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on(1) /// / 可能:2 \ 13:[[seren]]:[[klel]]:[[en]] \ [ [[areu]] ] \ 可能 \ [ [[yuo]] ] \ [[on]]を可能にする \ [ [[iyuan]] ] \ そうかも、そうかもしれない、ありえるな、それもいえるね \
on(2) /// / (未来存続相)~しているだろう \ 13:[[seren]]:[[klel]]:[[lumi]] \ [ [[yula]] ] \ (未来存続相)~しているだろう \
on(3) /// / ~を \ 14:[[seren]]:[[klel]]:[[lumi]] \ [ [[areu]] ] \ 対格の格名詞を作る \ [ [[pea]] ] \ (対格)~を
[ [[vetyolom]] ]
基本語順において動詞の直後にくる
強調文と倒置文以外では省略される
能動文において、[[on]]は主に対象を表わす
対象は具象も抽象もくることができる。節もこれる
[[on]]は他の格の代用をすることがある。具体的には[[ka]],[[al]],[[il]],[[var]]などである
能動文の[[ul]]が受動文では[[on]]になる
[[on]]が[[oni]]化されると[[on]]が言語上、現われなくなる
[[oni]]化されるのは[[on]]が対象の場合だけでなく、場所などの場合もある
惕
[[on]]は基本語において動詞の直後にくる格である。もっとも、副詞が間に入ることはあるが、基本語順であるかぎり他の格は入れない。[[on]]は強調文と倒置文以外では省略される
能動文において、[[on]]は主に対象を表わす。これは行為の客体となり、行為をこうむるもので、経験者も含む(1)(2)
(1) [[la]] [[baos]][[-a]] [[an]]([[on]]は行為の客体)
(2) [[la]] [[jo]][[-a]] [[an]]([[on]]は経験者)
対象は具象も抽象もくることができる。より細かくいえば有生も無生もくることができ、行為を表わす動名詞の役割を持つ名詞もくることができる。更にそもそも節を取ることもできる(3)
(3) [[an]] [[in]][[-a]] [[la]] [[ke]][[-i]] [[felka]](彼が学校へ行くのを見た。"[[la]] [[ke]][[-i]] [[felka]]"という節が[[on]])
また、[[on]]は場所を取ることもある(4)。本来は[[ka]]格が取るべきところを[[on]]が担っている
(4) [[an]] [[xa]][[-i]] [[ra]]
同じく、[[on]]は方向を取ることもある。[[eel]][[-e]]などがそうである(5)。本来は[[kor]]格が取るべきところを[[on]]が担っている
(5) [[an]] [[eel]][[-a]] [[la]]([[la]]は顔を向けた方向)
また、場所と似ているが、経路を取ることもある(6)。本来は[[var]]格が取るべきところをonが担っている。(6)は"[[an]] [[ke]][[-a]] [[var]] [[wal]]"とほぼ同じ意味であることから、このonは[[var]]の意味だと分かる。[[rak]][[-e]]の他にも[[pon]][[-e]],[[mod]][[-e]]などの経路移動動詞はonが[[var]]の代わりを務める
(6) [[an]] [[rak]][[-a]] [[wal]](山を越えた)
onは起点と終点を表わすこともある(7)(8)。本来は[[il]],[[al]]格が取るべきところをonが担っている。[[ke]][[-e]],[[kot]][[-e]]のような終点移動動詞はonが[[al]]の代用をする
(7) [[an]] [[lov]][[-a]] [[ra]]
(8) [[an]] [[lev]][[-a]] [[ra]]
このように、onが他の格の代用となることがある。本来は他の格が持つ深層格をonが担っているのである。これはなぜか。onは[[al]]などと違ってどの動詞にとっても必須格である。更に[[al]]などと違って基本語順内で省略することができる。そのため他の格を使わずにonで代用することは経済性のある行為である。それゆえonが他の格の代用となることがある
また、そもそも「行く」という行為の対象に目的地が選ばれるということも[[al]]の代わりにonが使われる原因である。onに目的地がくる以上、[[al]]でもう一度目的地を述べるのは無駄な重複である。このような事情もonが他の格の代用となる原因といえる
尚、繋辞文以外の能動文は受動文に変えることができる。その際に能動文でulだったものがonに代わる(9)。また、繋辞文では動詞だったものがonにくる。このonは自然名詞である (10)
(9) [[la]] [[baos]][[-a]] [[an]] → [[an]] [[baos]][[-a]] [[yu]] [[la]]
(10) [[oni]] [[met]][[-a]] [[an]] → [[an]] [[at]] [[met]]
(9)のonについては意味の上では[[ul]]なので、[[ul]]を参照すること。また、(10)については上述のとおりで、onは自然名詞で、先天完了の意味を持つ
