**ワールドイメージ スチームパンクファンタジー世界+九龍城砦(中華+集合住宅+人工的暗闇) 蒸気機関と魔素(まそ)によるエネルギーを組み合わせた文明。 **文明・魔素 -神話 むかし、世界は巨大な龍で出来ていた。 長い歳月をヒトリで過ごした龍は、いつの間にか自らの涙で海を作っていた。 それを見た龍は、戯れに自らの鬣を使い、土と食べ物を作った。 そして、自らの尻尾を切り裂いて、自分に似せたヒトを作った。 ヒトビトは自ら土の上に立ち、増え、地に満ちた。 ヒトビトは言葉を持たずしても、心を通わせることができた。 平和な姿に龍に満足し、眠りについた。 しかし、それから長い年月が過ぎて、ヒトビトは自らの始祖である龍の存在を忘れた。 龍の存在感が薄れゆく中で、次第にヒトビトの姿も変化していった。 立派な鬣や髭が短くなり、鱗や角が落ちる。 あるものはイヌとよばれ、あるものはネコと呼ばれ。 龍の力が薄れ、人々の心は互いに離れていった。 それからまた長い年月がたち、龍が目覚めた。 龍でない姿をしたものたちが繁栄している様に、龍は怒った。 龍は、龍の姿を捨て、真の姿を忘れたヒトびとを呪った。 今でも、龍の呪いが異形の姿となってヒトビトを襲うのだという。 -文明 石炭等を媒体とした蒸気機関が発達し、最近生体エネルギーである魔素の技術に注目されている。 魔素を媒体としたシステムはより便利だが、現在は使用できるのは主に上流階級である。 魔素の配給は、生物の死骸や植物等から行える。(今でいう石油みたいなもん) もちろん、非合法に人間から搾取する事もできる。 -エネルギー:魔素 魔素とは、生体エネルギーの一種で、万物に存在する。魂のようなもの。 人間にも存在し、生きる為の原動力となっている。 種族IDが付いており、人間が失った魔素は同じく人間の魔素でしか補給できない。 なお、人間には大量の魔素が含まれているが、人道上の問題と技術の問題で抽出するのはとても難しい。 人間から抽出する場合、魔素と肉体の結びつきが強すぎるためと、コストが非常に高いために困難である。 というか、生きているモノからまず取り出すのが難しい。 -魔素と感情 魔素はエネルギーとして使用されているが、特に人間の「感情」や「第六感」に影響を及ぼす。 魔素のない人間は感情を持ちにくい。 他人の気配や読みなど第六感を使う場合のリソースとなる。 つまり魔素の少ない者は、他人から認知されにくい。 ただし、魔素がなくとも生存本能による「快」「不快」は感じられる。 影響はするけど、絶対的なものではないって感じ ただし、あんまり魔素が多すぎると有毒。 **主人公たちの都市 -歴史 小さいながらも科学技術を産業としてきた国。 少し昔に他の国からの侵攻を防ぐために作られた強固な塀に囲まれている。 魔素の研究によって、小さいながらも独立を保っている。 産業発展に伴って、他の国からの人口流入が絶えず、人が増えた結果、違法建築ともいえる建て増しが起こった。 なお、科学発展の裏側には、こうした人口増加に伴ったブラックゾーンにおいて非人道的な事も行われている。 -外観 イメージは鉄パイプを張り巡らせた九龍城砦。一か所に高い建築物が密集したような都市。 塀の内側に人工的に建て増したビルディングのせいで、街の中は始終暗い。 -上流街 町の中心部。上品な建築物や高度なテクノロジーの研究機関など、上流階級の人間が住む街。 綺麗なビルや、タワーが立ち並ぶ。この物語ではあまり触れられない部分。 -貧民街 上流街を取り囲む、貧民による街。4つの区画に区長(ボス)がおり、それぞれを納めている。 政府の管理はほとんど行きとどいていない為、上流階級街よりもずっと治安が悪く、不衛生で暴力沙汰も多い。場所によってはストリートギャングの巣窟であったりする。 非力な者達は、襲われない様に武装したり、また傭兵を雇って身を守る。 とはいえ、とても活気があり、地区ごとに自警団が組織される等、ある程度は秩序がある。暗さの中に華やかさを怪しさを内包している。 様々な人間が入り乱れて暮らしており、その中には上流街にはないような人情や助け合いの精神があるだろう。 **人種 この世界にすむ人間は、猫、犬、鳥等、全て現実世界で言う動物。 獣人。人によっては、機械と融合した人も。 とりあえず、このゲームでは総じて「人間」という。 -市民 上流街にすむ人間。政府から様々な保障を受ける事が出来る。 -平民 貧民街にすむ人間。 **職業 -傭兵(バウンサー) 治安の悪い貧民街では、力のない者たちが不当な暴力からの身を守るために用心棒を雇う事がある。 また、これを専門に生業とする者がいる。 用心棒の主な任務は、街を歩く際の護衛、店の番、下級マフィアからの防衛などである。