揉めた事があった。 「やっぱラオウが最強だろ。常識的に。」 「カイオウのが強ぇっての。森屋はどう思うよ?」 「俺は、ジャギが最強だと思うな。」 「ええ~ジャギ~?アイツ小物じゃん?」 「まあ聞けよ、ジャギってさ、ショットガン持ってるんだぜ?北斗神拳使えるのに!」 「あ!なるほど!そりゃ最強だわ!」 「だろ~?」 …などと言った仲間との馬鹿な会話を回顧しながら。 森屋英太は必死の思いで逃げていた。仲販遥の手を引っ張って。 「…こわいよ…こわいよ!えいたくん!」 「だ、大丈夫だって、俺がついてるじゃん?な?」 「待てやコラァ!」 激情して散弾銃を乱射する猫族ハーフの少女から逃れる為に。 ◆ ◆ ◆ ―数十分前― 「それで!えいたくんはどこへいくつもり?」 「あー、そうだなー。とりあえず、ここを出るのは止そうぜ。  下手に動くと危ないし、ここならみんな集まってくるだろ。目立つし。  で、仲間になりそうな奴は引き入れて守りを固める。これ最強だろ?」 「うーん…やっぱりそうなのかなぁ…?」 ったく。殺し合いなんかで生き残る自信なんかあるわけねぇっつーの。 やりたいやつは勝手にやってろ、俺は知らん! 大体これはチャンスなんだ。 クラスメイトで一番可愛い(さっき認定)仲販と映画館で二人っきりとか まともに修学旅行に行ってたらまずありえなかったシチュエーションだぜ? 俺は殺し合いなんかやらねぇぞ! ここで修学旅行に行ったら計画していた通りどさくさに紛れて仲販のおっぱいを揉んだり 仲販がシャワーしてるところを覗いたりして充実したバケーションを堪能してやるぜ! …と、言うわけで、脱出する方法なんかは他の頭の良さそうな奴らにまかせる。よろしくな! 「そうだなぁ、待ってるだけじゃ暇かもな。映画でも見る?」 「…ずいぶんよゆうなんだね?おおきなおとをたてたらあぶないよ?」 「あ、そっか。でもさ、怖がってても仕方ないじゃん?  大丈夫だってー!いざとなったら俺が護ってやるからさ!な?」 「………じーー。」 「ん?どうした?」 「はぁ…しんぱいだなぁ…。」 信用ねぇなぁ。 「あ、そうだ。鞄の中見てみようぜ。なんか使えるヤツをもらってるかもしれねーじゃん。」 「うん。そうだね。じゃあまずわたしのかばんをあけてみるよ?」 そう言って、仲販はディバックを開けた。 中には基本支給品と呼ばれる会場の地図、コンパス。 ボールペンとメモ帳、クラスの名簿と、二、三日分だと思われる食糧品。 そして、三本の赤い液体の入った注射器が入っていた。 「ねぇ、これなんだとおもう?」 「さぁ?ヤバイ薬だったりして。」 「せつめいしょないや。つかいかたわかんないね。」 「じゃ、次は俺の鞄な。結構重かったけどなんだろうな?」 英太は、自分のディバックを勢いよく開け―― 「・・・。」 「・・・。」 二人でアイコンタクトし、ディバックのチャックをすぐ閉じた。 「あー、見なかったことにしようか?」 「うん。みなかったことにする。」 あえて言おう。こ れ は ヤ バ イ 。 こんなもん使ったら絶対死ぬ。生きてたらおかしい。 (あーあ、やっぱ今殺し合いしてるんだなぁ、俺達。) 「ねぇ、えいたくん。えいがみようよ?」 「え?」 「こわがってても、しかたないよね?」 仲販なりに気を使ってくれてるんだろうか? 「おぅ、そうしようぜ!」 と、いうわけで。俺達はここで公開されている筈の最新映画のフィルムを探しに行くことにした。 どさくさに紛れて距離を近づけて仲販と手を繋ぐことに成功。 ◆ ◆ ◆ 「わー、いっぱいならんでるねー。」 「うーむ。知らん映画ばっかだな。仲販さんは何か分かるヤツある?」 