書き手ロワイアル2nd @ ウィキ内検索 / 「コインは今投げられた」で検索した結果

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  • コインは今投げられた
    「バトルマスターですか」 手に持った名簿と『支給品』を見つめ、軽くため息をつく。 少年のような面立ちとは裏腹に、つぶやいた台詞はどこか重々しさを感じられた。 彼は仲間たちから『バトルマスター』と呼ばれるほどの大黒柱だ。 こんな状況に陥っても、冷静なまま状況を判断できるのがその証拠である。 ならば、こんな殺し合いは即座に中断させ、すぐにでも脱出すべきだ。 殺し合いなど、想像の中やお話の中だからこそ楽しめる存在なのだ。 こんな状況に放り込まれて、喜ぶような人間が、この世に何人いるだろう。 だが…… 「どうしましょうかね」 彼は、自分の性格とは別の意思が、自身の心を支配しようとしているのに気がついていた。 それは現在の姿のモデルである『前原圭一』の燃えるような情熱や、『アセリア』のような強過ぎる闘争心。 それらの心が、彼の心を奪うかのように侵食してきているのだ...
  • BIG-JOE SHOWTYME
    ... 060 コインは今投げられた 投下順に読む 062 バトルマスター 060 コインは今投げられた 時系列順に読む 062 バトルマスター 承 113 走れたい焼きくん
  • バトルマスター(書き手)
    ...話】 060 コインは今投げられた 062 バトルマスター 101 蟹座氏の憂鬱Ⅱ 136 暴走する力 137 ある決闘の再現 144 とある天使の超電磁砲 187 ぬくもりを抱きしめて 214 人蟹姫闘争制覇者 220 したらば孔明の陰謀 242 ギャルゲロワのなく頃に 想託し編 246 蟻地獄な僕たち君の言葉を聞かせて欲しい胎動するは二つの悪意 250 扉の向こうへ死せる孔明、生けるバトルマスターを走らす 254 なのDeath☆(前編)なのDeath☆(後編) 264 新訳・これより先怪物領域 265 私たちの行方(前編)私たちの行方(後編) 268 クレイジー・ダイヤモンドは砕けない 270 Take a shotBRAVE PHOENIXPray 272 1000%SPARKING METEOR 274 混沌体験~感電はクールな能力がほしい~ 279 終末への扉(1)...
  • バトルマスター
    ...呼ぶカオス 060 コインは今投げられた バトルマスター 101 蟹座氏の憂鬱Ⅱ
  • 小さなエロスとEGO
    ...下順に読む 060 コインは今投げられた 052 人は勝ち誇った時、すでにその戦いに負けている 時系列順に読む 060 コインは今投げられた 052 人は勝ち誇った時、すでにその戦いに負けている エロ師匠 119 食べ歩き 013 すべては君をリレーするために 仮面ライダー書き手 119 食べ歩き
  • 時系列順に読む
    ...ダー書き手 060 コインは今投げられた 名無し書き手 バトルマスター 061 BIG-JOE SHOWTYME 名無し書き手 承 062 バトルマスター 名無し書き手 The god of chaos、バトルマスター 065 燃えよロワ 名無し書き手 ピザの1号(◆wKs3a28q6Q) 067 嵐を呼ぶカオス 名無し書き手 The god of chaos、激動のトウカリョウ(?) 068 逝っちゃった神 名無し書き手 お姉さま、パンタローネ 069 無題(079) 名無し書き手 予約被りに定評のあるtu4氏、マスク・ザ・ドS、結 074 dddddddd 名無し書き手 静かなる ~Chain-情~、永遠のうっかり侍、ブリリアント・ダイナマイト・ネオン、温泉少女 077 Zero noise (+1)(前編)Zero noize (+1)(後編) 名無し書き手 神行太保のDIE/...
  • 000~100までの本編SS(作品投下順)
    ...ダー書き手 060 コインは今投げられた 名無し書き手 バトルマスター 061 BIG-JOE SHOWTYME 名無し書き手 承 062 バトルマスター 名無し書き手 The god of chaos、バトルマスター 063 紙の子どもたちはみな踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら……? 名無し書き手 コ・ホンブック、書風連その壱、書風連その弐、マスク・ザ・ドS、予約被りに定評のあるtu4氏 064 首狩り女と不死者 名無し書き手 歩く頭脳戦、管理人・したらば孔明、まとめキング 065 燃えよロワ 名無し書き手 ピザの1号(◆wKs3a28q6Q) 066 ウルトラミキサー 名無し書き手 King of 脳内補完 067 嵐を呼ぶカオス 名無し書き手 The god of chaos、激動のトウカリョウ(?) 068 逝っちゃった神 名無し書き手 お姉さま、パンタローネ 069 無題(...
  • 第一回放送までの本編SS(時系列順)
    ...ダー書き手 060 コインは今投げられた 名無し書き手 バトルマスター 061 BIG-JOE SHOWTYME 名無し書き手 承 062 バトルマスター 名無し書き手 The god of chaos、バトルマスター 065 燃えよロワ 名無し書き手 ピザの1号(◆wKs3a28q6Q) 067 嵐を呼ぶカオス 名無し書き手 The god of chaos、激動のトウカリョウ(?) 068 逝っちゃった神 名無し書き手 お姉さま、パンタローネ 069 無題(079) 名無し書き手 予約被りに定評のあるtu4氏、マスク・ザ・ドS、結 074 dddddddd 名無し書き手 静かなる ~Chain-情~、永遠のうっかり侍、ブリリアント・ダイナマイト・ネオン、温泉少女 077 Zero noise (+1)(前編)Zero noize (+1)(後編) 名無し書き手 神行太保のDIE/...
