KANTAのショールーム内検索 / 「第二十二章」で検索した結果

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  • 第二十二章
    「なんだ?この数は」  あわてふためくようにして逃げる人々。それから遠くに、大量のファントム達が列をなして機械的に歩いていた。 「凄い量だな……」 「ロキは遠方攻撃、トール、ヘル、ジークフリートは前方で。」  無線から虎次がてきぱきと指示を出すと、言われたとおりに並んだ  人々が遠くに去ったのを見届けると、目の前に近づいてくるファントム達を見つめた。 「……」  ロキの射程距離に入った途端、赤いレーザーが飛び、敵は無造作に攻撃を浴びた。  つづいてトール達はとにかく前にいる敵を潰したり、薙いだり、殴ったりして、確実にダメージを与えていた。 「……敵が多いッ」  トールに乗った木戸がぼやいた。多すぎる。トール達のダメージの方が高く、やられるのは目に見えていた。 「クソ、軍隊は何をやって居るんだ」 「民間の避難の方が大事なのだろう。」  木戸の愚痴をスーが静かな口調で...
  • ARM HEAD STORY BEFORE THE WORLD CHANGES SOME TIME
    ...二十章 第二十一章 第二十二章 第二十三章 第二十四章 第二十五章 第二十六章 第二十七章 第二十八章 番外編 After Chengeng world Previous night ROCK’N‘ROLL GIRL AND BOYS
  • 第十二章
    「菊田が……死んだ!」菊田武蔵は机の上に頭を打ち付けた。 「ああああぁぁっぁぁあああ!言左右衛門ん!言左右衛門!なぜ、なぜしんだ!ああぁぁぁああ!」泣き叫ぶ武蔵の肩に秘書の菊谷雨禰が手を置いた。 「犯人は分かっています」菊谷が武蔵の耳元でささやいた。 「犯人は……」  武蔵は飛び上がったように羊皮紙を取り出すと、狂ったように設計図を書きだした。 「殺してやる。殺してやる!あいつら……あいつらに無情な痛みと、苦しみを与えさせる!」  できあがった設計図を武蔵は菊谷に渡した。 「殺してやる……」 「無人アームヘッドォ?」スーの言った一言に作業中の李は火花を散らしながら言った。 「宇宙圏で活動が可能なアームヘッドだ。菊田重工、村井研究所、この二つが共に研究して開発に成功したらしい。」スーは後にある机に体重を載せると、横にあるコーヒーの入ったマグカップを手にとった。 「無...
  • 第二十三章
    「ぐあッ」  ルミナスがそういうと、ヘルの身体は遠くに飛ばされた。 「……クソ……」  ロキがぼやくと、目の前には一体のファントムがあった。 「……」  ロキとファントムはにらみ合うと、ファントムは武器を構えた。ロキも攻撃しようとするが、右腕が動かない。故障したのだ。 「こんなところで……」  その瞬間、ファントムの頭が飛び、地面に転がった。ファントムの身体は、ぐらりと揺れ、倒れた。 「何だ……?」  そこにいたのは、一体の赤いアームヘッドだった。 「大丈夫か?」  オーディンが言う 「遅いじゃないか。宝生」 「どういたしまして、感激するのは後にしよう」  ラグナロクは、すべてを見据えながら一人で顔を歪ませた。 「誰だねそこにいるのは。」  七体のアームヘッド、クーフーリン、アーサー、ルー、フィンマックール、ダグサ、モーガン・ル・フェイ、ゲッシュだった...
  • 第二十章
    「あーあ、折角、休暇が取れるかと思ったのに。」  そういって、ルミナスはため息をついた。白い息が上がる 「北ゴレンに来るなんて、はじめてだよ」 「そう?」 「まあ、さっさと、ボルを見つけよう」  新入りの……旬涼が言った。 「辛いとは思うけど……ね」  ルミナスが珍しく優しく慰めてくれた。 「なに?ルっちゃん」 「ルッちゃんはないわー」  ある山の麓につくと、一体の巨大な人間のような者がたっていた。 「……アレが、ボル?」  茶色にそれの目が、輝いた。 「……あなた達は誰ですだ」 「私達は、あなたにある話をしようとおもって、来たんです」  ボルの目が優しく輝いた。 「なんですだ」 「私達に力を貸してください」 「……なぜですだ?あっしはファントム。定められた仕事があるのですだ。」 「もうすぐ、怖いことがおきます。だから、あなた方が護っている者を、守って...
