「知られざる物語Ⅱ」(2011/06/06 (月) 17:36:37) の最新版変更点
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AM2:00
「お、あった…」
なんとか見つかった。
「まさか進入前に落としてるとはな…」
オレ、池谷真紅はさっきまで一樹たちロリロリハンターズの仲間たちと
一緒に深夜の小等部校舎でミッションをしていた。
だけど、オレは財布を落とすなんてヘマをやらかしちまって…一人探してたところだ。
なんたってあの中には
(あーっはっはっはっ!)の写真や
(それと便座カバー)なブツや
(一撃で叩き割ってあげるよぉ!)な(禁則事項です)、
それに(三分間待ってやる)など…色々入ってるからなw ※()内はご自分でご想像ください
「さて、そろそろ戻るか…ん?」
そう思って立ち上がろうとすると、校庭と小等部校舎の間に人影が見えた。
「こんな時間に…一体誰だ?」
『お前もだろ』という突っ込みは受け付けない(キリッ
しかし…この時間、しかもあの場所に警備員は配備されていないはず。
「もしや…時間が変更されたのか?」
そうだとすると、これからの計画に支障が出る。ちょっと調べておく必要があるな…。
「おかしいな…こっちに行ったはずなんだが」
人影を追って校庭へいったところ、校長の銅像のところで見逃してしまった。
「角を曲がったところまでは確かに見たんだがなぁ…」
こんな暗闇の中で闇雲に探しても見つからないし、戻るか…。
そう思ったとき、目の前に校長の銅像が目に入った。
「これは…あの憎い校長じゃねぇか…」
そう、この校長には色々と私怨がある。
オレが(教師に連れられて)校長室を訪れてるのに、茶の一つも出してくれない。
それに今回の小等部予定変更に一枚噛んでるだろう。
オレたちの天敵、生徒会顧問の教頭に指示を出してるのもコイツだ。
それにコイツ、校長という良い地位にありながら…妻子持ちだ。リア充爆発しろ!
「と、いうことで…ちょっとぐらい許せ、よ!」
オレはたまたま落ちていた野球ボールを握り、銅像にぶん投げた。
ボールは銅像の顔面を捉え、思い切りぶつかる――はずだった。
ガンッ!
が、なにか…見えない壁?のようなものにはじかれる。
「・・・ん?」
目をこらして見るが、やはりなにもない。
もう一度投げてみる。
やっぱりはじかれる。
「ど、どうなってんだ・・・?」
確かに何も無いはずなのに、ボールがはじかれる。
正直「意味☆不明」だが、面白いので何度か続けていると、
「なんだね、君は?」
目の前に…突然グラサンをかけた男が現われた!
こ、コイツは…
「や、闇磯野!?」
間違いない。GX三期に登場したあの闇磯野だ!
「磯野?私はサザエさん時空ではないぞ?」
その突っ込みもかなりどうかと思う。
えーと…あれ、コイツの正式名称ってなんだっけ…?
「しかし何者だね、君は?」
それはオレの台詞だ。
「人に名を尋ねるときは自分から名乗るもんだぜ?」
とりあえず先人に習い、お約束と台詞を口にする。
しかし、
「君に名乗る名などない」
そうあっさり断られる。
「君に用はない、はやく――」
あ。思い出した。
「あぁ、あんたミスターTか。
正体はダークネスの分身たる存在、身体はデュエリストの思いが
込められていない漆黒のカード(デュエルディスクに反応しないと
されたカード)で構成されてる…だっけ?正直、うろ覚えだけどさ」
「な・・・!?」
「あとは他の人間の姿をコピーしたり、相手に暗示をかけて
正常に姿を認識できなくさせたり・・・ホントに人間業じゃないな」」
「・・・・・・」
「ま、そんなのが存在するわけないし…勘違いだな」
「・・・そこの君」
唐突に声をかけられる。
「ん、なんだ?」
「会ったばかりだが…。君は真実に近づきすぎている、ここで消去させてもらおう」
・・・ひょ?
「さぁ、ディスクを構えたまえ。君の存在は私の計画に邪魔なようだ」
え、な、なんだ?もしかして、さっき言ったこと…図星だったのか!?
「どうしたのかね。まさか怖気づいたとは言わないだろうね?」
「だ、誰が怖気づいてる!?」
とは言ったもの・・・さっきのがマジだとすると、コイツは正真正銘のバケモンだ。
勝算は低い・・・とは言っても、逃げさせてくれる相手じゃないだろう。
腹を括れ・・・オレ。勝てばいいんだ。
そう覚悟を決め、オレはデュエルディスクを構えた。
池谷真紅
『紅の鼓動』
vs
ミスターT
『黒羽の帳』
「オレのターン、ドロー!」
オレの先攻で始まる。初手は・・・正直残念だ。
ドローカードは…『万能地雷グレイモヤ』。
《万能地雷グレイモヤ》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
相手フィールド上に表側攻撃表示で存在する
攻撃力が一番高いモンスター1体を破壊する。
「モンスターをセットし、カードをセット。ターンエンドだ」
いま伏せたモンスターは『暗黒ステゴ』のカード。
《暗黒ステゴ》
効果モンスター
星4/地属性/恐竜族/攻1200/守2000
このカードが相手モンスターの攻撃対象に選択された時、
このカードは守備表示になる。
コイツは守備の硬い優秀な壁モンスターだ。
まずこのターンはこの二枚で様子を見よう…。
「私のターン、ドロー!」
しかし、まさか予想がドンピシャだったとはな。迂闊に喋るもんじゃないぜ…。
「私は魔法カード【手札抹殺】を発動する」
《手札抹殺》
通常魔法(制限カード)
お互いの手札を全て捨て、それぞれ自分のデッキから
捨てた枚数分のカードをドローする。
「さぁ、手札を捨ててカードを引きたまえ」
「助かるぜ。そんなに引きが良くなかったもんでな」
オレの手札は4枚、4枚ドローか。
ミスターT
BF-大旆のヴァーユ→墓地へ
BF-大旆のヴァーユ→墓地へ
BF-暁のシロッコ →墓地へ
トラップ・スタン →墓地へ
ライトロードハンター・ライコウ→墓地へ
真紅
奇跡のジュラシック・エッグ→墓地へ
真紅眼乃鳥竜→墓地へ
紅結晶の採掘→墓地へ
真紅眼乃恐暴竜→墓地へ
「・・・おいおいおいおい!お前落ち良すぎだろ!?」
というかコイツ、墓地BFかよ!?
「ふふふ…私は『BF-強風のブレイヴ』を捨て、手札から【BF-漆黒のデモンウィング】を特殊召喚する」
《BF-漆黒のデモン・ウィング》
ダークチューナー(効果モンスター)
星-12/闇属性/鳥獣族/攻2000/守1000
手札を一枚捨てることで、手札からこのカードを特殊召喚することができる。
このカードのアドバンス召喚に成功したとき、自分の墓地から、レベル4以下の
「BF」と名の付くモンスター1体を特殊召喚することができる。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効になる。
「だ、ダークチューナー!?なんでお前がそんなカードを!?」
てか、ダークチューナーはアニメの産物じゃなかったのか!?
「ふふふ…これから消える君に教える必要はない。
一つ言うなら…ダークシンクロには怨念が秘められていてね…それを利用させてもらっているわけだ」
怨念…あぁ、エクシーズとかエクシーズとかエクシーズか。
確かにフレーバーの色とか星の位置とか…総合的に丸被りだからなぁ。
「感心してる場合かね?いま捨てた【BF-強風のブレイヴ】の効果――墓地からこのカードを特殊召喚する」
《BF-強風のブレイヴ》
(効果モンスター)
星2/闇属性/鳥獣族/攻1000/守 0
このカードが手札から捨てられ、墓地へ送られたとき、墓地から特殊召喚する。
このカードの効果、特殊召喚に魔法・罠カードの効果を発動することはできない。
このカードを「BF」と名の付くモンスターのシンクロ召喚にしか使用することができない。
「レベル2、強風のブレイヴに、レベル-12、漆黒のデモンウィングをダークチューニング!
