書き手ロワイアル2nd @ ウィキ内検索 / 「新訳・これより先怪物領域」で検索した結果

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  • 新訳・これより先怪物領域
    右手にノートパソコンを抱え、速筆魔王LXは暗闇の中を歩く。 ノートパソコンの中にその意思を宿すギャグ将軍は、今は無言だ。 「一度一人でじっくりと考察したい」と本人は言っていたが、黙っている理由はそれだけではないだろうと魔王は思っていた。 静かなる~Chain-情~。孤高の黒き書き手。 共に新生クライシス帝国の一員であり、第三回の放送時点で生存が確認されていた書き手である。 だがコロンビーヌがもたらした情報は、この二人もすでに死亡しているというものであった。 孤高の黒き書き手は、コロンビーヌがその目で殺害された瞬間を確認している。 そして静かなる~Chain-情~も、彼女曰くその身から発せられていた強いラブオーラが、すでに完全に消滅してしまっているという。 つまり、新生クライシス帝国のメンバーで現在まで生き残っているのは、ギャグ将軍とコロンビーヌの二人だけになって...
  • エロスの鐘の煩悩寺
    ...☆(後編) 264 新訳・これより先怪物領域 270 Take a shotBRAVE PHOENIXPray 272 1000%SPARKING METEOR 273 集う黒い太陽、そして……。オーガは子豚を無思慮に蹂躙す汝の名は――なり
  • バトルマスター(書き手)
    ...☆(後編) 264 新訳・これより先怪物領域 265 私たちの行方(前編)私たちの行方(後編) 268 クレイジー・ダイヤモンドは砕けない 270 Take a shotBRAVE PHOENIXPray 272 1000%SPARKING METEOR 274 混沌体験~感電はクールな能力がほしい~ 279 終末への扉(1)終末への扉(2)終末への扉(3)終末への扉(4)終末への扉(5) 287 D(前編)D(後編) 288 奈落の花 291 繋いだ手は離さない
  • ギャグ将軍
    ...』と『愛』 264 新訳・これより先怪物領域 265 私たちの行方(前編)私たちの行方(後編) 268 クレイジー・ダイヤモンドは砕けない 270 Take a shotBRAVE PHOENIXPray 272 1000%SPARKING METEOR 274 混沌体験~感電はクールな能力がほしい~ 279 終末への扉(1)終末への扉(2)終末への扉(3)終末への扉(4)終末への扉(5) 280 K.R.2ndは最終局面なのか?~最終鬼畜要塞フォーグラー~ニコニコ削除祭は大変なセーラーふくをもってった結果がこれだよ!ニコニコ削除祭は大変なセーラーふくをもってった結果がこれだよ!完結編 283 残されたもの(狂戦士)残されたもの(相棒)残されたもの(希望) 284 輝ける明日
  • 蟹座氏
    ...☆(後編) 264 新訳・これより先怪物領域 265 私たちの行方(前編)私たちの行方(後編) 268 クレイジー・ダイヤモンドは砕けない 271 カウントダウンツ・ヘブン 275 対面 279 終末への扉(1)終末への扉(2)終末への扉(3)終末への扉(4)終末への扉(5) 280 K.R.2ndは最終局面なのか?~最終鬼畜要塞フォーグラー~ニコニコ削除祭は大変なセーラーふくをもってった結果がこれだよ!ニコニコ削除祭は大変なセーラーふくをもってった結果がこれだよ!完結編 285 誓いを新たに 286 どんな時でも一人じゃない 288 奈落の花 291 繋いだ手は離さない
  • 速筆魔王LX
    ...』と『愛』 264 新訳・これより先怪物領域 270 Take a shotBRAVE PHOENIXPray 272 1000%SPARKING METEOR 274 混沌体験~感電はクールな能力がほしい~ 276 最終二部作1 孤高のスタンドプレイヤー最終二部作2 日々の未来 279 終末への扉(1)終末への扉(2)終末への扉(3)終末への扉(4)終末への扉(5) 280 K.R.2ndは最終局面なのか?~最終鬼畜要塞フォーグラー~ニコニコ削除祭は大変なセーラーふくをもってった結果がこれだよ!ニコニコ削除祭は大変なセーラーふくをもってった結果がこれだよ!完結編 289 祈りは空に、願いは天に、輝く光はこの瞳に、不屈の心はこの胸に! 299 劇場版ブッチギルンジャー 救え少女の魂! 倒せ悪鬼ドS!! 同時上映 少女の恋獄(前編)劇場版ブッチギルンジャー 救え少女の魂! 倒せ悪鬼ドS...
  • これより先怪物領域
    何の変哲もない道路。 そのザラザラのアスファルトの上に、真上に昇った太陽と相対する様な真っ黒な環がある。 カタコトカラカラ……カトコトカラカラと鳴くそれは、正体を明かしてみれば只のマンホール。地下への入り口。 勿論、濁り溜まった腐臭のする闇への扉は、同時に染み一つない青空のキャンバスへの覗き穴でもある。 ――カタコトカラカラ……カタコトカラカラ……ゴン、コロン、コロコロ……。○い口が鳴くのを止める。 開きっぱなしになった歯の無い口から這い出てくるのは黒い小人の行列――ではなく、一柱の魔王。 それは――混沌の仕掛け人にして、万能の代名詞。 最も慈悲深き悪魔にして、最も罪深き天使。短気にして寛大。鷹揚でありながら卑屈。学者の目聡さと怠慢さを併せ持つ男。 彼の名前は……、彼を呼ぶ際に必要とする言葉の組み合わせは……、その音の連なりが織り成す言霊は……、 ――速...