  • 第二十六章
     斬激は、フェンリルに大きな傷跡を残した。 「フウウウ」  フェンリルはうなったが、菊田は引こうとはしない。  フェンリルが大きな口を開けながら突進すると、菊田のアームヘッドは、右足で下顎を押さえつけ、左手で上顎を固定すると、右手の刀で一閃した。  フェンリルが叫んで大きく口を開けると、菊田のアームヘッドはフェンリルの口の中に自ら入っていった。  そして、しばらくしてフェンリルの頭に角が生えた。  その角は横に倒れ、フェンリルはぐったりと動かなくなった。  中から一体の黒いアームヘッドが出てきた。 「やあ」  それはさも当然のように言った。 「感嘆するのは後だ。まだまだファントムは来るぜ」  菊田が言うと、そこに居たのは羽根を生やしたファントムだった。 「きどちゃん、次は、お前だ。」 「なぜ?」 「俺は、空中は範囲外なんだ。」 「だったら、俺も……」 「ミョ...
  • 第二十五章
    「親機は、どれだ?」  とスーが言った。  一体だけ、偉そうに座っているやつがいる。 「……あれか?」  と、一行が向かおうとした所を、何かが阻んだ。  一匹の犬のようなアームヘッドである。 「ヘル、頼んだ。」  と、スーが言うと、ヘルは犬のような物と、にらみ合った。  一行がその偉そうな奴に近づいた瞬間、周りをファントムが囲んだ。 「……」  凄い数だ。 「わたしが、残る。その隙に行くんだ。」  スーが、きっぱりと言った。 「さあ、行け。」  レーザーのライフルを背中になおし、トンファーを取り出した。 「いけ!」  ただならぬものを感じて、宝生はそこから離脱した。  ずっと進んだところに、一体の巨大なアームヘッドがあり、その後に一体の黒いアームヘッドがあった。 「……菊田?」  そんな気がした。何故だ?  巨大なアームヘッドはオーディンを睨んだ。 ...
  • 第二十八章
    「ぬうっ」  ユミルの胸には、穴が空いた。 「……くそう」  オーディンは、とどめを刺そうとして、地面に崩れかかった。すると、光がオーディンを包み、オーディンの傷は全て無くなっていた。そして、それを、遠くのリアルメシアが受け継いだ。 「……」  異様に体は軽くなったが、リアルメシアはさっきまでオーディンにあった傷が走っている 「……雪那?」  宝生は呟いた。  その瞬間、リアルメシアから大きな光が放たれた 「なんだ、また、粒子砲か。芸のない奴」  ラグナロクが呟くと、光の奥にいるリアルメシアの傷がなくなっているのがわかった。腕さえも、元に戻っている 「……まさかっ」  それを受けた瞬間、左腕が落ちた。リアルメシアがさっきまでなかった腕の方だ。 「……そんなばかな」 「旬香ッ早く、ユミルをアームキルするんだ。」  オーディンは頷き、動くことのままならなくな...
  • 第二十一章
    「壊れる!オーディンが!」  あわてふためく宝生の姿を見る村井は、ひどく落ち着いていた。  その瞬間、オーディンを光が包んだ。  おおきな木の枝に首をつる老人。腹には槍が刺さっている。その瞬間、リアルメシアの粒子砲が当たった。しかし、貫通しない。微動だにせず再生がつづく  その樹は鼓動するように動き、再生が――止まった。  オーディンの自壊は止まっており、真っ赤なアームヘッドがあった。 『旬香、どうするかね』 「今は……戦うべきじゃない。逃げるべきだ。」  宝生がそういうと、オーディンは納得したように頷いた  オーディンのバーニアが一瞬止まり、その瞬間、爆発的なエネルギーが噴出された。  その一回で、リアルメシアを通り越すと、バーニアの全速力で飛ぶ。 「……所長、……これ……」  そういわれて〈ひかり〉の映像を見た天体学者が持っていたコーヒーを落とす 「直ち...