闇と闇重なりし時、絶望への扉は開かれる!光無き世界へ!ダークシンクロ!出でよ、【BF-深遠のデモンウィンド】!」
《BF-深遠のデモン・ウィンド》
(ダークシンクロモンスター)
星-10/闇属性/鳥獣族/攻2800/守2500
ダークチューナー+「BF」と名の付くモンスター
このカードはダークシンクロでしか特殊召喚できない。
1ターンに1度、自分のデッキから闇属性モンスター1体を墓地に送ることができる。
このカードがフィールド上に存在する限り、エクシーズモンスターの効果は無効化される。
「ダークシンクロモンスターだと!?しかもちゃっかりエクシーズメタ効果まで持ってやがる!」
余程恨みがあるらしいな…エクシーズに対して。
「ふふふ…私はデモンウィンドの効果を発動。デッキから『BF-暁のシロッコ』を墓地へ送る」
チッ…これでヴァーユとシロッコが二組…まずいな。
「さらに墓地の『BF-大旆のヴァーユ』の効果を発動する」
《BF-大旆のヴァーユ》
チューナー(効果モンスター)
星1/闇属性/鳥獣族/攻 800/守 0
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカードをシンクロ素材とする事はできない。
このカードが墓地に存在する場合、このカードと墓地に存在するチューナー以外の
「BF」と名のついたモンスター1体をゲームから除外し、
そのレベルの合計と同じレベルの「BF」と名のついた
シンクロモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
「私は墓地の大旆のヴァーユと暁のシロッコを除外し――【BF-アームズ・ウィング】を特殊召喚する!」
《BF-暁のシロッコ》
効果モンスター
星5/闇属性/鳥獣族/攻2000/守 900
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードはリリースなしで通常召喚する事ができる。
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する
「BF」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの攻撃力は、そのモンスター以外の
フィールド上に表側表示で存在する「BF」と名のついた
モンスターの攻撃力の合計分アップする。
この効果を発動するターン、選択したモンスター以外の
モンスターは攻撃する事ができない。
《BF-アームズ・ウィング》
シンクロ・効果モンスター
星6/闇属性/鳥獣族/攻2300/守1000
「BF」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードは守備表示モンスターに攻撃する場合、
ダメージステップの間攻撃力が500ポイントアップする。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
「さらに再び墓地の『BF-大旆のヴァーユ』の効果を発動する。
墓地の大旆のヴァーユと暁のシロッコを除外し――【BF-アームズ・ウィング】を特殊召喚させてもらおう」
「ま、まわりすぎじゃねぇか…w」
ダークシンクロといい、引きの良さといい…コイツ、一体何者だ?
「バトルフェイズ、デモン・ウィンドで伏せモンスターを攻撃!」
「罠カード発動、【万能地雷グレイモヤ】!デモンウィンドを破壊だ!」
目の前でモンスターの吹き飛ぶエフェクトが入る。
よし、これでこのターンはなんとか――
「ふふふ…残念だが、破壊されたデモン・ウィンドのもう一つの効果を発動!」
《BF-深遠のデモン・ウィンド》
(ダークシンクロモンスター)
星-10/闇属性/鳥獣族/攻2800/守2500
ダークチューナー+「BF」と名の付くモンスター
このカードはダークシンクロでしか特殊召喚できない。
1ターンに1度、自分のデッキから闇属性モンスター1体を墓地に送ることができる。
このカードがフィールド上に存在する限り、エクシーズモンスターの効果は無効化される。
このカードが破壊され、墓地へ送られたとき、エクストラデッキから「BF」と
名の付くシンクロモンスター1体を特殊召喚することができる。
この効果で特殊召喚したシンクロモンスターの効果は無効化される。
「破壊されたことにより、エクストラデッキから【BF-孤高のシルバー・ウィンド】を特殊召喚させてもらおう」
《BF-孤高のシルバー・ウィンド》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/鳥獣族/攻2800/守2000
「BF」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
フィールド上に表側表示で存在する、
このカードの攻撃力よりも低い守備力を持つ
モンスターを2体まで選択して破壊する事ができる。
この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行う事ができない。
また、相手のターンに1度だけ、
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上に存在する「BF」と名のついたモンスターは戦闘では破壊されない。
「墓地肥やしの上にシンクロモンスターを呼べるだと!?インチキ効果もいい加減にしろ!!」
なんなんだ、その墓地BFのためにあるようなモンスターは!?
「これが闇の力なのだよ…シルバー・ウィンドで伏せモンスターを攻撃!」
BF-孤高のシルバー・ウィンド ATK2800 vs 暗黒ステゴ DEF2000
暗黒ステゴを撃破!
「君には消えてもらおう…二体のアームズ・ウィングでダイレクトアタック!」
もう、オレには手が残されていない。
コイツとのデュエルってことは…負けたら死んじまうのかな…。
まだ死にたくねぇ…もっとロリロリハントをしたかった、一樹や教諭と馬鹿をやりたかった。
もっと…リア充したかったな…
&italic(){そうしてオレは目を閉じ、訪れる闇に身を委ねた―――。}
パァン!
突如鳴り響いた銃声で意識が覚醒する。
オレにとどめをさすハズだったアームズ・ウィングは、目の前で攻撃をする直前で硬直し、消えた。
一瞬、何が起きたか理解できなかった。しかし、
「またキミか。一体何度私の邪魔をすれば気が済むのかね」
そう言うミスターTのサングラスには銃弾が刺さっていて、不気味というか間抜けというか…なんだか滑稽なのは理解できた。
その視線の先に目を向けると、
「ソレは私とは無関係だ、巻き込む必要も無い」
学生服に身を包んだ、仮面(なんかリ〇バスの某時風さんのにソックリなような…)の男が立っていた。
「・・・ていうかソレってなんだよ、ソレって!」
「少し黙っていろ」
「うっ」
仮面男に機械のような音で軽く一蹴される。
しかし…コイツは一体何者だ?少なくともTの味方ではないみたいだが…。
「ふむ…しかし私はそこの彼とデュエルをしていたのだ。横槍は無粋ではないかね?」
そうだそうだ!…と言うべきなんだろうが、仮にも命を救われた身である以上、黙っておこう…。
「イカサマをしてまで勝ちたいか?想像以上の下種か」
…ん、イカサマ?まさか、さっきのはイカサマだったのか!?
「ふん…なにを証拠に言っているのだね?そもそも――」
「 そ れ は 嘘 だ な ? 」
Tの言葉を遮り、そう断言する。
その言葉は絶対な自信が含まれており、すべてを見抜くような目を向ける。
「・・・・・・」
先ほどまでの威勢をなくし、Tが沈黙する…つまり、図星か!?
「あの程度のトリックで欺ける思うな、自惚れもいいところだな」
挑発をし始める。
「・・・いいだろう。そこまで言うのなら、実際に試してみるがいい」
そう言ってディスクを構える――あれ、オレ忘れられてね?
???
『無間地獄』
vs
ミスターT
『黒羽の帳』
「私のターン、ドロー!」
Tの先攻でデュエルが始まる。
「【ダーク・グレファー】を召喚」
《ダーク・グレファー》
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1700/守1600
このカードは手札からレベル5以上の闇属性モンスター1体を捨てて、
手札から特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、手札から闇属性モンスター1体を捨てる事で、
自分のデッキから闇属性モンスター1体を墓地へ送る。
「手札の『BF-暁のシロッコ』を捨て、デッキから『BF-大旆のヴァーユ』を墓地へ送らせてもらう」
ヤツめ…早速墓地シンクロの種を準備しやがったか。
「ターンエンドだ」
「ドロー」
仮面男のターンは始まる。コイツはなにを使うんだ…?
「【インフェルニティ・デーモン】を召喚」
《インフェルニティ・デーモン》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守1200
自分の手札が0枚の場合にこのカードをドローした時、
このカードを相手に見せる事で自分フィールド上に特殊召喚する。
また、このカードが特殊召喚に成功した時、自分の手札が0枚の場合、
自分のデッキから「インフェルニティ」と名のついたカード1枚を
手札に加える事ができる。
仮面のデッキはインフェルニティか…。
「バトルフェイズ。デーモンでグレファーを攻撃、『「ヘル・プレッシャー』!」
インフェルニティ・デーモン ATK1800 vs ダーク・グレファー ATK1700
ダーク・グレファーを撃破!ミスターTに100のダメージ!
ミスターT 4000→3900
「魔法カード【おろかな埋葬】を発動」
《おろかな埋葬》
通常魔法(制限カード)
自分のデッキからモンスター1体を選択して墓地へ送る。
「デッキから『インフェルニティ・リベンジャー』を墓地へ送る。
さらにリバースカードを三枚セットし、ターンエンド」
「私のターン!」
ドローしたカードを見て、ミスターTが嫌らしい笑みを浮かべる…。
「私の墓地の闇属性モンスターは3枚…この意味が分かるかね?」
「・・・・・・」
墓地…闇属性…三枚…まさか!?
「いでよ、【ダーク・アームド・ドラゴン】!」
《ダーク・アームド・ドラゴン》
効果モンスター(制限カード)
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地に存在する闇属性モンスターが3体の場合のみ、
このカードを特殊召喚する事ができる。
自分のメインフェイズ時に自分の墓地に存在する闇属性モンスター1体を
ゲームから除外する事で、
フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。
「ふふふ…見たかね?これが絶望と言うものだ」
三ターン目からダムドだなんて…速攻で決める気か。
これじゃ一気に決着が――
「手札から『盗賊の七つ道具』を捨て罠カード発動、【サンダー・ブレイク】」
《サンダー・ブレイク》
通常罠
手札を1枚捨て、フィールド上に存在するカード1枚を選択して発動する。
選択したカードを破壊する
「当然、対象はダムドを選択」
「くっ…」
そうか…召喚時に効果を使えないから、安全に破壊できるのか。
「ならば…墓地の大旆のヴァーユと暁のシロッコを除外し――【BF-アームズ・ウィング】を特殊召喚する!」
「バトルフェイズ。アームズ・ウィングでデーモンを攻撃、『ブラック・トルネード』!」
インフェルニティ・デーモン ATK1800 vs BF-アームズ・ウィング ATK2300
インフェルニティ・デーモンを撃破! ???に500のダメージ!