  • 第一回放送までの本編SS(作品投下順)
    ...ダー書き手 060 コインは今投げられた 名無し書き手 バトルマスター 061 BIG-JOE SHOWTYME 名無し書き手 承 062 バトルマスター 名無し書き手 The god of chaos、バトルマスター 063 紙の子どもたちはみな踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら……? 名無し書き手 コ・ホンブック、書風連その壱、書風連その弐、マスク・ザ・ドS、予約被りに定評のあるtu4氏 064 首狩り女と不死者 名無し書き手 歩く頭脳戦、管理人・したらば孔明、まとめキング 065 燃えよロワ 名無し書き手 ピザの1号(◆wKs3a28q6Q) 066 ウルトラミキサー 名無し書き手 King of 脳内補完 067 嵐を呼ぶカオス 名無し書き手 The god of chaos、激動のトウカリョウ(?) 068 逝っちゃった神 名無し書き手 お姉さま、パンタローネ 069 無題(...
  • 000-100まで
    ...。 060 コインは今投げられた 闘争を制する者、バトルマスター。 いち早く「なりきりシステム」に気づいた彼は、それでもあえて自分の道をコインにゆだねる。 061 BIG-JOE SHOWTYME 意思は拒絶する。だが、肉体は了承する。 彼にとって最悪のショータイムが今、幕を開けた。 062 バトルマスター 戦闘において不敗。故にバトルマスター。 彼の前では、混沌すら道を空けるしかない。 063 紙の子どもたちはみな踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら……? わずかな出番で葬られるか、多い出番で苦しめられ続けるか。 どちらが不幸かは一概に言い切れないが、どちらも不幸なのは確実である。 064 首狩り女と不死者 首を狩ることに執着する策略家と、遊び相手を求める少年王。 どちらがまともかは一概に言い切れないが、どちらもまともでは...
  • 000-099まで
    ...。 060 コインは今投げられた 闘争を制する者、バトルマスター。 いち早く「なりきりシステム」に気づいた彼は、それでもあえて自分の道をコインにゆだねる。 061 BIG-JOE SHOWTYME 意思は拒絶する。だが、肉体は了承する。 彼にとって最悪のショータイムが今、幕を開けた。 062 バトルマスター 戦闘において不敗。故にバトルマスター。 彼の前では、混沌すら道を空けるしかない。 063 紙の子どもたちはみな踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら……? わずかな出番で葬られるか、多い出番で苦しめられ続けるか。 どちらが不幸かは一概に言い切れないが、どちらも不幸なのは確実である。 064 首狩り女と不死者 首を狩ることに執着する策略家と、遊び相手を求める少年王。 どちらがまともかは一概に言い切れないが、どちらもまともでは...
  • 忘れられたフラグ
    「さてと……とりあえず温泉いくかぁ」 いきなりそう言い出した転さん。 いや、なんで? 「おまえなぁ……ああ、トリップで言うのめんどくせぇ。VPのルシオに似た地味なツラしてるから、お前今からルシオな」 いきなり人の渾名をつけてくれた。いや、全然脈絡ないですよ。 「チンカスのほうがいいか、ああ?」 はい、ルシオでいいです。 で、何で温泉なんですか。 「今なら誰もいなさそうだろ。朝に妙な光が立ちのぼって、それから音沙汰がねえ。  ゴタゴタがあったとしたらその時だ。で、今は誰も近寄ってないんじゃねえか?」 まだ、よくわかりません。誰もいないってそれじゃ目立てないじゃないですか! あ、無視して東に向かって歩き出したよ、この人。ひどくないですか? 「アホか、てめぇは。あんなビームだのビル崩壊だののど真ん中に突っ込んで何かできるほど、お強いんですか。  じゃあ行ってこい。そして...
  • 終末への扉(2)
    ひとしきりバトルマスターの胸の中で泣いた蟹座氏が顔を上げる。 涙で目は赤くはれて、顔はクシャクシャだが、その笑顔は真夏の空のように晴れやかだった。 「ししょー……」 「そろそろ退いてもらえますかね? 流石にしんどくなってきました」 「甘めぇなあ……胃がひっくり返るくらい焼けそうだぜ」 「なんていうか……スイーツ(笑)って感じですねw」 「善哉善哉。怪人は兎も角、ヒトの営みはこうでなくてはならん。良くぞ帰った、娘よ」 困ったようなバトマス達の声に蟹座氏は我に帰ったように飛びのいた。 湧いて出たようにいつの間にか画面に上がっていた将軍の言葉に、蟹座氏は今度は真っ直ぐに受け止めていた。 だがもう少し温もりが欲しかったのか、唇を尖らせて両の人差し指の頭を合わせている。 「……まあ、続きはこの戦いが終わってからにしましょうか。とりあえず急いで魔王氏達との合流を……」 そう言い終...
  • 蟹座氏の憂鬱Ⅱ
    「蟹座じゃない、蟹座じゃないもんね……!」 走る、走る、走る。 森を抜け、知らない場所まで行っても彼女は走る。 呪縛から逃れるように。 蟹座、という名前から逃れるために彼女は走り続ける。 名簿にも、住人にも、そして支給品からも蟹座氏定着していても、彼女は負けない諦めない。 (そうだ、ボクは蟹座じゃ……って、なんで一人称がボクになってるんだろ) ふと、違和感に気づく。今までの蟹座氏の一人称はボクではない。 思えばこの身体になって変だった。 口調はだいぶ『蟹沢きぬ』というキャラから脱却しかけてはいるものの、一人称はどうやっても直せない。 身体能力もそうだし、そう……体の特徴。 例えば身長、例えば胸の大きさも……大きさも…… 「……………………」 ペタペタ、触ってみる。 大して変わらない感覚、中学生とも思われかねない体つき。 思い出す、...
  • 終末への扉(4)
    ―――――――――遺憾ながら、これは感電氏の重大な裏切り行為であり、          私は主催者としての立場からこれを厳密に処罰しなくてはなりません。 D7・大怪球フォーグラー内部 七人のジョーカーと一人のマーダーがそこにいた。 一人の手の中には人形のような蟹座氏の姿がある。 「これで奇襲は不可能になりましたね。あとはここに立て篭もって凌ぐしかないでしょう」 ガチホモがやれやれと溜息をついた。ジョーカー達にもう逃げ場はない。 「だが、時間は稼げる。少なくとも、2時間は」 七氏が目を細めながらいった。横のマーダーの眼は理性の光をともしたまま、何かを見失っていた。 「では、初めてくれ。人外。この朽ちた機動要塞に、再び息吹を」 人外が前に出る。目の前にある無数の梅サワーの前に黒蟹座を置いた後、 デュエルディスクより一つのカードを取り出し、宣言した。 ...
