えるぺしおすりー
元の機体は後退翼だったと思われるが、 現在のミ帝の技術力ではエンジンの推力が足りないためにその性能が生かせず、仕方なく「ゲルニカ」や「
マリン」を参考にしテーパー翼を採用した。また、機内圧力調整用の
風神の涙の出力の一部を揚力発生に割り振っている。
最高速度の詳細は不明だが、爆撃戦闘型のジグラント2の最高速度が
時速510kmであることから時速510km以上は出る可能性が高い。
機体をぐるりと半周するエアインテークと、
Ye-8のようなフィンが特徴的。パッと見はまぁまぁかっこいいが、どことなく違和感が漂う見た目をしている。そしてよくよく見ると、境界層隔壁(ダイバータ)が見当たらなかったり
コンダイノズルとテールコーンが同棲していたりとかなり非合理的な設計。
…なんというか、ミ帝らしさがたっぷり詰まっている。このデザインを考え出した高野氏はすごいと思う。
元はどんな機体だったのかについては、P-59(機首や翼が類似)からF-16(インテークが類似)まで様々な憶測があるが、第三世代ジェット戦闘機相当だとする声が強い。が、前述したように文字通り”魔”改造を受けているらしいので、原型を予想するのは難しいのではという意見もある。
何にしろ、元の機体が魔帝基準で新型か旧式かが不明なため、ここから魔帝の技術力を予想することはできない。
本編での活躍
フォーク海峡海戦でカルトアルパス海軍飛行隊第七制空団所属の42機がグラ・バルカス帝国海軍の空母機動部隊の迎撃に向かうが、
アンタレス型艦上戦闘機30機の奇襲を受けて全滅。その後も後続の機体が戦闘していたが、壊滅的な被害を負ったと思われる。
バルチスタ沖大海戦でも攻撃隊の護衛として出撃していたが、こちらも全機撃墜された。その後はグラ・バルカス帝国海軍の攻撃隊の迎撃として戦闘しているのが確認できる。
このよう一見するとやられ役にしか見えないのだが、意外にも直接戦闘したグラ・バルカス帝国海軍のパイロットからの評価は高く、ケイン神王国の機体に匹敵する強力な機体と評価されている。実際にフォーク海峡戦でも善戦した機体がいたらしく、バルチスタ大海戦ではグラ・バルカス帝国海軍の攻撃隊を高空から駆逐しつつあるという記述があることから全く無力なわけでも無いようである。
また作中の描写から考察すると性能差で一方的にやられているというよりは、奇襲されてジェット機の苦手とする格闘戦に誘い込まれて負けるといった、パイロットの練度や運用に問題があるようなやられ方をしている。またフォーク海峡戦でアンタレスのパイロットが「ドッグファイトになったら容易く撃墜できる」と言ってるため、グラ・バルカス帝国側はこの特性を強く意識して戦っているのが分かる。このことから善戦した機体は、ドックフォイトではなく一撃離脱を徹底して戦ったと思われる。
物語最新話時点での配備状況等は不明だが、偵察型がデータリンク機能を搭載するようになったのと神聖ミリシアル帝国が日本の技術を積極的に学んでることから、大幅に強化された改修型や新型が配備されている可能性は高いと思われる。
※既存の[[コメント]]に返信する場合、返信したい[[コメント]]の左側にチェックを入れて下さい。
過去のコメント
ここを編集
〔最終更新日:2025年11月02日〕
最終更新:2025年11月02日 08:19