ところで、onが[[oni]]化する場合がある。これにはいくつか種類があるが、いずれにせよonが[[oni]]化した場合、onには何も表示しなくなる。[[ul]]が[[oni]]化すると繋辞と自然名詞がくるが、onが[[oni]]化してもonが消えるだけで、その点では他の格と同じ扱いである
onが[[oni]]化するのはどういう場合か。まず上がるのはonが対象のときである。たとえば[[an]] [[xon]][[-e]] [[tu]]において、私が食べたのはこれだということが焦点化されなくなり、どうでも良いものと考えられたとき、[[tu]]は[[oni]]化する。つまり、私がこれを食べたことよりも、とにかく私が何か食べた、食事をしたということを強調したいとき、何を食べたかはどうでも良いのでonは[[oni]]化する
尚、onが再起形の場合、[[oni]]化することはない。しかしこれは省略可能である。また、単にonを省略した場合とonを[[oni]]化した場合では厳密に言えば意味合いが違うが、日常的に区別する必要がないので言語上は違いを表現しない
onがoni化する別の例は、onが対象以外の場合である。たとえば[[xa]][[-e]]はonに場所を取る。つまり本来[[ka]]が取るはずだったものである。「私は学校にいる」といえば[[an]] [[xa]][[-i]] [[felka]]である。[[felka]]は本来[[ka]]が取るはずである
では「学校の前にいる」に変わるとどうなるか。[[ka]]は[[sa]]に変わらねばならない。もし問題の文が[[an]] [[xa]][[-i]] [[ka]] [[felka]]だったら[[ka]]を[[sa]]に変えて[[an]] [[xa]][[-i]] [[sa]] [[felka]]にすれば良い。だが問題の文は正しくは[[an]] [[xa]][[-i]] [[felka]]である。これでは[[ka]]を[[sa]]に変えようがない
そこで、ここでこの文のonが[[ka]]の代理をしているということと、onはこの基本語順文では省略されるという2点を考慮する。もしonを省略しなければ[[an]] [[xa]][[-i]] [[on]] [[felka]]である。そしてこのonは事実上[[ka]]である。ということは[[ka]]の代わりにonを[[sa]]にすれば良い。ゆえに「学校の前にいる」は[[an]] [[xa]][[-i]] [[sa]] [[felka]]である
onは場所を取るが、既に[[sa]]が場所を表わしているため、[[sa]]に出番を奪われている。この際onは[[oni]]化し、言語上に現れなくなる。このように、onが対象以外を取るときもonは[[oni]]化することがある
on(1) /// / 可能:2 \ 13:[[seren]]:[[klel]]:[[en]] \ [ [[areu]] ] \ 可能 \ [ [[yuo]] ] \ [[on]]を可能にする \ [ [[iyuan]] ] \ そうかも、そうかもしれない、ありえるな、それもいえるね \
on(2) /// / (未来存続相)~しているだろう \ 13:[[seren]]:[[klel]]:[[lumi]] \ [ [[yula]] ] \ (未来存続相)~しているだろう \
※[[メル>melpalt]]18年以前の文献では未来状態相[[-or]]の意味も兼ねる。
on(3) /// / ~を \ 14:[[seren]]:[[klel]]:[[lumi]] \ [ [[areu]] ] \ 対格の格名詞を作る \ [ [[pea]] ] \ (対格)~を
[ [[vetyolom]] ]
基本語順において動詞の直後にくる
強調文と倒置文以外では省略される
能動文において、[[on]]は主に対象を表わす
対象は具象も抽象もくることができる。節もこれる
[[on]]は他の格の代用をすることがある。具体的には[[ka]],[[al]],[[il]],[[var]]などである
能動文の[[ul]]が受動文では[[on]]になる
[[on]]が[[oni]]化されると[[on]]が言語上、現われなくなる
[[oni]]化されるのは[[on]]が対象の場合だけでなく、場所などの場合もある
惕
[[on]]は基本語において動詞の直後にくる格である。もっとも、副詞が間に入ることはあるが、基本語順であるかぎり他の格は入れない。[[on]]は強調文と倒置文以外では省略される
能動文において、[[on]]は主に対象を表わす。これは行為の客体となり、行為をこうむるもので、経験者も含む(1)(2)
(1) [[la]] [[baos]][[-a]] [[an]]([[on]]は行為の客体)
(2) [[la]] [[jo]][[-a]] [[an]]([[on]]は経験者)
対象は具象も抽象もくることができる。より細かくいえば有生も無生もくることができ、行為を表わす動名詞の役割を持つ名詞もくることができる。更にそもそも節を取ることもできる(3)
(3) [[an]] [[in]][[-a]] [[la]] [[ke]][[-i]] [[felka]](彼が学校へ行くのを見た。"[[la]] [[ke]][[-i]] [[felka]]"という節が[[on]])
また、[[on]]は場所を取ることもある(4)。本来は[[ka]]格が取るべきところを[[on]]が担っている
(4) [[an]] [[xa]][[-i]] [[ra]]