  • 私たちの行方(前編)
    ... 264 新訳・これより先怪物領域 投下順に読む 265 私たちの行方(後編) 264 新訳・これより先怪物領域 時系列順に読む 265 私たちの行方(後編) 263 地獄紳士は大変な××を盗んでいきました(後編) コロンビーヌ 265 私たちの行方(後編) 263 地獄紳士は大変な××を盗んでいきました(後編) 派手好き地獄紳士666 265 私たちの行方(後編) 264 新訳・これより先怪物領域 ギャグ将軍 265 私たちの行方(後編) 264 新訳・これより先怪物領域 バトルマスター 265 私たちの行方(後編) 264 新訳・これより先怪物領域 蟹座氏 265 私たちの行方(後編) 224 小さな愛の物語 猫子頭の鬼軍曹 265 私たちの行方(後編)
  • SSタイトル元ネタリスト(没ネタ&死者スレネタ)
    【没ネタ】 004 幻夜ハード 同人サークル・クリムゾンの同人誌タイトル 005 Laziness killed The Cat 英語圏のことわざ(和訳:好奇心は猫をも殺す) 007 特別編 支給品通信 アニメ「ハヤテのごとく!」のおまけコーナー「執事通信」 011 これより先怪物領域 ミステリ作家マーガレット・ミラー著「これよりさき怪物領域」 013 風雲ギガゾンビ城 ドラえもんの秘密道具「風雲ドラえもん城」 014 救うために傷つくのが友情だから アニメ「キン肉マン キン肉星王位争奪編」オープニングテーマ「ズダダン!キン肉マン」の一節 【死者スレネタ】 009 全滅記念:魁!AAAロワ高校 漫画「魁!!クロマティ高校」 015 書き手ロワでギャルゲを作ってみた ニコニコ動画風 018 よろしい、ならば対決だ 「HELLSING」より、少佐の演説の一節「よろしい、ならば戦争だ」 ...
  • 没ネタ
    【没ネタ】 No. タイトル 作者 登場人物 001 ステルスパーティー ◆CUG3z3uZ1o ステルス鬼畜、サプライズパーティー 002 突然過ぎる覚醒だった、はずなのに ◆69O5T4KG1c ナナシ 003 覚醒フラグ・裏 名無し書き手 ブリリアント・ダイナマイト・ネオン、静かなる ~Chain-情~、永遠のうっかり侍、素晴らしきフラグビルド 004 幻夜ハード 本人より エロ師匠、幻夜・フォン・ボーツスレー 005 Laziness killed The Cat 名無し書き手 ボンボン系の書鬼 006 最強のたいやきと最も美しい活け造り 名無し書き手 焦ったドラえもん、ギャグ将軍、コロンビーヌ、孤高の黒き書き手、シルベストリ 007 特別編 支給品通信 名無し書き手 クラールヴィント(CV 釘○理恵)、バルキリースカート(CV 若本○夫)、その他 008 空気少女 名無し書き手...
  • 第四回放送までの本編SS(作品投下順)
    ...、熱血王子 264 新訳・これより先怪物領域 名無し書き手 速筆魔王LX、ギャグ将軍、バトルマスター、蟹座氏、エロスの鐘の煩悩寺 265 私たちの行方(前編)私たちの行方(後編) 名無し書き手 コロンビーヌ、派手好き地獄紳士666、ギャグ将軍、バトルマスター、蟹座氏、猫子頭の鬼軍曹 266 主催者ジョーカーの事情 名無し書き手 wiki管理人、R-0109、裸になってすぐアッー~殺意のqwglOGQwIk~、愛媛の0RbUzIT0Toは大変な演説をしていきました、人外アドベンチャー~OZbjG1JuJMのウォーゲーム~、C.M.超展開はデフォなのか?、HN「七氏」 267 愛を取り戻せ! 名無し書き手 地球破壊爆弾No.V-7、クールなロリスキー 268 クレイジー・ダイヤモンドは砕けない 名無し書き手 ギャグ将軍、バトルマスター、蟹座氏、コロンビーヌ、熱血王子 269 異形の花々 ...
  • 第四回放送までの本編SS(時系列順)
    ...、熱血王子 264 新訳・これより先怪物領域 名無し書き手 速筆魔王LX、ギャグ将軍、バトルマスター、蟹座氏、エロスの鐘の煩悩寺 265 私たちの行方(前編)私たちの行方(後編) 名無し書き手 コロンビーヌ、派手好き地獄紳士666、ギャグ将軍、バトルマスター、蟹座氏、猫子頭の鬼軍曹 266 主催者ジョーカーの事情 名無し書き手 wiki管理人、R-0109、裸になってすぐアッー~殺意のqwglOGQwIk~、愛媛の0RbUzIT0Toは大変な演説をしていきました、人外アドベンチャー~OZbjG1JuJMのウォーゲーム~、C.M.超展開はデフォなのか?、HN「七氏」 268 クレイジー・ダイヤモンドは砕けない 名無し書き手 ギャグ将軍、バトルマスター、蟹座氏、コロンビーヌ、熱血王子 269 異形の花々 名無し書き手 衝撃のネコミミスト、神行太保のDIE/SOUL、クールなロリスキー、ミ...
  • SSタイトル元ネタリスト
    ...いきました 264 新訳・これより先怪物領域 ミステリ作家マーガレット・ミラー著「これよりさき怪物領域」 266 主催者ジョーカーの事情 漫画「彼氏彼女の事情」 267 愛を取り戻せ! アニメ「北斗の拳」オープニングテーマ「愛を取り戻せ!!」 268 クレイジー・ダイヤモンドは砕けない 漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第四部、最終決戦のサブタイトル「クレイジー・Dは砕けない」 269 異形の花々 小説版 仮面ライダー555 異形の花々 270 Take a shotBRAVE PHOENIXPray アニメ「魔法少女リリカルなのは」挿入歌「Take a shot」アニメ「魔法少女リリカルなのはA s」挿入歌「BRAVE PHOENIX」アニメ「魔法少女リリカルなのはStrikerS」挿入歌「Pray」 272 1000%SPARKING METEOR アニメ「ネギま!?」オープニングテー...