「ぜーんぜん。」 「まぁ、そりゃそうか。」 「む、ばかにしたな。」 「気のせい気のせい。」 映写室は三階にあった。棚にはタイトルが英語で書かれた よくわからん映画のフイルムが大量に並んでいる。 「さいしんえいがって、どこにあるのかな?えいたくん?」 「……(ごそごそ)」 「…どこをさがしてるの?」 「いや、なんかラベルに成人指定とか書かれてるのとかねーかなと。」 「えい!」 「がっ!痛い痛いって!そこ踏んじゃ駄目!」 「ばか!へんたい!エッチ!」 とか遊んでいたら、棚に体がぶつかって大きく揺れた。 ぱさっ 「え?」 棚から、フイルムの間に挟まっていた紙の束が落ちた。 「なんだろ?これ?」 「さぁ?」 「……!?」 「どうしたの?仲販さん?」 紙を拾い上げ、流して読んでみた。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― *自主制作映画企画書 タイトル:自作バトルロワイアル(仮) ※しっくりくる名前募集中! 監督、脚本:卜部悠 演出、音楽:二階堂永遠 原作:若狭吉雄 製作協力:テト 出演者: 愛餓夫 、麻倉美意子、 壱里塚徳人、 W・N・スペンサー、 エヴィアン 海野裕也 、エルフィ、 追原弾、 貝町ト子、 太田太郎丸忠信、 神崎志緒里 加賀智通 、鬼崎喜佳、 片桐和夫、 北沢樹里、 神崎健二、 吉良邑子、 如月兵馬 銀鏖院水晶 、楠森昭哉、 久世明日美、 グレッグ大澤 、 朽樹良子、 ケトル 倉沢ほのか 、鹿和太平、 暮員未幸 、 宍戸亮太郎、 古賀葉子、 白崎篠一郎 サーシャ 、尻田堀夫、 シルヴィア 、鈴木正一郎、 添島龍子 、 玉堤英人 朱広竜♪ 、 苗村都月 、トマック 、仲販遥 、 内木聡右、ノーチラス 、間由佳 平田三四郎 、長谷川沙羅 、日向有人 、フラウ 、森屋英太 、松村友枝 、和音さん ※血沸き肉踊る衝撃のドキュメント! ※個人製作を超えたCGにない本物がここにある! ※出来れば朱広竜に頑張ってほしいな(はぁと) ―――――――――――――――――――――――――――――――― 「…えと?」 「…なんじゃこりゃ?」 はぁ?映画?企画書? これが本当ならあまりにふざけ―― ドンッドンッ 「――誰かいるの?出てきなさい。」 突然、激しいノックの音が聞こえた。 (!!) (やべ…だれか映画館に入ってきたのか?) (このこえ…シルヴィアさんだよ。えと、はなしかけてみる?) ドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッ ドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッ ドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッ 「――早くしなさいよ。そこに居るのは分かるのよ。臭いでね。」 (す、すごくふきげんぽいよ!) (あ、ああ、なんか向こうに扉があるから、そっちからこっそり逃げ――) 「動きもせず、戦いもせず、大人しく震えているだけ?  そんなことで生き残れるほど、この世界は甘くないわよ。」  ズガンッ! …ドアノブが壊れた音がして、ゆっくり扉が開かれた。 そこには般若のごとき表情を浮かべてイサカM37を構える左腕に包帯を巻いたシルヴィアが。 「―――逃げよう!!!急げ!!!!」 「…うん!!!」 「…ふーん?どっか行っちゃうの?  ――――――――じゃあ、死んで。」 ◆ ◆ ◆ シルヴィアを撒く為、部屋を飛び出した二人は 廊下を駆け抜け階段を降り、隠れても無駄と判断して 映画館から飛び出た。 