他艦船擬人化ゲー > メンタルモデル型

艤装型との対比で、戦闘時に実艦の形状へ変化したり本体とは別に擬人化された外見の人格を持つタイプ。

概要

艤装型のページにある通り"船の擬人化"についてはそれこそ古くから行われているが、俗に言う「メカ少女」のスタイルを取らないという意味では原点に近いと言える。
商業的にはArk Perfomance作のSF海洋戦記漫画で2013年にアニメ化もされた『蒼き鋼のアルペジオ』がおそらくは最も有名なタイトルであり「メンタルモデル」の語源も同作品の用語から採られている。
  • 同趣旨のアイデアで系譜に立つものとして、いずれも海洋上の艦船でなく宇宙船だがSF小説『歌う船』や漫画『マップス』が挙げられる場合がある。
    より近いものでは、2001年に発表された中里融司の仮想戦記小説『軍艦越後の生涯』全3巻(学研)があり、同作の主人公艦「越後」は架空の存在ながら他の艦船は実在したものが中心で、どの艦も女性の姿を取った「船魂」を持っていると言う設定が採られていた。艦船以外では2019年にアニメ化された電撃文庫の『ガーリー・エアフォース』に軍用機を擬人化した「アニマ」が登場しており、俗に「空ペジオ」とも呼ばれている。

一方ゲームジャンルとしては「艦これ」の影響が強いためかこの系譜に属するタイトルは非常に少なく、更に艦これ・戦少R・アズレンのような大きなヒットを巻き起こしたタイトルがまだ出ていないため国内外問わずマイナー感が強い。
艦これPTSDを患っていて艤装に拒絶反応がある場合は、このタイプの方が適しているかも知れないが、2020年1月時点で日本国内でサービス継続している(サ終が発表されているものを除く)ものはガーディアン・プロジェクトしかなく、そちらもGoogle Playからリジェクトされており今後の動向が不安視されている。

なおKADOKAWAの中国現地法人である角川青羽の『戦艦養成計画』は厳密には擬人化ではない(人間の操縦士が実艦を操作するタイプ)が、前身タイトルは擬人化(男性含む)の要素を含んでいたため本項で解説する。

備考

戦闘時は実艦の形態を採るのがこのタイプの特徴で、大半は艤装を全く持たないが、最ラブではキービジュアルや擬人化形態の3Dモデル(スキル発動時など)で艤装が見られる場合がある。
また、SF的なギミックを根底に据えているためか、いずれも世界観上は近未来、或いは遠い未来を舞台としているという特徴があり、
あくまで近代~現代に活躍した艦船がモデルになっているだけで、いわゆる「史実」については左程重視されていない(する必要が無い)傾向がある。そのため、艤装型に比べると「史実」での敵対関係や年功序列に捉われない多国籍・多世代のドリームチーム編成がごく自然に取り入れられることが多い。

余談だが、艤装型である「アズールレーン」のアニメ版では、擬人化されたキャラクターとは別に実艦があり、戦時には実艦を艤装に再構築して装着するという、「逆メンタルモデル型」ともいうべき描写も取られている。さらに第5話では、擬人化キャラが実艦に乗り込んで砲撃を行うという、メンタルモデル同然の描写がなされた。


アルペRe:蒼き鋼のアルペジオ -ARS NOVA- Re:Birth(ゲームゲート)

  • リリース:
    • 日本:2019年5月15日〜2020年1月31日(予定)
      ※DMM版は5月20日開始
  • 漫画・アニメの略称は英題 "Arpeggio of Blue Steel" から「ABS」。
原作『蒼き鋼のアルペジオ』のアニメ版は放送が後述の通り艦これのリリース期と被っていたこと、及び(´田ω中`)が同作のファンであった(本当かどうかは今となっては不明だが)ことから、2013年12月24日から2014年1月8日まで艦これ史上初にして現状唯一のゲーム内コラボをしたことで知られている。
※アニメ版と原作漫画版ではキャラ設定などが一部(かなり)異なる。艦これとコラボしたのはアニメ版。
艦これの後に他艦船擬人化ゲーと直接コラボした例はないが、World of Warshipsや戦艦ストライクなどリアル系の海戦シミュレーション及び大戦略WEBなど陸海空複合型のゲームとはコラボを実施していた。

