すごく……誤解です

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「まて、こっちくんな」
「もう逃げ場はありませんよ。お姉さまの為に死んでください」
「人の忠告は聞けって!」
「ふふふ、待っていて下さいお姉さま。貴女のために、私頑張ります」
頭を抱える猫子頭の鬼軍曹。
その向こうでウージーを構える汚れなき愛は、さっきからこちらの話全然聞いてない。
どうやら、お姉さまという人物に操られているようだ。
「いいか!冗談抜きでやばいんだよオイ!」
「ああ、お姉さまっ!私頑張りますぅ~」
一歩一歩と、汚れなき愛はウージーを撒き散らしながら近付いてくる。
飛んでくる流れ弾をボロボロの壁で防ぎながら、猫子頭の鬼軍曹は最後の呼びかけを行う。
「これが最後だ、それ以上近付くな。出ないと嬢ちゃんが死んじまうぞ!」
「うふ、うふふふふふ」
警告空しく、汚れなき愛は最後の一歩を踏み出す。
その踏み出した足の下から、カチッと言う音が聞こえ――
「お――」
汚れなき愛の呟きをかき消すように、爆熱が彼女を包み込んでいった。
「だから言ったのによ。死んじまうって」
猫子頭の鬼軍曹は気まずそうに頭を掻き毟る。
軍曹の周囲には、支給品として入っていた対戦車地雷が適度な感覚で敷き詰められていたのだ。
その威力を確認する予定だったが、配置の途中で汚れなき愛と遭遇してしまったのがまずかった。
「しっかし、凄い威力だなこりゃ」
辺り一面焼け野原だ。ここが廃墟でよかったと本当に思う。
とりあえず、無事な地雷をいくつか回収しておく。
「お姉さまか……」
猫子頭の鬼軍曹は目の前の惨劇を見て、激しい怒りを覚える。
「こんな女の子を利用するなんて、お姉さまとやらめ!俺がお仕置きしてやる!
  が、まずは休むとするか。人間休みもとらなきゃ死んじまうしな。じゃ、おやすみノシ」
程よく空洞となった穴の中に潜り込むと、猫子頭の鬼軍曹はしばしの休息へと旅立っていった。


&color(red){【汚れなき愛@ギャルゲロワ】死亡} 

【黎明】【I-3 廃墟】 
【猫子頭の鬼軍曹@アニロワ1st】 
【装備:対戦車地雷(17/20)】 
【所持品:支給品一式】
【状態:やや疲労】 
【思考・行動】
0:とりあえず、放送まで寝る(寝過ごしたらそれはそれで)。
1:殺し合いには乗らずに読み手を倒す。
2:アニロワ1st書き手達との合流。 
3:危険視しているコ・ホンブック(◆5VEHREaaO2)の殺害。 
4:お姉さまをお仕置きする。
※周囲が焼け野原になりました。


    /ノ 0ヽ 
   _|___|_ 
   ヽ( # ゚Д゚)ノ <対主催だ、ゴルァ! 
     | 个 | 
    ノ| ̄ ̄ヽ 
     ∪⌒∪ 


|105:[[新しい朝が来た、対主催の朝だ]]|投下順に読む|107:[[ すれ違う二人+α++曖昧ネッケツ怪人 ]]|
|098:[[「混ぜるな危険」とか言われるとかえって混ぜてみたくなるよね]]|時系列順に読む|108:[[意外!それは紙切れ!]]|
|056:[[信じる者]]|猫子頭の鬼軍曹|[[]]|
|025:[[全ては愛しの人の為に。]]|&color(red){汚れなき愛}||

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