[[ディアボロ]]の溜息③
おれは今奇妙な出来事をほんのちょっぴりだが体験した
い…いや…体験したというよりは全く理解を超えていたのだが…
あ…ありのまま 今起こった事を話すぜ!
『本棚が倒れたらディアボロさんが死んで生き返った。』
な…何を言っているのかわからねーと思うがおれも何が起こったのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……
「痛いが、もう慣れた」
そんな事言われても、机についた貴方の血を見ると何も言えない!
「とりあえず明日は皆さん凉宮さんを刺激せず
言うとおりに従い、なおかつ非現実なのを避けましょう」
聞きなれない注意事項だな、結局今回はこれでお開きとなった。やれやれ
古泉はディアボロを機関まで連れていくと言い、二人で例のタクシーに乗り帰っていった。
「なぁ、長門。あいつの正体って分かるか?」
「分からない、調べても彼の痕跡は出てこない」
ハルヒが目をつける人間はどうして変わり者ばかりなのだろう
‥‥って、そういうのを探してるんだったなアイツは
「親友はともかく娘の居場所くらいは把握できないのか?」
「‥‥」
長門は早口で何かしゃべってる例の高速言語か?
何を言ってるのかさっぱり分からない、いつもより長い気がするが
朝倉みたいに手を刃物に変えないだろうな?
言い終わったのか長門は、口を閉じしばらく黙っている。疲れたのか?
「‥‥分からない」
長門の力をもってしても分からないって、あいつ一体何者なんだ?
長門は分からないのが悔しいのか、調べてみると言い一人マンションに帰っていった。
俺は朝比奈さんと一緒に肩を並べて帰ろうとしたが
「ごめんなさい、私もディアボロさんの事を調べないといけませんから、それに二人に悪いですから」
二人?二人って誰の事ですか?
朝比奈さんに聞いても答えてはくれなかった。
仕方なく一人で家路についたこういう時にハルヒの騒がしさがあればいいとアホな事を考えてしまった
俺は少しまいってるのかもしれない、やれやれ。
to be continued...
最終更新:2008年01月24日 13:13