??? 4000→3500
「モンスターが破壊されたこので、墓地の【インフェルニティ・リベンジャー】の効果を発動」
《インフェルニティ・リベンジャー》
チューナー(効果モンスター)
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードが墓地に存在し、自分の手札が0枚の場合、
「インフェルニティ・リベンジャー」以外の自分フィールド上に存在する
モンスターが相手モンスターとの戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードを墓地から特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚したこのカードのレベルは、
相手モンスターに破壊された自分のモンスターと同じレベルになる。
「破壊されたデーモンのレベルは4、よって、リベンジャーのレベルも4になる。」
これで仮面の場にはレベル4チューナーが…シンクロを狙える!
「では、カードを二枚伏せてターンエンド」
「エンドフェイズ、速攻魔法【サイクロン】を発動」
《サイクロン》
速攻魔法(準制限カード)
フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。
「その伏せカードを破壊」
サイクロンが伏せカードを破壊する。
「『闇次元の解放』を当てたか…運が良いな」
《闇次元の解放》
永続罠
ゲームから除外されている自分の闇属性モンスター1体を選択し、
自分フィールド上に特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、
そのモンスターを破壊してゲームから除外する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。
闇次元の解放…除外されたモンスターと帰還させるカードだ。
これでシロッコを復活させるつもりだったのか…。
「ドロー」
仮面の手札は0、ここでインフェルニティモンスターを引けば優位に進められる…。
「【インフェルニティ・ネクロマンサー】を召喚」
《インフェルニティ・ネクロマンサー》
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻 0/守2000
このカードは召喚に成功した時、守備表示になる。
自分の手札が0枚の場合、以下の効果を得る。
1ターンに1度、自分の墓地から「インフェルニティ・ネクロマンサー」以外の
「インフェルニティ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。
「ネクロマンサーの効果を発動。墓地の【インフェルニティ・デーモン】を特殊召喚」
「ハンドレスコンボか…」
「『インフェルニティ・デーモン』の効果を発動。
デッキから『インフェルニティ・ガン』を手札に加える。そしてカードを一枚セット」
モンスターを二体展開した上にガンまで…恐ろしいコンボだ。
「レベル4、インフェルニティ・デーモンに、レベル4、インフェルニティ・リベンジャーをチューニング。
死者と生者、零にて交わりし時、永劫の檻より魔の竜は放たれる!シンクロ召喚!出でよ、【インフェルニティ・デス・ドラゴン】!」
《インフェルニティ・デス・ドラゴン》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2400
闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分の手札が0枚の場合に相手フィールド上に存在する
モンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択した相手モンスターを破壊し、
破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手ライフに与える。
この効果を発動するターンこのカードは攻撃する事ができない。
「デス・ドラゴンは手札が0枚の場合、相手フィールド上のモンスター一体を破壊できる。
対象のモンスターにアームズ・ウィングを選択、『インフェルニティ・デス・ブレス』!」
ミスターT 3900→2750
「更に永続魔法【インフェルニティ・ガン】を発動」
《インフェルニティガン》
永続魔法(制限カード)
1ターンに1度、手札から「インフェルニティ」と名のついた
モンスター1体を墓地へ送る事ができる。
また、自分の手札が0枚の場合、
フィールド上に存在するこのカードを墓地へ送る事で、
自分の墓地に存在する「インフェルニティ」と名のついた
モンスターを2体まで選択して自分フィールド上に特殊召喚する。
さっき加えたガン…一気にシンクロ召喚で決めるつもりか!
「通しはしない、速攻魔法【サイクロン】を発動。インフェルニティ・ガンを破壊する」
ガンは永続魔法だから破壊されると効果を失う…流石にワンキルは狙えないか。
「ターンエンド」
「私のターン、ドロー!」
カード差では仮面のほうが上だ。このままなら――
「ふふふふふ…魔法カード【ブラック・ホール】を発動させてもらう」
《ブラック・ホール》
通常魔法(制限カード)
フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
「ブラック・ホールはフィールド上のモンスターをすべて破壊するカード。
しかし私の場のモンスターの数は0、よって君のモンスターだけが破壊される」
「・・・」
デス・ドラゴンとネクロマンサーが飲み込まれた。
これで、仮面のカードは伏せカード一枚のみ…。
「私は『BF-強風のブレイヴ』を捨て、手札から【BF-漆黒のデモンウィング】を特殊召喚。
【BF-強風のブレイヴ】の効果発動。手札から捨てたことにより、墓地からこのカードを特殊召喚する」
この流れは…オレのときと同じ!
「ふふふ…私の切り札を見せてやろう。
レベル2、強風のブレイヴに、レベル-12、漆黒のデモンウィングをダークチューニング!
闇と闇重なりし時、絶望への扉は開かれる!光無き世界へ!ダークシンクロ!出でよ、【BF-深遠のデモンウィンド】!」
「ダークシンクロモンスター…」
「その通り!これがダークシンクロ、闇の力というものだよ!」
まずい、このままだと効果で墓地にヴァーユを送られて、墓地のヴァーユと
アームズ・ウィングを除外して『BF-アーマード・ウィング』を特殊召喚されちまう!
《BF-アーマード・ウィング》
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/鳥獣族/攻2500/守1500
「BF」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードは戦闘では破壊されず、
このカードの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
このカードが攻撃したモンスターに
楔カウンターを1つ置く事ができる(最大1つまで)。
相手モンスターに乗っている楔カウンターを全て取り除く事で、
楔カウンターが乗っていたモンスターの攻撃力・守備力を
このターンのエンドフェイズ時まで0にする。
「罠カード発動、【インフェルニティ・ブレイク】」
《インフェルニティ・ブレイク》
通常罠
自分の手札が0枚の場合に発動する事ができる。
自分の墓地に存在する「インフェルニティ」と名のついた
カード1枚を選択してゲームから除外し、
相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。
「墓地の『インフェルニティ・ガン』を除外し、深遠のデモン・ウィンドを破壊」
ヴァーユを墓地に送られなかったが…デモン・ウィンドは破壊されてこそ真価を発揮する…!
「ふふふ…破壊されたデモン・ウィンドのもう一つの効果を発動!
エクストラデッキから【BF-孤高のシルバー・ウィンド】を特殊召喚させてもらう」
攻撃力2800…引導火力には十分なカードだぜ…。
「バトルフェイズ。ダイレクトアタック、『パーフェクト・ストーム』!」
??? 3500→700
「ターンエンドだ…ふふふ、この程度かね?」
仮面はいまハンドレス、フィールドレス…。
ここでなにか、逆転のカードを引かないと負けだな。
「・・・ドロー」
「ドローカードは…【インフェルニティ・エンジェル】」
インフェルニティ・エンジェル
星5/闇属性/天使族/攻2100/守900
自分の手札が0枚の場合にこのカードをドローした時、この
カードを相手に見せる事で自分フィールド上に特殊召喚する。
また、自分の手札が0枚の場合にこのカードが特殊召喚に成功した時、
自分のデッキからカードを一枚ドローする。
「手札が0のときに引いたので、そのまま特殊召喚。
さらに、手札が0枚なのでカードを一枚ドロー」
デーモンじゃなかったか…でも、これでチャンスが増える…。
「【インフェルニティ・リローダー】を召喚」
《インフェルニティ・リローダー》
効果モンスター
星1/闇属性/戦士族/攻 900/守 0
自分の手札が0枚の場合、
1ターンに1度、自分のデッキからカードを1枚ドローする事ができる。
この効果でドローしたカードをお互いに確認し、
モンスターカードだった場合、
そのモンスターのレベル×200ポイントダメージを相手ライフに与える。
魔法・罠カードだった場合、自分は500ポイントダメージを受ける。
「そのカードは…」
「当然手札は0…よって、カードを一枚ドローする」
リローダーは引いたモンスターのレベルの200倍のダメージを与えるカード…。
Tのライフは2750…仮にレベル12を引いても削りきれない。
「ドロー」
ここはダメージを受けてでも、挽回できる魔法・罠を引けないと負けだ…。
「ドローしたカードは…レベル1、『インフェルニティ・サキュバス』。
よって、200ポイントのダメージを与える」
ミスターT 2750→2550
「ふふふ…運が尽きてしまったようだね。ここでモンスターカードをドローするとは」
最悪だ。このターン、仮面はすでに通常召喚を行なっている。
つまり、このターンにできることはもう、ない…。
「ターンエンド」
―Side ミスターT―
「私のターン!ドロー」
『王宮の弾圧』…いまは必要のないカードだ。
「これで消えてもらおう。シルバー・ウィンドでリローダーを攻撃、『パーフェクト・ストーム』!」
爆風の煙が、互いのプレイヤーを包み込む――。
ふっふっふっ…これで邪魔者を消し去った。
「・・・まだデュエルは終わっていない」
煙の中、そう声が響く。
「な、なに!?」
バカな!?確かにいまとどめをさしたはずだ!
しかし、ヤツは確かにそこに立っている…。
「フィールドをよく見てみるといい…」
フィールドだと?