外は暗闇。暗く深い森の中。二人は恐ろしい速度で突き進む。 森屋英太は逃げる時限定でスプリンター並の脚力を発揮する。 「…はぁ…はぁ…。」 が、残念ながら今は一人ではない。 「だ、大丈夫?仲販さん?」 「…う…ん…。」 仲販は見るからに顔が青ざめ、息も絶え絶えになっている。 映画館を出てからシルヴィアの気配はまったくしない。 「と、とりあえず休むか?」 「…う…。」 木陰を見つけたので、そこに座らせた。 「くそ…なんだよ!なんでやる気になってんだよ!シルヴィア!」 「…う…こ…わいよ…。」 「あーもう…めんどくせぇな…。」 英太はディバックを開け、中身を取り出した。 携行式地対空ミサイルランチャー、FIM-92スティンガーを。 「…つかうの?つかっ…ちゃうの?」 「しょうがないだろ。俺だって死にたくねぇよ。」 「でも、シルヴィアさんしんじゃうよ?」 「じゃあ仲販さんが代わりに死んでくれるのかよ!?」 「……うぅ……。」 「…あ…ご…ごめん…。」 スティンガーを肩に担いで、立ち上がる。 「ここで、待ってて。近くに誰かいないか見てくる。」 「え?まって!いかないで!」 「いや、気持ちは分かるけどさ、やっぱ危ないし。」 「やだ!こわいよ!ここにいて!ひとりにしないで!」 「あーもう!わがまま言わずに――」 むぎゅ。 ……あれ? この左手の柔らかい感触は? 「……あ…ん……。」 あ、あの、仲販遥さん?一体何をやっておられるのですか? 「……う……ん……やっ……ぱり……そう……。」 信じられん。 俺の左手を持っておっぱいに押しつけている。 「……おねがい……もうすこし……さわって。あんしんする、から。」 あ、いや、少しは状況を考えて。状況を。 「おう!分かった!」 考えれるわけ、なかった。 ◆ ◆ ◆ (さーて、どうしたものかな?) 木にもたれかかっている太田太郎丸忠信は 簡易レーダーの画面に映る名前を見て 今後の動きをシュミレートしていた。 森屋 英太 仲販 遥 シルヴィア 以上が自分の半径100メートル以内に存在するらしい。 どういう組み合わせでパーティを組んでいるのか、 はたまた全員単独行動しているのかわからない。 その中で、特に仲販遥の名前に注目する。 (シルヴィアは…ちょっときついかな  野郎は別にどうでもいいや。奴隷に出来そうなのは、やっぱり…?) 下劣な想像をして、口元が歪む。 「ま、とりあえず近づいてみましょうかね。見つからねぇように。」 【D‐5 森/一日目・深夜】 【26:森屋 英太(もりや‐えいた)】 【1:俺(たち) 2:お前(ら) 3:あいつ(ら)、○○(名前呼び捨て、女子限定で名字さん付けで、脳内ではフルネーム)】 [状態]:疲労(大)、右頬が腫れている [装備]:FIM-92スティンガー(1/1) [道具]:支給品一式、小型ミサイル×3 [思考・状況] 基本思考:遥を全力で護る 0:遥のおっぱいを揉む 1:遥のおっぱいを揉む 2:遥のおっぱいを揉む 3:シルヴィアを撒く [備考欄] ※実は仲販遥を見捨てて逃げるつもりでしたがその考えは無くなったようです。 【21:仲販 遥(なかひさ‐はるか)】 【1:わたし(たち) 2:あなた(たち) 3:あのひと(たち)、○○さん、ちゃん(名前(ひらがな)さん、ちゃん付け)】 [状態]:疲労(大)、やや混乱気味 [装備]:なし [道具]:支給品一式、赤い液体の入った注射器×3(詳細不明) [思考・状況] 基本思考:死にたくない。森屋とは離れない 0:…………こわいよ 1:…………さわって [備考欄] ※死への恐怖は森屋のセクハラによって払拭されるものだと思い込んでます。 ※赤い液体の入った注射器の効果は不明です。 【男子六番:太田太郎丸忠信(おおた-たろうまる-ただのぶ)】 【1:俺(達) 2:あんた(達) 3:○○さん(達)】 [状態]:左肩に裂傷(応急処置済)、脇腹に打撲 [装備]:無し [道具]:支給品一式、簡易レーダー [思考・状況]  基本思考:生き残る  0:武器を調達する  1:仲販遥を奴隷にする方法を考える  2:シルヴィア、森屋英太を警戒  3:間由佳、エルフィ、ノーチラスを警戒 [備考欄] ※森屋英太と仲販遥の半径100メートル以内に居ます。 【女子十七番:シルヴィア】 【1:私(達) 2:お前(達) 3:あいつ(ら)、○○(呼び捨て)】 [状態]:左腕裂傷(応急処置済) [装備]:イサカM37(2/4) [道具]:支給品一式、12ゲージショットシェル(9/12) [思考・状況] 基本思考:ゲームに勝ち残る 0:全ての生徒を殺す 1:とりあえず森屋英太と仲販遥を殺す [備考欄] ※森屋英太と仲販遥の半径100メートル以内に居ます。 *時系列順で読む Back:[[Heat]] Next:[[Deperted]] *投下順で読む Back:[[Heat]] Next:[[Deperted]] |[[ORERO]]|森屋英太|| |[[ORERO]]|仲販遥|| |[[虚ろな魂]]|太田太郎丸忠信|| |[[遠く流されて~EXILE~]]|シルヴィア||
*MAJIYABA ◆zmHe3wMKNg ちょっと前、昼休みに学食で加賀智通らと飯を食っている時に、 北斗の拳の登場人物で誰が最強かで揉めた事があった。 「やっぱラオウが最強だろ。常識的に。」 「カイオウのが強ぇっての。森屋はどう思うよ?」 「俺は、ジャギが最強だと思うな。」 「ええ~ジャギ~?アイツ小物じゃん?」 「まあ聞けよ、ジャギってさ、ショットガン持ってるんだぜ?北斗神拳使えるのに!」 「あ!なるほど!そりゃ最強だわ!」 「だろ~?」 …などと言った仲間との馬鹿な会話を回顧しながら。 森屋英太は必死の思いで逃げていた。仲販遥の手を引っ張って。 「…こわいよ…こわいよ!えいたくん!」 「だ、大丈夫だって、俺がついてるじゃん?な?」 「待てやコラァ!」 激情して散弾銃を乱射する猫族ハーフの少女から逃れる為に。 ◆ ◆ ◆ ―数十分前― 「それで!えいたくんはどこへいくつもり?」 「あー、そうだなー。とりあえず、ここを出るのは止そうぜ。  下手に動くと危ないし、ここならみんな集まってくるだろ。目立つし。  で、仲間になりそうな奴は引き入れて守りを固める。これ最強だろ?」 「うーん…やっぱりそうなのかなぁ…?」 ったく。殺し合いなんかで生き残る自信なんかあるわけねぇっつーの。 やりたいやつは勝手にやってろ、俺は知らん! 大体これはチャンスなんだ。 クラスメイトで一番可愛い(さっき認定)仲販と映画館で二人っきりとか まともに修学旅行に行ってたらまずありえなかったシチュエーションだぜ? 俺は殺し合いなんかやらねぇぞ! ここで修学旅行に行ったら計画していた通りどさくさに紛れて仲販のおっぱいを揉んだり 仲販がシャワーしてるところを覗いたりして充実したバケーションを堪能してやるぜ! …と、言うわけで、脱出する方法なんかは他の頭の良さそうな奴らにまかせる。よろしくな! 「そうだなぁ、待ってるだけじゃ暇かもな。映画でも見る?」 「…ずいぶんよゆうなんだね?おおきなおとをたてたらあぶないよ?」 「あ、そっか。でもさ、怖がってても仕方ないじゃん?  大丈夫だってー!