夢の終わり ◆CUPf/QTby2
――私、まだ笑えるんだ。
日本の学校に毎日通い、高校生として生活していると、そんな風に錯覚する。
聖職者でありマフィアの幹部でもある養父から暗殺者として教育を受けたあの日々は夢、
命令通りに人を殺し、罪悪感から逃れるために麻薬に溺れたあの日々も夢、
死とは無縁のこの世界で私はこれからもずっと“普通の女の子”でいられるのだと錯覚する。
たとえ、こうして高校生活を送ることが暗殺者としての任務の一環であったとしても。
聖職者でありマフィアの幹部でもある養父から暗殺者として教育を受けたあの日々は夢、
命令通りに人を殺し、罪悪感から逃れるために麻薬に溺れたあの日々も夢、
死とは無縁のこの世界で私はこれからもずっと“普通の女の子”でいられるのだと錯覚する。
たとえ、こうして高校生活を送ることが暗殺者としての任務の一環であったとしても。
組織の上層部が私――サフィロ・シャリーノ(女子十一番)――に与えた任務は、
とあるカルト教団の若き教祖・黒嵜暁羽(くろさき・あげは/女子七番)の護衛だった。
“這い寄る混沌”の異名で知られる暗黒神、“無貌の神”を信奉する彼女の教団は
テロなどの非合法活動を行なっており、日本の公安当局にマークされているという。
その一方で、公安・警察関係者や政財界にも信徒は確実に存在し、社会にその根を張っている。
とあるカルト教団の若き教祖・黒嵜暁羽(くろさき・あげは/女子七番)の護衛だった。
“這い寄る混沌”の異名で知られる暗黒神、“無貌の神”を信奉する彼女の教団は
テロなどの非合法活動を行なっており、日本の公安当局にマークされているという。
その一方で、公安・警察関係者や政財界にも信徒は確実に存在し、社会にその根を張っている。
法治国家にとってはまごうことなき悪、しかし既に社会の歯車、排除すればシステムが狂う。
いや、人間の作ったものなど最初から狂っているのだけど。そういう意味ではなくて、必要悪。
そんな団体のトップの身辺警護を私のような裏社会の人間が行なうのは当然なのかも知れない。
いや、人間の作ったものなど最初から狂っているのだけど。そういう意味ではなくて、必要悪。
そんな団体のトップの身辺警護を私のような裏社会の人間が行なうのは当然なのかも知れない。
けれども理由はそれだけじゃない。私は日本国内でしか活動していない宗教団体のために
イタリアから派遣されたのだから。でも、それ以上のことは何も知らない。
ひょっとしたら養父の表の職業が聖職者であることと関係があるのかも知れないけれど、
私は何も知らされていない。けれどもそれは当たり前のこと。だって私は組織にとって、
そして養父にとってすらも、代わりなどいくらでもいるただの駒に過ぎないのだから。
末端の捨て駒なんかに重要機密は教えない。分かり切った、当たり前のこと。
イタリアから派遣されたのだから。でも、それ以上のことは何も知らない。
ひょっとしたら養父の表の職業が聖職者であることと関係があるのかも知れないけれど、
私は何も知らされていない。けれどもそれは当たり前のこと。だって私は組織にとって、
そして養父にとってすらも、代わりなどいくらでもいるただの駒に過ぎないのだから。
末端の捨て駒なんかに重要機密は教えない。分かり切った、当たり前のこと。
だけど――
修学旅行の二日目。
移動中にバスの車内で転寝してしまった私は、見知らぬ教室で目を覚ました。
整合性の取れない記憶と首に感じる異物、暗殺者としての勘が緊急事態の発生を告げる。
私は眼球だけを動かして室内の様子を観察する。目を覚まし、顔を上げるクラスメイトの姿。
移動中にバスの車内で転寝してしまった私は、見知らぬ教室で目を覚ました。
整合性の取れない記憶と首に感じる異物、暗殺者としての勘が緊急事態の発生を告げる。
私は眼球だけを動かして室内の様子を観察する。目を覚まし、顔を上げるクラスメイトの姿。
でも、いない。黒嵜さんの姿がどこにもない。護衛対象を見失ってしまった。
彼女のボディガードとして寝食を共にし、同じ学校に通っていたというのにこの失態、
このままでは任務の遂行に支障を来たしかねない。駒としての価値すら失いかねない。
彼女のボディガードとして寝食を共にし、同じ学校に通っていたというのにこの失態、
このままでは任務の遂行に支障を来たしかねない。駒としての価値すら失いかねない。
やがて担任の蝶野杜夫が現れ、クラスの全員で殺し合いを行なうよう教え子たちに命令した。
