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724 : ◆/BV3adiQ.o :2009/07/03(金) 20:10:46.38 ID:N20v97qu0
梓(今日は、唯先輩と二人きりで初めてのお出かけの日。……なんだけど)
唯「わー! このわんちゃんかわいい~」
女「あら、この子の可愛さを解ってくれるのね。嬉しいわ」
唯「えへへ。わかりますよー」
梓(唯先輩は私のことをほったらかして動物とじゃれあってばかり……。可愛いのは解るけどもう少し私のこともかまってほしい……)
女「それじゃ、またね」
唯「はい! わんちゃんばいば~いっ」
犬「わんっ」
726 : ◆/BV3adiQ.o :2009/07/03(金) 20:12:13.46 ID:N20v97qu0
唯「わんちゃんかわいかった~。今日はいいことがあるかも~」
梓「もう……。先輩、はしゃぎすぎですよ」
唯「だってあずにゃんと二人きりのお出かけだよ? ずっと楽しみにしてたんだから当然だよ~」
梓(ピクッ)
唯「あ……。でも、あずにゃんはあんまり楽しくないのかな……?」
梓「そ、そんなことはありませんよ。私も楽しみにしてましたし、昨日もあんまりよく眠れなかったです……あ」
唯「ふっふーん♪ あずにゃんかわいいね~」
梓「ち、ちがいますよ! いまのは口が滑ったっていうか、その……そう! 冗談だったんですよっ」
唯「またまた~。照れ隠しはよくないよ~?」ニヤニヤ
梓「ううう……」ボッ
唯「あっ! ――気絶しちゃった。ちょっとからかい過ぎたかな……」
729 : ◆/BV3adiQ.o :2009/07/03(金) 20:13:05.64 ID:N20v97qu0
梓(何かが頭を撫でてる……。あったかいな……)
唯「あずにゃんの髪の毛さらさらで気持ちいいな~」
梓(唯先輩……? ところで私は今どこにいるんだろう。私の記憶が正しければ外で気を失って……?)
唯「あずにゃん起きないねえ~。もう夕方になっちゃうよ……」
梓(夕方!? 気を失ったのが午前中だからもう6時間も経ったってこと!? そんな……せっかく楽しみにしてたのに)
唯「まあ、あずにゃんのかわいい寝顔が見られたから十分だけど……」
梓(ずっと見てたんですか……)
唯「できればもっと一緒に歩きたかったかな……」
梓(先輩……。私も先輩と一緒にもっと歩きたかったです)
唯「――大好きだよ。あずにゃん」
梓(――私も、先輩のことが大好きですよ)
Fin
フヒヒ