  • Take a shot
    ...OENIX 264 新訳・これより先怪物領域 速筆魔王LX 270 BRAVE PHOENIX 264 新訳・これより先怪物領域 エロスの鐘の煩悩寺 270 BRAVE PHOENIX 269 異形の花々 クールなロリスキー 270 BRAVE PHOENIX 269 異形の花々 神行太保のDIE/SOUL 270 BRAVE PHOENIX 269 異形の花々 ミスターマダオ 270 BRAVE PHOENIX 269 異形の花々 衝撃のネコミミスト 270 BRAVE PHOENIX 267 愛を取り戻せ! 地球破壊爆弾No.V-7 270 BRAVE PHOENIX 268 クレイジー・ダイヤモンドは砕けない バトルマスター 270 BRAVE PHOENIX 268 クレイジー・ダイヤモンドは砕けない ギャグ将軍 270 BRAVE PHOENIX 268 クレイジー・ダイヤ...
  • 地獄紳士は大変な××を盗んでいきました(後編)
    ...下順に読む 264:新訳・これより先怪物領域 263 地獄紳士は大変な××を盗んでいきました(前編) 時系列順に読む 264:新訳・これより先怪物領域 263 地獄紳士は大変な××を盗んでいきました(前編) コロンビーヌ 265 私たちの行方(前編) 263 地獄紳士は大変な××を盗んでいきました(前編) 派手好き地獄紳士666 265 私たちの行方(前編) 263 地獄紳士は大変な××を盗んでいきました(前編) 熱血王子 268 クレイジー・ダイヤモンドは砕けない
  • なのDeath☆(後編)
    ...ルマスター 264 新訳・これより先怪物領域 254 なのDeath☆(前編) 蟹座氏 264 新訳・これより先怪物領域 254 なのDeath☆(前編) エロスの鐘の煩悩寺 264 新訳・これより先怪物領域 254 なのDeath☆(前編) 管理人・したらば孔明 257 最終二部作1 孤高のスタンドプレイヤー 254 なのDeath☆(前編) 裸になってすぐアッー~殺意のqwglOGQwIk~ 257 最後の刺客 254 なのDeath☆(前編) 愛媛の0RbUzIT0Toは大変な演説をしていきました 257 最後の刺客 254 なのDeath☆(前編) 人外アドベンチャー~OZbjG1JuJMのウォーゲーム~ 257 最後の刺客 254 なのDeath☆(前編) C.M.超展開はデフォなのか? 266 主催者ジョーカーの事情 254 なのDeath☆(前編) ナナシ 254 な...
  • 貫き通すは『ギャグ』と『愛』
    ...筆魔王LX 264 新訳・これより先怪物領域 258 GENERAL IN THE SHELL ギャグ将軍 264 新訳・これより先怪物領域 259 メタ思考の彼方に(後編) コロンビーヌ 262 真夜中のサーカス 257 敗戦と新たなる旅立ち 愛媛の0RbUzIT0Toは大変な演説をしていきました 266 主催者ジョーカーの事情 257 敗戦と新たなる旅立ち 人外アドベンチャー~OZbjG1JuJMのウォーゲーム~ 266 主催者ジョーカーの事情 254 なのDeath☆(後編) HN[名無し」 279 終末への扉(1) 142 黄昏、来まくって WIKI管理人 266 主催者ジョーカーの事情 243 第三回放送 R-0109 266 主催者ジョーカーの事情
  • 199-297まで
    ...。 264 新訳・これより先怪物領域 もはやただの人間がどうこうできる世界ではない。 人を超え怪物を超え、彼は真の魔王となる。 265 私たちの行方(前編)(後編) 愛は、闇に呑まれなどしない。 調子に乗りすぎた黒い堕天使に、白き天使の腕が反撃ののろしを上げる。 266 主催者ジョーカーの事情 めまぐるしく状況が変わる中、主催者側もボーっとはしていられない。 最終決戦に向け、準備は着々と進む。 267 愛を取り戻せ! 私との愛を守るためにあなたは旅立ち 自分を見失った 微笑み忘れた顔なんて見たくない 愛を取り戻せ 268 クレイジー・ダイヤモンドは砕けない 黒く染まった心は、ダイヤモンドのように硬く。 それでもその心を解放するために、彼は命を張る。 269 異形の花々 たとえ異形の身になろうとも、尋常ならざ...
  • 201-ラストまで
    ...。 264 新訳・これより先怪物領域 もはやただの人間がどうこうできる世界ではない。 人を超え怪物を超え、彼は真の魔王となる。 265 私たちの行方(前編)(後編) 愛は、闇に呑まれなどしない。 調子に乗りすぎた黒い堕天使に、白き天使の腕が反撃ののろしを上げる。 266 主催者ジョーカーの事情 めまぐるしく状況が変わる中、主催者側もボーっとはしていられない。 最終決戦に向け、準備は着々と進む。 267 愛を取り戻せ! 私との愛を守るためにあなたは旅立ち 自分を見失った 微笑み忘れた顔なんて見たくない 愛を取り戻せ 268 クレイジー・ダイヤモンドは砕けない 黒く染まった心は、ダイヤモンドのように硬く。 それでもその心を解放するために、彼は命を張る。 269 異形の花々 たとえ異形の身になろうとも、尋常ならざ...
  • 201~300までの本編SS(作品投下順)
    ...、熱血王子 264 新訳・これより先怪物領域 名無し書き手 速筆魔王LX、ギャグ将軍、バトルマスター、蟹座氏、エロスの鐘の煩悩寺 265 私たちの行方(前編)私たちの行方(後編) 名無し書き手 コロンビーヌ、派手好き地獄紳士666、ギャグ将軍、バトルマスター、蟹座氏、猫子頭の鬼軍曹 266 主催者ジョーカーの事情 名無し書き手 wiki管理人、R-0109、裸になってすぐアッー~殺意のqwglOGQwIk~、愛媛の0RbUzIT0Toは大変な演説をしていきました、人外アドベンチャー~OZbjG1JuJMのウォーゲーム~、C.M.超展開はデフォなのか?、HN「七氏」 267 愛を取り戻せ! 名無し書き手 地球破壊爆弾No.V-7、クールなロリスキー 268 クレイジー・ダイヤモンドは砕けない 名無し書き手 ギャグ将軍、バトルマスター、蟹座氏、コロンビーヌ、熱血王子 269 異形の花々 ...