同じく、[[on]]は方向を取ることもある。[[eel]][[-e]]などがそうである(5)。本来は[[kor]]格が取るべきところを[[on]]が担っている
(5) [[an]] [[eel]][[-a]] [[la]]([[la]]は顔を向けた方向)
また、場所と似ているが、経路を取ることもある(6)。本来は[[var]]格が取るべきところをonが担っている。(6)は"[[an]] [[ke]][[-a]] [[var]] [[wal]]"とほぼ同じ意味であることから、このonは[[var]]の意味だと分かる。[[rak]][[-e]]の他にも[[pon]][[-e]],[[mod]][[-e]]などの経路移動動詞はonが[[var]]の代わりを務める
(6) [[an]] [[rak]][[-a]] [[wal]](山を越えた)
onは起点と終点を表わすこともある(7)(8)。本来は[[il]],[[al]]格が取るべきところをonが担っている。[[ke]][[-e]],[[kot]][[-e]]のような終点移動動詞はonが[[al]]の代用をする
(7) [[an]] [[lov]][[-a]] [[ra]]
(8) [[an]] [[lev]][[-a]] [[ra]]
このように、onが他の格の代用となることがある。本来は他の格が持つ深層格をonが担っているのである。これはなぜか。onは[[al]]などと違ってどの動詞にとっても必須格である。更に[[al]]などと違って基本語順内で省略することができる。そのため他の格を使わずにonで代用することは経済性のある行為である。それゆえonが他の格の代用となることがある
また、そもそも「行く」という行為の対象に目的地が選ばれるということも[[al]]の代わりにonが使われる原因である。onに目的地がくる以上、[[al]]でもう一度目的地を述べるのは無駄な重複である。このような事情もonが他の格の代用となる原因といえる
尚、繋辞文以外の能動文は受動文に変えることができる。その際に能動文でulだったものがonに代わる(9)。また、繋辞文では動詞だったものがonにくる。このonは自然名詞である (10)
(9) [[la]] [[baos]][[-a]] [[an]] → [[an]] [[baos]][[-a]] [[yu]] [[la]]
(10) [[oni]] [[met]][[-a]] [[an]] → [[an]] [[at]] [[met]]
(9)のonについては意味の上では[[ul]]なので、[[ul]]を参照すること。また、(10)については上述のとおりで、onは自然名詞で、先天完了の意味を持つ
ところで、onが[[oni]]化する場合がある。これにはいくつか種類があるが、いずれにせよonが[[oni]]化した場合、onには何も表示しなくなる。[[ul]]が[[oni]]化すると繋辞と自然名詞がくるが、onが[[oni]]化してもonが消えるだけで、その点では他の格と同じ扱いである
onが[[oni]]化するのはどういう場合か。まず上がるのはonが対象のときである。たとえば[[an]] [[xon]][[-e]] [[tu]]において、私が食べたのはこれだということが焦点化されなくなり、どうでも良いものと考えられたとき、[[tu]]は[[oni]]化する。つまり、私がこれを食べたことよりも、とにかく私が何か食べた、食事をしたということを強調したいとき、何を食べたかはどうでも良いのでonは[[oni]]化する
尚、onが再起形の場合、[[oni]]化することはない。しかしこれは省略可能である。また、単にonを省略した場合とonを[[oni]]化した場合では厳密に言えば意味合いが違うが、日常的に区別する必要がないので言語上は違いを表現しない
onがoni化する別の例は、onが対象以外の場合である。たとえば[[xa]][[-e]]はonに場所を取る。つまり本来[[ka]]が取るはずだったものである。「私は学校にいる」といえば[[an]] [[xa]][[-i]] [[felka]]である。[[felka]]は本来[[ka]]が取るはずである
では「学校の前にいる」に変わるとどうなるか。[[ka]]は[[sa]]に変わらねばならない。もし問題の文が[[an]] [[xa]][[-i]] [[ka]] [[felka]]だったら[[ka]]を[[sa]]に変えて[[an]] [[xa]][[-i]] [[sa]] [[felka]]にすれば良い。だが問題の文は正しくは[[an]] [[xa]][[-i]] [[felka]]である。これでは[[ka]]を[[sa]]に変えようがない
そこで、ここでこの文のonが[[ka]]の代理をしているということと、onはこの基本語順文では省略されるという2点を考慮する。もしonを省略しなければ[[an]] [[xa]][[-i]] [[on]] [[felka]]である。そしてこのonは事実上[[ka]]である。ということは[[ka]]の代わりにonを[[sa]]にすれば良い。ゆえに「学校の前にいる」は[[an]] [[xa]][[-i]] [[sa]] [[felka]]である
onは場所を取るが、既に[[sa]]が場所を表わしているため、[[sa]]に出番を奪われている。この際onは[[oni]]化し、言語上に現れなくなる。このように、onが対象以外を取るときもonは[[oni]]化することがある