ヤツのフィールドにはエンジェルとリローダーが―――!?
「な、なんだそのモンスターは!?」
ヤツの場にはモンスターが二体だったはずだ、なぜ一体増えている!?
「シルバー・ウィンドの攻撃宣言時、【インフェルニティ・サキュバス】の効果を発動した」
《インフェルニティ・サキュバス》
チューナー(効果モンスター)
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
自分の手札がこのカード一枚のみで、相手モンスターが自分フィールド上の
「インフェルニティ」と名の付くモンスターに攻撃宣言したとき、発動できる。
その攻撃を無効にし、このカードをフィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードがフィールドから離れる場合、ゲームから除外する。
「よってシルバー・ウィンドの攻撃は無効となる」
「まさか土壇場で引いたあのカードにそんな効果があるとは…」
だが、私の勝利は揺るがない。
「カードを一枚伏せ、ターンエンドだ」
「ドロー」
当然、伏せは『王宮の弾圧』のカード。
《王宮の弾圧》
永続罠(制限カード)
800ライフポイントを払う事で、
モンスターの特殊召喚及び、モンスターの特殊召喚を含む効果を無効にし破壊する。
この効果は相手プレイヤーも使用する事ができる。
このカードさえあれば、サキュバスからのシンクロ召喚など無駄なことだ。
「ドローカードは【インフェルニティ・デーモン】、効果を発動する」
「ふはは!その運命力は認めてやろう!だが!永続罠【王宮の弾圧】!
ライフを800払い、インフェルニティ・デーモンの効果を無効にし、破壊する!」
ミスターT 2550→1750
「・・・なるほど」
これで万策尽きたはず…私の勝――
「まだ終わっていない。リローダーの効果を発動。カードをドロー」
リローダー…だが、レベル9以上のモンスターなど、入れる余地はないはずだ。
「ドローカードは…『サイクロン』。モンスターでないので、500ダメージを受ける」
「サイクロンだと!?」
??? 700→200
「そう。ダメージを受けてしまったけど、関係ない。
速攻魔法【サイクロン】を発動。対象は『王宮の弾圧』を選択」
くっ…これで特殊召喚封じができなくなったか…。
「これで気兼ねなく特殊召喚ができる。
レベル1、インフェルニティ・リローダーに、レベル1、インフェルニティ・サキュバスをチューニング。
此処に集いし魂魄が更なる力の境地へ誘う! 勝利への糧となれ! シンクロ召喚!限界への扉 、シンクロチューナー、【フォーミュラ・シンクロン】!」
《フォーミュラ・シンクロン》
シンクロ・チューナー(効果モンスター)
星2/光属性/機械族/攻 200/守1500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
自分のデッキからカードを1枚ドローする事ができる。
また、相手のメインフェイズ時、自分フィールド上に表側表示で存在する
このカードをシンクロ素材としてシンクロ召喚をする事ができる。
「シンクロチューナーか…」
「『フォーミュラ・シンクロン』のシンクロ召喚に成功したとき、カードを一枚ドローする」
しかし…フォーミュラ・シンクロンのレベルは2。
インフェルニティ・エンジェルのレベルは5…レベル7のシンクロモンスターでシルバー・ウィンドを倒すことは出来まい。
「残念だな」
「・・・なに?」
「お前のターンは、もうまわってこない」
「なんだと!?」
「【インフェルニティ・ネクロマンサー】を召喚」
こ、ここでそのカードを引き当てたというのか!?
「ネクロマンサーの効果――墓地の【インフェルニティ・デーモン】を特殊召喚。
効果により、デッキから『インフェルニティ・ブレイク』を手札に加え、カードをセット」
くっ…この流れは、シンクロ召喚か!
「レベル5、インフェルニティ・エンジェルと、レベル3、インフェルニティ・ネクロマンサーに、レベル2、フォーミュラ・シンクロンをチューニング。
天使と悪魔、零にて交わりし時、混沌の闇より死神は解き放たれる!シンクロ召喚!地獄の堕天使、【インフェルニティ・デス・エンジェル】!」
インフェルニティ・デス・エンジェル
星10/闇属性/天使族/攻2800/守1000
シンクロ・効果モンスター
チューナー+インフェルニティ・エンジェル+「インフェルニティ」と名のつくチューナー以外のモンスター一体以上]
このカードはシンクロ召喚でしか特殊召喚できない。
自分の手札が0枚のとき、一ターンに一度だけ、相手の罠カードの発動と効果を無効にし、破壊することができる。
このカードが破壊され、墓地へ送られたとき、相手フィールド上のカード一枚を選択し、除外する。
「わざわざエースモンスターを召喚するとは…」
「バトルフェイズ。インフェルニティ・デス・エンジェルでBF-孤高のシルバー・ウィンドを攻撃、『カオス・インフィニティ』!」
インフェルニティ・デス・エンジェル ATK2800 vs BF-孤高のシルバー・ウィンド ATK2800
相打ち!互いのモンスターが消滅!
「これで終わりだ。インフェルニティ・デーモンでダイレクトアタック、『ヘル・プレッシャー』!」
ミスターT 1750→0
DUEL END
WINEER ???
―Side 真紅―
すげぇ・・・あの状況から勝ちやがった!
「相変わらず他愛も無い」
敗者に冷たくそう言い放つ仮面。
他愛も無いって・・・結構ギリギリに見えたのはオレだけか?(殴
「あの『ブラック・ホール』のカード・・・イカサマだな。
まぁ、あの程度で負ける私ではない。そんな下らない手は使わないことだ」
あのブラホはイカサマだったのか・・・全くトリックが分からなかったぜ。
幻覚を見せていた、とかそういう類なのか?
「フフフ…流石だな。見抜いていたとはな」
「お前・・・そんな手使ってまで勝ちたいかよ?」
「またも君に邪魔をされるとはな…どうやら見くびっていたようだ」
「また無視かよ!?」
そう言うTの体は少しずつ闇へ溶けていく。
「またも遅れをとったが…次こそは更なる力で君を迎えよう。フフフッ…楽しみにしてくれたまえ」
そう言い残し、完全に溶けていった。
畜生・・・最後まで無視しやがって…。
「さて」
仮面が振り返る。
相変わらず温かみの無い機械音で・・・不気味だ。
「これに懲りたら、深夜に校内を徘徊するのは止めるんだな」
言われずとも遠慮願うところだ。
あんなのとデュエルなんて・・・願い下げだからな。
「それだけだ。忠告はした」
そう言うと、仮面は校舎の方へ消えていった。
オレは追いかけようとしたが、足が棒になって動かなかった。
「ご苦労様だったな、一樹」
あの後、オレは教諭の元へ戻った。
一樹より先に到着したみたいで、一樹も戻ってきたので声をかける。
しかし・・・あの二人は一体なんだったんだ?
「うん、お疲れ真紅。財布は無事だった?」
「あ、あぁ…無事だったぞ」
思わず少しどもってしまう。
幸い、一樹や教諭には気付かれずに済んだようだ。
あんな・・・非現実的な能力を持った闇磯野。
(某時風のような)仮面を被った謎の男…。
二人とも凄い実力だった。
オレは・・・Tにあっさり負けてしまっている。
仮面は・・・徘徊するのをやめろと言ったが、それだけで解決するのか?
アイツの秘密を知っているオレを、Tは狙おうとするはず…。
なにか対策を考えないとな…。
「まぁ、そんなことはどうでもいい。早く予定表を見せるんDA!」
どうやら、いつの間にか話が進んでいたらしい。
どうやら、教諭が予定表を催促しているようだった。
「え、えーと…」
なぜか一樹が言葉に詰まる。
そのとき、
「うわぁっ…」
デッキからカードが零れ落ちる。
「おいおい、落とすなよ…」
そう言ってカードを拾う。
と、そのとき。
「・・・こ、コイツは予定表じゃねぇか!でかしたぞ一樹!!」
お目当ての予定表が、デッキの中から出てきた。
「おぉ、でかした東!これで次の計画が練れるぞ!」
「あぁ!さっそく計画を練るぜ!」
オレ達はさっそく計画を練りだした。
オレはさっきまでの考えを塗りつぶすように、騒いで計画を考え始めた。
一応ダークシンクロの補足をしておこうと思います。
扱いとしてはシンクロモンスターと同じで、『シンクロ・キャンセル』などが発動できます。
今回はBFのオリカが酷すぎる気がしてならないw
余談ですが・・・実はこの話、ウィキの1ページの限界表示量を超えて、少し削ってます(汗
- 頑張ったなw -- ムラサキ (2011-05-29 23:36:24)
- 頑張ってる・・・けどMr.TのデッキがEHEROビートって書いてあったのは気のせい? -- adaman (2011-05-30 18:04:05)
- 色々デッキ使うんだよ( -- 旅人 (2011-05-30 20:14:34)
- 1つめ見た時は「わけが分からないよ(笑)」状態だったが、これで少しは無い用がつかめた……のか?w 取り合えず番外編だけじゃなくて本編も頑張れよw -- QB?残念、会長でした☆( (2011-06-06 16:15:11)
#comment
AM2:00
「お、あった…」
なんとか見つかった。
「まさか進入前に落としてるとはな…」
オレ、池谷真紅はさっきまで一樹たちロリロリハンターズの仲間たちと
一緒に深夜の小等部校舎でミッションをしていた。
だけど、オレは財布を落とすなんてヘマをやらかしちまって…一人探してたところだ。
なんたってあの中には
(あーっはっはっはっ!)の写真や
(それと便座カバー)なブツや
(一撃で叩き割ってあげるよぉ!)な(禁則事項です)、
それに(三分間待ってやる)など…色々入ってるからなw ※()内はご自分でご想像ください
「さて、そろそろ戻るか…ん?」
そう思って立ち上がろうとすると、校庭と小等部校舎の間に人影が見えた。
「こんな時間に…一体誰だ?」
『お前もだろ』という突っ込みは受け付けない(キリッ
しかし…この時間、しかもあの場所に警備員は配備されていないはず。
「もしや…時間が変更されたのか?」
そうだとすると、これからの計画に支障が出る。ちょっと調べておく必要があるな…。
「おかしいな…こっちに行ったはずなんだが」
人影を追って校庭へいったところ、校長の銅像のところで見逃してしまった。
「角を曲がったところまでは確かに見たんだがなぁ…」
こんな暗闇の中で闇雲に探しても見つからないし、戻るか…。
そう思ったとき、目の前に校長の銅像が目に入った。
「これは…あの憎い校長じゃねぇか…」
そう、この校長には色々と私怨がある。
オレが(教師に連れられて)校長室を訪れてるのに、茶の一つも出してくれない。
それに今回の小等部予定変更に一枚噛んでるだろう。
オレたちの天敵、生徒会顧問の教頭に指示を出してるのもコイツだ。
それにコイツ、校長という良い地位にありながら…妻子持ちだ。リア充爆発しろ!