  • だれよりも真摯なる死亡フラグ
    「とくと見な!これがあたしの切り札、ビームバズーカさあ!」  底上中の残月が取り出した物は筒状の物体だった。  なるほど、形としては小振りなバズーカ砲に見えないこともない。  砲身にはトリガーもついてある。  が、その先端には弾頭が発射されるはずの穴は開いていない。  レンズ状の物体がはめ込まれているのだ。 「っち、なるほど確かに厄介そうな武器ではあるな」 スタンド『ホワイトアルバム』はスケートスーツに似た装着型のスタンドである。 冷気を操り物の運動を止めたり、氷の壁で攻撃を反射できたりもし、中々に防御面に優れている。 しかしビーム兵器の熱量・速度は侮れない。 漫画補正があるから大丈夫な気もするが、妙にリアルに気づけば死んでいたという展開もありうる。 じりりと僅かに後ずさるKing of 脳内補完。 砲身を安定させ引き金に手を添える残月。 「あたしとしても、あんた...
  • ほとんど無害
     稲妻とみま号(ロンドン行き)。ネギ臭いランドローラー。丸太の鷹。スウェーデン製ペニス延ばし。スパゲッティの缶詰。納豆。以下略。  デイパックから出て来た品にろくなものはなかった。  唯一のまともな支給品を膝に乗せ、焦ったドラえもんはため息をついた。  彼女の膝の上に置かれた電子ブックの表紙には、親しみやすい文字で「Don’t Panic!(あわてるな!)」と書かれている。 「おとーさーん。おかーさーん。私は帰りたい。帰りたいよー!!!!」  銀河ヒッチハイクガイドと呼ばれるその本で、彼女は目の前のデイバッグを幾度となく叩いた。そうすればまともな支給品が出て来る、とでも言うように。  何度目に叩いたときだろうか。堅い手応えに続いて、デイバッグから何か巨大なブツが這い出して来た。 「何だお前は!」 「おとうさんです」  純白のボディに包まれた全天候型重機動兵器は答えた。 ...
  • 第二回書き手ロワ2作品投票 結果発表!!
    「「漆黒と沙羅さんの書き手情報局! 番外編」」 漆黒「皆様、お待たせしました!」 tu4氏「これより、書き手ロワ2nd第二回作品投票の結果を発表するわ!」 書鬼「よっ! 待ってました!」 エース「早く始めろー!」 すてきち「脱げー!」 サクッ 最速の人「ああっ! ステルス鬼畜氏の頭に永遠神剣が!」 漆黒「tu4氏……。」 tu4氏「あーら、ごめんあそばせ(ニッコリ) それじゃ、早速ベスト5の発表にいくわよ!」 愛の伝道師「それじゃあ、まずは第5位の発表だ。」 ざわ… ざわ… 漆黒「第138話 I WANT TO,YOU WANT TO,THEY WANT TO! 8ポイント獲得です!」 るるるるるるるるるるるる~♪ tu4氏「カオちゃんVS無明さんの激闘が、前回に続きランクインよ!」 カオちゃん「おお、順...
  • 第三回書き手ロワ2作品投票 結果発表!!
    「漆黒と沙羅さんの書き手情報局! 番外編」」 漆黒「さて皆さん、長らくお待たせしました」 tu4氏「……これより、結果発表をしたいと思います……はぁ……」 漆黒「え、ああ、tu4さん。一応聞くけど、どうしたの?」 tu4氏「言わなくても分かるでしょ。また私の出ていた作品が一つしかランクインしていないのよ。     しかもよく見たらあの話、私が最後においしいところを転に持っていかれた話じゃない!     ……こうなったら、今からでもこの『時逆』で時間を操作して投票を――」 漆黒「ちょっと待った!! なに不正行為しようとしているんですか! さっさと結果を発表しますよ」 幻夜「このような事で癇癪を起こすようでは、空気王と称しながら『王』にも届かぬ未熟者だな」 tu4氏「つ、次の投票では必ず……では、結果発表!」 幻夜「ならばまずは第5位からだ」 ONI...
  • 新生クライシス帝国の書き手情報局! 第1回(通算第19回)
    「「新生クライシス帝国の! 書き手情報局!」」 ギャグ将軍「ごきげんよう、皆の者。余が新生クライシス帝国大統領、ギャグ将軍である!」 コロンビーヌ「コロンビーヌよん♪」 将軍「今回よりtu4と漆黒に代わり、我々新生クライシス帝国のメンバーがこのラジオをお送りするぞ!」 コロン「それにしても、tu4ちゃんの抵抗はすごかったわね」 将軍「うむ、8回裏に寄り切りで同点に追いつかれた時はどうなるかと思ったが、ブレーンバスターから3Pシュートにつないでなんとかあ奴より先にゴールテープを切れたわ」 コロン「あの激闘をリスナーの皆さんにお伝えできなかったのは残念だわん。まあそれはさておき、今回のゲストを紹介しましょう!」 将軍「うむ、入ってくるがいい!」 サプライズパーティー「葉鍵ロワの書き手、サプライズパーティーだ」 幻夜「我は幻夜・フォン・ボーツスレー。今日はよろしく頼...
  • 俺の容姿
    「ちょっ、なんでこの格好!?」 ようやく自分の姿を確認した孤高の黒き書き手はその姿に絶句した。 あろうことかギャルゲロワの最凶フラグにして死んでからの方が出番の多かった朝倉音夢の姿とは。 「まずいー、まずいよー。このままじゃ自分は首チョンパされて早期退場ですか!?」 考えてみればギャルゲロワで音夢の目ん玉ほじくり出す作品を書いたのは他でもない自分自身だ。 これってもしかしてそのせいでこうなっちゃったってわけ?などと思いながら 「できればよっぴーとかさゆりんとかの方がよかったなー」 なんてつぶやいている自分がいる。 「とにかく名簿確認したほうがいいや……」 ………………。 名簿を開いてみた。 見知った名前があった。 その一つ歩く頭脳戦が目に入った。 首チョンパにされる自分の姿が目に浮かんだ。 こいつとは会いたくないと心底思...