  • 闘争制覇者
     ◆ ◆ ◆ 一騒動を終え、静かでエロティックな雰囲気を取り戻したホテルのVIPルーム。 ついさっきまで、孔明とバトルマスターの二人が愛の巣としていた大きな回転ベッド。 今、その中央には真っ赤に茹で上げられた蟹……座氏が横たえられていた。 泡を吹きながら泡の中へと沈んでいった彼女は、二人によって水揚げ……でなく、助け出され、 とりあえず最低限の水気だけは切られて寝かせられている。 未だ全裸。しかし、その点は身体の上にシーツがかけられているので問題はない。 ちなみに、蟹の兵隊達はベッドの脇で幾何学模様の陣形を組んで、静かに彼女が起き上がるのを待っている。 そして、そこよりも少し離れた位置。 全チャンネルAVしか映さないテレビの前で、バトルマスターと孔明の二人は何かを言い争っていた。 あ、そう。彼ら二人はもう服を着なおしています。妄想の中のビジュア...
  • 無題(872)
    「男おーなーんてララララ~~~ 女もラララ~~♪」 本棚に囲まれた屋内……図書館に音程を外しまくった歌声が響く。 「らぶ ワズ ボ~~ん♪」 音源の容姿は0.01となった視力をカバーしてくれる分厚いメガネに、痩せ型である。 後頭部で手を組み、椅子でシーソーをしながら机に足を乗せる彼はブリリアント・ダイナマイト・ネオン。 オープニングからずっと同じ事をブリリアントは繰り返している。 「フゥ……」 やがてその行動も終焉を迎えた。 さっきから閉じていた眼を開き、天井を見上げる。 暗い所は苦手だが、今はそうも言っていられない。 ぴょん、と椅子から飛び降りる。 そして再び息を吸い込んで──── 「 な ん で シアーが本体襲っちゃいけねえんだあああああ!! あのクソ読み手舐めやがってぇぇぇええ!!」 先ほど腰掛けていた椅子を持ち上げ、窓に思いっきり投げつけ...
  • 体は鉄槌でできている。
    体は鉄槌でできている。 「ち・・・訳わかんねぇこと言いやがって・・・」 突風が容赦なく吹き付けるビルの上で男は苛立たしげに呟いた。 茶色交じりの短髪に、野獣のような獰猛さを宿らせた瞳。 ロストグラウンドのネイティブアルター、カズマ・・・じゃなかった、アニロワ1stの最燃え書き手◆2kGkudiwr6氏である。 名簿に載せられたあだ名は<大あばれ鉄槌>。 「まぁいいや、とりあえずはお約束どおり支給品の確認からはじめっか」 慣れた手付きで渡されていたデイパックの中をさぐる。 当然だ、今まで何度となく書いてきたキャラクター達に同様の行動を取らせている。まさかその経験がこのような形で役に立つとは思わなかったが。 何にせよ、冷静でいられることはこの状況ではそれだけで大きなアドバンテージとなる。すぐに、共通支給品を掻き分けて、ランダム支給品らしき物体を取り出した。 「・・・レイ...
  • 人外のウォーゲームin死者スレ
    人外「人外だ」 愛媛「アシスタントの愛媛です!」 人外「さて、今回は俺が作中で使ったカードが、実際に遊戯王OCGになったらどんな感じになるか妄想する企画だ」 愛媛「ぶっちゃけ、書いてる人の趣味だね!」 人外「とはいえ、このロワで遊戯王に詳しいのは俺しかいないのでな。ゲストを呼んである。入ってくるがいい!」 ????「こばはー。遊戯王のことなら俺に任せ……って、名前がまた伏せ字になってるー!本編にも出たのにー!」 人外「所詮貴様は乱入者だからな」 愛媛「まあ、口調で誰かわかるから気にしない」 ?「うー……」 人外「では、早速カード紹介といこうか」 フシギダネ 光属性 植物族 レベル2 攻 800 守 600 人外「まあ、はっきり言って雑魚モンスターだな」 ?「フシギソウにレベルアップできたりすると面白いかもねー」 ヨッシー 地属性 恐竜族 レ...
  • 書き手ロワ大戦――Ragnarok
    長い通路を、ツキノンは一人走る。この先で戦っているであろう、仲間たちに合流するために。 もう、仲間を死なせたくない。その思いが、彼女を突き動かす。 やがて、ツキノンは開けた空間に到達する。そこで彼女が見たものは、3人のロリに翻弄される魔神の姿だった。 ◇ ◇ ◇ 時は少しさかのぼる。魔神・ネミトゼボーマと化した666の前には、三人の少女がいた。 勇者姫・ゴルディオンスバルとなった衝撃のネコミミスト。 長門有希の姿を取る地球破壊爆弾No.V-7。 そしてクマのプー太氏の体を乗っ取った、速筆魔王LX。 「666、覚悟して。もうあなたが調子に乗ることはない。これからあなたを待っているのは、絶望だけ。」 ネミトゼボーマに突き刺さった槍の上に立つ、爆弾が言う。淡々とした口ぶりとは裏腹に、その瞳には憎悪の炎が燃えさかっている。 このロワの中で手に入れた、...
  • 紙の子どもたちはみな踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら……?