「と、いうことで…ちょっとぐらい許せ、よ!」
オレはたまたま落ちていた野球ボールを握り、銅像にぶん投げた。
ボールは銅像の顔面を捉え、思い切りぶつかる――はずだった。
ガンッ!
が、なにか…見えない壁?のようなものにはじかれる。
「・・・ん?」
目をこらして見るが、やはりなにもない。
もう一度投げてみる。
やっぱりはじかれる。
「ど、どうなってんだ・・・?」
確かに何も無いはずなのに、ボールがはじかれる。
正直「意味☆不明」だが、面白いので何度か続けていると、
「なんだね、君は?」
目の前に…突然グラサンをかけた男が現われた!
こ、コイツは…
「や、闇磯野!?」
間違いない。GX三期に登場したあの闇磯野だ!
「磯野?私はサザエさん時空ではないぞ?」
その突っ込みもかなりどうかと思う。
えーと…あれ、コイツの正式名称ってなんだっけ…?
「しかし何者だね、君は?」
それはオレの台詞だ。
「人に名を尋ねるときは自分から名乗るもんだぜ?」
とりあえず先人に習い、お約束と台詞を口にする。
しかし、
「君に名乗る名などない」
そうあっさり断られる。
「君に用はない、はやく――」
あ。思い出した。
「あぁ、あんたミスターTか。
正体はダークネスの分身たる存在、身体はデュエリストの思いが
込められていない漆黒のカード(デュエルディスクに反応しないと
されたカード)で構成されてる…だっけ?正直、うろ覚えだけどさ」
「な・・・!?」
「あとは他の人間の姿をコピーしたり、相手に暗示をかけて
正常に姿を認識できなくさせたり・・・ホントに人間業じゃないな」」
「・・・・・・」
「ま、そんなのが存在するわけないし…勘違いだな」
「・・・そこの君」
唐突に声をかけられる。
「ん、なんだ?」
「会ったばかりだが…。君は真実に近づきすぎている、ここで消去させてもらおう」
・・・ひょ?
「さぁ、ディスクを構えたまえ。君の存在は私の計画に邪魔なようだ」
え、な、なんだ?もしかして、さっき言ったこと…図星だったのか!?
「どうしたのかね。まさか怖気づいたとは言わないだろうね?」
「だ、誰が怖気づいてる!?」
とは言ったもの・・・さっきのがマジだとすると、コイツは正真正銘のバケモンだ。
勝算は低い・・・とは言っても、逃げさせてくれる相手じゃないだろう。
腹を括れ・・・オレ。勝てばいいんだ。
そう覚悟を決め、オレはデュエルディスクを構えた。
池谷真紅
『紅の鼓動』
vs
ミスターT
『黒羽の帳』
「オレのターン、ドロー!」
オレの先攻で始まる。初手は・・・正直残念だ。
ドローカードは…『万能地雷グレイモヤ』。
《万能地雷グレイモヤ》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
相手フィールド上に表側攻撃表示で存在する
攻撃力が一番高いモンスター1体を破壊する。
「モンスターをセットし、カードをセット。ターンエンドだ」
いま伏せたモンスターは『暗黒ステゴ』のカード。
《暗黒ステゴ》
効果モンスター
星4/地属性/恐竜族/攻1200/守2000
このカードが相手モンスターの攻撃対象に選択された時、
このカードは守備表示になる。
コイツは守備の硬い優秀な壁モンスターだ。
まずこのターンはこの二枚で様子を見よう…。
「私のターン、ドロー!」
しかし、まさか予想がドンピシャだったとはな。迂闊に喋るもんじゃないぜ…。
「私は魔法カード【手札抹殺】を発動する」
《手札抹殺》
通常魔法(制限カード)
お互いの手札を全て捨て、それぞれ自分のデッキから
捨てた枚数分のカードをドローする。
「さぁ、手札を捨ててカードを引きたまえ」
「助かるぜ。そんなに引きが良くなかったもんでな」
オレの手札は4枚、4枚ドローか。
ミスターT
BF-大旆のヴァーユ→墓地へ
BF-大旆のヴァーユ→墓地へ
BF-暁のシロッコ →墓地へ
トラップ・スタン →墓地へ
ライトロードハンター・ライコウ→墓地へ
真紅
奇跡のジュラシック・エッグ→墓地へ
真紅眼乃鳥竜→墓地へ
紅結晶の採掘→墓地へ
真紅眼乃恐暴竜→墓地へ
「・・・おいおいおいおい!お前落ち良すぎだろ!?」
というかコイツ、墓地BFかよ!?
「ふふふ…私は『BF-強風のブレイヴ』を捨て、手札から【BF-漆黒のデモンウィング】を特殊召喚する」
《BF-漆黒のデモン・ウィング》
ダークチューナー(効果モンスター)
星-12/闇属性/鳥獣族/攻2000/守1000
手札を一枚捨てることで、手札からこのカードを特殊召喚することができる。
このカードのアドバンス召喚に成功したとき、自分の墓地から、レベル4以下の
「BF」と名の付くモンスター1体を特殊召喚することができる。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効になる。
「だ、ダークチューナー!?なんでお前がそんなカードを!?」
てか、ダークチューナーはアニメの産物じゃなかったのか!?
「ふふふ…これから消える君に教える必要はない。
一つ言うなら…ダークシンクロには怨念が秘められていてね…それを利用させてもらっているわけだ」
怨念…あぁ、エクシーズとかエクシーズとかエクシーズか。
確かにフレーバーの色とか星の位置とか…総合的に丸被りだからなぁ。
「感心してる場合かね?いま捨てた【BF-強風のブレイヴ】の効果――墓地からこのカードを特殊召喚する」
《BF-強風のブレイヴ》
(効果モンスター)
星2/闇属性/鳥獣族/攻1000/守 0
このカードが手札から捨てられ、墓地へ送られたとき、墓地から特殊召喚する。
このカードの効果、特殊召喚に魔法・罠カードの効果を発動することはできない。
このカードを「BF」と名の付くモンスターのシンクロ召喚にしか使用することができない。
「レベル2、強風のブレイヴに、レベル-12、漆黒のデモンウィングをダークチューニング!