  • 最終二部作2 日々の未来
    (俺は…何をしていたんだっけ…。) 真っ暗な空間の中で、熱血王子は目を覚ました。 その姿は高町なのはではなく、本来の姿であるヒビノ・ミライになっている。 (なんだろう…。向こうに光が見える…。行ってみるか…。) 光に向かって、ゆっくりと歩き出す王子。 「どこに行くのかな、熱血王子さん?」 「え…?」 突如、背後からかけられる声。振り向くとそこにあったのは、真っ暗な中でも認識できる、さらに黒い何か。 それは、小柄な少女の姿を取っていた。 「結局まともに仕事できなかったくせに、死んで楽になろうなんて…。許さないよ。 あなたは死者スレになんて行かせない。ここで永遠に苦しみなよ!!」 黒い何かが、急激にふくれあがる。少女の輪郭はあっという間に姿を消し、それは巨大な化け物となった。 「あ、あ…。」 本能に訴えてくるような...
  • 計画は当人たちを置き去りに盛り上がる
    カフェ ドゥ・マゴ死者スレ支店(店長:康一君) ギャグ将軍「ふむ、なかなかいいコーヒーだの。」 コロンビーヌ「お口にあってよかったわん。」 将軍「ではそろそろ始めるか…。これより、新生クライシス帝国死者スレ侵略会議を行う!」 コロンビーヌ「わー♪」 焦ったドラえもん「ははは、すっかり忘れてたよ…。自分がメンバーの一人に数えられてたってこと…。」 うっかり侍「実は某もでござる…。」 熱血怪人「俺なんか、入った覚えないのに…。」 将軍「まったく、嘆かわしい奴らよの。それでコロンビーヌ、今回の作戦というのは?」 コロンビーヌ「外を攻めるには、まず内側を固めないとね。と言うわけで、こんなの考えてきたんだけど。」 つ「企画書」 将軍「ほう、そう来るか…。悪くないぞ、コロンビーヌ。」 コロンビーヌ「お褒めの言葉、光栄だわん。」 うっかり侍「むう、一体いかなる...
  • うっかり~ん☆しゃむらいさん
    「外道め・・・・・・!某や仲間達を殺し合わせるとは何という事を・・・・・・!」 森の中を進みながら一人の女性が憤る。 その服装、その口調、耳が人のそれだと言うことを除けば、うたわれるもののトウカその物である。 彼女の名は永遠のうっかり侍。ギャルゲロワ書き手の一人だ。 「ギャルゲロワが完結に向けて歩む今、某が必ずや皆を連れて帰らねば!」 支給品の斬鉄剣を片手に彼女は闘志に燃える。 「しかし、tu4殿は大丈夫であろうか」 参加者が一同に介したあの場で主催者に質問をしていたtu4氏を思い出す。 虚ろな、生気が感じられない目。寒気のする笑顔。その姿を例えるならば、まさに狂気。 「いや、ここで悩んでいても仕方あるまい。某は自分がすべき事をするのみだ」 そのときである。 「AAAAAAAAAAAAAAAAmmmmmmeeeeeeee...
  • そのころ死者スレでは パート2
    フラグビルド(私も混ざりたかったな、あれ……。) Chain-情「あれ…? どうしたの、フラグビルド。なんだか、元気なさそうだけど…。」 フラグビルド「いえ、何でもありません。それより、明日の七夕に備えて浴衣買いに行きませんか?」 Chain-情「オッケー。付き合うよ。」 ◇ ◇ ◇ ボイド「なあ、康一君。ここにヴィータが来たって聞いたんだが…。」 康一君「ああ、プー太氏ですか? 確かに来ましたけど、すぐ向こうに戻っちゃいましたよ。」 ボイド「なんと!一目見ておきたかったな…。」 ドットーレ「ハッハッハ、ロリコンだなあ、ボイちゃんは。」 ボイド「ロリコンちゃうわ!単に男前幼女が好きなだけだー!」 そんなわけで、死者スレは今日も平和なのでした。
  • 残されたもの
    このバトルロワイアルが始まってもうそろそろ18時間が経とうとしていた。 参加者達の叫びは天に響き、その血は大地を染め上げていく。 この地で出会った同志がいれば、必然的に別れもある。 その別れに立ち会った時に残された者が何を思うのかは当事者にしか理解できぬ心境である。 悲しみに暮れるのもいいだろう。 事実を否定するのも取り得る選択肢の一つだろう。 恨みや憎しみを心に抱くのも、それもまた人の業であろう。 だが、それで残された者が行き着く果てにどうなるのかまでは想像に難くない。 なによりここにいる者はロワという戦場で鍛えられた書き手という戦士である。 自ら、あるいは他の書き手によってキャラに別れを体験させてきた。 その果てに狂い、嘆き、怒り、恨み、喜び、さらなる凶行に走らせたキャラは数知れず。 そしてその結末も見届けてきた。 だからだろうか。 書き手は悲しみに暮れ...
  • 第二次スーパー書き手大戦 第183話 了承!!
    『テイルズ オブ シンフォニア』 書き手ロワ2ndの住人の中には、このゲームを知っている人も多いだろう。 その名の通りかの『鬱ロワ』『全滅ロワ』として名高く、晴れて主催者側の護衛として、 『アンチ対主催』という独自のスタンスで登場した『テイルズロワ』の参加作品である。 さてそのゲームの主人公ロイド・アーヴィングは、RPGでは珍しい二刀流の主人公である。 「100+100=200だろ?」 彼がこのスタンスを選んだのは、そんなどこかのマッスルな超人漫画的な理論によるものである。 当然だが、剣を二つ持ったとしても、単純に攻撃力が2倍になったりはしない。 使い手の技量により100+100は200にも150にも70にも300にもなるのである。 だがしかし、漫画やゲームの世界では、使い手の技量の他に武器の性質によっても100+100は変化する。 共振、対消滅、二対一刀などなど、武器...
