狩野友作(1991年5月2日-)は日本のアニメーション監督、演出、脚本家である。大学在学中。
代表作は「G線上のエリアス」、「エルフェンリート」、「いかてん!」など
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オープニングやエンディングの演出にとてもこだわる傾向がある。 そこでの画面が曲に合わせて細かに変わっていく演出や、文字を使った演出は「狩野演出」と呼ばれる。
本編の演出の特徴としては日常シーンなどではあまり動かさず止め絵を多用し、戦闘シーンなどで思いっきり動かす、といったメリハリをつけた演出をする。他にキャラクターの動きをコマ送りにする、体の一部分のアップ(目、口、手など)、仕上げの経験から独特の色使いを用いる……といった演出をする。
また、非常にコンテを切るのが速いため、携わる作品も多い。
シリアス作品を得意とし、「鬱アニメの狩野」と呼ばれることもある。
ギャグ作品での担当回では本編中にネタとしてシリアスな場面を挿入することが多い。
その独特な演出手法、監督作品の異端性などから作品自体の完成度は高いものの、表だって評価はされない。(いわゆる隠れた名作) そのことに対して狩野本人は「万人受けしないのは当然、ガンダムにもエヴァにも必ず批判する人はいます。誰もが納得できる作品は作りたいけどそう簡単に作れないですよ。」と話している。注1
また、影響を受けた人物に新房昭之、神戸守、太宰治を挙げている。注1
自分の監督作品には、名塚佳織や早見沙織を起用することが多い。
「画力より雰囲気」のコンテを切る。
東京都に生まれる。高校時代フォルスヘイムのアルバイトをしていた。弱冠18歳で初監督という異色の人物。 メディア露出はラジオ以外ほとんどない。 基本的に温厚な性格であるが、怒ると怖い。
父親に同じくアニメーション監督の狩野淳を持つ。
「G線上のエリアス」の収録において、声優の喜多村英梨を怒鳴りつけ、泣かせてしまった、その後、「喜多村さん怒鳴っちゃってすみません。」と謝ったという。注2 ラジオなどでも、その物腰の柔らかさからパーソナリティなどからいじられる。
「スクールパニック」では森野祐一を演じた。これによって狩野の子供のころからの夢であった、「声優になる」ことがかなったらしい。注3
絵はあまり得意ではない。
女声も男声も出せるいわゆる「両声類」で、同期の那須野からは「美少女」と評され、新沼沙織からは「狩野さんは女の子」と評された。注4