    まばらに広がる黒い枝葉の間から差し込む月光。それによって夜の森と言うイメージからは幾分歩きやすい木々の間。 そこを一人の小柄な少女がおっかなびっくりといった風で歩いていた。 支給品であるデイバッグを胸に抱えて震えをこらえ、竦む脚を機械のように動かして進む少女の名前は「コ・ホンブック」。 アニロワ2ndで書き手を務める中の一人で、またこの凄惨で混沌とした殺人遊戯の盤上に連れて来られた一人でもある。 10メートル程進んでは暗がりに誰か潜んではいないかと、そのくせっ毛の目立つピンクの髪がのった頭をキョロキョロと振り回す。 コ・ホンブック(◆5VEHREaaO2)――彼女の姿は、彼女が話を書いたアニタ・キング。その姿によく似ていた。 「…………嘘だ、夢だ、幻だ。……冗談か、それかドッキリか、それとも白昼夢か……」 湧き上がって止まない恐怖を紛らわす言葉をブツブ...
  • 奈落の花
    フォーグラーの廊下を、蟹座氏はすたすたと歩く。 力強いその足取りとは裏腹に、彼女の顔にはナナシ戦の疲れが色濃く出ている。 そんな蟹座氏の背後を、ツキノンは賢明に追いかけていた。 「あのー、蟹座氏。少しは休んだ方が……。」 「そんな時間がないのは、ツキノンもわかってるでしょう?」 蟹座氏の言うことは正論である。会場崩壊までのタイムリミットを過ぎれば、その時点で参加者全員の命運は尽きる。 なんとしてもその前に主催者の所までたどり着き、それを打倒しなければならないのだ。 「それに……感じるんだ。きっと、この先にししょーはいる。」 絶対の確信を持って、蟹座氏は断言する。 具体的な根拠などない。だが、疑う気持ちなど微塵も湧いてこない。 師弟の絆、というやつなのかも知れない。 (ししょーは何度も何度も、ぼく……いや、私を救ってくれた。今度は、私がしし...
  • 残されたもの
    このバトルロワイアルが始まってもうそろそろ18時間が経とうとしていた。 参加者達の叫びは天に響き、その血は大地を染め上げていく。 この地で出会った同志がいれば、必然的に別れもある。 その別れに立ち会った時に残された者が何を思うのかは当事者にしか理解できぬ心境である。 悲しみに暮れるのもいいだろう。 事実を否定するのも取り得る選択肢の一つだろう。 恨みや憎しみを心に抱くのも、それもまた人の業であろう。 だが、それで残された者が行き着く果てにどうなるのかまでは想像に難くない。 なによりここにいる者はロワという戦場で鍛えられた書き手という戦士である。 自ら、あるいは他の書き手によってキャラに別れを体験させてきた。 その果てに狂い、嘆き、怒り、恨み、喜び、さらなる凶行に走らせたキャラは数知れず。 そしてその結末も見届けてきた。 だからだろうか。 書き手は悲しみに暮れ...
  • その意志、刃に変えて
    空はどこまでも黒く、大地はどこまでも白い新世界。そこで、2組6人の少女達がにらみ合う。 ネコミミスト、爆弾、ツキノン。散っていった幾多の魂を背負い、戦いに終止符を打つために全力を尽くす三人。 666、管理人、読み手。それぞれの目的のために、ラスボスとして立ちはだかる三人。 「さて……。」 666が、一歩前に出る。 「ここまで来て、語ることももはやあるまい。君たちが生き残るか、我々が生き残るか。  最後のバトルロワイアルを始めようじゃないか。」 666の言葉を受けて、おのおの戦闘態勢を取るネコミミストたち。 だがその気勢を削ぐように、ふいに666は「ああ」と気の抜けた声を漏らした。 「これは君たちに渡しておこう。ほら、受け取りたまえ。」 666が無造作に放り投げたものは、繋ぎ師の遺体。それを受け止めようと、ネコミミストは手を伸ばす。しか...
  • その意思、刃に変えて
    空はどこまでも黒く、大地はどこまでも白い新世界。そこで、2組6人の少女達がにらみ合う。 ネコミミスト、爆弾、ツキノン。散っていった幾多の魂を背負い、戦いに終止符を打つために全力を尽くす三人。 666、管理人、読み手。それぞれの目的のために、ラスボスとして立ちはだかる三人。 「さて……。」 666が、一歩前に出る。 「ここまで来て、語ることももはやあるまい。君たちが生き残るか、我々が生き残るか。  最後のバトルロワイアルを始めようじゃないか。」 666の言葉を受けて、おのおの戦闘態勢を取るネコミミストたち。 だがその気勢を削ぐように、ふいに666は「ああ」と気の抜けた声を漏らした。 「これは君たちに渡しておこう。ほら、受け取りたまえ。」 666が無造作に放り投げたものは、繋ぎ師の遺体。それを受け止めようと、ネコミミストは手を伸ばす。しか...
  • 残されたもの(希望)
    ◆ 一人の男が、倒れていた。 赤いバンダナを巻いた右肩から左腰へと体を斜めに二分された男だ。 その男へと、一人の女が問う。 「人の子よ。どうしてあの時、真っ向から勝負を受けたのか?」 奇妙な姿をした女だった。 やや大胆に横から肌が見える巫女服に、異形の刀。 だが、何よりもその頭部に生えた角が一際異彩を放っている。 「投下早撃ちの方を使っていれば、ファイナリティブラストは防げたはず。  いえ、将軍がいなかったのです。私に時を止めさせても良かった」 「どうして、か」 問われた男――名無しは切断された半身へと目を向ける。 その右手に握っているのは柳桜ではない。 中盤でダイソウの手から吹き飛ばしたドラゴン殺しだ。 あの時、ダイソウが斬馬刀を取り出すのを見て、名無しは彼の狙いが自分だと察し、 技が発動したままで即座に動かせない鬼狩を...
