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ファントム - (2017/10/23 (月) 10:11:32) のソース

*「○○は絶望して(とっくの昔に)死んだ 俺というファントムを生み出してな」
|【名前】|ファントム|
|【読み方】|ふぁんとむ|
|【登場作品】|仮面ライダーウィザード|
|【名前の由来】|幻肢痛(英:phantom pain)|
 
*【詳細】
『ウィザード』に登場する魔物の集団、及び人間の精神世界「アンダーワールド」に巣食う魔物の総称。
 
高い魔力を持つ「ゲート」と呼ばれる人間が絶望を感じた瞬間にアンダーワールド内で誕生、ゲートをアンダーワールドから浸食し、内側から破壊する事で現実世界に出没。
 
ファントムを増やすにはゲートを殺さずに絶望させるという割りと面倒な手段が必要。
精神的に追い詰めようとして暗躍していたり、特殊能力で周りの人間に危害を加えたりする個体が多い。、
回りくどい手段をめんどくさがって時に正面から襲いかかって死への恐れから絶望させようとする個体もいる。
 
ゲートの中には絶望せず、ファントムを抑えて魔法使いの素質を得る者もいる。
現状はワイズマンなる者がファントムを操っている。
 
基本的に既に覚醒しているファントムは人型、彼らによってゲートのアンダーワールドで誕生したファントムは&bold(){巨大な魔獣}のような形態で出現(後者が覚醒した場合、人型に縮小する形で変化されるのか、そのままの姿で現出するのかは定かではない。)。
 
作中には上級ファントムとされる特殊なファントムが幹部として他のファントムに指示を出し基本的にその命令には従順だが、一部には反抗的な個体も現れる。
また、上級のファントムはどのような基準で決まるかは不明で、一部のファントムは幹部に対してタメ口を聞くなど対等な関係でいる個体も存在している。
 
理由は不明だが、警察の暗部は情報操作を行い、彼らの存在を公には秘匿している模様。

終盤にてワイズマンの目的はゲートを絶望させる事で、まれに生まれる魔法使いの素質を持つ者を集める事であったと判る。
 
*【余談】
声は二重で野太い声に加工され、本性を表す際に&bold(){上記の台詞}をお約束のように発言。
「幽霊」の英語名(phantom)と勘違いしやすいが、名前は「幻肢痛」の英語名「&bold(){ファントム}ペイン」に由来している。
 
脚本家を務めたきだつよし氏が「幻覚を見せて人間を絶望させる存在」という事で名付けたが、「長い」という理由でプロデューサーである宇都宮孝明氏が省略した。
その際にきだつよし氏が『イナズマン』に同名の組織がいる事を宇都宮孝明氏に指摘したが、本人は知らずにそのまま決定した模様。

「幻肢痛」は人間が何らかの理由で身体の一部を欠損し、失った筈の部位から来る痛覚に苦しむ病とされる。
実際は感覚神経を扱う頭脳の一部の変異により他の箇所の感覚を認識し、脳の誤作動に過ぎない為に現在ではリハビリで治療できる。
このように現代医学では解明されている症状だが、「本来存在しない筈の『無』から生まれる」という彼らを比喩するのに相応しい表現と言える。
 
デザイナーを務める丸山浩氏は長年、平成ウルトラシリーズを担当した経験があるため、一部のファントムには『ウルトラマンティガ』以降のウルトラ怪獣の意匠が見られる。
 
テレビ朝日公式サイトでは『仮面ライダー555』の「オルフェノク」や『仮面ライダー剣』の「アンデッド」と同様、バックナンバー型からアイコン整列型に切り替わっている。
 
巨大ファントムの紹介は編集に時間が掛かり、最初は名称と説明文だけの場合が多い。
 
『ウィザード』の世界ではファントムが神話などの伝承を生んだ可能性もある。
ビーストドライバーに封印されていた「ビーストキマイラ」のような例を見るに、古代から自然発生した可能性も捨てきれない。
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