機甲盤古 第十二章
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<翻訳者コメント>
8ページに未翻訳があります。
<翻訳ありがとうございます!7,8,11,17,18,19,23,25,28,31ページにて言い回しを変えさせて頂きました。>
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- 1ページ タイトル:米家莊〔前編〕
- 2ページ
守芬「魯泉、私達見られてるわね?」
魯泉「盤古だよ! 守芬姉さん、なれればへっちゃらだから…」
守芬「盤古はわかるわ。けどもう一つ、人目を引いちゃってるのが…」
魯泉「え、何何?」
守芬「何ってあなた…」
魯泉「盤古だよ! 守芬姉さん、なれればへっちゃらだから…」
守芬「盤古はわかるわ。けどもう一つ、人目を引いちゃってるのが…」
魯泉「え、何何?」
守芬「何ってあなた…」
- 3ページ
守芬「この石獅子に決まってるでしょ!」
魯泉「あ」
「ふしぎだよね…どうしてこの仔、ずっとぼくたちについてくるんだろう?」
守芬「あなたが毎度毎度食べ物をあげてるからでしょうが!」
「構わなきゃ、その内どっか行っちゃうわよ」
魯泉「でも…」
「この仔も神様だし、やっぱりぼく放っておけないよ」
守芬「……」
魯泉「あ」
「ふしぎだよね…どうしてこの仔、ずっとぼくたちについてくるんだろう?」
守芬「あなたが毎度毎度食べ物をあげてるからでしょうが!」
「構わなきゃ、その内どっか行っちゃうわよ」
魯泉「でも…」
「この仔も神様だし、やっぱりぼく放っておけないよ」
守芬「……」
- 4ページ
盤古「おや、鈴に字が書かれていますね」
魯泉「樂石?」
「樂石っていうのは、きみの名前?」
「かわいい名前だね!」
「樂石、もっと食べるかい?」
守芬「いい加減にしなさい!」
盤古「まあまあ…ひとまず、そこで休憩しましょう!」
魯泉「樂石?」
「樂石っていうのは、きみの名前?」
「かわいい名前だね!」
「樂石、もっと食べるかい?」
守芬「いい加減にしなさい!」
盤古「まあまあ…ひとまず、そこで休憩しましょう!」
- 5ページ
盤古「今、どの辺りなのでしょうか?」
守芬「すぐそこが米家莊ね…」
盤古「すると、それがしの目的地までは…」
守芬「およそ半分といったところかしら」
盤古「半分…」
「あと半分…ですか」
守芬「……」
守芬「すぐそこが米家莊ね…」
盤古「すると、それがしの目的地までは…」
守芬「およそ半分といったところかしら」
盤古「半分…」
「あと半分…ですか」
守芬「……」
- 6ページ
魯泉「ずいぶんとにぎわってるね! お参りかな?」
守芬「米家莊ではこの時期、河神様をお祀りする米祭があるの。楽しいイベントが多いのよ!」
民衆「……」
「……!」
魯泉「…?」
盤古「楽しそうには見えませんね…」
魯泉「何かあったのかな?」
守芬「米家莊ではこの時期、河神様をお祀りする米祭があるの。楽しいイベントが多いのよ!」
民衆「……」
「……!」
魯泉「…?」
盤古「楽しそうには見えませんね…」
魯泉「何かあったのかな?」
- 7ページ
民1「何でこんなことに!?」
民2「俺達にも生活が有るんだぞ!」
盤古「あ、人が沢山います!」
魯泉「こっち曲がって行こう」
民3「それなら俺達は今年どうやって田に種を蒔いたらいい!?」
「これは酷過ぎだ!」
盤古「どうして喧嘩してるのですか?」
魯泉「盤古、シーッ」
「僕も知らない」
民2「俺達にも生活が有るんだぞ!」
盤古「あ、人が沢山います!」
魯泉「こっち曲がって行こう」
民3「それなら俺達は今年どうやって田に種を蒔いたらいい!?」
「これは酷過ぎだ!」
盤古「どうして喧嘩してるのですか?」
魯泉「盤古、シーッ」
「僕も知らない」
- 8ページ
民4「魏恩さま、はっきり言ってください!」
「どうして私たちが供えた米が気に入らないのですか?」