闇と闇重なりし時、絶望への扉は開かれる!光無き世界へ!ダークシンクロ!出でよ、【BF-深遠のデモンウィンド】!」
《BF-深遠のデモン・ウィンド》
(ダークシンクロモンスター)
星-10/闇属性/鳥獣族/攻2800/守2500
ダークチューナー+「BF」と名の付くモンスター
このカードはダークシンクロでしか特殊召喚できない。
1ターンに1度、自分のデッキから闇属性モンスター1体を墓地に送ることができる。
このカードがフィールド上に存在する限り、エクシーズモンスターの効果は無効化される。
「ダークシンクロモンスターだと!?しかもちゃっかりエクシーズメタ効果まで持ってやがる!」
余程恨みがあるらしいな…エクシーズに対して。
「ふふふ…私はデモンウィンドの効果を発動。デッキから『BF-暁のシロッコ』を墓地へ送る」
チッ…これでヴァーユとシロッコが二組…まずいな。
「さらに墓地の『BF-大旆のヴァーユ』の効果を発動する」
《BF-大旆のヴァーユ》
チューナー(効果モンスター)
星1/闇属性/鳥獣族/攻 800/守 0
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカードをシンクロ素材とする事はできない。
このカードが墓地に存在する場合、このカードと墓地に存在するチューナー以外の
「BF」と名のついたモンスター1体をゲームから除外し、
そのレベルの合計と同じレベルの「BF」と名のついた
シンクロモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
「私は墓地の大旆のヴァーユと暁のシロッコを除外し――【BF-アームズ・ウィング】を特殊召喚する!」
《BF-暁のシロッコ》
効果モンスター
星5/闇属性/鳥獣族/攻2000/守 900
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードはリリースなしで通常召喚する事ができる。
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する
「BF」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの攻撃力は、そのモンスター以外の
フィールド上に表側表示で存在する「BF」と名のついた
モンスターの攻撃力の合計分アップする。
この効果を発動するターン、選択したモンスター以外の
モンスターは攻撃する事ができない。
《BF-アームズ・ウィング》
シンクロ・効果モンスター
星6/闇属性/鳥獣族/攻2300/守1000
「BF」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードは守備表示モンスターに攻撃する場合、
ダメージステップの間攻撃力が500ポイントアップする。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
「さらに再び墓地の『BF-大旆のヴァーユ』の効果を発動する。
墓地の大旆のヴァーユと暁のシロッコを除外し――【BF-アームズ・ウィング】を特殊召喚させてもらおう」
「ま、まわりすぎじゃねぇか…w」
ダークシンクロといい、引きの良さといい…コイツ、一体何者だ?
「バトルフェイズ、デモン・ウィンドで伏せモンスターを攻撃!」
「罠カード発動、【万能地雷グレイモヤ】!デモンウィンドを破壊だ!」
目の前でモンスターの吹き飛ぶエフェクトが入る。
よし、これでこのターンはなんとか――
「ふふふ…残念だが、破壊されたデモン・ウィンドのもう一つの効果を発動!」
《BF-深遠のデモン・ウィンド》
(ダークシンクロモンスター)
星-10/闇属性/鳥獣族/攻2800/守2500
ダークチューナー+「BF」と名の付くモンスター
このカードはダークシンクロでしか特殊召喚できない。
1ターンに1度、自分のデッキから闇属性モンスター1体を墓地に送ることができる。
このカードがフィールド上に存在する限り、エクシーズモンスターの効果は無効化される。
このカードが破壊され、墓地へ送られたとき、エクストラデッキから「BF」と
名の付くシンクロモンスター1体を特殊召喚することができる。
この効果で特殊召喚したシンクロモンスターの効果は無効化される。
「破壊されたことにより、エクストラデッキから【BF-孤高のシルバー・ウィンド】を特殊召喚させてもらおう」
《BF-孤高のシルバー・ウィンド》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/鳥獣族/攻2800/守2000
「BF」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
フィールド上に表側表示で存在する、
このカードの攻撃力よりも低い守備力を持つ
モンスターを2体まで選択して破壊する事ができる。
この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行う事ができない。
また、相手のターンに1度だけ、
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上に存在する「BF」と名のついたモンスターは戦闘では破壊されない。
「墓地肥やしの上にシンクロモンスターを呼べるだと!?インチキ効果もいい加減にしろ!!」
なんなんだ、その墓地BFのためにあるようなモンスターは!?
「これが闇の力なのだよ…シルバー・ウィンドで伏せモンスターを攻撃!」
BF-孤高のシルバー・ウィンド ATK2800 vs 暗黒ステゴ DEF2000
暗黒ステゴを撃破!
「君には消えてもらおう…二体のアームズ・ウィングでダイレクトアタック!」
もう、オレには手が残されていない。
コイツとのデュエルってことは…負けたら死んじまうのかな…。
まだ死にたくねぇ…もっとロリロリハントをしたかった、一樹や教諭と馬鹿をやりたかった。
もっと…リア充したかったな…
&italic(){そうしてオレは目を閉じ、訪れる闇に身を委ねた―――。}
パァン!
突如鳴り響いた銃声で意識が覚醒する。
オレにとどめをさすハズだったアームズ・ウィングは、目の前で攻撃をする直前で硬直し、消えた。
一瞬、何が起きたか理解できなかった。しかし、
「またキミか。一体何度私の邪魔をすれば気が済むのかね」
そう言うミスターTのサングラスには銃弾が刺さっていて、不気味というか間抜けというか…なんだか滑稽なのは理解できた。
その視線の先に目を向けると、
「ソレは私とは無関係だ、巻き込む必要も無い」
学生服に身を包んだ、仮面(なんかリ〇バスの某時風さんのにソックリなような…)の男が立っていた。
「・・・ていうかソレってなんだよ、ソレって!」
「少し黙っていろ」
「うっ」
仮面男に機械のような音で軽く一蹴される。
しかし…コイツは一体何者だ?少なくともTの味方ではないみたいだが…。
「ふむ…しかし私はそこの彼とデュエルをしていたのだ。横槍は無粋ではないかね?」
そうだそうだ!…と言うべきなんだろうが、仮にも命を救われた身である以上、黙っておこう…。
「イカサマをしてまで勝ちたいか?想像以上の下種か」
…ん、イカサマ?まさか、さっきのはイカサマだったのか!?
「ふん…なにを証拠に言っているのだね?そもそも――」
「 そ れ は 嘘 だ な ? 」
Tの言葉を遮り、そう断言する。
その言葉は絶対な自信が含まれており、すべてを見抜くような目を向ける。
「・・・・・・」
先ほどまでの威勢をなくし、Tが沈黙する…つまり、図星か!?
「あの程度のトリックで欺ける思うな、自惚れもいいところだな」
挑発をし始める。
「・・・いいだろう。そこまで言うのなら、実際に試してみるがいい」
そう言ってディスクを構える――あれ、オレ忘れられてね?
???
『無間地獄』
vs
ミスターT
『黒羽の帳』
「私のターン、ドロー!」
Tの先攻でデュエルが始まる。
「【ダーク・グレファー】を召喚」
《ダーク・グレファー》
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1700/守1600
このカードは手札からレベル5以上の闇属性モンスター1体を捨てて、
手札から特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、手札から闇属性モンスター1体を捨てる事で、
自分のデッキから闇属性モンスター1体を墓地へ送る。
「手札の『BF-暁のシロッコ』を捨て、デッキから『BF-大旆のヴァーユ』を墓地へ送らせてもらう」
ヤツめ…早速墓地シンクロの種を準備しやがったか。
「ターンエンドだ」
「ドロー」
仮面男のターンは始まる。コイツはなにを使うんだ…?
「【インフェルニティ・デーモン】を召喚」
《インフェルニティ・デーモン》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守1200
自分の手札が0枚の場合にこのカードをドローした時、
このカードを相手に見せる事で自分フィールド上に特殊召喚する。
また、このカードが特殊召喚に成功した時、自分の手札が0枚の場合、
自分のデッキから「インフェルニティ」と名のついたカード1枚を
手札に加える事ができる。
仮面のデッキはインフェルニティか…。
「バトルフェイズ。デーモンでグレファーを攻撃、『「ヘル・プレッシャー』!」
インフェルニティ・デーモン ATK1800 vs ダーク・グレファー ATK1700
ダーク・グレファーを撃破!ミスターTに100のダメージ!
ミスターT 4000→3900
「魔法カード【おろかな埋葬】を発動」
《おろかな埋葬》
通常魔法(制限カード)
自分のデッキからモンスター1体を選択して墓地へ送る。
「デッキから『インフェルニティ・リベンジャー』を墓地へ送る。
さらにリバースカードを三枚セットし、ターンエンド」
「私のターン!」
ドローしたカードを見て、ミスターTが嫌らしい笑みを浮かべる…。
「私の墓地の闇属性モンスターは3枚…この意味が分かるかね?」
「・・・・・・」
墓地…闇属性…三枚…まさか!?
「いでよ、【ダーク・アームド・ドラゴン】!」
《ダーク・アームド・ドラゴン》
効果モンスター(制限カード)
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地に存在する闇属性モンスターが3体の場合のみ、
このカードを特殊召喚する事ができる。
自分のメインフェイズ時に自分の墓地に存在する闇属性モンスター1体を
ゲームから除外する事で、
フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。
「ふふふ…見たかね?これが絶望と言うものだ」
三ターン目からダムドだなんて…速攻で決める気か。
これじゃ一気に決着が――
「手札から『盗賊の七つ道具』を捨て罠カード発動、【サンダー・ブレイク】」
《サンダー・ブレイク》
通常罠
手札を1枚捨て、フィールド上に存在するカード1枚を選択して発動する。
選択したカードを破壊する
「当然、対象はダムドを選択」
「くっ…」
そうか…召喚時に効果を使えないから、安全に破壊できるのか。
「ならば…墓地の大旆のヴァーユと暁のシロッコを除外し――【BF-アームズ・ウィング】を特殊召喚する!」
「バトルフェイズ。アームズ・ウィングでデーモンを攻撃、『ブラック・トルネード』!」
インフェルニティ・デーモン ATK1800 vs BF-アームズ・ウィング ATK2300
インフェルニティ・デーモンを撃破! ???に500のダメージ!