そして生徒一同の生殺与奪権を自身が完全に掌握していることを見せつけるように
最強堂勇太(さいきょうどう・ゆうた/男子十番)の首をスイッチ一つで弾き飛ばした。
蝶野先生は、殺し合いを行なうことが教育委員会の方針なのだと言った。
バスの中では一緒だったはずの黒嵜さんが消えていることについては、何の説明もなかった。
そして生徒一同の生殺与奪権を自身が完全に掌握していることを見せつけるように
最強堂勇太(さいきょうどう・ゆうた/男子十番)の首をスイッチ一つで弾き飛ばした。
蝶野先生は、殺し合いを行なうことが教育委員会の方針なのだと言った。
バスの中では一緒だったはずの黒嵜さんが消えていることについては、何の説明もなかった。
私は何も訊けなかった。私の正体、つまり、私がマフィアの幹部子飼いの暗殺者であり
黒嵜暁羽の護衛がその任務であることは、誰にも知られてはならないことだから。
黒嵜暁羽の護衛がその任務であることは、誰にも知られてはならないことだから。
もし、蝶野先生やその背後にいる何者かが、黒嵜さんの失踪に関与しているのだとしたら。
彼らが黒嵜さんと対立関係にあり、彼女に何らかの危害を加えるつもりなのだとしたら。
今、ここで黒嵜さんの不在を指摘することは、「私はこんな非常事態時においても
黒嵜さんを気にかけることを忘れていません」と公言するも同然で、それはつまり、
黒嵜暁羽救出に向けて行動を起こしかねない危険分子と見なされるリスクを負うということ。
警戒されてしまっては、救出はさらに狭き門となる。だから、こちらの情報は渡せない。
彼らが黒嵜さんと対立関係にあり、彼女に何らかの危害を加えるつもりなのだとしたら。
今、ここで黒嵜さんの不在を指摘することは、「私はこんな非常事態時においても
黒嵜さんを気にかけることを忘れていません」と公言するも同然で、それはつまり、
黒嵜暁羽救出に向けて行動を起こしかねない危険分子と見なされるリスクを負うということ。
警戒されてしまっては、救出はさらに狭き門となる。だから、こちらの情報は渡せない。
でも、もしも――
そこで、また、意識が途切れる。
次に目覚めたときには暗い部屋、横たわる背に伝わる感触は穏やかだった。
周囲に人の気配はない。慎重に視線をめぐらせ、室内をつぶさに観察する。
その内装は、アメリカの幹線道路沿いにある宿泊施設(モーテル)を思わせた。
次に目覚めたときには暗い部屋、横たわる背に伝わる感触は穏やかだった。
周囲に人の気配はない。慎重に視線をめぐらせ、室内をつぶさに観察する。
その内装は、アメリカの幹線道路沿いにある宿泊施設(モーテル)を思わせた。
身体に異常がないことを確認しながらゆっくり身を起こすと、ベッドが小さく甲高く軋んだ。
目に入ったのは黒い薄手のニーソックスに包まれた自分の足、そしてはだけた淡色のミニスカート。
服は昼間と変わっていない。ただ一点を除いては。違和感が首を抑え付ける。あの首輪、
最強堂くんを一撃で即死に至らしめた爆薬入りの殺人装置が首に嵌まっているのが分かる。
ベッドの脇にはデイバッグだとかデイパックだとか呼ばれている野外活動用の大きな鞄があり、
地図、コンパス、筆記用具一式、非常用の保存食、ペットボトルに入った水、時計、
そして軍用のダガーナイフが入っていた。
目に入ったのは黒い薄手のニーソックスに包まれた自分の足、そしてはだけた淡色のミニスカート。
服は昼間と変わっていない。ただ一点を除いては。違和感が首を抑え付ける。あの首輪、
最強堂くんを一撃で即死に至らしめた爆薬入りの殺人装置が首に嵌まっているのが分かる。
ベッドの脇にはデイバッグだとかデイパックだとか呼ばれている野外活動用の大きな鞄があり、
地図、コンパス、筆記用具一式、非常用の保存食、ペットボトルに入った水、時計、
そして軍用のダガーナイフが入っていた。
血の気の失せた指を黒い柄に添え、ダガーナイフを鞘から抜く。
暗く鈍く輝きを帯びる刃は頑丈で、そして鋭く、効率良く人を殺すための道具だと分かる。
大動脈を正確に狙えば、私の腕力でも一突きで相手を死に至らしめることが出来るだろう。
そのための知識があり、返り血を浴びずに人を殺す技量のある私には相性のいい武器といえる。
暗く鈍く輝きを帯びる刃は頑丈で、そして鋭く、効率良く人を殺すための道具だと分かる。
大動脈を正確に狙えば、私の腕力でも一突きで相手を死に至らしめることが出来るだろう。
