機甲盤古 第六十二章
<翻訳者コメント>
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盤古「あ……」
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黄亙「ら…雷!」
倉頡「うわ…ボールがこんな浮きあがるもんかね」
「黄亙」
「築字塔はワシに任せて…行ってやんなさい」
黄亙「…できません」
「私情で持ち場をはなれるなど…」
倉頡「……私情じゃなきゃいいんでしょ?」
「黄亙にはこれより、仙戯房・第13房の保安調査を命じる。試験はまだ30分あるが…」
「異常がなくばそのまま帰ってよし」
倉頡「うわ…ボールがこんな浮きあがるもんかね」
「黄亙」
「築字塔はワシに任せて…行ってやんなさい」
黄亙「…できません」
「私情で持ち場をはなれるなど…」
倉頡「……私情じゃなきゃいいんでしょ?」
「黄亙にはこれより、仙戯房・第13房の保安調査を命じる。試験はまだ30分あるが…」
「異常がなくばそのまま帰ってよし」
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倉頡「て、わけだから…早く行きなさい」
黄亙「…はい!」
「はい! 倉頡さま!」
黄亙「…はい!」
「はい! 倉頡さま!」
公羊善?「うえ?」
黄亙(雷…)
(雷…!)
黄亙(雷…)
(雷…!)
- 4ページ タイトル:第六十二章 仙戯房【十七】
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守芬「黄雷!!」
黄雷「う…あ…」
盤古「黄雷さん! 黄雷さん!」
魏恩「タイムだ!」
「儂が手当てをする!」
試験官「それは棄権とみなすが?」
黄雷「う…あ…」
盤古「黄雷さん! 黄雷さん!」
魏恩「タイムだ!」
「儂が手当てをする!」
試験官「それは棄権とみなすが?」
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魏恩:命にかかわるのだぞ!
試験官:であれば棄権なさいと申している!
馬賢「起き上がれねえか?」
羅剛「でしょう。左肩直撃ですから。ですが…」
「ゲームはまだ、機甲兵にねばり勝ちされる可能性もありやす」
「油断は禁物ですぜ」
馬賢「ハッ…」
「違ェねえ」
試験官:であれば棄権なさいと申している!
馬賢「起き上がれねえか?」
羅剛「でしょう。左肩直撃ですから。ですが…」
「ゲームはまだ、機甲兵にねばり勝ちされる可能性もありやす」
「油断は禁物ですぜ」
馬賢「ハッ…」
「違ェねえ」
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馬賢「んじゃ、俺はちょっくら休ませてもらうぜ。見張りは頼む」
羅剛「へい、アニキ」
「え……?」
馬賢「!?」
「どうした?」
羅剛「へい、アニキ」
「え……?」
馬賢「!?」
「どうした?」
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羅剛「劣字訣が消えやした!」
「何かデッケェ力に弾かれて…」
馬賢「ハ? ありえねえだろ。奴ら文字幻術だって…」
「何かデッケェ力に弾かれて…」
馬賢「ハ? ありえねえだろ。奴ら文字幻術だって…」
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魯泉「え?」
「ば……盤古?」
馬賢「羅剛」
「下がれ」
盤古(いけない…)
(いけない…こんなの…)
「ば……盤古?」
馬賢「羅剛」
「下がれ」
盤古(いけない…)
(いけない…こんなの…)
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薛慶『お仲間はんも疲れが出はってます』
『もう危ない目にあってほしくないんとちがいます?』
盤古『お気持ちはありがたいのですが』
『それがしは受験生への仕返しなど、決してのぞんでいません』
「あ…」
「あア……」
『もう危ない目にあってほしくないんとちがいます?』
盤古『お気持ちはありがたいのですが』
『それがしは受験生への仕返しなど、決してのぞんでいません』
「あ…」
「あア……」
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盤古「ガアアアアアアアア!!!」
- 12ページ
羅剛「な…」
馬賢「何だと!?」
馬賢「何だと!?」
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羅剛「機甲兵が…変身した!」
馬賢「あー……」
「そういうこと」
「こいつが機甲兵の…」
「本当の姿ってわけかい」
馬賢「あー……」
「そういうこと」
「こいつが機甲兵の…」
「本当の姿ってわけかい」
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兵「長官! 仙戯房第13房が…!」
葛涅「……!!」
「機甲兵!」
(グヌゥ…おそれていたことが…)
(万一アレがあばれ出しでもしたら大変なことになる!)
「各員、警戒態勢に入れ!」
兵「はっ!」
葛涅「……!!」
「機甲兵!」
(グヌゥ…おそれていたことが…)
(万一アレがあばれ出しでもしたら大変なことになる!)
「各員、警戒態勢に入れ!」
兵「はっ!」
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兵「長官、いつ動きましょう?」
「仙戯房がこわされるのを待ちますか?」
葛涅「ことが起きてからでは遅いのだ!」
「責任者は私なのだぞ!」
「ちょっとでも機甲兵の力をふるい出したら取り押さえろ!」
「抵抗あらばその場でこわしてしまってかまわん!」
兵「しかし…」
「機甲兵は受験生です。一受験生に対しそのような対応は…」
葛涅「心配いらん」
「仙戯房がこわされるのを待ちますか?」
葛涅「ことが起きてからでは遅いのだ!」
「責任者は私なのだぞ!」
「ちょっとでも機甲兵の力をふるい出したら取り押さえろ!」
「抵抗あらばその場でこわしてしまってかまわん!」
兵「しかし…」
「機甲兵は受験生です。一受験生に対しそのような対応は…」
葛涅「心配いらん」
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葛涅「機甲兵は…単体で町1つを消してしまえるほどの存在」
「多少手荒でも、上は納得してくれる」
魯泉「ば、盤古が変身!? どうしてまた…」
魏恩「あぶない魯泉! 近づくでない!」
魯泉「でも…」
魏恩「言うことを聞かぬか!!」
「多少手荒でも、上は納得してくれる」
魯泉「ば、盤古が変身!? どうしてまた…」
魏恩「あぶない魯泉! 近づくでない!」
魯泉「でも…」
魏恩「言うことを聞かぬか!!」
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魯泉「ウゥ…」
魏恩「鍾よ。盤古に何が起こっておる?」
「心当たりはあるか?」
守芬「そ…そんなこといわれても……」
(まさか…盤古が変身したきっかけって……)
魏恩「鍾よ。盤古に何が起こっておる?」
「心当たりはあるか?」
守芬「そ…そんなこといわれても……」
(まさか…盤古が変身したきっかけって……)
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薛慶「必要なもんはそろえました」
「これでええどすか?」
霍安「結構結構」
「花マルちゃんよ」
「まさに計画どおり! い~い感じだぜ薛慶。さあさあさあ、次のステップへいこうじゃあないの!」
薛慶「口ばかりお忙しいお人やなあ」
「これでええどすか?」
霍安「結構結構」
「花マルちゃんよ」
「まさに計画どおり! い~い感じだぜ薛慶。さあさあさあ、次のステップへいこうじゃあないの!」
薛慶「口ばかりお忙しいお人やなあ」