??? 4000→3500
「モンスターが破壊されたこので、墓地の【インフェルニティ・リベンジャー】の効果を発動」
《インフェルニティ・リベンジャー》
チューナー(効果モンスター)
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードが墓地に存在し、自分の手札が0枚の場合、
「インフェルニティ・リベンジャー」以外の自分フィールド上に存在する
モンスターが相手モンスターとの戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードを墓地から特殊召喚する事ができる。
この効果で特殊召喚したこのカードのレベルは、
相手モンスターに破壊された自分のモンスターと同じレベルになる。
「破壊されたデーモンのレベルは4、よって、リベンジャーのレベルも4になる。」
これで仮面の場にはレベル4チューナーが…シンクロを狙える!
「では、カードを二枚伏せてターンエンド」
「エンドフェイズ、速攻魔法【サイクロン】を発動」
《サイクロン》
速攻魔法(準制限カード)
フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。
「その伏せカードを破壊」
サイクロンが伏せカードを破壊する。
「『闇次元の解放』を当てたか…運が良いな」
《闇次元の解放》
永続罠
ゲームから除外されている自分の闇属性モンスター1体を選択し、
自分フィールド上に特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、
そのモンスターを破壊してゲームから除外する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。
闇次元の解放…除外されたモンスターと帰還させるカードだ。
これでシロッコを復活させるつもりだったのか…。
「ドロー」
仮面の手札は0、ここでインフェルニティモンスターを引けば優位に進められる…。
「【インフェルニティ・ネクロマンサー】を召喚」
《インフェルニティ・ネクロマンサー》
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻 0/守2000
このカードは召喚に成功した時、守備表示になる。
自分の手札が0枚の場合、以下の効果を得る。
1ターンに1度、自分の墓地から「インフェルニティ・ネクロマンサー」以外の
「インフェルニティ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。
「ネクロマンサーの効果を発動。墓地の【インフェルニティ・デーモン】を特殊召喚」
「ハンドレスコンボか…」
「『インフェルニティ・デーモン』の効果を発動。
デッキから『インフェルニティ・ガン』を手札に加える。そしてカードを一枚セット」
モンスターを二体展開した上にガンまで…恐ろしいコンボだ。
「レベル4、インフェルニティ・デーモンに、レベル4、インフェルニティ・リベンジャーをチューニング。
死者と生者、零にて交わりし時、永劫の檻より魔の竜は放たれる!シンクロ召喚!出でよ、【インフェルニティ・デス・ドラゴン】!」
《インフェルニティ・デス・ドラゴン》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2400
闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分の手札が0枚の場合に相手フィールド上に存在する
モンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択した相手モンスターを破壊し、
破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手ライフに与える。
この効果を発動するターンこのカードは攻撃する事ができない。
「デス・ドラゴンは手札が0枚の場合、相手フィールド上のモンスター一体を破壊できる。
対象のモンスターにアームズ・ウィングを選択、『インフェルニティ・デス・ブレス』!」
ミスターT 3900→2750
「更に永続魔法【インフェルニティ・ガン】を発動」
《インフェルニティガン》
永続魔法(制限カード)
1ターンに1度、手札から「インフェルニティ」と名のついた
モンスター1体を墓地へ送る事ができる。
また、自分の手札が0枚の場合、
フィールド上に存在するこのカードを墓地へ送る事で、
自分の墓地に存在する「インフェルニティ」と名のついた
モンスターを2体まで選択して自分フィールド上に特殊召喚する。
さっき加えたガン…一気にシンクロ召喚で決めるつもりか!
「通しはしない、速攻魔法【サイクロン】を発動。インフェルニティ・ガンを破壊する」
ガンは永続魔法だから破壊されると効果を失う…流石にワンキルは狙えないか。
「ターンエンド」
「私のターン、ドロー!」
カード差では仮面のほうが上だ。このままなら――
「ふふふふふ…魔法カード【ブラック・ホール】を発動させてもらう」
《ブラック・ホール》
通常魔法(制限カード)
フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
「ブラック・ホールはフィールド上のモンスターをすべて破壊するカード。
しかし私の場のモンスターの数は0、よって君のモンスターだけが破壊される」
「・・・」
デス・ドラゴンとネクロマンサーが飲み込まれた。
これで、仮面のカードは伏せカード一枚のみ…。
「私は『BF-強風のブレイヴ』を捨て、手札から【BF-漆黒のデモンウィング】を特殊召喚。
【BF-強風のブレイヴ】の効果発動。手札から捨てたことにより、墓地からこのカードを特殊召喚する」
この流れは…オレのときと同じ!
「ふふふ…私の切り札を見せてやろう。
レベル2、強風のブレイヴに、レベル-12、漆黒のデモンウィングをダークチューニング!
闇と闇重なりし時、絶望への扉は開かれる!光無き世界へ!ダークシンクロ!出でよ、【BF-深遠のデモンウィンド】!」
「ダークシンクロモンスター…」
「その通り!これがダークシンクロ、闇の力というものだよ!」
まずい、このままだと効果で墓地にヴァーユを送られて、墓地のヴァーユと
アームズ・ウィングを除外して『BF-アーマード・ウィング』を特殊召喚されちまう!
《BF-アーマード・ウィング》
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/鳥獣族/攻2500/守1500
「BF」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードは戦闘では破壊されず、
このカードの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
このカードが攻撃したモンスターに
楔カウンターを1つ置く事ができる(最大1つまで)。
相手モンスターに乗っている楔カウンターを全て取り除く事で、
楔カウンターが乗っていたモンスターの攻撃力・守備力を
このターンのエンドフェイズ時まで0にする。
「罠カード発動、【インフェルニティ・ブレイク】」
《インフェルニティ・ブレイク》
通常罠
自分の手札が0枚の場合に発動する事ができる。
自分の墓地に存在する「インフェルニティ」と名のついた
カード1枚を選択してゲームから除外し、
相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。
「墓地の『インフェルニティ・ガン』を除外し、深遠のデモン・ウィンドを破壊」
ヴァーユを墓地に送られなかったが…デモン・ウィンドは破壊されてこそ真価を発揮する…!
「ふふふ…破壊されたデモン・ウィンドのもう一つの効果を発動!
エクストラデッキから【BF-孤高のシルバー・ウィンド】を特殊召喚させてもらう」
攻撃力2800…引導火力には十分なカードだぜ…。
「バトルフェイズ。ダイレクトアタック、『パーフェクト・ストーム』!」
??? 3500→700
「ターンエンドだ…ふふふ、この程度かね?」
仮面はいまハンドレス、フィールドレス…。
ここでなにか、逆転のカードを引かないと負けだな。
「・・・ドロー」
「ドローカードは…【インフェルニティ・エンジェル】」
インフェルニティ・エンジェル
星5/闇属性/天使族/攻2100/守900
自分の手札が0枚の場合にこのカードをドローした時、この
カードを相手に見せる事で自分フィールド上に特殊召喚する。
また、自分の手札が0枚の場合にこのカードが特殊召喚に成功した時、
自分のデッキからカードを一枚ドローする。
「手札が0のときに引いたので、そのまま特殊召喚。
さらに、手札が0枚なのでカードを一枚ドロー」
デーモンじゃなかったか…でも、これでチャンスが増える…。
「【インフェルニティ・リローダー】を召喚」
《インフェルニティ・リローダー》
効果モンスター
星1/闇属性/戦士族/攻 900/守 0
自分の手札が0枚の場合、
1ターンに1度、自分のデッキからカードを1枚ドローする事ができる。
この効果でドローしたカードをお互いに確認し、
モンスターカードだった場合、
そのモンスターのレベル×200ポイントダメージを相手ライフに与える。
魔法・罠カードだった場合、自分は500ポイントダメージを受ける。
「そのカードは…」
「当然手札は0…よって、カードを一枚ドローする」
リローダーは引いたモンスターのレベルの200倍のダメージを与えるカード…。
Tのライフは2750…仮にレベル12を引いても削りきれない。
「ドロー」
ここはダメージを受けてでも、挽回できる魔法・罠を引けないと負けだ…。
「ドローしたカードは…レベル1、『インフェルニティ・サキュバス』。
よって、200ポイントのダメージを与える」
ミスターT 2750→2550
「ふふふ…運が尽きてしまったようだね。ここでモンスターカードをドローするとは」
最悪だ。このターン、仮面はすでに通常召喚を行なっている。
つまり、このターンにできることはもう、ない…。
「ターンエンド」
―Side ミスターT―
「私のターン!ドロー」
『王宮の弾圧』…いまは必要のないカードだ。
「これで消えてもらおう。シルバー・ウィンドでリローダーを攻撃、『パーフェクト・ストーム』!」
爆風の煙が、互いのプレイヤーを包み込む――。
ふっふっふっ…これで邪魔者を消し去った。
「・・・まだデュエルは終わっていない」
煙の中、そう声が響く。
「な、なに!?」
バカな!?確かにいまとどめをさしたはずだ!
しかし、ヤツは確かにそこに立っている…。
「フィールドをよく見てみるといい…」
フィールドだと?
ヤツのフィールドにはエンジェルとリローダーが―――!?