そのための知識があり、返り血を浴びずに人を殺す技量のある私には相性のいい武器といえる。
――このナイフで何人の未来を閉ざしたら、私、帰れるのかな。
ベッドから腰を上げた私は緩やかな足取りで部屋を横切り、バスルームの扉をくぐった。
鏡に映る自分のバストアップ、その首に嵌まった異物をつぶさに観察する。
慎重に指を這わせ、ぐるりと一周。女の子のような顔立ちだった最強堂くんの末路、
変わり果てたその姿が不意に脳裏に甦る。この首輪――自身の首から指を離す。
力任せに外そうとすれば、起爆装置が作動するかも知れない。
いや、作動するものと考えた方がいいだろう。そうでないことをこの目で確認するまでは。
鏡に映る自分のバストアップ、その首に嵌まった異物をつぶさに観察する。
慎重に指を這わせ、ぐるりと一周。女の子のような顔立ちだった最強堂くんの末路、
変わり果てたその姿が不意に脳裏に甦る。この首輪――自身の首から指を離す。
力任せに外そうとすれば、起爆装置が作動するかも知れない。
いや、作動するものと考えた方がいいだろう。そうでないことをこの目で確認するまでは。
鏡の中からこちらを見つめる金髪の少女の白い頬を大粒の涙が伝い落ちる。
あの時教室で考えそうになったこと、意識を失う直前に脳裏をかすめたもう一つの可能性。
そう――もし、黒嵜さんが、この殺し合いに関与しているのだとしたら。
蝶野先生やその背後にいる何者かに危害を加えられたのではなく、
彼らと協力関係にあるのだとしたら。或いは、彼らの背後にいるのだとしたら。
それを知らされていない自分はやはり、いくらでも代わりのいるただの捨て駒に過ぎないのだ。
そう――もし、黒嵜さんが、この殺し合いに関与しているのだとしたら。
蝶野先生やその背後にいる何者かに危害を加えられたのではなく、
彼らと協力関係にあるのだとしたら。或いは、彼らの背後にいるのだとしたら。
それを知らされていない自分はやはり、いくらでも代わりのいるただの捨て駒に過ぎないのだ。
分かり切っていたことだけれど、胸が空っぽでなのに痛い。これまでに沢山の人を殺した。
生まれも国籍も年齢も性別も人種も民族も信仰も思想も社会的地位も人柄も問わず、
等しく死を与えてきた。全ての生命は等しく無価値、己を例外扱いになどするつもりはない。
なのにこの寂しさ。末端の捨て駒に過ぎない自分が「ここで死ね」と養父に言われただけ、
ただそれだけのことなのに駒に徹し切れないこの弱さは何なんだろう、もうわけが分からない。
駒に徹することの出来ない暗殺者に“次”はないのに。薬がほしい。この混乱を鎮めるために、
この感情を忘れるために、心そのものを消すために。でも、ここには麻薬がない。
生まれも国籍も年齢も性別も人種も民族も信仰も思想も社会的地位も人柄も問わず、
等しく死を与えてきた。全ての生命は等しく無価値、己を例外扱いになどするつもりはない。
なのにこの寂しさ。末端の捨て駒に過ぎない自分が「ここで死ね」と養父に言われただけ、
ただそれだけのことなのに駒に徹し切れないこの弱さは何なんだろう、もうわけが分からない。
駒に徹することの出来ない暗殺者に“次”はないのに。薬がほしい。この混乱を鎮めるために、
この感情を忘れるために、心そのものを消すために。でも、ここには麻薬がない。
タイル張りの壁に背をもたせかけ、滑り落ちるように座り込む。
陶磁器特有の冷たさが背中から、尻から、足の裏から容赦なく熱を奪ってゆく。
けれども本当に鎮静効果を得たい個所には届かない、むしろ凍えるような心細さに圧迫される。
私は子供のように泣きじゃくった。溢れ出す嗚咽を止めることが出来なかった。
それでも誰かの名前や独り言の類いを一切口にしなかったのは、身に染み付いた警戒心ゆえ。
このバスルームか、隣のベッドルームか、あの鞄やその中身か、この首輪か、
或いはその他の場所に仕掛けられているかも知れない隠しカメラや盗聴機の存在を
意識せずにはいられない、諜報員としての習性ゆえ。壊れたいのに壊れられない。
理性を守る壁の存在が私に自分を突きつける。自分は何者なのかを思い出させる。
陶磁器特有の冷たさが背中から、尻から、足の裏から容赦なく熱を奪ってゆく。
けれども本当に鎮静効果を得たい個所には届かない、むしろ凍えるような心細さに圧迫される。
私は子供のように泣きじゃくった。溢れ出す嗚咽を止めることが出来なかった。
それでも誰かの名前や独り言の類いを一切口にしなかったのは、身に染み付いた警戒心ゆえ。
