[[ディアボロ]]の憤慨⑤
「それでだ。あそこの家は本当はお前の家じゃないだろ?」
「ええ、僕が在籍している機関です。さすがに実家は無理なのでそうしました」
俺は気をとりなおして、本題に入る。
今回の死因は頭蓋骨陥没だ。何でできてるんだ?まな板と俺の頭は
「お前等が言うとおりなら俺はハルヒに呼ばれて来た。
なら、それは何でだ?超能力者はもう居るじゃないか、同じ力を欲しがるとは思えない」
「あなたの能力が凉宮さんにとって面白いと思う能力なら、ありえますよ」
こいつ、俺の力を聞き出そうとしている。油断ならない奴だ
だいたい俺の能力知ってどうする利用しようかとおもってるのか?
喰えない奴だ。あと一々笑うな!何がそんなに楽しいんだか見ていてむかむかする!
それにおあいにくだが、俺はスタンドを失った。
能力をくらったせいで出せないと思ったが、どうやら能力も出せない体になってしまったようだ
これもGEレクイエムのせいなのだろうか?
スタンド能力が消える。そんな話聞いた事もないが考えられるのはそれだけだ
「それはないな、理由は言えないがソレだけは有り得ない」
誤魔化すつもりで言ったのだが
古泉は考えもせず、さも答えのごとく自信ありげに答えた
「あなたを救いたかったんですよ」
「はぁ?」
思わず間の抜けた声を出してしまった。
おいおいおいおい何を言っているんだこの優男はヤニが切れたか?
それとも、こいつは麻薬中毒者か?
古泉はハルヒを神と言った。だからそんな考え方なのだろうか?
無茶苦茶だ。ファンタジーやメルヘンなんかじゃないんだから神なんて居るわけない。
「あなたは生死をループする事に、誰かに救いを求めたんじゃないですか?」
確かに、こいつの言うとおり助けを望んだが
本当にそんな力がアイツに有るのか?
俺が疑いの眼差しで古泉を睨むと、笑顔を絶やさないで力強く言った
「凉宮さんは、あなたを助けたいんですよ」
馬鹿らしい、そう思いつつ心のどこかで願った。
俺を助けてくれと
to be continued...
最終更新:2008年01月10日 12:41