「私達が蒔いた種には雨が一回も降らなかった!」
「それに貴方は私達の村に雨を降らせないと言いました!」
「これは横暴です!」
「魏恩さま、もう一度考えて下さい……」
魏恩「ええい、うるさい愚民共!」
「何回言っても同じだ。」
「どうして私たちが供えた米が気に入らないのですか?」
「私達が蒔いた種には雨が一回も降らなかった!」
「それに貴方は私達の村に雨を降らせないと言いました!」
「これは横暴です!」
「魏恩さま、もう一度考えて下さい……」
魏恩「ええい、うるさい愚民共!」
「何回言っても同じだ。」
- 9ページ
魏恩「儂が降らせないと言ったら、降らせないのじゃ!」
「こんな米なんか儂は要らん。お前らはさっさと消えろ!」
米家荘 河龍官 魏恩(べいかそう かりゅうかん ぎおん)
魯泉「!」
「こんな米なんか儂は要らん。お前らはさっさと消えろ!」
米家荘 河龍官 魏恩(べいかそう かりゅうかん ぎおん)
魯泉「!」
- 10ページ
魏恩「もう言うことは無い。」
「儂は川の底に行く。」
「話があれば来年に言え。」
魯泉「あ。」
魏恩「?」
「何している、ガキ?」
「儂は川の底に行く。」
「話があれば来年に言え。」
魯泉「あ。」
魏恩「?」
「何している、ガキ?」
- 11ページ
魯泉「うわああ…龍神…龍神だ…」
「本当に龍神が居る!」
「ももも申し訳ありません!ししし失礼をしました、龍神さささ様……」
一つ、ひざまずき
二つ、頭下げて
三つ、拝む
「うわああああああああああ!」
守芬「魯泉、落ち着いて!」
魏恩「何か言いたいなら早く言え、」
「儂の時間を無駄にするな……」
「本当に龍神が居る!」
「ももも申し訳ありません!ししし失礼をしました、龍神さささ様……」
一つ、ひざまずき
二つ、頭下げて
三つ、拝む
「うわああああああああああ!」
守芬「魯泉、落ち着いて!」
魏恩「何か言いたいなら早く言え、」
「儂の時間を無駄にするな……」
- 12ページ
魏恩「なに?」
「機甲兵?」
守芬「?」
機甲兵?
盤古「ご主人さま、大丈夫ですか?」
魯泉「うん……盤古…」
「機甲兵?」
守芬「?」
機甲兵?
盤古「ご主人さま、大丈夫ですか?」
魯泉「うん……盤古…」
- 13ページ
民5「あのでかい亀は何だ?」
魯泉「あ、大丈夫です。盤古は私のペット(?)です……!」
盤古「ん?」
魯泉「あ、大丈夫です。盤古は私のペット(?)です……!」
盤古「ん?」
- 14ページ
魯泉「あれは何?」
守芬「印章?」
「瀑」(バク たき)
盤古「!」
「あれは……」
守芬「印章?」
「瀑」(バク たき)
盤古「!」
「あれは……」
- 15ページ
魏恩「文字幻術……」
「瀑字訣!」
「瀑字訣!」
- 16ページ
魯泉「これは?」
盤古「危ない!」
盤古「危ない!」
- 17ページ
盤古「ふ…」
「燕観さまが作った傘はまだ使えますね……」
守芬「どういうことなの?」
「盤古、文字幻術って君だけが使えるんじゃなかった?」
「どうしてあの龍神さまも使えるの?」
魏恩「それは……」
「燕観さまが作った傘はまだ使えますね……」
守芬「どういうことなの?」
「盤古、文字幻術って君だけが使えるんじゃなかった?」
「どうしてあの龍神さまも使えるの?」
魏恩「それは……」
- 18ページ
魏恩「天界官職の神明を持った人は全て、特定部首の文字幻術が使える。」
「ただ相手の修練程度によって、使う文字を決めるだけ。」
盤古「あの龍神さま…」
「が使える文字幻術は「水」部首の文字だけです。」
魯泉「え!?」
守芬「なぜ君がそんなことまで知っているの……」
盤古「後で説明します。」
「龍神さまはまだ攻撃を続けるようです。」
「ご主人さま、後ろに乗って下さい。」
「ただ相手の修練程度によって、使う文字を決めるだけ。」
盤古「あの龍神さま…」
「が使える文字幻術は「水」部首の文字だけです。」
魯泉「え!?」
守芬「なぜ君がそんなことまで知っているの……」