「な、なんだそのモンスターは!?」
ヤツの場にはモンスターが二体だったはずだ、なぜ一体増えている!?
「シルバー・ウィンドの攻撃宣言時、【インフェルニティ・サキュバス】の効果を発動した」
《インフェルニティ・サキュバス》
チューナー(効果モンスター)
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
自分の手札がこのカード一枚のみで、相手モンスターが自分フィールド上の
「インフェルニティ」と名の付くモンスターに攻撃宣言したとき、発動できる。
その攻撃を無効にし、このカードをフィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードがフィールドから離れる場合、ゲームから除外する。
「よってシルバー・ウィンドの攻撃は無効となる」
「まさか土壇場で引いたあのカードにそんな効果があるとは…」
だが、私の勝利は揺るがない。
「カードを一枚伏せ、ターンエンドだ」
「ドロー」
当然、伏せは『王宮の弾圧』のカード。
《王宮の弾圧》
永続罠(制限カード)
800ライフポイントを払う事で、
モンスターの特殊召喚及び、モンスターの特殊召喚を含む効果を無効にし破壊する。
この効果は相手プレイヤーも使用する事ができる。
このカードさえあれば、サキュバスからのシンクロ召喚など無駄なことだ。
「ドローカードは【インフェルニティ・デーモン】、効果を発動する」
「ふはは!その運命力は認めてやろう!だが!永続罠【王宮の弾圧】!
ライフを800払い、インフェルニティ・デーモンの効果を無効にし、破壊する!」
ミスターT 2550→1750
「・・・なるほど」
これで万策尽きたはず…私の勝――
「まだ終わっていない。リローダーの効果を発動。カードをドロー」
リローダー…だが、レベル9以上のモンスターなど、入れる余地はないはずだ。
「ドローカードは…『サイクロン』。モンスターでないので、500ダメージを受ける」
「サイクロンだと!?」
??? 700→200
「そう。ダメージを受けてしまったけど、関係ない。
速攻魔法【サイクロン】を発動。対象は『王宮の弾圧』を選択」
くっ…これで特殊召喚封じができなくなったか…。
「これで気兼ねなく特殊召喚ができる。
レベル1、インフェルニティ・リローダーに、レベル1、インフェルニティ・サキュバスをチューニング。
此処に集いし魂魄が更なる力の境地へ誘う! 勝利への糧となれ! シンクロ召喚!限界への扉 、シンクロチューナー、【フォーミュラ・シンクロン】!」
《フォーミュラ・シンクロン》
シンクロ・チューナー(効果モンスター)
星2/光属性/機械族/攻 200/守1500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
自分のデッキからカードを1枚ドローする事ができる。
また、相手のメインフェイズ時、自分フィールド上に表側表示で存在する
このカードをシンクロ素材としてシンクロ召喚をする事ができる。
「シンクロチューナーか…」
「『フォーミュラ・シンクロン』のシンクロ召喚に成功したとき、カードを一枚ドローする」
しかし…フォーミュラ・シンクロンのレベルは2。
インフェルニティ・エンジェルのレベルは5…レベル7のシンクロモンスターでシルバー・ウィンドを倒すことは出来まい。
「残念だな」
「・・・なに?」
「お前のターンは、もうまわってこない」
「なんだと!?」
「【インフェルニティ・ネクロマンサー】を召喚」
こ、ここでそのカードを引き当てたというのか!?
「ネクロマンサーの効果――墓地の【インフェルニティ・デーモン】を特殊召喚。
効果により、デッキから『インフェルニティ・ブレイク』を手札に加え、カードをセット」
くっ…この流れは、シンクロ召喚か!
「レベル5、インフェルニティ・エンジェルと、レベル3、インフェルニティ・ネクロマンサーに、レベル2、フォーミュラ・シンクロンをチューニング。
天使と悪魔、零にて交わりし時、混沌の闇より死神は解き放たれる!シンクロ召喚!地獄の堕天使、【インフェルニティ・デス・エンジェル】!」
インフェルニティ・デス・エンジェル
星10/闇属性/天使族/攻2800/守1000
シンクロ・効果モンスター
チューナー+インフェルニティ・エンジェル+「インフェルニティ」と名のつくチューナー以外のモンスター一体以上]
このカードはシンクロ召喚でしか特殊召喚できない。
自分の手札が0枚のとき、一ターンに一度だけ、相手の罠カードの発動と効果を無効にし、破壊することができる。
このカードが破壊され、墓地へ送られたとき、相手フィールド上のカード一枚を選択し、除外する。
「わざわざエースモンスターを召喚するとは…」
「バトルフェイズ。インフェルニティ・デス・エンジェルでBF-孤高のシルバー・ウィンドを攻撃、『カオス・インフィニティ』!」
インフェルニティ・デス・エンジェル ATK2800 vs BF-孤高のシルバー・ウィンド ATK2800
相打ち!互いのモンスターが消滅!
「これで終わりだ。インフェルニティ・デーモンでダイレクトアタック、『ヘル・プレッシャー』!」
ミスターT 1750→0
DUEL END
WINEER ???
―Side 真紅―
すげぇ・・・あの状況から勝ちやがった!
「相変わらず他愛も無い」
敗者に冷たくそう言い放つ仮面。
他愛も無いって・・・結構ギリギリに見えたのはオレだけか?(殴
「あの『ブラック・ホール』のカード・・・イカサマだな。
まぁ、あの程度で負ける私ではない。そんな下らない手は使わないことだ」
あのブラホはイカサマだったのか・・・全くトリックが分からなかったぜ。
幻覚を見せていた、とかそういう類なのか?
「フフフ…流石だな。見抜いていたとはな」
「お前・・・そんな手使ってまで勝ちたいかよ?」
「またも君に邪魔をされるとはな…どうやら見くびっていたようだ」
「また無視かよ!?」
そう言うTの体は少しずつ闇へ溶けていく。
「またも遅れをとったが…次こそは更なる力で君を迎えよう。フフフッ…楽しみにしてくれたまえ」
そう言い残し、完全に溶けていった。
畜生・・・最後まで無視しやがって…。
「さて」
仮面が振り返る。
相変わらず温かみの無い機械音で・・・不気味だ。
「これに懲りたら、深夜に校内を徘徊するのは止めるんだな」
言われずとも遠慮願うところだ。
あんなのとデュエルなんて・・・願い下げだからな。
「それだけだ。忠告はした」
そう言うと、仮面は校舎の方へ消えていった。
オレは追いかけようとしたが、足が棒になって動かなかった。
「ご苦労様だったな、一樹」
あの後、オレは教諭の元へ戻った。
一樹より先に到着したみたいで、一樹も戻ってきたので声をかける。
しかし・・・あの二人は一体なんだったんだ?
「うん、お疲れ真紅。財布は無事だった?」
「あ、あぁ…無事だったぞ」
思わず少しどもってしまう。
幸い、一樹や教諭には気付かれずに済んだようだ。
あんな・・・非現実的な能力を持った闇磯野。
(某時風のような)仮面を被った謎の男…。
二人とも凄い実力だった。
オレは・・・Tにあっさり負けてしまっている。
仮面は・・・徘徊するのをやめろと言ったが、それだけで解決するのか?
アイツの秘密を知っているオレを、Tは狙おうとするはず…。
なにか対策を考えないとな…。
「まぁ、そんなことはどうでもいい。早く予定表を見せるんDA!」
どうやら、いつの間にか話が進んでいたらしい。
どうやら、教諭が予定表を催促しているようだった。
「え、えーと…」
なぜか一樹が言葉に詰まる。
そのとき、
「うわぁっ…」
デッキからカードが零れ落ちる。
「おいおい、落とすなよ…」
そう言ってカードを拾う。
と、そのとき。
「・・・こ、コイツは予定表じゃねぇか!でかしたぞ一樹!!」
お目当ての予定表が、デッキの中から出てきた。
「おぉ、でかした東!これで次の計画が練れるぞ!」
「あぁ!さっそく計画を練るぜ!」
オレ達はさっそく計画を練りだした。
オレはさっきまでの考えを塗りつぶすように、騒いで計画を考え始めた。
一応ダークシンクロの補足をしておこうと思います。
扱いとしてはシンクロモンスターと同じで、『シンクロ・キャンセル』などが発動できます。
今回はBFのオリカが酷すぎる気がしてならないw
余談ですが・・・実はこの話、ウィキの1ページの限界表示量を超えて、少し削ってます(汗
- 頑張ったなw -- ムラサキ (2011-05-29 23:36:24)
- 頑張ってる・・・けどMr.TのデッキがEHEROビートって書いてあったのは気のせい? -- adaman (2011-05-30 18:04:05)
- 色々デッキ使うんだよ( -- 旅人 (2011-05-30 20:14:34)
- 1つめ見た時は「わけが分からないよ(笑)」状態だったが、これで少しは無い用がつかめた……のか?w 取り合えず番外編だけじゃなくて本編も頑張れよw -- QB?残念、会長でした☆( (2011-06-06 16:15:11)
- ↑無い用(笑) -- 旅人 (2011-06-06 17:36:37)
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