いざとなったら俺が護ってやるからさ!な?」 「………じーー。」 「ん?どうした?」 「はぁ…しんぱいだなぁ…。」 信用ねぇなぁ。 「あ、そうだ。鞄の中見てみようぜ。なんか使えるヤツをもらってるかもしれねーじゃん。」 「うん。そうだね。じゃあまずわたしのかばんをあけてみるよ?」 そう言って、仲販はディバックを開けた。 中には基本支給品と呼ばれる会場の地図、コンパス。 ボールペンとメモ帳、クラスの名簿と、二、三日分だと思われる食糧品。 そして、三本の赤い液体の入った注射器が入っていた。 「ねぇ、これなんだとおもう?」 「さぁ?ヤバイ薬だったりして。」 「せつめいしょないや。つかいかたわかんないね。」 「じゃ、次は俺の鞄な。結構重かったけどなんだろうな?」 英太は、自分のディバックを勢いよく開け―― 「・・・。」 「・・・。」 二人でアイコンタクトし、ディバックのチャックをすぐ閉じた。 「あー、見なかったことにしようか?」 「うん。みなかったことにする。」 あえて言おう。こ れ は ヤ バ イ 。 こんなもん使ったら絶対死ぬ。生きてたらおかしい。 (あーあ、やっぱ今殺し合いしてるんだなぁ、俺達。) 「ねぇ、えいたくん。えいがみようよ?」 「え?」 「こわがってても、しかたないよね?」 仲販なりに気を使ってくれてるんだろうか? 「おぅ、そうしようぜ!」 と、いうわけで。俺達はここで公開されている筈の最新映画のフィルムを探しに行くことにした。 どさくさに紛れて距離を近づけて仲販と手を繋ぐことに成功。 ◆ ◆ ◆ 「わー、いっぱいならんでるねー。」 「うーむ。知らん映画ばっかだな。仲販さんは何か分かるヤツある?」 「ぜーんぜん。」 「まぁ、そりゃそうか。」 「む、ばかにしたな。」 「気のせい気のせい。」 映写室は三階にあった。棚にはタイトルが英語で書かれた よくわからん映画のフイルムが大量に並んでいる。 「さいしんえいがって、どこにあるのかな?えいたくん?」 「……(ごそごそ)」 「…どこをさがしてるの?」 「いや、なんかラベルに成人指定とか書かれてるのとかねーかなと。」 「えい!」 「がっ!痛い痛いって!そこ踏んじゃ駄目!」 「ばか!へんたい!エッチ!」 とか遊んでいたら、棚に体がぶつかって大きく揺れた。 ぱさっ 「え?」 棚から、フイルムの間に挟まっていた紙の束が落ちた。 「なんだろ?これ?」 「さぁ?」 「……!?」 「どうしたの?仲販さん?」 紙を拾い上げ、流して読んでみた。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― *自主制作映画企画書 タイトル:自作バトルロワイアル(仮) ※しっくりくる名前募集中! 監督、脚本:卜部悠 演出、音楽:二階堂永遠 原作:若狭吉雄 製作協力:テト 出演者: 愛餓夫 、麻倉美意子、 壱里塚徳人、 W・N・スペンサー、 エヴィアン 海野裕也 、エルフィ、 追原弾、 貝町ト子、 太田太郎丸忠信、 神崎志緒里 加賀智通 、鬼崎喜佳、 片桐和夫、 北沢樹里、 神崎健二、 吉良邑子、 如月兵馬 銀鏖院水晶 、楠森昭哉、 久世明日美、 グレッグ大澤 、 朽樹良子、 ケトル 倉沢ほのか 、鹿和太平、 暮員未幸 、 宍戸亮太郎、 古賀葉子、 白崎篠一郎 サーシャ 、尻田堀夫、 シルヴィア 、鈴木正一郎、 添島龍子 、 玉堤英人 朱広竜♪ 、 苗村都月 、トマック 、仲販遥 、 内木聡右、ノーチラス 、間由佳 平田三四郎 、長谷川沙羅 、日向有人 、フラウ 、森屋英太 、松村友枝 、和音さん ※血沸き肉踊る衝撃のドキュメント! ※個人製作を超えたCGにない本物がここにある! ※出来れば朱広竜に頑張ってほしいな(はぁと) ―――――――――――――――――――――――――――――――― 「…えと?」 