このバスルームか、隣のベッドルームか、あの鞄やその中身か、この首輪か、
或いはその他の場所に仕掛けられているかも知れない隠しカメラや盗聴機の存在を
意識せずにはいられない、諜報員としての習性ゆえ。壊れたいのに壊れられない。
理性を守る壁の存在が私に自分を突きつける。自分は何者なのかを思い出させる。
手の甲で涙を拭いながら、私はそろりと立ち上った。もう、泣きたいとは思わなかった。
泣いても何も解決しない――身をもってそれを思い知ったのだから、もう充分。
ベッドルームに戻った私はダガーナイフを再び抜き、おもむろにシーツを切り裂いた。
そうして作った幅15~20cm程度の紐状の布を二本、小さく丸めて鞄に詰め込む。
拘束用のロープとして、絞殺用の凶器として、緊急時に活用することを想定しながら。
泣いても何も解決しない――身をもってそれを思い知ったのだから、もう充分。
ベッドルームに戻った私はダガーナイフを再び抜き、おもむろにシーツを切り裂いた。
そうして作った幅15~20cm程度の紐状の布を二本、小さく丸めて鞄に詰め込む。
拘束用のロープとして、絞殺用の凶器として、緊急時に活用することを想定しながら。
そして再びバスルームに行く。部屋を横切る足取りは先程とは違って軽く、早い。
洗面台に並ぶ個別包装された宿泊客用の備品(アメニティ)を一つ一つ確認し、鞄に入れる。
歯ブラシ、チューブ入り練り歯磨き、石鹸、男性用剃刀、綿棒、化粧用コットン――
これらは尋問時に用いるため。いや、拷問用と言うべきだろうか。思わず軽い溜め息が漏れる。
洗面台に並ぶ個別包装された宿泊客用の備品(アメニティ)を一つ一つ確認し、鞄に入れる。
歯ブラシ、チューブ入り練り歯磨き、石鹸、男性用剃刀、綿棒、化粧用コットン――
これらは尋問時に用いるため。いや、拷問用と言うべきだろうか。思わず軽い溜め息が漏れる。
――こんなの“普通の女の子”の発想じゃないわ。
けれども、涙はもう出てこない。この発想――私はまだ駒でいられる。
だからもう行かなければ。己に与えられた任務、黒嵜暁羽の護衛を全うするために。
だからもう行かなければ。己に与えられた任務、黒嵜暁羽の護衛を全うするために。
【C-1 モーテル/一日目・深夜】
【女子十一番:サフィロ・シャリーノ】
【1:私(達) 2:あなた(達) 3:あの人(達)、○○さん・君(苗字)】
[状態]:健康
[装備]:軍用ダガーナイフ
[道具]:支給品一式、宿泊客用アメニティ一式
シーツを切り裂いて作った簡易ロープ(200cm×2本、綿100%)
[思考・状況]
基本思考:任務の遂行(黒嵜暁羽の護衛)
0:ゲームの脱出、もしくは優勝。
1:邪魔者は間引く。他人は信用しない。
2:首輪の解除方法を探す。
3:盗聴を警戒。
[備考欄]
※宿泊客用アメニティ一式の詳細は後続書き手の方にお任せします。
【女子十一番:サフィロ・シャリーノ】
【1:私(達) 2:あなた(達) 3:あの人(達)、○○さん・君(苗字)】
[状態]:健康
[装備]:軍用ダガーナイフ
[道具]:支給品一式、宿泊客用アメニティ一式
シーツを切り裂いて作った簡易ロープ(200cm×2本、綿100%)
[思考・状況]
基本思考:任務の遂行(黒嵜暁羽の護衛)
0:ゲームの脱出、もしくは優勝。
1:邪魔者は間引く。他人は信用しない。
2:首輪の解除方法を探す。
3:盗聴を警戒。
[備考欄]
※宿泊客用アメニティ一式の詳細は後続書き手の方にお任せします。
【??? /一日目・深夜】
【女子七番:黒嵜 暁羽】
【1:私(達) 2:(使用しない) 3:彼(ら)、○○(フルネーム呼び捨て)】
[状態]:???
[装備]:???
[道具]:???
[思考・状況]
基本思考:神の手足となり、その意志を遂行する。
0:???
1:???
2:???
[備考欄]
※現在、行方不明です。詳細は後続書き手の方にお任せします。
【女子七番:黒嵜 暁羽】
【1:私(達) 2:(使用しない) 3:彼(ら)、○○(フルネーム呼び捨て)】
[状態]:???
[装備]:???
[道具]:???
[思考・状況]
基本思考:神の手足となり、その意志を遂行する。
0:???
1:???
2:???
[備考欄]
※現在、行方不明です。詳細は後続書き手の方にお任せします。
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