そして、原作漫画の連載開始10周年となる2019年2月には「アニメからのゲーム化」と言う形でアプリ版のリリースが発表され、5月15日に正式リリース。開発・運営は『ガールズ&パンツァー 戦車道大作戦!』(運営はバンダイナムコエンターテインメント)などのゲームゲートが行っている。艦船擬人化ジャンルにおいて開発・運営とも日本企業が行うタイトルは艦これ以来2作目、かつ「令和最初の艦船擬人化ゲーム」である。
また、アプリ版に加えてブラウザ版をDMMで提供しているため、他DMMブラゲーとして艦これと同一ランキング内でダイレクトな競合関係となっている

製作発表直後の2019年3月1日、Twitterの公式アカウントが(´田ω中`)と艦豚にとって不倶戴天の敵とされている『アズールレーン』のアカウントをフォローしているのが確認され「まさか近日中にコラボの予定があるのか?」と物議を醸したが翌2日にはフォローを外しており、両者が水面下で接点を持っているのかどうかの真相は霧に包まれていた。

リリース後は当初から懸念されていたキャラ数の少なさ(劇場版のみ登場したメンタルモデルはゲームに追加されていないが、全員が登場しても50には届かない)やガチャが高額なこと、限界突破が面倒などの問題点、さらには毎日のようにバグの発生に伴う緊急メンテや運営のやらかし(★5レビュー投稿を呼び掛けるキャンペーンを始めて総ツッコミを浴び撤回)でかなり迷走している。
しかし、後述の最ラブでも採用されていた接続時間ボーナス(最大4時間)があることと艦これの19春イベ脱落組の受け皿になったためか、DMMブラゲ版はリリース1週間で11位にランクアップするなど健闘を見せた。
もっとも、運営がダイレクトに競合関係と見ているのは艦これよりも同じくアニメ原作で3月にリリースされた非擬人化の『ハイスクール・フリート 艦隊バトルでピンチ!』(アニプレックス)の方だと思われるが、7月以降は愚痴スレで話題にのぼることも稀となり2020年1月末にサ終が決定した。これに懲りずDMMの他艦船擬人化ゲー誘致第2弾以降があるのか注目

艦これとの関係

前述の本作のベースとなっているアニメ版は、艦これが2019年夏現在最初で最後のゲーム内コラボを行った相手である(13冬イベ)。
そして奇しくも本イベントはバランスが良い意味でハチャメチャで簡悔がキマっておらず、艦これのイベント全体を通してもかなり(ブーム期でアクティブユーザーが今より遥かに多かった事を考えるとおそらくは最も?)好評だった。

艦これに関してはゲーム内コラボではあるが、相互コラボという形を取っておりアルペジオのアニメにおいて奇数話のエンドカードに艦これの原画家を起用し、同一モチーフのメンタルモデルと艦娘を共演させている(11話を除く。通称「霧の艦隊これくしょん」)。
  • 1話:しばふ(イオナ&伊401)
  • 3話:コニシ(ハルナ&榛名)
  • 5話:コニシ(コンゴウ&金剛)
  • 7話:みことあけみ(タカオ&高雄)
  • 9話:パセリ(マヤ&摩耶)
  • 11話:藤川(八月一日静・四月一日いおり&明石・大淀)

ところがそれ以降は鳴かず飛ばずであり、お互いがお互いの存在に言及することは無くなった。
後に某観艦式にて(´田ω中`)を目撃したアルペジオサイドから「某有名ゲームのP」と言われたのが最後である。
両者の関係はヒエッヒエである事は想像に難くない。これについては後述するトラブルなどから(´田ω中`)が大小問わず非礼を働いたのが原因ではないかと囁かれている。

前述のようにイベントそのものは好評だったが、(´田ω中`)が作品の世界観において根源を為す重要なキーワードの「ナノマテリアル」を「ナノマシン」と間違えるという、てめー本当にファンなのか?と思わせる大チョンボをやらかしており、更にはイベント終了時にコラボキャラを没収(ただしこれについては現在の惨状を見る限り、むしろ良かったとする声もある)と頭謙介ぶりを発揮していた。
なお音声データだけは未だに艦これサーバー上に残っており、直接アクセス可能
ついでに、何故か当時存在していなかったサーバーにも音声データが入っている柱島でイオナと会える微差栗
なお、ボス戦BGMに使われていたアニメ版の主題歌は流石に削除されており、その部分が欠番になっている。