  • 暴走する力
    焼け落ちたホテル周辺で、二人の超人が音も越える速さで『けん』を交えていた。 崩れた瓦礫の上に立ち、空を見上げるのは暴徒と化したコ・ホンブック。 そして廃墟と化したビルに片手でぶら下がり、もう片方の手ではコインを握り締めるバトルマスター。 二人の距離は直線にしておよそ100メートル。 その間合いに持ち込んだのは、バトルマスターの方だった。 初見でこそ油断したが、目の前にいるのが常識外れの化け物なのは既に納得済みだ。 なにせ、どれだけ一撃必殺の拳を見舞おうとも、暫くすれば傷が回復してしまうのだから。 とは言え、不死者となったコ・ホンブックも痛みを感じる機能は残っているらしく、 その点がバトルマスターに勝機を見出せる一筋の希望となっていた。 だが一撃離脱を繰り返す間にも、『乖離剣・エア』の猛攻は確実にバトルマスターを追い詰めていく。 武器の威力もさる事ながら、この埋めようの無...
  • 私たちの行方(後編)
    コロンビーヌは666に別れを告げて、病院方面へと向かっていた。 だがその顔にはエンジェル・アームの反動による疲労が見えていた。 いくら愛の力と言っても、半分を別の要因でまかなった以上無理は承知している。 首尾よく計画は成功したのだから、目を瞑る事にした。 それに…… 「上手くいったみたいね~計画通り♪」 背後で聞こえる爆発音を聞きながらコロンビーヌは自身の仕掛けが発動した事を悟った。 あのボン太くんスーツの中にいたのは確かにゾナハ蟲だが、それだけではなかった。 変化の杖によってガソリンへと変えられた焦ったドラえもん・永遠のうっかり侍・孤高の黒き書き手の服、そしてピストルが中にあった。 時間が経つにつれガソリンは気化していき、そこには即席爆弾が出来上がる。 そしてタイミングを合わせてピストルの撃鉄をゾナハ蟲に引かせれば、火花が散って大爆発という訳だ。 ...
  • 殴る鉄槌、殴られる少女
    保志ヴォイスの男――大あばれ鉄槌は、現在の状況をすぐさま理解していた。 あのVは無差別マーダーで、傍らに倒れている男はそいつに殺されたこと。 そしてその男はボマーを守るためVと戦い、死んでいった事。 「……いい燃え展開だ。」 誰に言うわけでもなく呟き、ボマーへと視線を向ける。 「ヒッ!?」 思わず身がすくむボマーだが、傍らではキラークイーンが構えている。 「おい、お前を殴るのは後回しだ。まずは……」 ろくに返事も聞かず、前を見る。 「このトンチキ野郎からだァッ!!」 一瞬で間合いを詰め、拳を振り上げる。 「ウオオオオオオオオッッ!」 気合を入れ、何発も殴る。殴る。殴る。 傍から見れば、まるで一方的に殴っているように見えるだろう。 だがそうでないことは、大あばれ鉄槌自身が一番判っていた。 (何だコイツ!? 殴っても手ごたえが全然ねェ!!) もちろん、判っていて...
  • ある決闘の再現
    「はわわ、なんとか……大丈夫ですぅ」 バトルマスターの怪我を治療したしたらば孔明は一息をつく。 結果は何とか成功。 正直どうなるかは解らない状況だった。 しかしここで彼を殺してはならない、ただその一身で治療を施す、全てはご主人になるべき人の為に。 そのお陰でどうにか治療をできることができた。 バトルマスターは今ぐっすり眠っている。 「でも……これで……」 「悪いけど……それは無駄になるわ」 背後から底冷えする声が響く。 したらば孔明が振り返るとそこには一人の少女。 その少女は笑いながらバトルマスターをの方を指差す。 「バトルマスターともある方がこんな無様とはね……正直拍子抜けだわ」 「なぜ名前を!?」 「簡単よ……これ」 彼女はが取り出したのは紙束。 何か色々書いてあるようだ。 「写真つき名簿。助かるわ……ギャルゲロワの書き手がわかるもの...
  • 幻魔大戦(前編)
    「じゃあ、私はこっち。お前はそっちな。」 「大丈夫なのか? もししくじったら……。」 「誰に向かってものを言っている。私はお前だぞ? 自分を信じなくてどうする。」 「そうだったな。すっかり忘れてたけど。」 「たぶん、管理人が意図的に記憶を消していたんだろう。それだけ我々が恐れられていたということだ。」 「どうだかな……。単なるミスだったりして。」 「無駄口はその辺にしておけ。急ぐぞ。」 「はーいはい。」 ◇ ◇ ◇ かに玉内部、HIMMELエリア。 数十分前に蟹座氏とツキノンが通過していった通路を、今度は爆弾達が駆ける。 「みんな、そろそろドSのいるところに着くよ!」 「みたいね。戦闘音がここまで聞こえてきてる! 戦ってるのは誰?」 「うーん、それが……。私のデータにない人なんだよねえ……。誰なんだろ、これ。」 「はあ? データにないってど...
  • たこ焼き屋は闇に踊る
     我はアルパなり、オメガなり。いやさきなり、さいはてなり。始めなり、終わりなり。  THE FIRST????始めなるもの。  その呼称は、直接名を呼ぶも恐れ多い創造主に捧げられたものと同じだ。  神に等しい二つ名を与えられた男は、重々しい仕草で交差点の鏡に映る自分の姿を見上げた。 「いや本当に重い……重いよこれ……」  鉛色に輝く装甲の胸の部分には、白いパネルに描かれた黒い鯛のマーク。 「なんでよ!ここはTHE FIRSTの一号だろ常考!二つ名そのまんまだし!ライダーだし!鬱展開だし!童貞だし!」  閑静な住宅街に、男の叫びが虚しく響き渡る。 「なのになんで同じ『始まり』から強引につなげて相川始……の、しかもそっくりさんの方になるよ!名前の意味、まるで逆だろ!」  説明台詞も悲鳴まじりではどこか痛々しい。 「それに超一般人じゃねぇか!勝ち目あるとかないとか以前だ...