「…なんじゃこりゃ?」 はぁ?映画?企画書? これが本当ならあまりにふざけ―― ドンッドンッ 「――誰かいるの?出てきなさい。」 突然、激しいノックの音が聞こえた。 (!!) (やべ…だれか映画館に入ってきたのか?) (このこえ…シルヴィアさんだよ。えと、はなしかけてみる?) ドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッ ドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッ ドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッドンッ 「――早くしなさいよ。そこに居るのは分かるのよ。臭いでね。」 (す、すごくふきげんぽいよ!) (あ、ああ、なんか向こうに扉があるから、そっちからこっそり逃げ――) 「動きもせず、戦いもせず、大人しく震えているだけ?  そんなことで生き残れるほど、この世界は甘くないわよ。」  ズガンッ! …ドアノブが壊れた音がして、ゆっくり扉が開かれた。 そこには般若のごとき表情を浮かべてイサカM37を構える左腕に包帯を巻いたシルヴィアが。 「―――逃げよう!!!急げ!!!!」 「…うん!!!」 「…ふーん?どっか行っちゃうの?  ――――――――じゃあ、死んで。」 ◆ ◆ ◆ シルヴィアを撒く為、部屋を飛び出した二人は 廊下を駆け抜け階段を降り、隠れても無駄と判断して 映画館から飛び出た。 外は暗闇。暗く深い森の中。二人は恐ろしい速度で突き進む。 森屋英太は逃げる時限定でスプリンター並の脚力を発揮する。 「…はぁ…はぁ…。」 が、残念ながら今は一人ではない。 「だ、大丈夫?仲販さん?」 「…う…ん…。」 仲販は見るからに顔が青ざめ、息も絶え絶えになっている。 映画館を出てからシルヴィアの気配はまったくしない。 「と、とりあえず休むか?」 「…う…。」 木陰を見つけたので、そこに座らせた。 「くそ…なんだよ!なんでやる気になってんだよ!シルヴィア!」 「…う…こ…わいよ…。」 「あーもう…めんどくせぇな…。」 英太はディバックを開け、中身を取り出した。 携行式地対空ミサイルランチャー、FIM-92スティンガーを。 「…つかうの?つかっ…ちゃうの?」 「しょうがないだろ。俺だって死にたくねぇよ。」 「でも、シルヴィアさんしんじゃうよ?」 「じゃあ仲販さんが代わりに死んでくれるのかよ!?」 「……うぅ……。」 「…あ…ご…ごめん…。」 スティンガーを肩に担いで、立ち上がる。 「ここで、待ってて。近くに誰かいないか見てくる。」 「え?まって!いかないで!」 「いや、気持ちは分かるけどさ、やっぱ危ないし。」 「やだ!こわいよ!ここにいて!ひとりにしないで!」 「あーもう!わがまま言わずに――」 むぎゅ。 ……あれ? この左手の柔らかい感触は? 「……あ…ん……。」 あ、あの、仲販遥さん?一体何をやっておられるのですか? 「……う……ん……やっ……ぱり……そう……。」 信じられん。 俺の左手を持っておっぱいに押しつけている。 「……おねがい……もうすこし……さわって。あんしんする、から。」 あ、いや、少しは状況を考えて。状況を。 「おう!分かった!」 考えれるわけ、なかった。 ◆ ◆ ◆ (さーて、どうしたものかな?) 