  • Laziness killed The Cat
    これは夢なのか、現実なのか……。暑い真夏の朝、過熱した睡眠欲は遂に危険な領域へと突入する―― むせ返るような熱気に包まれた事務所風のとあるビルの一室に、黒い物体が転がっている。 サイボーグのくせに猫の着ぐるみを身に纏ったボンボン系の書鬼だ。おう、首輪もしてんのか。 『世界一器用かつ快楽に溺れやすい猫』と『欲望すらコントロールする王ドロボウ』という相反するキャラクターをメインに動かす書き手である。 だが、その挙動にクールで聡明な泥棒少年の面影を窺うことはできない。 あるのはただ、己の欲望に従い労から逃避する怠惰なサイボーグ猫の本能だけだ。書いた事無いのに。 それが書き手の都合によるものなのか、「ボンボン系」という冠に対する理不尽な呪いによるものなのか、理由を推測するのは恐らく下策であろう……。 そんなわけで彼は今、ロワをほったらかして眠りについている。もしくはロワに置いて...
  • さよならは言わないで。だって――(後編)
    ネコミミストの視るコ・ホンブックの悪夢に、全く別の記憶が流れ込む。 流れ込む風景は明らかに違う誰かの物だった。 「全く持って愚かな事よ。  あやつらは書き手として殺し合いを描く内に、己もその中に取り込まれていたというのか」 (幻夜の声……それにこれは……幻夜の思考? 記憶まで……) そしてこれまでに無かった記憶と、思考を伴う物だった。 シャリダムにはコ・ホンブックそのものが残されていなかった。 だが幻夜の死体には幻夜そのものも残されていたのだ。 (このバトルロワイアルへの憂い……それを感じているのに有効な手が無い悔しさ……) 幻夜はホテルに現れた神行太保のDIE/SOULと話す。 「そうだ。我達は貴様の……、いやここに来た全員の姿と振る舞いを見ていたのだ」 (多くを見ていたという傲慢……それに伴う強さと自信……落ち着き……)) 「それよりも気になる...
  • 第二次スーパー書き手大戦 第182話 了承!!
    『テイルズ オブ シンフォニア』 書き手ロワ2ndの住人の中には、このゲームを知っている人も多いだろう。 その名の通りかの『鬱ロワ』『全滅ロワ』として名高く、晴れて主催者側の護衛として、 『アンチ対主催』という独自のスタンスで登場した『テイルズロワ』の参加作品である。 さてそのゲームの主人公ロイド・アーヴィングは、RPGでは珍しい二刀流の主人公である。 「100+100=200だろ?」 彼がこのスタンスを選んだのは、そんなどこかのマッスルな超人漫画的な理論によるものである。 当然だが、剣を二つ持ったとしても、単純に攻撃力が2倍になったりはしない。 使い手の技量により100+100は200にも150にも70にも300にもなるのである。 だがしかし、漫画やゲームの世界では、使い手の技量の他に武器の性質によっても100+100は変化する。 共振、対消滅、二対一刀などなど、武器...
  • とりあえずこれからは卑屈っぽく見えないように『過疎ロワ』のことを高貴っぽく『カソリーヌ』って呼ぼう
    「……先を越されたか」 彼、◆MJv.H0/MJQは死体を前に呟いていた。 数分前に聞こえた拡声器ボイス。 実際の所どうかは分からないが、少なくとも◆MJv.H0/MJQは呼び掛けの主の真意をこう解釈していた。 ――――HEY!俺のことをモアルッキング! これは恐らく魂の叫び。 過疎ロワ住人の自分には分かる。 彼は恐らく最期にせめて目立ちたかったのだろう。 それならば黒幕を名乗るという不可解な行動も納得できる。 「……それにしても酷いことを」 なのに現実はどうだ? 彼は戦闘の模様を、最期の台詞を拡声器に乗せることが出来ないままに殺されてしまった。 “言葉”を発することすら許さないなど、最も許せぬ悪である。 (……ごめんなさい、君の意思は僕が継ぎます。だから、君の二番煎じをすることを許して下さい) 形見である拡声器を手に取る。 すぐに死ん...
  • 漆黒と沙羅の書き手放送局! 第1回(通算第10回)
    「さあ、いよいよ初仕事です!わくわくしますね!」 「やる気があるのはいいけど、空回りしないようにね。」 「わかってますって!」 「漆黒と沙羅の!書き手放送局!」 tu4氏「ちょっと!なんでタイトルの私の名前が本名じゃないのよ!」 漆黒「まあまあ、番組開始と同時に怒らなくても…。おっと、挨拶が遅れました。    今日からこのラジオを担当することになりました二代目パーソナリティー、漆黒の龍です。」 tu4氏「同じく二代目パーソナリティー、予約被りに定評のあるtu4よ。」 漆黒「というわけで、しばらくは僕たち二人がリスナーの皆さんのお相手をすることになりました!」 tu4氏「しかし、なんでよりによって私とあなたなのかしらねえ…。     他に名コンビなんていくらでもいるでしょうに。」 漆黒「いや、僕に言われても困るんですが…。投票で1位になったんだから仕方ないじ...

  •  人知れぬ森の中を歩く少女――いや容姿から考えると幼女と呼ぶべきだろう――、地味子はとぼとぼと行く当てもなくさ迷っていた。 「はぁ……ボク、どうしたらいいんだろ」  諦めの表情というよりは殆ど涙目という感じだ。  それもそのはず、彼女はあまりに地味すぎるが故に支給品を渡されるのを忘れられていたからである。  お陰で戦うどころかどんな参加者がいるのか名前すら分かりゃしない。とは言え…… 「ボクなんて、きっとすぐにズガンされちゃんだろうなぁ……」  筋骨隆々の化け物みたいな人間や、自分のスタイルなんぞとは比較にならないほどのナイスバディなおねーさまとか、ちらっと見ただけでもそれはもう個性に満ち溢れた人間がたくさんいた。それに比べて自分は…… 「よりによって、なんでこの制服かなぁ……」  彼女も一葉鍵板の書き手だから分かるのだが、制服はCLANNADのもの。可愛いと言...