アプリ版に関しては前述の通り艦これと同じ舞台で殴り合う関係にあったが、艦これさんサイドへの忖度か結局一度もランキングで勝ることがなくそれもあってか督さんから叩かれたりという事は無かった模様。
古くからのプレイヤーにとっては前述のコラボが「いい思い出」になっており、叩きたくないという感情もあったのかもしれない。

その他、Z級クソアニメと同じくフライングドッグが音響制作を行っていたり(アルペは映像ソフトの発売も同社)、ZZこと艦これ2期が制作会社の関係で噂されるパチスロ化を先に実現しているなどの接点も存在する。


最ラブ:最終戦艦withラブリーガールズ(Gamepub)

  • リリース:
    • 韓国:2017/01/18~2019/03/15
    • 中国大陸:2017/07/25~2019/12/31
    • 日本:2017/08/22~2019/03/28
    • 台湾・香港・マカオ:2017/09/19~運営中
    • シンガポール・マレーシア:2018/02/28~11/30
    • タイ:2018/04/26〜10/31
    • 英語版:2018/06/14~2019/07/05
  • その他の略称:艦J(「艦姫」のピンイン「Jian Ji」から、中文のみ)、艦L(日本版のTwitterアカウントが一時使用していた)
  • テーマソング:池年「微灰色の瞭望


概略(最ラブ)

韓国と中国のメーカーが共同開発したRTS+恋愛シミュレーション。
2017年1月に韓国版、7~9月に中国大陸、日本、台湾・香港でリリース。2018年には東南アジアと北米へ進出し、一時期は艦船擬人化ジャンル内で最大のサービス範囲を誇っていた。
地域ごとに韓国版が「少女艦隊」、中国大陸版が「艦姫」、台湾・香港版が「請命令! 提督SAMA」、シンガポール・マレーシア版が「少女航線」、タイ版が「Azure Fantasy」、英語版が「Lane Girls」とそれぞれ全く違うタイトルが採用されていた。また、声優は韓国版以外で日本語音声を収録しているが、日本版と中文・英語・東南アジア版のキャストはそれぞれ異なっている。

中華圏での第一次艦船擬人化ブームが収束に向かいつつあった2015年に「艦姫聯萌」の仮題で開発が始まり、2016年秋に韓国のGamepubが韓国版と日本版の運営権を獲得した。
韓国でも艦これは知られていたが世情的に扱いづらく、戦少Rは当時まだ韓国でリリースされていなかった事もあり国内初の艦船擬人化ゲームとして事前に大きな注目を集めたこととアイドルグループのLOVELYZをイメージキャラクターに起用した宣伝攻勢でリリースから1ヶ月足らずの短期間に100万ダウンロードを達成している。
大陸版は韓国版のスタートから半年後に始まったが、開始前に特撮映画『艦姫』とのタイアップ(ただしストーリー上や設定面に共通性は無い)が決まったことによりゲームの方もタイトルから「聯萌」が取れて『艦姫』となった。このタイアップの名残として、韓国版以外では日本版を含めてこの映画のエンディングテーマがタイトル画面で使用されている。
2018年8月に上海で開催されたChinaJoyでは、本作のスタッフが萌え萌え2次大戦シリーズと同じようなコンセプトの陸海空複合型擬人化ゲーム『潘多拉的回响』を開発中であることが発表された。その頃から次回作に体制をシフトし始めているが、本作のミズーリなど一部のキャラがスターシステムで再登場することがスクリーンショットから示唆されている。

特徴、評価など(最ラブ)

