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蝶絶神デーボス - (2017/03/15 (水) 11:14:56) のソース

*「もっと学ばなければ、学ばなければ我が滅ぼされるーー!」
|【名前】|蝶絶神デーボス|
|【読み方】|ちょうぜつしんでーぼす|
|【声】|大川透|
|【登場作品】|[[獣電戦隊キョウリュウジャー]]|
|【初登場話】|ブレイブ45「うそだろオヤジ! シルバーのさいご」|
|【所属】|デーボス軍|
|【分類】|首領/ラスボス|
|【通称】|滅亡のエンペラー|
|【成分】|昆虫、恐竜、根城、&br()人間の感情、最新進化、など|
|【配合】|デーボステッキ、デーボストール、&br()闇時計|
|【特記事項】|蝶絶な技のレパートリーは、&br()お城の奇術師のように豊富|
|【他のモチーフ】|蝶、奇術師、オズ|
|【名前の由来】|蝶+超絶|
 
*【詳細】
百面神官カオスが集めた「人間の濃い感情」を吸収した暗黒種デーボスが、自分を産み落とす形で新たに転生した対人間用の最終進化形態。
 
元々デーボスは訪れる星々を滅ぼしながら支配種の遺伝子を自分の肉体に組み込む邪悪な生命体で、現代の地球を滅ぼすのに支配種の人間に合わせた姿に変化した(以前の怪獣のような姿は太古の地球の支配種の恐竜に合わせていた。)。
 
人間のあらゆる感情を極め、人間のメロディすら取り込んだその力はまさしく最凶で、ふわりと蝶のように舞い相手の死角に回りこむ超と重い一撃でキョウリュウジャーを吹き飛ばし、等身大の大きさありながらギガントブラギオーの攻撃を片手で受け止めるほどの超パワーを兼ね備えている。
また、首に巻いたデーボストールをスイッチに超増殖細胞の働きで任意に巨大化が可能。
全身に闇のメロディが詰まっているので、直接浴びせる事でキョウリュウジャーのメロディを無効化し変身能力をキャンセルさせた。
 
手にしたデーボステッキは戦騎達と同じ表情のシンボルがあり、爆発エネルギーを蝶のように可視化させ飛ばす蝶絶の鉄槌を必殺技とする。
デーボスカオスの状態ではカオスのフレキシバイブルから「デーボスデストラクション」や「ホロビレバースト弾」などといった能力も使用。
 
地球の声を聞いたダンテツと取引し、トリンを抹殺した後は「氷結城」に帰還。
結託したダンテツの望み通り「闇時計」の針を止めるが、不要になったキャンデリラ達の粛清を決定。
アイスロンドを差し向けるも、情報を聞いていたアイガロンが捨て身で庇い立て失敗に終わる。
 
だが、トリンさえ始末できればダンテツに用はなく、上記の取引も反故にし地球滅亡へのカウントダウンを再開。

幹部達の総力戦でキョウリュウジャーと戦い、その間に氷結城に君臨し、地球上の至る所にゾーリ魔を出現させ地球滅亡の準備を開始。
止めようと10人のキョウリュウジャーのブレイブをこめた獣電池を受け取ったダイゴ達は氷結城へと向かうが、道中でデーボスの攻撃により変身不能の状態に陥るも、獣電池のブレイブが残っていた事で生身で突き進む事になる。
ドゴルド、エンドルフに加え、各地でゾーリ魔やカンブリ魔が立ち塞がるが、空蝉丸、ノブハル、ソウジ、イアンが道を切り開き、ダイゴとアミィが氷結城へとたどり着く。

ファイナルブレイブで、戦闘員を全滅させたところでデーボスが奇襲を仕掛けると、アミィは獣電池を庇い、ダイゴもアミィを庇い氷結城の下へ落とされてしまう。その間に氷結城を浮上させ最終的に地球の大気を巨大なスピーカーのようにして破滅のメロディを増幅させ発射する事で星ごと地球に存在するあらゆる生命を滅ぼそうするが、プレズオーで氷結城を追いかけるドクターウルシェードと弥生にアミィを託し、単身で乗り込んできた桐生ダイゴと相対。
生身のダイゴを追い詰めつつ、自分の上にいる創造主たる真の黒幕(創造主デビウス)の存在を明かすが、立ち向かうダイゴにダンテツから教えられた真の地球のメロディを歌う仲間達の歌声が氷結城にまで届き、最大の援護を受けたダイゴはキョウリュウレッド・カーニバルへとチェンジ。
 
メロディをみなぎらせ、驚異的な強さでデーボスを追い詰め、更に「大地の闇」が崩壊した事に怯むが、氷結城が宇宙空間にある以上、自分を倒せばレッドももろとも宇宙の塵になると告げるが、あたり前のこととして乗り込んできたレッドには通用せず、真の地球のメロディに10人のブレイブを込めた必殺の一撃、「超十獣電ブレイブファイナルフィニッシュ」の直撃と宇宙へ飛来した獣電竜の攻撃で氷結城ごと爆散した。

その後、亡くなったかと思われたダイゴであったが、数日後に獣電竜と共に帰還。
 
*【余談】
配下の幹部との繋がりや、特記事項の「奇術師」という記述から察するに、おそらくモチーフは『オズの魔法使い』のキーパーソン「オズ」。軍団最高最強の力を持つが、ダイゴと対峙した本人の口から自分もまた宇宙にいる謎の存在「創造主」に作られた使者だと明かされる。32作目の最終話に名前だけ登場した[[害統領バッチード]]のようにVSシリーズで登場する可能性があったが、後に『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』にて登場した。
 
圧倒的な力を持ちながらも敗れ去った敗因は「高慢さ故に滅ぼそうとした種族の存在を軽んじていたこと」。実際にダイゴからも、「お前はあれだけ人間や恐竜の感情を喰ったっていうのに、まだその凄さが分からねえんだな」と貶され、潜在的な力の前に完敗した。また、自身が幹部を「捨て駒」程度でしか見ていなかったことも、初期の戦騎達がキョウリュウジャー側に加担するという結果を招いたとも言える。
 
モチーフに含まれる蝶だが、かつて恐竜を滅ぼしたバージョンのデーボスのモチーフに蛹が含まれることも関係有るのだろうが、恐竜が絶滅した理由の一つとして「天敵のいない蝶の幼虫、つまり青虫が恐竜の食べ物を食いつくしたことで食べるものを失った」というものがあり、隕石、病気、氷河期と並んで恐竜の絶滅原因の一説としてモチーフに採用されたと思われる。
&bold(){『転生し知性を得て進化した首領』}はシリーズ29作目にも登場している(最終的に一部の敵幹部が戦隊と和解する点と共通している。)。

声を演じる大川透氏は16年振りにスーパー戦隊の怪人の声を演じている。
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