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*「もはや、望みも何も!」
|【名前】|筋殻アクマロ|
|【読み方】|すじがらのあくまろ|
|【声】|堀川りょう|
|【登場作品】|[[侍戦隊シンケンジャー]]|
|【所属】|[[外道衆]]|
|【分類】|[[アヤカシ]]|
|【得意武具】|削身断頭芴(さくしんだんとうしゃく)、&br()蹴鞠|
|【モチーフ】|シャチホコ、公家|
|【名前の由来】|灰汁+麻呂|
|【元ネタ】|恵比寿|
*【詳細】
外道衆の幹部。
独特の公家言葉を用い、慇懃無礼に振る舞う傲慢な性格で、自らの目的二対しては同じ「外道衆」でも平気で騙し利用して使い捨てる。
裏の裏をかく策略家ながら、非常に優れた戦闘力の持ち主。
自分の手を巨大な四本の大爪に変えた格闘戦、蹴鞠を蹴り飛ばす中距離や遠距離の攻撃、「削身断頭芴」と呼ばれる刃のついた笏による斬撃や手から放つ電撃など多彩な攻撃技を持つ。
「血祭ドウコク」達が知らないアヤカシを独自に配下を従え、特殊な紙を切る事で「切神」と呼ばれる巨大な怪物を多数生み出せる。
夏によって増大したのドウコクの力の影響で復活し「六門船」に出現する。ドウコクは刀を抜いても微動だにしない態度を買って、外道衆に加える。
存在はドウコクや「骨のシタリ」さえ知らず、どのようにして三途の川の底に沈んでいたのかは全く不明。
劇中の台詞から見るに、かつてシンケンジャーと交戦経験がある模様。
ドウコクが知らなかったところを見ると、少なくとも先代シンケンジャーとの戦いには参加していなかったと考えられる。
基本的にドウコクに対して低姿勢で接してはいるが、シタリはあまりアクマロの事をよく思っていない。
ドウコクの怒りを買って人間界を彷徨っていた腑破十臓や薄皮太夫を仲間に雇い入れ、表向きは三途の川の増水を図った作戦や、牛折神、フタガワラなど強力な戦力を求めた行動をとる。行動が一度だけドウコクの眼に留まり、足を刀で突き刺される制裁を受けている。
陰では不審な動きを見せ続け、真意を隠すのに立案した作戦も少なくなかった。
六門船の面々には距離を置きつつも従属していたが、第四十幕にてドウコクやシタリに薄皮太夫の三味線を渡せと迫られ、反旗を翻す。
目的は「地獄」をこの世に出現させる事。
この世ならざる苦しみがあるという地獄を見たい、感じたいという異常なまでに強い執着心があり、邪法「裏見がんどう返しの術」で地獄をこの世に顕現させようと目論む。
嗜好は外道衆の価値観的にも異常なものらしく、シタリに「頭がおかしい」と言われている。
ドウコクが水切れを押してまでこの世に現れ太夫を救った結果、深刻な水切れとなってドウコクが三途の川から出られなくなった事をいい事に大規模な行動を開始。
劇中で細々と六道に関する苦しみの楔を大地に刻みつけ(第二十八幕、第三十四幕、第三十九幕、第四十一幕、第四十二幕)、準備を終える。
計画は二百年も昔から前に及び、当時人斬りであった十臓に「裏正」を与えて外道に引き込んでいた。
「裏正」はアクマロが作ったもので、夫の人斬りの性分を嘆く十臓の妻を殺して魂を閉じ込めていたもの。
知らない十臓が人を殺し続ける事で人殺しの地獄の苦しみを味わい続けた「裏正」と、人でも外道でもあらざる者・はぐれ外道の十臓こそが術を完成させると考える。
願望の成就を目前にして、利用していたはずの十臓に裏切られてしまう。
十臓は「裏正」が自分の妻が元だと知りながら人斬りを続けており、既に本当の外道に堕ち果てており、失敗。
折れた裏正を修復し十蔵の手に渡したが、自らの体を持って切れ味の復活を試された挙句、十臓の手によって長年夢見ていた地獄の顕現が不可能となって自棄を起こして暴れ始める。
雷撃を放出しシンケンジャーを攻撃するが、スーパーシンケンレッドの「外道覆滅」と他のメンバーによる「烏賊五輪弾」により倒される。
直後、二の目となり、「せめてあんたさん達だけでも地獄へ」と切神を2体呼び出してシンケンジャーと戦うも切神はシンケンオー、ダイカイオーに敗北。
自身もサムライハオーの「モヂカラ大弾円」を受けるが、耐え切ってはね返すというしぶとさを見せる。
恐竜折神を武装したサムライハオーの必殺技「十二折神大侍斬り」で両断され、最期は斬られた痛みに自らが望んでいた「地獄」を見出し、歓喜の声を上げながら滅び去った。
*【余談】
綿密な計画が破綻したのは薄皮太夫いわく「人でないお前が人の情を頼みにしたのが失敗だった」とのこと。
外道衆の幹部の例に漏れず、七福神が元ネタ。
アクマロは現在のシンケンジャーを批評しているが、アクマロの配下のアヤカシは、シンケンジャー5人やシンケンジャー6人ではなくシンケンジャー1人やシンケンジャー2人に敗れる。
『侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー 銀幕BANG!!』では十臓と薄皮太夫と共に次回作に登場するゴセイジャーと戦う。
VSシリーズにて新戦隊が登場する展開が初使用され、次作の『天装戦隊ゴセイジャーVS侍戦隊シンケンジャー』ではシタリがゴーカイジャーと戦っている。
声を演じる堀川りょう氏はスーパー戦隊シリーズでの出演は初となる。
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