前述の通り艤装を持たない事や「恋愛シミュレーション」をジャンルの軸に置いているのが大きな特徴で、登場する艦船の選定基準は網羅性よりも比較的著名な艦船を選抜して出す方針らしく、約70種類と少なめだが全キャラに3Dモデルと恋愛SLGらしく水着&花嫁衣装を完備。
(´田ω中`)とは対象的にスタッフが潜水艦好きらしく、やけに充実しているのも見所の一つ。しかし、営業上の理由から登場する韓国の艦船が明らかに架空なのと中国人民解放軍が建造中で名前も決まってない空母が出て来るあたりのガバガバさは(近未来と言う設定上は特に問題無いとは言え)「シジツッ」にこだわるprayerにはお薦め出来ない。
特筆すべきは繁体字版限定で登場している扶桑で、所属事務所と鋼鉄少女アプリ版の権利問題で決裂してフリーになった直後の元祖たなかすの皿洗いことズッ友()がキャラデザに起用されている。日本版でも扶桑の登場を望む声は多かったが、実現しなかった。
また、最初にリリースされた韓国版では架空艦船を登場させたことが主に現地の戦少R待望組から非難を浴び、現役艦の忠武公李舜臣を登場させているがこちらも日本版には登場しないまま終了している。
日本版ではKOFシリーズとのコラボにより不知火舞と麻宮アテナの2名が擬人化ならぬ「艦船化」状態で登場した。開催当時はキワモノ扱いされていたが、後にアズレンで開催されたネプテューヌコラボやうたわれコラボの先例的な意味合いから再評価される場合もある。
図鑑には(KOF2名、忠武公李舜臣、扶桑込みで)欠番が2つあり、台湾で流れている情報によればそれぞれソ連駆逐艦のレニングラード(こちらは何度かチラ見せはされている)とイギリス空母のフォーミダブルだとされているが、この2隻が登場する可能性はほぼ消滅している(次回作の『潘多拉的回响』には出て来るかも知れない)。

リリース当時の大陸製ゲームの多くに倣ってVIP制(課金額によって機能が解放されて行く方式)が採用されているため、ジャンル内ではトップクラスに課金要素が強い。
また、独自性の強い要素として恋愛パートの存在や、着せ替え(日本版ではイベントでのポイント交換でしか入手不能なものが多かった。復刻は終了直前に一度だけ行われている)に外見だけでなくHPや攻撃力の増強効果があることが挙げられる。また、簡素ながら全キャラクターの立ち絵がLive2D対応しており、水着と(戦闘時は実艦の形態に変化するメンタルモデル方式なので、ほとんど意味を為さなかったが)艤装状態の3Dモデルが用意されていた。

2018年3月には(日本で言うCEDECに相当する)「中国(上虞)遊戯産業発展研討会」において、2017年度のプレイヤー部門大賞を受賞した。
破竹の勢いで各国版をリリースしていったのは上記の通りであるが、戦少Rが去った後に乗り込んだタイからは半年で撤退に追い込まれ、日本ではほぼ同期のアズレンがシェアを伸ばす一方でこちらは振るわず、最大の勢いがあった韓国ではドールズフロントラインの爆発的なヒットの影響をモロに受け2019年3月に共に終了、そして7月には英語版、大陸版も12月31日に終了となり艦王をムガらせた扶桑擁する繁体字版のみ継続している。
なお初期のスタートダッシュを支えていた韓国に関しては後に参入した戦少Rやアズレンも苦戦を強いられていることから、擬人化ジャンルはともかくとしてWW2期の艦船擬人化は歴史的背景などもあり根付かないのでは、と言う評価が支配的となっている。
日本に関してはセールスランキングはリリース翌月の月間23位(Google Playストア、AppApe調査)が最高記録であり、アズレンの影響で失速したのか逆にアズレンのヒットでジャンル自体が再注目され予想より長く続いたのか判断が難しい。

艦これとの関係(最ラブ)

日本国内においてはアズレン台頭前のタイトルな上に、艤装型ではないことから督さん達は全くと言っていいほど注視(や叩き行為を)していなかった。
だがズッ友が関わっている前述の扶桑に関し、艦王が個人的に激しくムガり狂っていたのはその後の5周年記念での当て付け行為を見れば容易に想像できる。
そしてこれがズッ友()の転落劇の始まりだったと言う意味では、ジャンルの歴史に名を残したタイトルだとは言えるだろう。
なお、ズッ友は過去にインタビューで「イギリス艦を描きたい」と述べていたことがあり、鋼鉄少女ではクイーン・エリザベス(台湾ではアズレンのQEと長門に対して「この2隻が幼女戦艦なのは鋼鉄少女のパクリ」と言う批判がある)などを描いている。本作で扶桑のキャラデザを行った際には現地で開催されたイラストコンテストの審査委員長を務めているが、この時に選ばれた入選作はイギリスのハント級護衛駆逐艦で戦後の一時期に中華民国へ貸し出されて「霊甫」と改称されていたメンディップだった。このコンテストでは、入選作をズッ友がクリンアップしてゲーム内に登場させることも示唆されていたのだが……2年近く経ってもこれと言ったアナウンスは出ていない。