  • 第二十七章
    『雪那、調和が、何か知っているか?』  そういう父の問いに、雪那はまっとうな答えを出した。 「アームホーンとパイロットの波長がより合致する事で、アームヘッドが発動する事が出来る特殊能力の事です。」  村井幸太朗は、苦笑を浮かべた。 『そのとおりだよ。』  幸太朗の答えに、雪那は不安を抱いた。 「……なんだか、そうじゃない。と言いたげですが。」 『ふふふ』  幸太朗は神妙な笑みを浮かべた。雪那には、それが不快だった。 『いつか、お前にも出会えると良いな。お前の、最高のパートナーとなりうる、アームヘッドが。』 「……お父様と、セイントメシアの、ような、やつですか?」 『そうなるね。……人間とアームヘッドの関係、っていうのは、体験しなくちゃ、始まらないさ。それは、常に心に、めいじておくんだな』 「分かりました。お父様。」  何故、今更こんなことを……と、雪那は思った。今...
  • 第二十四章
    「まずは、根元から叩かないと。」  スーが言った。 「必ず、母体となる機体があるはずなんだ。」 「どういう事?」  李が聞いた 「これだけの数、人工のアームコアだ」 「人工のだって?」  李が驚いても、スーは続けた 「それだけをアームホーンとして使用するのは不可能だ。だから、母体と、子機を作る。私達が延々と潰してたのは、子機だ。母体を叩けば、子機は活動ができなくなる。」 「僕たちで母体を叩くのは良い。しかし、その間子機は誰が受け止めておくんだい?」  旬涼は言った。辺りがシーンとした。 「あの役立たず共」  スーがぼそり、そう呟くと、無線から声が聞こえてきた 「こんばんは。愉快なテロリスト諸君。君たちを捕まえるのは後だ。今は、この機械君を倒さなければならない。……人手が必要だって?良いだろう。貸してやるよ!」  後には、沢山のアームヘッドや重砲があった。 「重...
  • 第二章
     私は、雪の上に只一つおとされたその羊皮紙を拾い上げた。何だろうか。  それには、なにやら訳の分からない記号と絵と、それの名前のような物が載っていた。 「……なんだろ?これ」  羊皮紙を指でこすりながら指に残る感覚があった。 『ODIN』  と書かれたその羊皮紙。とりあえず声に出してみることにした。 「オー・ディー・アイ・エヌ?何なんだろう」  私はその羊皮紙を捨てようかと考えたが、どうも手が動かない。かじかんでいるのか。その羊皮紙を手放したくない。と私の本能が語っているのかもしれない。どちらにしろ、これは捨てられない。  家に着くと、中は案の定真っ暗で、私は電気をつけた。一回瞬きながらついた明かりは部屋の全てを照らしてくれた。  テーブルの上にある置き手紙を見つけ、ああ、やっぱりな。という感覚になった。 『当分帰ってきません。母より』  誰がお前のような人間を母だと...
  • 第二章 ハード
     空は青く、雲は白く、地面は緑に包まれ、木々の恵みを、大地の、すべての恵みを、世界は謳歌している。  〈ハード〉はそんな場所だと思っていた。  そんなティンクの想像を、悪い意味でそれらは裏切った。  空は鮮血をまいたような赤。雲は黒く、地面は乾き、植物なんて見あたらない。 「……」  これじゃあ、〈ホーム〉と何ら変わりは無いじゃないか。ティンク思った。  これが、これが楽園なのか?  ティンクは今、荒野の上に立っていた。荒涼としていて、何もない。 「……」  ただ、口は動かせても、言葉は出ない。これは、自分が夢にまで見ていた、〈ハード〉か?  ティンクは、ゆっくり歩き始めた。  ティンクの足跡は、すぐに乾いて、風にさらわれて、消えていった。時々吹く突風は乾いた砂をティンクにぶつける。  脚が、痛いことを思い出した。唐突に。そういえば、そうだっ...
  • ドリーム アザー サイド
    ドリーム アザー サイド 第一章 アナザー・モーニング 第二章 ハード 第三章 一頁 二頁 三頁 四頁 五頁 六頁 七頁
  • Shining Princess
    Shining Princess 第一節 第二節 第三節 第四節 第六節 第七節
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