キョウバテユニゾン ◆dXhnNxERuo
「蝶野を直接攻撃しようと思うの!」
――京終春日がまた馬鹿なこと言い出した。
開始早々、いきなり背後からの襲撃により気絶させられ、
縄を後ろ手に巻かれて捕縛された戸崎繭はそういう感想を思い浮かべる。
どうやらディバッグも、没収されていなかったダイナマイトの信管もこの女に回収されたらしい。
要は、自分は死んだも同然。
自分の命は3-Bのカリスマ女王四天王の一人である京終の手に握られている状態だ。
縄を後ろ手に巻かれて捕縛された戸崎繭はそういう感想を思い浮かべる。
どうやらディバッグも、没収されていなかったダイナマイトの信管もこの女に回収されたらしい。
要は、自分は死んだも同然。
自分の命は3-Bのカリスマ女王四天王の一人である京終の手に握られている状態だ。
「……で、俺を共犯者にしようとしているわけか?」
「ま、その通りってとこかしら。あんたこんなゲーム始まったらすぐ誰か殺しそうだしさ?
私みたいな手綱を引いてあげる人がついてあげなきゃ間違った方向に進んじゃうでしょ?」
「ま、その通りってとこかしら。あんたこんなゲーム始まったらすぐ誰か殺しそうだしさ?
私みたいな手綱を引いてあげる人がついてあげなきゃ間違った方向に進んじゃうでしょ?」
戸崎はため息をついた。
爆殺衝動。誰かを派手に爆発させたい。そういう思想は確かにある。
だが自分は大人しい人間を装って上手く隠してきたつもりだったのだが。
爆殺衝動。誰かを派手に爆発させたい。そういう思想は確かにある。
だが自分は大人しい人間を装って上手く隠してきたつもりだったのだが。
「バレバレ、だったということか。」
「ま、そういうこと。あの教室でみんながビクついてる時に脱出プランを何個か
考案してたんだけどその内の一つが花火職人のあんたに働いてもらう奴でね。」
「ま、そういうこと。あの教室でみんながビクついてる時に脱出プランを何個か
考案してたんだけどその内の一つが花火職人のあんたに働いてもらう奴でね。」
京終は、戸崎から奪い取った信管を指でクルクル回しながら笑みを浮かべる。
「私に支給されたロープにあんたが作る爆弾を引っ掛けて校舎ごとドッカーン。
これでゲームも御終い。……詳しい計画はまた後で話すわ。」
これでゲームも御終い。……詳しい計画はまた後で話すわ。」
【F-2 森林/一日目・深夜】
【女子四番:京終春日(きょうばてかすが)】
[状態]:ゴーイングマイウェイ!
[装備]:
[道具]:ロープ(極長)、ダイナマイトの信管、不明支給品×2
[思考・状況]
基本思考:蝶野をブチ殺して島から脱出
1:とりあえず火薬と燃料を探す
2:功野錬司がちょっと心配
【女子四番:京終春日(きょうばてかすが)】
[状態]:ゴーイングマイウェイ!
[装備]:
[道具]:ロープ(極長)、ダイナマイトの信管、不明支給品×2
[思考・状況]
基本思考:蝶野をブチ殺して島から脱出
1:とりあえず火薬と燃料を探す
2:功野錬司がちょっと心配
【男子十三番:戸崎繭(とざきまゆ)】
[状態]:無気力、頭部損傷(軽)
[装備]:
[道具]:なし
[思考・状況]
基本思考:なんかもうめんどくさいから春日に従う
1:で、俺はなにすんの?
2:誰か爆殺したいが今無理……
[状態]:無気力、頭部損傷(軽)
[装備]:
[道具]:なし
[思考・状況]
基本思考:なんかもうめんどくさいから春日に従う
1:で、俺はなにすんの?
2:誰か爆殺したいが今無理……
投下順で読む
時系列順で読む
| GAME START | 京終春日 | |
| GAME START | 戸崎繭 |