なお愚痴スレでは日本版撤退が報じられた直後に艦これ大好きおじさんこと微差栗田陣営のドワンゴが8億円を投資した位置ゲーの『テクテクテクテク』が記録的大爆死により8ヶ月でサ終、
さらに微差栗田乾坤一擲の『エンゲージ・プリンセス』も半年でサ終決定の憂き目を見たため、相対的に「微差栗田ドワンゴに比べればよっぽどまともに運営されていた」と言う評価が支配的。
前述の通り、結果的には純日本運営のアルペReよりも長きに渡ってサービスが続けられた事もこの評を引き上げる要因となっている。



守護プロ:ガーディアン・プロジェクト(ウィローエンターテイメント)

  • リリース:
    • 中国大陸:2019/05/16〜運営中
    • 日本:2019/06/14〜運営中
    • 台湾・香港:2019/秋予定
    • 韓国:2019年予定?
    • 英語版:2019年予定?
  • その他の略称:艦D(原題「超次元大海戦D」から)
  • テーマソング:花たん「SHINE


概略(守護プロ)

原題は『超次元大海戦D』。中国の掲示板などでは原題に即した「艦D」と言う略称が主に使用される。この略称は一部の現地ニュース記事でアビホラを指して使われることもあったが、現在は「艦A」が主流。また、英題に即した「艦G」はかつてアプリ版鋼鉄少女を指して使われていた。
2016年に制作発表、その3年後の19年よりサービス開始されたタイトルで、日本国内にてリリースされている艦船擬人化ゲーでは20年1月時点では最も新参となる。

ジャンルはリアルタイムストラテジー。戦闘時には擬人化キャラクターが実艦型へ変形するメンタルモデル形式を採用したタイトルとしては2作目となるが、発表当初は擬人化でなく「人間の操縦士が実艦に乗り込む」設定で個々の操縦士にプロフィールが存在していた。
後述の『戦艦養成計画』との騒動が一因となっている可能性がある。

アビス・ホライズン同様に艦船とキャラクターの直接の結びつきはなく、「ガーディアン」と称されるアンドロイドが大戦期の艦船を模した戦闘形態とリンクするという設定。
そのため史実における実艦やそれらの所属陣営間の因縁、年功序列といった関係性が一切存在しないこと、主人公以外のネームドで「人間」が出てくるのは本作の特徴といえる。

日本版では実施していないが大陸版では運営元が微博(Weibo)子会社の次元遊戯社(Vcomic)と言うこともあってウェブコミックでアニメ化企画が進行中の『鉄鴎 ARMORED GULL』とのコラボレーションを実施しており、同作のヒロインであるフィオナがオリジナルデザインの軽巡洋艦として登場した。

特徴、評価など(守護プロ)

操作感のベースになっているのは韓国製のリアル系海戦ストラテジー『NAVYFIELD』と言うのが定説。
登場する艦船のチョイスは(強化素材と後述する大陸版のみのコラボ艦を別にすれば)いずれも実在したもので、スタート時点ではグラーフ・ツェッペリンのような未成艦も含まれていない。最古はアメリカ海軍の戦艦サウスカロライナ(1908年~1921年)で、冷戦初期のサイパン級軽空母2隻なども登場している。大陸製のタイトルとしては珍しく、中華民国海軍の艦船(逸仙、寧海級)は登場していない。
なおイタリア艦が皆無だったのは『NF』がイタリア艦をフォローしていないことが理由と見られている。ただし、時期は未定ながら「ザラ級重巡が1隻登場予定」とされている。

アズレン同様課金アイテム専用ガチャが存在せず、普通にプレイする分には課金の必要性に関してはかなり薄いものとなっている。
こちらは(現状)最後発のスマホゲーならではと言ったところか。
また日本版運営は代表作の『MoE』を始め長期的にサービスを継続するノウハウを持っているものと見られ、開始時点で事前登録の目標値を「5万」(アズレンの4分の1、アビホラの1割)とかなり低く設定しておりサーバーも一基体制となっている。
スマホゲー特有の事情ではあるが、小規模の開発・運営体制で長期的に育てていく方向性が伺える。
だが、19年9月末にGoogle Playからリジェクト、それに伴い10月10日にAppleでも課金停止となってしまった。
アップデート自体は以後も内部的に行われているが以後3ヶ月以上リジェクト状態の復帰が叶っておらず、そうこうしている内に運営もウィローエンターテイメントから開発元である江蘇甲子網絡科技有限公司に変わってしまい、その後もこれと言った動きがないという今後の継続に疑問符が付く状況が続いている。