盤古「後で説明します。」
「龍神さまはまだ攻撃を続けるようです。」
「ご主人さま、後ろに乗って下さい。」
- 19ページ
魯泉「水…」
「機械の盤古は水を一番怖がっている……」
盤古「この状況は不味い!」
魏恩「ふん、よくも傘で防いだな…」
「じゃ…」
「この文字も防いでみろ!」
「濤」(トウ なみ)
「機械の盤古は水を一番怖がっている……」
盤古「この状況は不味い!」
魏恩「ふん、よくも傘で防いだな…」
「じゃ…」
「この文字も防いでみろ!」
「濤」(トウ なみ)
- 20~21ページ
魏恩「文字幻術・濤字訣!」
守芬「両方から?」
盤古「ご主人さま、「十」を書いて、」
「下に長い「一」を書いて下さい!!」
魯泉「うん…分かった…」
守芬「両方から?」
盤古「ご主人さま、「十」を書いて、」
「下に長い「一」を書いて下さい!!」
魯泉「うん…分かった…」
- 22ページ
盤古「文字幻術・土字訣!!」
- 23ページ
守芬「あ、そうか…」
「相手は水の字だけ使える……」
「なら怯れる必要はない…」
「全ての文字が使える盤古の方が有利だ……!」
「相手は水の字だけ使える……」
「なら怯れる必要はない…」
「全ての文字が使える盤古の方が有利だ……!」
- 24ページ
魏恩「文字幻術・沙字訣!」
守芬「え?」
魯泉「あっ…」
「目が…!」
守芬「え?」
魯泉「あっ…」
「目が…!」
- 25ページ
魏恩「ふん…あのガキが文字を書けなくすれば、」
「お前達の文字幻術は使えなくなるんだろう!」
守芬「……!!!そんな手が!」
魏恩「わるいが…」
「儂は今のうちにお前を処理しなければならない!」
盤古「あ…」
「お前達の文字幻術は使えなくなるんだろう!」
守芬「……!!!そんな手が!」
魏恩「わるいが…」
「儂は今のうちにお前を処理しなければならない!」
盤古「あ…」
- 26ページ
「滅」(メツ ほろび)
守芬「滅!?」
盤古「ああ…」
守芬「滅!?」
盤古「ああ…」
- 27ページ
魏恩「あ……」
守芬「魯泉!」
盤古「ご主人さま!」
守芬「魯泉!」
盤古「ご主人さま!」
- 28ページ
守芬「魯泉、大丈夫なの?」
盤古「大丈夫だよ。あの文字幻術は発動しなかったみたいだ。」
守芬「アナタ自分を犠牲にして防いでどうするのよ!」
魯泉「で…でも…」
「僕は……」
「盤古を守るにはこの方法しか無いと思って……!」
盤古「大丈夫だよ。あの文字幻術は発動しなかったみたいだ。」
守芬「アナタ自分を犠牲にして防いでどうするのよ!」
魯泉「で…でも…」
「僕は……」
「盤古を守るにはこの方法しか無いと思って……!」
- 29ページ
魏恩「………お前……」
守芬「貴方は神明を何だと思っているの?」
「天に依って飯食べてる農民たちに、雨さえ降らせずに……」
「自分好きに能力を使って人を傷つけて……」
「貴方の神明なんて、最も最低だわ!」
守芬「貴方は神明を何だと思っているの?」
「天に依って飯食べてる農民たちに、雨さえ降らせずに……」
「自分好きに能力を使って人を傷つけて……」
「貴方の神明なんて、最も最低だわ!」
- 30ページ
魏恩「……」
「………は……」
「いいだろう!」
「お前たちがそこまで言うなら、もう一度機会をやろう!」
「お前たちが儂に勝ったら、今年米家荘の豊年を保証しよう。」
盤古「……勝ったら?」
「………は……」
「いいだろう!」
「お前たちがそこまで言うなら、もう一度機会をやろう!」
「お前たちが儂に勝ったら、今年米家荘の豊年を保証しよう。」
盤古「……勝ったら?」
- 31ページ
魏恩「安心しろ。」
「今度は暴力的なやり方じゃない。」
「将棋盤上で勝負しよう」
「文字幻術を使える奴だけが出来る…」
「神明たちの遊び「五行棋」じゃ……!」
「今度は暴力的なやり方じゃない。」
「将棋盤上で勝負しよう」
「文字幻術を使える奴だけが出来る…」
「神明たちの遊び「五行棋」じゃ……!」
魏恩のもくろみは!?