  • もってかれた!お姉さま
    「バイオアタック!」 バイオライダーが液状化し、中を舞う。 少しでも射程範囲から逃げようと、熱血王子はB-9エリアへと進入する。 ――――ここでは、二人の奇妙の書き手が戦っていた。 「そこだ!スパークカッター!!」 「チィッ!」 熱血王子の頭上を掠め、バイオブレードが大木を切り裂く。 結論から言うと、現在は圧倒的に熱血王子が押されていた。 理由は、ただ一つ。 「《破棄すべき全ての手》ッ!」 もう何度目になるかわからないリストブレイカーを放つ。 眼にも留まらぬ速さでバイオライダーの両手首を切り落とす、ここまではいいのだ。 「その技は、バイオライダーとなった今の俺には通用しない!!」 切り離された手首がゲル化し、生物のように動いて元の場所へと戻る。 これが、熱血王子が苦戦している唯一つの理由であった。 当たっても、通用しないのでは意味がない。 かとい...
  • 世はこともなく廻り続ける
    「そう、あなたも死んじゃったんだ」 暁を背に空を駆ける少女がなんの脈絡も無くぽつりと呟いた。 彼女の名は予約被りの定評のあるtu4氏。 最後の空気王の名を自ら冠するありとあらゆるロワの空気達の願いの行く末に立つ者。 右往左往の末、全ての空気キャラの復権を目指すに至った彼女は、 だからこそ各ロワで空気とされた者の真価を誰よりも理解していた。 「あなたになら、殺されてあげても良かったのにね」 何もない天へと向かい一人声をかけ続ける少女。 傍から見れば狂人や危ない人にしか見えないだろう。 いや、沙羅さんの伝説を知る者からすれば、 遂に本当の空気と話す能力を得たのかと思われてしまうかもしれない。 まあなんかその内そうなったところでみんな納得しそうだが、 残念ながらそんな厄介な能力に覚醒したわけではない。 彼女はちゃんと会話しているのだ、己が内に内包した永...
  • 空白(空気にあらず)
    地上を洗い流す光の河。 E-3より放たれたその光の名は「エンジェルアーム」 アニロワ2ndにおいて空気と称されるヴァッシュ・ザ・スタンピードが、扱う銃である。 つまり当然、放ったのはヴァッシュではなく、 (……逃げられたか) 空気王の名を持つ少女、『予約被りに定評のあるtu4氏』こと『沙羅さん』である。 バトルに敗北しないという反則級の能力を持つバトルマスターを打ち破る為に放ったその一撃は、しかし彼には命中しなかった。 エンジェルアーム発射の直前、小さな可愛らしい女の子を連れて離脱するバトルマスターの姿が確認出来ている。 (まあ、いいわね) 少なくとも、エンジェルアームを用いればバトルマスターを倒せる事は確認出来た。 だから、この一撃は無駄では無い。 「さて、それじゃあ」 すぐに追いかけましょうか、と続けようとした沙羅さんの口が閉ざされる。 彼方、 ...
  • 無題(188)
    地上を洗い流す光の河。 E-3より放たれたその光の名は「エンジェルアーム」 アニロワ2ndにおいて空気と称されるヴァッシュ・ザ・スタンピードが、漫画版で使用可能な能力である。 つまり当然、放ったのはヴァッシュではなく、 (……逃げられたか) 空気王の名を持つ少女、『予約被りに定評のあるtu4氏』こと『沙羅さん』である。 バトルに敗北しないという反則級の能力を持つバトルマスターを打ち破る為に放ったその一撃は、しかし彼には命中しなかった。 エンジェルアーム発射の直前、小さな可愛らしい女の子を連れて離脱するバトルマスターの姿が確認出来ている。 (まあ、いいわね) 少なくとも、エンジェルアームを用いればバトルマスターを倒せる事は確認出来た。 だから、この一撃は無駄では無い。 「さて、それじゃあ」 すぐに追いかけましょうか、と続けようとした沙羅さんの口が閉ざされる。 ...
  • Pray
    月も星もない暗闇の空の下、二人の吸血鬼――地球破壊爆弾とロリスキーが互いに見つめ合っている。 その光景はとても温かなものだった。 二人は今ではお揃いの巫女服をその身に纏っている。 「これで一件落着か」 「そうですね」 「たく、手間かけさせやがって」 それを離れた所から眺めている3人の戦士。 マダオ、ネコミミスト、DIE/SOULの3人だ。 さっきまで酷い傷を負っていた3人だが、今はだいぶマシだった。 マダオとネコミミストはそれぞれの不死の回復力で傷はあらかた癒えていた。 問題はDIE/SOULだった。 いくら核鉄2個使用と言ってもDIE/SOULの傷はそれ以上に深かった。 今は核鉄に加えてネコミミストがクラールヴィントで回復魔法『静かなる癒し』をかけている。 効果範囲的に3人共対象となるという点も喜ばしかった。 「ネコミミスト、DIE/SOUL...
  • ようこそルナティックパーティー(中編)
    ◇ ◇ ◇ 全力で病院まで戻ってきた漆黒の龍と孤高の黒き書き手は、愕然とした表情を浮かべていた。 「なんで…なんで巨大ロボが出てきてるのさ!」 思わず、間の抜けた声を出してしまう漆黒の龍。 そう、彼らの前にいたのは地球破壊爆弾第6の姿、キングゲイナーであった。 「もうたいがいのことじゃ驚かないつもりでいたが…。さすがにこれは許せるかァァァァァァァァ!!」 悪態を付きながら、義手から砲弾を放つDIE/SOUL。しかし、サイズの違いはいかんともしがたい。 いかに強力な武器と言えども、キングゲイナーの巨体が相手では有効打になるはずがない。 「おまえは下がっていろ、DIE/SOUL!まだ万全ではあるまい!」 そう叫ぶのは、零号解放済みのマダオだ。 さすがに零号解放ともなればサイズの差はある程度カバーできるが、それでも苦戦を強いられてい...