  • 負けるな!5人の戦士たち
    デビルシャリダム『ONII-CHAAAAAAAAAAAAAAAANNNNNNNN!!!!』 書鬼「おいルシオ!おめーがあんなこと言うから本当に敵出てきちまったじゃねーか!」 ルシオ「僕の所為ですかー!?」 地味子「それより早く何とかしないと……」 シルベストリ「微妙に嫌な予感がするとと言わざるをえない。」 鉄槌「んなこたァどうでもいい!さっさと行くぞおいッ!」 デビルシャリダム『ONII-CHAAAAAAAAAAAAAAAANNNNNNNN!!!!』 ズ ガ ン ッ ッ ! 五人「ギャアアアアアアア!!」 ピザの1号「む、今こそ活躍の時!俺は第六の戦士、ズガンシルb」 ズガンッッ! ピザの1号「ウワアアアアアアア!!」 ドラえもん「てか、あれマジにどうするんですか? 瞬殺戦隊もその名の通りズガンされてしまいましたし……」 オルセン「うむ、もう少し...
  • White Trick
    この世界の曖昧は論理によって包囲されている。 汝性別不明を装いて戯れなば、汝性別不明になるべし。 心せよ。君の前にも闇黒が現れよう。 進化とともに自然から見放された人類が生み出した生命のない木が幾本もそびえ立つ。 世界はそのビルで埋め尽くされている。 生きとし生けるものの気配が欠片もないこのゴーストタウンはまるで墓場の様だ。 既に落ちかけた日は空をこれでもかと紅く染め上げる。間もなく墓場は死者が統べる黒夜に沈む。 しかし、まだ日は落ちきってはいない。未だ尚ここは生者の領域、生きる者が命を賭けて戦っている。 そして墓場の静寂を破る者がここにいた。まるで夜の世界より一足先に出てきたような紫黒の闇が。 「はああぁぁぁぁあああぁぁぁ!!!」 「えええええぇぇぇぇぇいいッ!!!」 拳と拳がぶつかり合い、巻き起こった衝撃波が周囲のビルのガラスを片っ端から割って...
  • 「幕間『孤城の外で』」
     今宵は満月だ。  美しい月。流れる雲。限りなく黒い藍色に染まる闇。本当にいい夜だ。  こんないい夜には、そりゃあ人も殺したくなるさ。だが――、 「ラピュタは本当にあったんだ……か」  私が見上げた夜空に浮かぶ満月、そこに大きな影がかぶさっていた。  吸血鬼の目でよく見ると、それは誰でも一度は視聴した経験があるであろう、有名な宮崎アニメ出展の天空の城と見て間違いない。  いびつな形に欠けた満月は、その姿どおりの歪んだ光と影のコントラストを地上に注ぎ続けている。  月下を走る。私は走る。  体が軽い。どこまでも飛んでいけそうなほど。  もう一人の自分である転の死体から血を吸うことで、ここまでのパワーアップを果たせるとはうれしい誤算だった。  だがそれでもあの地図氏にはかなうまいが。  あれは規格外の怪物だ。  このロワにおいて書き手たちは一部の例外を除いて...
  • 仮面ライダーよ永遠に/THE FIRSTは二度死ぬ。
    「うおおおおおおおおおおおお!!」 THE FIRSTは走っていた。 死への恐怖を怒りという仮面で覆い、弱き心に鎧を纏って、ただ男は吠え続ける。 目指すは中心部の学校。 先ほど支給された地図を見つつ彼はひたすら南下する。 隠れることなくその身を晒し、目立つように声まで上げる。 この殺し合いの場において目立つことこの上ない行為だ。 だが、それこそが彼の望みだ。 戦うと決めた。 仮面ライダーとして戦うと決めた。 ヒーローとして悪と戦い死のうと決めた。 その為に彼は己の存在をアピールしつつ、人が集まっているであろう中心部に向かう。 おあつらえ向きに学校まであるのだ。 きっとそこにならこの殺しあいにのった人間と救いを求める誰かがいるだろうと考えながら。 己が死に場所を求めるあまり、彼は気付いていなかった。 自らの望みのために悪を求めるその姿が、決定的にヒーローの...
  • エロス頂上決戦。仕切りなおし。
       *    *    * 「ルールを確認するよ。牌は同種の4牌のうち3つが透明な、鷲巣麻雀のものを使用。  山を積まずに中央の穴からツモってくるのも同じ。盲牌防止に右手に手袋をするのも同じ。  ただ、点のやり取りは普通の麻雀に従うものとする。差し馬とかご祝儀とかもなしだ。面倒だから。  あとハコワレも無し。点数がマイナスになってもそのまま続行する」 「委細承知、条件了承。それより、ただ血をヌくだけじゃないわよね?!」 「それよりっ、脱衣はあるのか、脱衣は!? 麻雀と言ったら脱衣麻雀だろう!? おいっ!?」 いきなり横から現れ、ゲームの進行役となった速筆魔王。その2人にエロス2人組が必死にくらいつく。 彼女たちも必死だ。ただの麻雀ならエロスの頂点を(暫定的にでも)決めるのに相応しくない。 目を血走らせて迫る2人に、速筆魔王LXは飄々とした口調を崩さず説明を続...
  • バレンタインデーin死者スレ
    2月14日 蟹座氏「あ、いた。ししょー、最速氏、鬼畜氏、ちょっといい?」 マスター「おや、皆さんおそろいで……。どうしました?」 ツキノン「ギャルゲロワ女性陣合同で、チョコを作ったのです。もらっていただけますか?」 すてきち「おお、もちろんだ」 最速「ほほう、ミルクチョコレートか。はっ! もしやお姉さまの母ny(ピチューン)」 すてきち「最速氏ぃぃぃぃぃ!!」 お姉さま「そんなわけ無いでしょうが、まったく……」 ◇ ◇ ◇ FIRST「バレンタインデーか……。うちのロワにはあまり関係ないな」 エル「ライダーロワは男所帯ですからね」 ライダー書き手「どうせ俺たちなんか……」 漆黒(こそこそ……) ライダー書き手「おい、漆黒。なんで挙動不審になってるんだ、お前」 漆黒「え!? い、いや、何でもありませんよ?」 FIRST「さては君、チョコを...