艦これとの関係(守護プロ)

現状最後発の艦船擬人化ゲーではあるが、アビホラとの法廷闘争を経てすっかりアズレン(というか運営元のYostar)を完全ロックオンした豚さん達はこちらについてはリリース発表時に【少しだけ】噛みついた程度で、後は歯牙にもかけない状態である。
だが艦王の方は守護プロを意識しているのではないか?とされる事象が確認されている。
というのも、19年夏に唐突にC2機関の垢で北上の書き下ろし(※ゲームやグッズに一切反映されていない)を披露したのだが、ちょうどこの頃守護プロの北上が実装されCVが伊藤静だと判明していたのである。
更にはその後日本を幾度となく襲い千葉県や東北地方を中心に甚大な被害を出した台風について、やたらと「台風が北上中」を連呼するなどのヒットマークを見せていた。

なお上坂すみれは本作の愛宕役で、艦これを含む艦船擬人化ゲーム出演タイトル数の記録を「6」に伸ばしている。その他の艦これ出演経験者では、小松未可子が初期艦隊メンバーのカッシング役で出演している。

余談だが艦これと直接関係はないものの、艦これと現状切っても切れない関係にあるKADOKAWAと本作は奇妙な関係性があったりする。

備考(守護プロ)

開発に3年もの長期間を費やしたのは、後述する『戦艦養成計画』の前身タイトルとの法廷闘争が原因と見られている。この間にβテストを経てレキシントンやペンシルベニア、球磨、川内などデザインが大幅に変更されたキャラが多い。
後述の通り、現在は『戦艦養成計画』を引き取った角川青羽(KADOKAWAの中国現地法人)との間で和解が成立しており「両タイトルで相互に艦船ジャンルを盛り上げて行く」ことを確認している。



BFG:戦艦養成計画(角川青羽)

  • リリース:
    • 中国大陸:2019/09/17〜2020/03終了予定
  • その他の略称:艦Y
設定上は擬人化ではないが、開発段階の前身タイトルに擬人化要素を含んでいたこととKADOKAWAのグループ企業が開発していることからここで併せて紹介する。

2019年5月下旬、上海で年2回開催される魔都同人祭(ComicUp)を目前に控えて発表された角川青羽(KADOKAWAの中国現地法人)製作のリアルタイムストラテジーで、発表時の表題は『代号:海岸線』だった。


「日本の有名イラストレーター多数参加」「メインキャストに釘宮理恵、花澤香菜を起用」を売りにしていたが、ゲーム画面を見る限りシステム面ではリリース直後の守護プロを後追いしているようにも見えるなんて生易しいものではなかった
ニュース記事内のスクリーンショットで名前が確認できるのはレキシントン、セントルイス、ボルチモア、クイーン・エリザベス、ハーディ(勇敢H)と全て守護プロに登場している米英の艦船で、世界観も「2540年」と未来に設定されているためますます後追い感が強い。
実際に画面構成からゲームシステムまで既視感が物凄いため、レビューサイトのTapTapでは「これ超次元大海戦のパクリじゃねえの?」と言う声も挙がったものの、運営側は「本作は完全オリジナルです」と否定していた。しかし、一部では2018年春にβテストを開催したきり動きが止まっている『我的戦艦養成計画』(守護プロの開発中にソースコードやキャラデザ案を盗用していたことが被害に遭った甲子網絡側の告発でバラされた)を大規模に改造したのがこの『代号:海岸線』ではないかとも疑う意見も出ていた。その後、守護プロの日本版第2アカウント(@guardian_materi)がこの疑惑を事実と認めるツイートを投下したが、9月5日には両社間で和解が成立。これに伴い、旧題と近い『戦艦養成計画』(艦Y)へ改題して同17日に正式リリースされた。
事前登録を受け付けていたのはTapTapとBilibiliだが、後者はアズレンのホームグラウンドにも関わらず守護プロや本作も配信しているのは懐が広いのか節操が無いのか判断に困るところである。

KADOKAWA絡みとは言え、恐らく現地主導の企画だと思われるため艦王や物量らが「RTSだから艦これとは競合しない」と黙認するのか、擬人化ではないが艦船物である以上は今までと同じように抵抗するのか一部で注目されていた。
結局のところセールス面での大爆死により、リリースから半年となる2020年3月にサ終となることが12月に決定。KADOKAWAグループの内紛材料に発展することは無かった。