木にもたれかかっている太田太郎丸忠信は 簡易レーダーの画面に映る名前を見て 今後の動きをシュミレートしていた。 森屋 英太 仲販 遥 シルヴィア 以上が自分の半径100メートル以内に存在するらしい。 どういう組み合わせでパーティを組んでいるのか、 はたまた全員単独行動しているのかわからない。 その中で、特に仲販遥の名前に注目する。 (シルヴィアは…ちょっときついかな  野郎は別にどうでもいいや。奴隷に出来そうなのは、やっぱり…?) 下劣な想像をして、口元が歪む。 「ま、とりあえず近づいてみましょうかね。見つからねぇように。」 【D‐5 森/一日目・深夜】 【26:森屋 英太(もりや‐えいた)】 【1:俺(たち) 2:お前(ら) 3:あいつ(ら)、○○(名前呼び捨て、女子限定で名字さん付けで、脳内ではフルネーム)】 [状態]:疲労(大)、右頬が腫れている [装備]:FIM-92スティンガー(1/1) [道具]:支給品一式、小型ミサイル×3 [思考・状況] 基本思考:遥を全力で護る 0:遥のおっぱいを揉む 1:遥のおっぱいを揉む 2:遥のおっぱいを揉む 3:シルヴィアを撒く [備考欄] ※実は仲販遥を見捨てて逃げるつもりでしたがその考えは無くなったようです。 【21:仲販 遥(なかひさ‐はるか)】 【1:わたし(たち) 2:あなた(たち) 3:あのひと(たち)、○○さん、ちゃん(名前(ひらがな)さん、ちゃん付け)】 [状態]:疲労(大)、やや混乱気味 [装備]:なし [道具]:支給品一式、赤い液体の入った注射器×3(詳細不明) [思考・状況] 基本思考:死にたくない。森屋とは離れない 0:…………こわいよ 1:…………さわって [備考欄] ※死への恐怖は森屋のセクハラによって払拭されるものだと思い込んでます。 ※赤い液体の入った注射器の効果は不明です。 【男子六番:太田太郎丸忠信(おおた-たろうまる-ただのぶ)】 【1:俺(達) 2:あんた(達) 3:○○さん(達)】 [状態]:左肩に裂傷(応急処置済)、脇腹に打撲 [装備]:無し [道具]:支給品一式、簡易レーダー [思考・状況]  基本思考:生き残る  0:武器を調達する  1:仲販遥を奴隷にする方法を考える  2:シルヴィア、森屋英太を警戒  3:間由佳、エルフィ、ノーチラスを警戒 [備考欄] ※森屋英太と仲販遥の半径100メートル以内に居ます。 【女子十七番:シルヴィア】 【1:私(達) 2:お前(達) 3:あいつ(ら)、○○(呼び捨て)】 [状態]:左腕裂傷(応急処置済) [装備]:イサカM37(2/4) [道具]:支給品一式、12ゲージショットシェル(9/12) [思考・状況] 基本思考:ゲームに勝ち残る 0:全ての生徒を殺す 1:とりあえず森屋英太と仲販遥を殺す [備考欄] ※森屋英太と仲販遥の半径100メートル以内に居ます。 *時系列順で読む Back:[[Heat]] Next:[[Deperted]] *投下順で読む Back:[[Heat]] Next:[[Deperted]] |[[ORERO]]|森屋英太|[[I Don’t Want to Miss a Thing]]| |[[ORERO]]|仲販遥|[[I Don’t Want to Miss a Thing]]| |[[虚ろな魂]]|太田太郎丸忠信|[[I Don’t Want to Miss a Thing]]| |[[遠く流されて~EXILE~]]|シルヴィア|[[I Don’t Want to Miss a Thing]]|

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