街-北方

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街-北方 - (2009/05/08 (金) 03:22:41) のソース

**シグトリク
グリーンフォレストの北西に位置し、付近に安定した水資源としてシグトル湖を持つ湖畔の街。
主要産業としては米作農業や漁業で、シグトル湖のふんだんな水を使い染物業等も行われている。
名産はシグトル染や米や新鮮な魚介類、名物料理はシグトルウナギの詰め物焼。

距離としては、グリーンフォレストからさほど離れていないがあまり交流は少ない。
その理由として中間位置に山岳地帯と血色の荒野が存在している。
どちらも山賊や魔物が出没し危険なため、街道沿いに進むのならば大の大人が歩き詰めでも
2~3日の距離を進むことになるようである。

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**ホブスウェイ
シグトリクの周辺の森を東南に進むと、大体馬を使えば2週間ほどで見えてくる海岸。シグトル湖から派生した川をどこまでも下れば行き着く。
白い砂浜で、星の形の砂が時折混ざっている。水温がそれなりらしく、海の色はエメラルドグリーンに近い。

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**モールスン村
レアセント街道の半ば、ベクトル川近くにある大きな村。
ユニティヴィ、ホプスウェイ、グリーンフォレスト等へ向かう際の陸路での経由地点であり、ベクトル川を渡る船乗りたちの憩い場でもある。
この付近は北の森の盗賊や魔物などを始めとして、危険が多いために堅牢な木造防壁が村の外縁を囲っている。
また、レンジャーギルドがあり、森林パトロールや森のガイド役となるレンジャー達の拠点となっている。

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**ユニティヴィ
リランダ地方西部の都市。森林と山岳に囲まれた平地に存在する。
人口は五万ほどの規模で、南のレアセント街道、西のフェルダリン街道を通じての商業が盛んである。
他の主だった産業としては、化粧品の製造が主流で、この地方で唯一の化粧品ギルドが存在する。
また、北のフォレストスペルスの魔術師が製造した魔法の道具がこの都市に卸されるため、都市内の商業施設や市場にはマジックアイテムが見られることが多い。

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**ベルの村
フェルダーベルム山脈の南にある平和な村。
地理的にはシグトリクより北に70km程離れた場所にあり、都市との直接の交流は少ないものの、付近一体に点在する村、集落などを通じて関わりを持つことがある。
最近、ユピ族の遺跡が見つかり、冒険者や考古学者が訪れるようになった。

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**ルクシュ・メイシュ
【概説】
険しい山間に腰を下ろすように存在する城塞都市、難攻不落の要塞のような強固な城壁に囲まれた外観と、内面の街の様子として、山から採れる土から作られるレンガと、魔法都市のプライドとも思えるような気品のある装飾が特徴的である。最奥にある尖塔の目に付く建物が政治と軍部の中枢。
グリーンフォレストなどでは「シュシュ」と略されたりするが、現地の人達は気に入っていないようで「LM(えるえむ)」と略す。

【魔法】
魔法体系はラト・マト体系と呼ばれ、別途記載。
他の都市との交流は薄く、また、ルクシュ・メイシュへの出入りは管理され、魔法の流出を防ぐ為の持ち物検査が行われる。(その為、グリーンフォレスト辺りで一般的な格好で無ければ門前払いの可能性がある。)

【態様】
都市内で見られる主な物。中央院 図書館(一般人は、魔法に関しては一般に公開されているものまで、有料) 魔法研究所 学校 外来者向けの施設はあまりないが、唯一として魔法道具屋。
都市内に小規模であるが軍隊があり、自警も担っている、その実力は確か。
自給率は100%と行かないようで、シグトリクやグリーンフォレストの農家に買い付けに来ている姿が見られる。

【場所と行き方】
グリーンフォレストやシグトリクから見て西の山沿いにある。
最寄のシグトリクからでも馬車で3日はかかるが、日に三度ある怪鳥の定期便を使えば1日で済む。
ルクシュ・メイシュが伝統的にてなづけたモンスターであり、通常はてなづけられることは無い。日に3度であるが、交流に乏しいために満席になるのは稀。
荷を運ばせると高いが、人なら安くつく。
シグトリクとグリーンフォレストに停まる。

→ラト・マト体系

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**メイルーシェ
通称「メイの街」と呼ばれる。
ルクシュ・メイシュから西南に2週間ほどいった小高い丘の上にある都市。そこそこ大きい。
特徴的なのはすり鉢状の街の形と、町の中心部にそびえ立つチェルシェの樹だろう。
メイの街では、家々が段々畑のように円を描く形で立ち並んでいる。街の周りは煉瓦の壁で覆われており、壁には眺望台が設けられている。毎年3月になると咲くチェルシェを観に、色々な人々が集まるようだ。
街に入る門は三つあり、それぞれの門に石像と名前が付いている。

一つは、フローディアの門。置かれている石像は長い髪をして花冠を差し出す姿の巫女。

一つは、トラスティの門。置かれている石像は剣を地面に突き立て、方膝を折って礼をしている青年の姿。

一つは、チャロアイトの門。幼い子供が胸の前で祈るように手を組み合わせた姿。

また、これと連なるかのように、チェルシェの樹にまつわる昔話が幾つか伝わっているとか。

→チェルシェ