  • Zero noise (+1)(前編)
    バトルロワイアルが執り行われている広大な敷地の一角にある、様々な種類の建物が立ち並ぶ市街地。 その中に、他よりも一際巨大でその威容を夜空に浮かべる一つの建物があった。 所謂現代を舞台としたパロロワでは定番の施設――ホテルだ。 宿泊。つまりは休息を目的とした施設だけあって、病院や学校なんかと同様に人が集まりやすい場所である。 そして、この書き手ロワ2ndにおける場合においてもそれは同じであった。 地下2階から地上8階まで全10フロアあるそのホテルの5階。 そのフロアの半分程を使った披露宴やショーを行うための大広間に4人の書き手が集まっていた。 4人の書き手は全員男性で、全員いい声をしており、そして全員アニロワ2ndの書き手だった。 「……フム。この超展開は意外と参考になるかもしれんなぁ (CV:小杉十郎太)」 オールバックにした長い銀髪を頭の後ろで...
  • 主催者ジョーカーの事情
    主催者達の居城、天空の城ラピュタ。 ギャグ将軍によるラピュタの雷誤作動騒ぎも一段落したラピュタであったが、また新たな問題が主催者達、というか感電を悩ませていた。 「どうなってんだかなあ、これ…。」 自分のパソコンをにらみつけながら、感電は呟く。 彼が起動させているのは、地図氏特製参加者管理システム。 参加者の生死を自動で判別してくれる便利システムである。 しかし、現在このシステムには異常が発生していた。 影の繋ぎ師とtu4氏の欄に、「LOST」という文字が表示されているのである。 「死亡じゃなくてLOST…。会場から消えたってことか?だったらいったいどこに…。」 「宇宙…のようですね。」 突然背後から聞こえてきた声に驚き、椅子からずり落ちる感電。 慌てて振り向くと、そこにはさっきまでいなかったはずのwiki管理人が立っていた。 「あ、あ...
  • 決意の夜に
    そこには悲惨な惨状が残っているだけだった。 半壊した建物、辺りに散りばめられている赤い血、どれもここで起きた戦闘の爪痕だ。 そしてその大半は自分のせいだ、と感電はしみじみ思う。 もう一人の自分――焦ったドラえもんの身体を乗っ取っての殺戮劇。 無論その後にもここで戦闘は行われたが、最も温泉を血で染めたのは紛れもなく感電だった。 その事実は否定しようがない。 真の対主催。 その一員としての行動。 それ故の結果。 全ては覚悟していた事だった。 事実、感電は後悔していない。 あるのはただ一度の懺悔のみ。 「すまないな。俺達の我儘に巻き込まれて……  いくらなりきりシステムによるコピーだからって許されていい事じゃないな」 クローン技術を流用させて「書き手というキャラ」になるべくして作られた参加者達。 改造されたダイダルゲートを通じてリアルタイムで...
  • BIRTHDAY
    彷徨っていた――いや、単純に迷っていた。彼女を言い表すにはそれが適切だっただろう。 縞々のハイニーソックスに包んだ両足を片方ずつぎくしゃくと前後させ、その少女――蟹座氏は街を歩いている。 向かう先はない。 ただ当てもなく、前に進まなければいけないという義務感に苛まれ……、いや違う。 一瞬前の自分が怖い。常に、一瞬前の自分が背後に迫ってきている。そんな幻視から逃げていた。 無人の街。真昼の太陽の下を少女は逃げ惑い。自らの足で不幸の籠の中へと進んでゆく――……。 「(…………………………あぁ)」 一つ角を曲がり、一つの路地を抜ける間に2回目の放送を少女は聞く。 改めて、身体の外側から流れ込んできた最速の人の死。 スピーカーを通じて浴びせかけられた自分宛の罵倒に、心の中が泡立ち溺れそうになると錯覚する。 死体を目の当たりにし、それを自己肯定し、そしてこれで3...
  • 大いなる意思(後編)
         ◇     ◇     ◇     ◇ 「キシャ、シャハハハハハッ!! ヘハハハハハハッ!!」 nanasinnの動きは迅速だった。悪夢から思うほど、図体では考えられない速度で走る。 目標は残月とフラグビルドだ。前衛が崩れた以上、もっとも攻撃力の高い者を撃破するのは当然だった。 お姉さまなどいつでも料理できる。まずは、この身体に何発もライフルをぶち込んでくれた奴らを、思いっきりグロテスクな彫像に変えてやる。 「ちっ……まずいねえ、こりゃあ……」 (引き時、でしょうか……) 焦る残月と冷静に計算するフラグビルド。 がくん、と足から崩れ落ちてしまう。どうやら、疲労が限界のようだった。 (こんなときに……お姉さまから貰ったツチノコダンゴを……!) お姉さまから貰った虎の子の回復アイテム『ツチノコダンゴ』を口にする。 「ぐ...
  • 此方より彼方まで
    カタカタカタ。 静寂を常とする夜の闇の中、不規則に音が響く。 時は丑の刻に至ろうとしていたが、藁人形に五寸釘を打ち込んでいるというわけではない。 音の発生源がある場所は神社などという格式高いものとは違う。 とある一軒家のとある一部屋。 灯の消えた中、唯一の光源であるパーソナルコンピューターからであった。 まあ、パソコンが独りでに動いていれば、それはそれで怪談だが勿論そうではない。 タイピングされる以上、打ち手たる人間もまた存在するのである。 「終わった、か」 年の項は20代前半だろうか? 特に目立ったとこもない凡庸な男性だ。 真っ暗な部屋で光を抑えるため布団をかぶって延々とモニターに向かってる様は怪しくないこともないのだが。 一部ではパンダと暗喩される災害を逃れるために、そこまでして男が覗きこむのはとあるwebページ。 ある種のリレー二次小説の作者を、...
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