[[ディアボロの憂鬱]]①
ハルヒが毒キノコ色頭をした奴を拾ってきた時には、
本当にどうしようかと思った。
教師が居ないのをいいことに勝手に保健室を開けベットに寝かせると
朝比奈さんと一緒にお粥を作りに行った。
ハルヒの話を聞くと、長門と二人で裁判関係の本を探しに行った時に川に浮いてたらしい。
微動たにしなかったから死んでるかと思ったが、
ハルヒが溜まった水を吐かそうと心臓マッサージをしところ、心臓が動き出したらしいのだが‥‥
「再び停止した」
長門それは死んだって事じゃないか?
「そう。凉宮ハルヒが心臓を潰したから」
「ちょ!いくらなんでも無理だろう心臓潰すなんて!」
「度重なる死亡により、細胞、身体、精神の弱体化が原因と思われる。今は順調に回復してその可能性は無くなった」
そんなこと有り得るのか?
「肺に水が溜まり窒息死したと思われたが衝撃により生存。
同時に血圧低下、心拍機能低下のちに死亡。
しかし保健室に移動後生還。理由不明、生物にはあり得ない状態」
‥‥死者蘇生ってやつか?
しかし、そんなのできるわけない、そうだろ長門?
「そう。」
長門は短く答えたが、顔は納得できないようだった。
いくら長門が言うことでも悪いが信じられない
「その話が本当だとしたら、こうは考えられませんか?」
話を聞いてた古泉が神妙な顔をして口を挟んだ。
「凉宮さんが彼に生きていて欲しいと思ったから、生き返った、と」
背筋がこわばった。
まさか、いくらハルヒでも死んだ奴を生き返らせる事はできないだろう。
そうなったらハルヒは本当のか――
「うっ」
うめき声が聞こえ、ベットを見ると男が頭を押さえて起き上がっていた。
どうやら気がついたらしい‥‥長門が生き返ったって言うのだから生き返ったのだろう、
前テレビで心臓が停止してまた動いた例がある。だから、この男がそうだとしても別に不思議ではない、
俺はそう納得させ、古泉の言葉をかき消した
to be continued...
最終更新:2007年11月08日 14:50