  • 愛する人に祝福を
    薙ぎ倒される、薙ぎ倒される、薙ぎ倒される。 悪の当然の末路だと言わんばかりに私の子達は滅ぼされていく。 どれだけ数で押しても、たった一人の正義の味方には敵わない。 それが仲間の想いを受け継いだ最強武装を手にしているのなら尚更だ。 シャイニングトラペゾヘドロン。 荒唐無稽ロボットADVの名を冠する機神咆哮デモンベインに登場する究極呪装。 全てを否定する完全消滅の刃。 ツキノンに欠けていた決定力を補って余りある代物。 ああ、私はまた拒絶されるんだ。 おかあさんに捨てられて。 母の仲間達には見向きもされず。 今またギャルゲロワという一つの世界丸ごとに押しつぶされる。 わかってる。私が悪い子だって。 でも、それでも……。 一度くらいは抱きしめてもらいたかった。 ――ならば叶えましょう。いえ、私だけが祝福します。貴女の生誕を。 え? ...
  • 働け対主催! 俺?俺に働けって?
    「すいません!」 「遅いぞチンカス。ションベンぐらい1秒で済ませろや」 「いや、無理ですって」 戻るなり浴びせられる罵声に泣きそうになりながらも、◆MJことルシオは謝罪を続けた。 温泉に行こうと言い出した転に従い、かなりの時間歩き続けていたのだ。 ちなみになぜか移動の最中、転はずっとルシオに荷車を引かせ、その上で胡坐をかいている。 最初は一緒に歩いていたのだが、1分も立たないうちに歩くのに飽きた転が、近くの民家からルシオに持ってこさせたのだ。 既に全身汗だくなルシオとは対照的に、転は悠々とした表情で首輪を弄っている。 その手元の首輪四つを分解しては直し、直したものをまた分解していた。 「って、ちょ! なんで首輪が四つあるんですか!?」 「うっさいぞ馬鹿もんが。ケツの穴にクスハ汁流し込むぞオイ」 「ご、ごめんなさい! ……で、でもその……首輪が」 「ああ」...
  • レクイエムは静かに奏でられる
    「いい湯だな、アハハン~♪」 一人の男が、温泉に浸かっていた。歌など歌って、上機嫌だ。 だが、そんなのんきな光景は長く続かなかった。彼のまわりのお湯が、赤く濁り始めたのだ。 「ん?なんだこれ?…って、このにおいは…。血!?」 異変を悟り、慌てて周囲を見渡す男。すると、自分以外にも温泉に入っている人間がいるのを発見する。 その人物のまわりは、血の色が一段と濃かった。 「ちょっと、君!大丈夫か?」 とっさに、彼は声をかける。返事はない。代わりにその人物…幼い少女の体が崩れ落ちる。 「え?」 近づかなくてもわかった。湯船に浮かぶその少女は明らかに 死 ん で い た。 「うあああああああああ!!」 静かなる ~Chain-情~は、叫び声と共に覚醒した。 「だ、大丈夫ですか?」 すぐ後ろから、声がかけ...
  • 残されたもの(相棒)
    ◆ ギャグ将軍とダイソウの敗因。 それは名無しがテイルズロワの人間だということに囚われ過ぎ、柳桜をエターナルソードの代用としてしか捉えていなかったことだ。 特にダイソウは一度ナナシに襲撃されたこともあり、冷静さを失っていたのかもしれない。 オヤシロバリヤー。 そんなふざけた名前の技が、名無しを守り、ダイソウ達へとロケット弾を跳ね返した現象の正体。 効果は一言でいえば鏡面反射。 真正面からの攻撃をそっくりそのまま跳ね返す神の力。 厳密には羽入の力なため、奥義直後の硬直という制限に引っ掛かることなく発動できたのだ。 帯びていた紫の光が消えた刀を手に、名無しが詰まらなそうにこの戦いの結果たる惨状へと目を移す。 爆発の規模でいえば名無しの不意を打ったニアデス・ハピネスよりやや大きい程度。 所詮は一度反射された弾丸だ。弾速が落ちていたことが幸いし、威力はその...
  • 空気でもいいよ
    暮れる世界を一つの影が幽鬼の如く歩んでいた。 銀髪の髪に、どこか鎧を思わせる服、そして手にした大剣が特徴的な少女だ。 だが今の彼女をもっとも際立たせているのはそれらの容姿の奇抜さではなかった。 目だ。 深い闇を宿したその眼こそが、彼女の存在を深く知らしめていた。 女の名は◆tu4bghlMIw、またの名を予約被りに定評のあるtu4氏という。 「そんな」 意識を取り戻したtu4氏は既に没し始めている太陽の姿に茫然としていた。 いかなチートなtu4氏といえ、神剣魔法での防御も無しに、沙羅さんの体で人間砲弾を受けたのだ。 数時間眼を気絶してしまったのも仕方のないことである。 むしろあの高度から落下したのに大した怪我を負うことなく、 眼を覚ますまでに危険人物に見つからなかった分だけ幸運と言えるだろう。 なのにどうしたことか、まるでこの世の終わりだとでもいうように、 ...
  • 第四回放送
    E-5。会場の中心に位置し、ロワ開始当初は学校が存在していた場所。 ここでは、多くのドラマが繰り広げられてきた。 エロ師匠がネクストコナンズヒント『蝶ネクタイ』を殺害したのが、皮切りだった。 ダブル岸田さんがエロ師匠に吸い尽くされ、仮面ライダー書き手がエロ師匠とマーダーコンビを結成し、 歩く頭脳戦とまとめキングが孔明の罠で共倒れとなり、幻夜がダブル岸田さんを回収した。 サプライズパーティーがステルス鬼畜と幻夜を殺し、ネコミミストに殺された。 デビルシャリダムの出現をきっかけにネコミミストと666が別離し、調子に乗り続ける『黒猫』が生まれた。 Chain-情がその命を燃やし尽くし、ジョーカーに反逆した。 コロンビーヌと666が対立し、一度は勝利したと思われた666が逆転負けを喰らった。 数々のドラマが作られてきたこの場所で、また新たなドラマが生まれる。 瓦礫...
