413系電車(-けい でんしゃ)とは、
常磐高速度交通網(JHIS)が保有する電車。
概要
1988年、川内澱橋駅の地上切替廃止工程に伴い、それまで運用されていた
811系、
813系、の各交流電車の
601系への改造のため、同系列の余剰捻出のため、
国鉄清算事業団から
583系電車と合わせて購入し、一般近郊用電車として改造した。
国鉄の413系電車とは異なり、乗降効率の改善に当たって、既設の扉はデッキ仕切りのみ撤去して出入り台付近をロングシート化するにとどめ、その代わり車体中央部に両開き扉を片側1箇所増設した。
また、3連または4連での運用が前提になったが、サービス電源は常磐の慣習に従ってT(Tc)車ではなく、M'車屋上に75kVA
SIV2基を搭載した。
また、仙石線の霜取り対策としてM'車のパンタグラフを2基に増設した。この関係で、種車のAU75冷房装置を中央から500mmオフセットする工事が実施された。
現在も仙石線・常磐線で、主にラッシュ時間帯に運用されている。
形式
クモハ413-800(Mc)
モハ412-800(M')
サハ413-800(T)
クハ413-800(Tc)
最終更新:2013年09月23日 10:41