  • 1000%SPARKING METEOR
    爆音の方向へ向かう魔王、将軍、バトルマスターの3人。 しかしその視界に、突然巨大な物体が飛び込んできた。 「あれは…!」 「大怪球フォーグラーだね。いやあ、まさかあれまで出てくるとはねえ。」 驚きを顔ににじませるバトルマスターに対し、魔王の反応は道ばたで野良猫に出くわした程度のものである。 「落ち着いてますね、魔王さん。」 「あはは、アニロワ書き手はこの程度じゃ驚かないのさ。だいたい、このロワじゃ何が起こってもおかしくないって。」 二人が会話をしていると、突然そこに明るい電子音が鳴り響く。 「よし、成功したぞ!」 電子音のあとに聞こえてきたのは、ギャグ将軍の低い声だ。 「どうしました、将軍。」 「うむ、支給品リストにかけられていたロックの解除に成功したのだ。 まったく、非常にやっかいなパスワードであったぞ。 まず名前とトリ...
  • わたしが生まれた物語
    白い空間と黒い空間がただただ広がっている。 存在の無い地平の白と黒。世界が壊れた世界。何も無い世界。 全てが過ぎ去った世界。 「……帰ってきちゃった」 私はその世界を見つめて、呟いた。そして、念じた。 この身の成長を。 手が伸びていく。足が伸びていく。意識が鮮明に冴えていく。 衣服を念じた。裸だった全身を衣服が包んでいく。 私はもう、そこに在った。 「……どうして、あんな事をしたのだろう」 私の胸をよぎったのはそんな疑問だ。 その疑問を振り返るために私は、ある悪魔の記憶を紐解く。 この滅びた世界をかつて翻弄した、とある罪深き悪魔の記憶を振り返る。 派手好き地獄紳士『666』。 彼女が使わなかった、三つの秘密の事を。 彼女はこの滅びた世界で多くの悪行を為した。 だが印象的だった事は、その殆ど全てに意味があった事だろう。 見殺しにした体はスクライド...
  • 【ギャルゲ・ロワイアル】書き手の支給品
    お姉さま チャイナ服 経過:移動なし 緑色で帽子つきのスレンダーな服。 バトルロワイアルの中では役に立たないと説明されているが、果たして。 そしてお姉さまの性別によってはこの服の真価が問われる。 ――――――らめぇぇぇぇぇっ!! 青龍偃月刀 経過:→熱血王子→BABCに融合 関羽が愛用していた武器。 戦闘に用いる武器だが、現在のところ目立った活躍は見せていない。 空気にならなければいいが……。 現在は熱血王子が所持しており、真・驚きの黒さ状態。 ディー 経過:→影の繋ぎ師→消滅 言わずと知れたうたわれるものラスボス兼ギャルゲロワ黒幕。 制限により性格破綻。いろいろとぶっちゃける。 お姉さまを東方キャラにするなど制限をかけられていても便利。 どうやらハクオロの姿をした参加者(=ギャルゲロワ版最速の人)を取り込むと ある程度力が戻るらしい。現在は影の...
  • クイズ それも私だ!が、ついにそのベールを脱いでしまいました
    ザザンザーザザン♪ザザンザーザザン♪ザザンザーザザン♪ ドン!ひゅるるる~♪チャンチャチャーチャチャン それも私だー♪ あれもー私だー♪ あなたもー僕もーやあぱあり私だ~♪イエイ!! チャラララララ~♪  さあ今日もこの時間がやってきました、『クイズ!それも私だ!』 本日はここ書き手ロワで特別出張スペシャルでお送りしたいと思います! 司会は私『目立ちすぎだこの主催!』ことユーゼス・ゴ……む? お前今『我らが稀代の開き直り型ステルス外道対主催でもちょっぴり不運風味』めい☆おーと 闘っているんだろうが、こんなところで何してやがる!だと? わっはっはあ、ここ最近にらみ合いしっぱなしで暇なんだよ! 後、ユーゼスってそんな性格じゃない、そもそも『クイズ!それも私だ!』ってなんだよ!?だって? ふ、知らんのか、スパロワの私のすごいはっちゃけぶりを。 それに...
  • THE GREATEST BATTLE
    蟹玉の降臨から、時は過ぎ、既に黎明に至ろうとしていた。 されど、未だ太陽は昇る気配すら見せず、世界は闇に包まれたまま。 今か今かと待ち続ける草木達は知る由もない。 この世界の太陽、及び月と数多の星は一夜にして滅び去ったのだということを。 そんな闇に包まれた世界の中、二人の人間が天空の城の玉座の間で天と地に分かれ対峙していた。 玉座にそびえる方、目の上できれいに切りそろえた前髪が目立つ執事服の少女が口を開く。 「一人で来ましたか、なるほど」 扉を潜ったのは5人、目の前にいるのは1人。 少女は瞬時にそれが意味することを理解した。 「私の足止めに最強の戦力を割き、後はゲートの破壊に向かいましたか」 「ああ」 「いいのですか? 数の差は誰にも覆せない。ライダーロワ最終回よろしく、ブッチギルンジャーもジエンドですよ」 「あの時残ったライダーは3人。彼ら...
  • 第四回書き手ロワ2作品投票 結果発表!!
    「漆黒と沙羅さんの書き手情報局! 番外編」」 tu4氏「うふふふふ、えへへへへ、ああああっはっはっはははは!!」 漆黒「えっと、うん、聞かずにおきます」 tu4氏「聞きたいでしょ、聞きたいでしょ、でも教えられないのよ、今は!! 後々の楽しみにしておきなさい!!」 漆黒「もう思いっきりネタばれしている気もしますが。気を取り直して結果発表と行きましょう!」 転「っふん、糞が。この俺が一位ならまだしも五位の音頭だと? やってられるか」 承「またお前はそんなことを。おっけ、わあった。んじゃ、仲間の尻拭いだ。お前ら、頼む」 結「おっけ、任された。まずは第五位!!」 ポチャ! ポチャポチャポチャポチャ、ポッチャマ! 漆黒「第247話 不思議の国の魔王様/熱血対熱血~正義の系譜~/熱血対熱血~仮面ライダーSPIRITS~」 tu4氏「第250話 扉の向こうへ/...
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